二宮敦人のレビュー一覧

  • 最後の医者は桜を見上げて君を想う

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    命に向き合う3人の医師 考え方も性格も違う3人の医師。患者に対する方針をめぐり対立する。しかしそれぞれが、自分なりに一生懸命に患者に向き合い、命に向き合っている。
    最後は、同期だった3人の奥にある絆が見えて、涙してしまった。
    とても読みごたえあり、自分の仕事への向き合い方とも重ね合わせて、考えさせられた。
    悩みながら、迷いながら患者に寄り添うことも大事だという言葉が心に響いた。

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    2025年12月31日
  • 超巨大密室殺人事件

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    めちゃ面白かったです。一気読みしました。 オンラインゲームの中の殺人なので、密室って発想が面白いです。 自分もゲームが好きなので 照の気持ちは ちょっとだけ わかる気がします。

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    2019年06月25日
  • 正三角形は存在しない 霊能数学者・鳴神佐久に関するノート

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    ネタバレ

    霊と正三角形を関連付けた考え方が面白い。ラストまで来て、まんまと騙されたと気づく。カバーイラストでキャラのイメージできちゃってるしなあ。続編が出たら読んでみたい。

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    2018年06月06日
  • 文藝モンスター

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    今までまったくノーマークだった本書(結構こちら方面の新刊はチェックしているつもりだけど、タイトルを見たことも聞いたこともなかった)だが、先日読んだ『最後の秘境 東京藝大』からの流れで読んでみた。タイトルと内容との関連性があまり良く分からなかった。タイトルを変えて、宣伝をより積極的を行ったら、もう少し世に知られる作品になってたんじゃないかなと思う。雨漏のキャラもいい感じだし、謎の解決も上手く収まっている。本人は真面目に行動しているのにくすっと笑える感じは、ちょっと東川篤哉作品に似ている気がした。

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    2018年05月30日
  • 18禁日記

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    自らを守るために狂気に走った者、気付かずに狂気に染まっていた者、理由はともかく、全員が狂気の中に飲み込まれている。
    一つ一つの話が短くて、読みやすい。
    狂気は普段忌避されるが、無意識のうちに求めてしまっていると思う。
    このような話に嫌悪感を抱きながらも好奇心を抱いてしまう自分がいる。
    それに、自分が狂気に走っているか自分では判断できないから、こんなになっても、自分は至ってまともだと思ってしまうのではないか。

    どの話も恐ろしいが、私の日記が一番怖い。
    私の告白が真実だとすると…。

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    2017年02月19日
  • 一番線に謎が到着します 若き鉄道員・夏目壮太の日常

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    いつもは、同じ時間にいく電車が雪のためで行けなくなり、救助が必要な患者が出てきてパニックになりますが、無事助けることができたところです。

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    2016年03月15日
  • 一番線に謎が到着します 若き鉄道員・夏目壮太の日常

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    ネタバレ

    2016/2/5
    これは泣いた。
    電車で読んでたから余計。
    地元の阪急電車、愛してるしね。
    いい人しか出てこない話大好きです。
    だって理想やん。
    フィクションはこうでなくっちゃ。
    でも都合のいいことしか起こらない話は違うの。
    そしてたまにイジワルな話も読みたくなって、救いのないのは違うの。とか言うの。

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    2016年02月07日
  • 超巨大密室殺人事件

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    君はどちらの現実を選択する?ーオンラインゲームの世界と現実の世界で起こる殺人事件を追いかけたオンラインの裏表を改めて突きつけられる話。

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    2014年03月02日
  • ぼくらは人間修行中―はんぶん人間、はんぶんおさる。―

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    5歳と1歳の共存・こう見ると1歳ってイージー?
    5歳になるとほぼ大人としてみてしまうのだろうな
    「おさる」原始人としてのあかちゃんから、文化人と成長する大変さ。冷静に分析して、成長を喜びたいけどなかなか大変だということ
    父親目線の育児本のうまみは、この一歩引いた距離感。

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    2026年10月01日
  • 最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―(新潮文庫)

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    母が面白かったというので読んでみた。私は中高美術部。友達は美大に行った人もいる。東京藝大は現役でなかなか合格出来ない、藝大出身の美術の先生で変な人もいた。読んでみた。めっちゃ面白かった。藝大の学祭行ってみたい〜。

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    2026年07月29日
  • 最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―(新潮文庫)

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    『「えっ、全音符に書き順なんてあるんですか?全音符ってあれですよね、数字の0みたいな‥」
    「はい、ちょっと潰れた数字の0ですね。その時はわかんなかったんですが、ちゃんと書き順があるんです。二画です」
    安井さんが手本を示す。まず上から下へ左側の半円を書き、続けて上から下へ右側の半円を書く。これで二画。』

    (本文より)


    えー!
    そうだったのぉー!
    全音符!
    一応音楽科を出た者としては、自己の勉強不足に呆れる。

    この本は 「面白かったよ」と教えてもらって手に取った本
    タイトルも小気味良い
    表紙の絵も素敵


    『何をやってもOKということは、やりたいことがなければ途方に暮れてしまうということ。やりたいことがあり、それをせずにはいられない‥そんな人たちばかりなのだろう。』

    (本文より)

    これは絵画科油画専攻の方たちの様子を表した部分

    なんか 東京藝大って楽しそう

    次、人間に生まれたら入学したいかも‥というのが今回この本を読んで1番強く思った感想


    『現代では数学を意味する「マスマティクス(mathematics)」は、古代ギリシャでは学問全般を意味する言葉であり、哲学や数学、自然科学と一緒に音楽も含まれていた。』

    (本文より)

    なるほど〜

    未知だった東京藝大について面白く実情知れる本だった
    キングヌーの井口理さんも登場していた
    平成31年発行の本だから、今やこの本に登場した他の方たちも様々な進路に進まれているんだろうな‥

    今は なぜだか日々自分が不安定なんだけれど
    芸術っていいなと改めて思った
    音楽を聴きに行ったり、美術館に行ったりしたい
    音楽を奏でたり、作品をつくったりもしたい

    やりたいと思う気持ちはあるけれど
    やる‥に進めない自分がいる
    でも 今はこれでいい
    そう 思えただけでも 読書ができただけでも
    良かったんだと思う

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    2026年07月23日
  • 恋のヒペリカムでは悲しみが続かない 下

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    なんとも言えない気持ちになる。
    その気持ちはマイナスではなくプラスの気持ち。
    いろんな人生模様が綺麗に描かれていて、読み終わると順風満帆ではなくても美しい人生を見た気持ちになって不器用でもいいよ、大丈夫だってメッセージ性もある気がして(勝手な解釈です)
    この本好きだなぁ。

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    2026年07月16日
  • 恋のヒペリカムでは悲しみが続かない 上

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    過去多分3年前に一度読んだことがあったけど
    再度読み返したいと思うくらい結構好きな作品。
    ヒペリカムの花言葉使ってるタイトル好きです。
    それぞれのメンバーがキャラ立ちしてていい。
    話も読みやすい。
    確か結末が結構好きなんだけど、あんまり覚えてなくて下巻が楽しみ。

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    2026年07月09日
  • 最後の医者は海を望んで君と生きる

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    最後の医者シリーズの最新作。
    今回も重い話しだった。
    いままでのシリーズの登場人物も出てきて、一気に読めた。

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    2026年07月09日
  • 最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―(新潮文庫)

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    変人揃いの東京藝大、なかなかその中に入って実態を知ることはできないので、本書はとても勉強になったし面白かった。
    音校と美校の違いや、敷地内の雰囲気など、実際に関係者を伴って訪れないとわからないことがリアルに描かれていて良かった。
    学生さんへのインタビューもたくさん掲載されていて、声楽科のページにはKing Gnuの井口理氏も登場していてびっくり。まだ有名になる前だったと思われるが、こんな普通じゃない環境からはやはり有名になる人たちが生まれるんだな、と説得力があった。
    井口氏の語る内容もとても興味深い。

    「僕ら、知らない人に声をかけるのとか苦じゃないですよ。基本、人が好きですし」(210ページ)

    「僕らやっぱり、声が楽器ということを誇りに思ってるんです。人間の体って素晴らしい、人生って素晴らしいと根っから肩じてるんですよね」(225ページ)

    こんな人たちもいるんだ。自分の感じ方とは全然違うなと、改めて天才のすごさを思った。

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    2026年06月22日
  • 殺人鬼狩り

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    サイコパス祭りです。
    脱獄した5人のサイコパスを追う話ですが、逃げた5人の異常な執着心がその人間そのものを表していて面白かったです。
    過激な描写が多いので、グロいのが苦手な方は要注意ですが、内容は結構ぶっ飛んでいて楽しく読めました。

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    2026年06月08日
  • 最後の医者は桜を見上げて君を想う

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    表紙の美しさから本を手に取りましたが、医療現場の厳しさ、余命を受け入れる覚悟など家族の思いなど重たいテーマに直面する内容で、いまこの瞬間を大切にしなければと改めて胸に刻みました。三人の医者がベストミックスだと思っていたのですが、1人欠け喪失感がまだ残るため、続編を読むべきか躊躇います。

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    2026年05月18日
  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上)

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    死を肯定する医者と、生に固執する医者。二人の対立軸を中心に、末期患者たちの最期を描いた衝撃作。
    現実に突きつけられる絶望の中で、患者が最後に何を願い、何を選択するのか。その過程が残酷なまでにリアルで、ページをめくる手が止まらない。延命か、尊厳死か。正解のない問いに、自分自身の死生観が揺さぶられる。
    「死」をテーマにしながらも、読み終えたあとに強く感じるのは、今を生きることの尊さだ。涙なしには読めないが、決して悲しいだけで終わらない、魂に刻まれる物語だった。

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    2026年04月22日
  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う(下)

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    最後の医者は雨上がりの空に君を願う(下)を読み終えたあと、私の中に残ったのは「もし自分ならどうするのか」という、簡単には答えの出ない問いだった。自分や大切な人が治らない病に侵されたとき、穏やかな死を受け入れるべきなのか、それとも一分一秒でも長く生きることにすがるべきなのか。本作はそのどちらかを選ばせるのではなく、その問いそのものと向き合わせてくる。そして気づかされるのは、「どう死ぬか」を考えることが、「どう生きてきたか」を見つめ直す行為でもあるということだ。

    物語の核となるのは、対照的な二人の医者の在り方である。どんな状況でも生を諦めず、最善の治療を尽くそうとする福原と、死を受け入れ、その人らしい最期を尊重しようとする桐生。上巻では理念の衝突として描かれていた二人の対立が、本巻ではより個人的で切実な問題へと深まっていく。とりわけ、医者自身が病と向き合う場面では、これまで語られてきた信念が揺らぎ、人間としての弱さや葛藤が露わになる。その緊張感は強く、読み進めながら何度も立ち止まりたくなるほどだった。

    また、本作で印象的なのは、患者たちが選び取る「最期」の多様さである。一般的には、少しでも長く生きることが良しとされがちだが、この物語はそれだけが正解ではないことを静かに示している。短い時間であっても、自分自身が納得して選んだ生き方の延長にある死は、一つの「達成」とも言えるのではないか。一方で、延命によって生じる苦しみや、家族の葛藤といった現実も丁寧に描かれており、どの選択にも痛みが伴うことを突きつけてくる。だからこそ、この作品には単純な善悪では割り切れない重みがある。

    タイトルにある「雨上がりの空」という言葉も、読み終えたあとには違った響きを帯びてくる。死が避けられない「雨」だとするならば、その後にどんな空を見上げるのかは、その人の生き方によって決まるのかもしれない。悲しみや苦しみの先に、それでも何かを願う余地が残されているという感覚は、本作の静かな救いでもある。

    二宮敦人は、死という重い題材を扱いながらも、単なる悲劇としてではなく、「生」を照らし出すものとして描いている。読み終えたとき、私は自分が今こうして生きていること、そして明日があるかもしれないという当たり前に、改めて目を向けたくなった。いつか訪れるその時に後悔しないためにも、今日という一日をどう生きるのか——本作はその問いを、静かに、しかし確かに胸に残していく。

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    2026年04月22日
  • 最後の医者は桜を見上げて君を想う

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    この物語は死をテーマにしながらも、驚くほど「今をどう生きるか」というエネルギーに満ちています。
    福原の熱い戦いも、桐生の静かな見守りも、どちらが正しいとは決められません。しかし、最後に決めるのは医者でも家族でもなく、その人生を歩んできた「自分自身」であるべきだというメッセージを、深く心に刻みました。読み終えた後、大切な人に会いに行きたくなる、そんな一冊です。

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    2026年04月20日