二宮敦人のレビュー一覧

  • 最後の医者は桜を見上げて君を想う

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    「医療系ストーリー」としか認識していなくて、最初の白血病患者も辛い治療を乗り越え助かるんだろうなと思っていたから衝撃だった
    しかも病名は知っていても詳しい症状や治療方法などは知らなかったので、こんなに辛い治療の末にこの結末は辛すぎる。。

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    2025年05月19日
  • 最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―(新潮文庫)

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    藝代の中でも美校、音校と校舎が分かれており、
    それぞれが異なる輝きを放っている。
    大きな括りで見れば音校の方が時間に厳しく、その根源は音楽の評価の一過性にありそうだ。

    美術は作品として手元に残り、将来にわたって作品として残り続ける。しかし音楽はその時、その場にいる観衆に向けて演奏するものであり評価されるのは今現在である。それゆえに音楽は一過性であり
    今この瞬間をベストなものにするために普段から労力を惜しまない。
    こう書くと美校はサボっているように聞こえはするが、作品を長い時間かけて己の気持ちや表現を昇華していく姿は決して非難されるべきものではないだろう。

    各学部生との対話をもとに展開してい

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    2025年05月14日
  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上)

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    同じ国家資格を持つ医師だけど考え方が違うと治療方針が180度違う。余命を受け入れて過ごすという考えの桐子と絶対に諦めないという考えの福原はそれぞれベテラン医師。
    自分が壁にぶち当たったときはお互いの意見を求めあう二人の関係性が素敵。

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    2025年05月09日
  • 最後の医者は桜を見上げて君を想う

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    医師を目指し、医学部で切磋琢磨してきた同期3人。
    今は同じ病院で勤務している。
    院長の息子で副院長の福原は患者を救うことに情熱を燃やす。
    一方、桐子は死ぬことが決まっている患者には辛い治療を勧めず、緩和ケアを勧める。それが故に死神という仇名が付けられている。
    福原は今やそんな真逆の考えの桐子を疎み、病院から追い出したいと思っている。
    そんな2人の間に立ち、なんとか仲を修復しようとするのが音山だった。
    音山は2人のように強い信念がなく、患者の死に慣れていく自分を嫌悪していた。
    日々関わる患者たちに訪れる死。
    それに向き合う医師の誰が、何が正しいとは言えない。それぞれに想いがあるから。
    3人の関係

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    2025年05月05日
  • 最後の医者は桜を見上げて君を想う

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    末期癌であろうが最後まで生を諦めない熱い天才外科医福原、冷淡に余命宣告しながらも今後の生き方を説く桐子。
    対立する2人の医師の間で揺れ動き、患者と共に迷い考える音山。

    死を突然突きつけられた患者の葛藤や、医師たちのそれぞれ異なる意見を通して生死について考えさせられる作品です。強い信念を持った極端な2人とは異なる音山が人間味あって好きです!

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    2025年04月27日
  • 最後の医者は桜を見上げて君を想う

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    誰にでもやってくる死。
    みな100%死ぬ。

    最期をどのように過ごすか考えさせられた。

    患者本人の気持ち。
    家族や周りの気持ち。
    医者の気持ち。
    たくさんの気持ちや思い、考えがある。

    でも、一番大切なのは患者本人の気持ち。
    余命宣告された時、きちんと教えて欲しいし、教えたい。
    そして一番いい死に方を選びたい。

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    2025年04月20日
  • 最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―(新潮文庫)

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    私は元々、普通とは異なった変わった人に興味関心がある。だからか、この本をよんでとてもワクワクしたし、藝大にとても興味がもてた。ふらっと立ち寄ってみたいし、藝大祭にも行ってみたいと思った。

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    2025年04月16日
  • さよなら、転生物語

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    読みやすくてすぐ読み終わってしまった。

    自分の人生どこかしら嫌なところがあり、違う人になれたら今よりももっと楽しく生きていけると考えたことがあった。自分ならどういう転生するかな、そもそも転生したいかなと考えた。

    楽しく読めました。

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    2025年04月02日
  • 恋のヒペリカムでは悲しみが続かない 上

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    無料のホストクラブと聞いたら、怪しくて近寄ろうとは思いませんが、ヒペリカムのような場所があるなら行ってみたくなりますね。

    どう表現するのがいいのか難しいですけど、人間臭いというのでしょうか。
    表に見えてる顔や言動だけでは、その人を理解することはできない。
    かと言って、その本質というか本心というかを見ることは容易ではない。
    当たり前のことなんですけど。

    ヒペリカムのスタッフも、ヒペリカムを訪れるお客さんたちも、それぞれが悩みを抱えていて。
    自分が何を望んでるのか、何を悩んでいるのか、自分のことなのにわからないこともありますよね。
    そんな時に誰かと対話することで、見えてくるものもある。

    ヒペ

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    2025年03月30日
  • 最後の医者は海を望んで君と生きる

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    大好きなシリーズです!
    私たちが今健康に生きていられる事は当たり前ではないということを再確認させてもらえる作品でした。
    前作も含め、本当に心に残る大切な小説になりました‪☺︎‬

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    2025年03月25日
  • 殺人鬼狩り

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    面白かった!
    サイコパス物好きかもなあ。色んな種類のサイコパスが書かれていて良かった。
    背表紙のあらすじ関係あるか?とはなったけど、それで選んで読み始めた訳では無いからまあ良い。
    この人の他の本読たいな

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    2025年03月21日
  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う(下)

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    病院を通じたさまざまな患者や医者の物語。

    上巻だけではいまいちピンとこなかった本だが、必死に生きようと、必死に救おうとする彼らの思いが描かれている。

    個人的には視点が変わるところがわかりにくかった。それがまたこの本の面白いところなのかもしれないが。

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    2025年03月16日
  • 悪鬼のウイルス

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    しっかりした構成で予想より面白かった
    村に根付く風土病「腐り鬼」の正体
    子供が支配するその村に捕えられ
    支配する側に入れられた17歳の2人と
    支配される側に入れられた18歳の2人
    ひっからまった蜘蛛の糸をほどくように物語は進む
    最後まで集中して一気読み
    後味の悪さとハッピーエンドがちょうど良く噛み合って
    読後感も悪くなかった
    でも
    映画にしたらなかなかのスプラッタになりそうだな

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    2025年03月16日
  • 恋のヒペリカムでは悲しみが続かない 下

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    自由に生きていきたい。生きるべきだ。という想いを作品全体を通して感じました。

    親をみるために地元を離れられないとか、会社を継げとか、何かを成しえなさいとか、何かと親に言われて生きなければならない日本人。
    親の不安も理解できるけれど、親も子供のために自立するべきだなと。
    チャンスがあるなら、世界に出るのだってアリ!なくらいに。

    想像していたストーリーとは違う作品でしたが、元ホストの檜山にしろ、飽き性の篠田にしろ、生真面目すぎる谷堂にしろ、すごくピュアで懸命に考えてるんだなと感じました。

    春日部とルチアの関係性は素敵!

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    2025年03月12日
  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う(下)

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    めちゃくちゃ衝撃で、めちゃくちゃ胸が熱くなる話。

    どんなに塞ぎ込んでしまった相手にも、誰にでも光を与えられる絵梨さんのたくましさ、不器用すぎるけど葛藤しながらも家族を愛する欣一郎さんの優しさ。
    それぞれが想いあってすごく素敵だった。

    最期にお父さんと福原が向き合えたこと、福原が父親にも自分の医療の価値観を貫き通せたこと、本当に良かったと思う。

    前半は絵梨さんと桐子のはなし続編、後半は欣一郎さんと福原の話。

    素敵な家族愛を感じた…
    続きが気になりすぎて、一気に読み終わってしまった

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    2025年03月09日
  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上)

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    シリーズ1が良くて続編を。
    たぶん設定が1から進んでいてよかった

    エイズのカップルと、末期癌の母親の話(前編)

    無知であること、ネットに転がる専門外の人のテキトーな意見を鵜呑みにすること、感染した現実に向き合おうとしないこと…
    彼女は早期に確認し認め、医者に診てもらい、正しい知識を教えてもらい、回復していく。

    人間の強さ、弱さを感じた

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    2025年03月08日
  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上)

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    HIVにかかってしまったカップル。
    明暗を分けた結末だったが、なんか、ほんmと、言葉が難しいというか。

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    2025年03月05日
  • 最後の医者は海を望んで君と生きる

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    内容、良い。登場人物、良い。読みさすさ、良い。
    全部いい感じ。
    今回はそれに加えて登場人物のつながりがさらに、良い。
    つまり良い感じ

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    2025年02月12日
  • 殺人鬼狩り

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    サイコパスに興味がある人はおすすめ。六人のサイコパスがそれぞれどんな考えや感情を持っているか、おもしろいです。予想していた結末とは少し違いましたが感動できる感じでした。サイコパスが圧倒的に異質な存在で興味深いです。

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    2025年02月09日
  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う(下)

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    上巻から続く桐子医師の幼少期。

    入院中に出会った1人の女性との賭け。
    諦めていい、に至るまでの葛藤は凄まじかったのではないかと思う。
    死に向かうとき、私ならどうするのか?
    考えさせられてしまうし、考えておくべきなのだろうなと。

    後半は前半の流れを汲みながら、過去と現在を行き来するが、この過去と現在の行き来がとてもスムーズ。過去と現在が同時に描かれているのに違和感がない。
    むしろ患者の脆さや悲しみがよく分かる。

    上巻、下巻を通し、ある家族を追っていて、正直こんなに偶然が重なる?と、客観的に思ったりしたのだけれど、一気読みするくらい興味深く拝読した。

    医師は仕事柄、死に慣れてしまうのではな

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    2025年02月06日