二宮敦人のレビュー一覧

  • 郵便配達人 花木瞳子が顧り見る
    叙述トリックが素晴らしい。
    目まぐるしく変わる二つの視点から不審な「サンタさんへ」と宛てられた手紙を軸に読者も騙される。
    ただ差出人の、つまりは犯人の性格とか動機とかという部分が些か非現実的すぎるというかファンタジーというか。このシリーズの犯人はサイコが多いので一般人には推量れない動機が多いのだが今...続きを読む
  • 【合本版】最後の医者シリーズ

    最後

    全体を通して、簡素であるよう丁寧に気持ちが向けられた文が読みやすい。展開も無理矢理感は少なく自然。
    しかし最後。パパ福原の回想を一人称、福原は三人称だったものが激しく混同。表現上意図されたものであろうと、いきなり読みにくく素人文のようになるところは助けて欲しくなる。
  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う(下)
    彼らはずっときっと変わらないんだろうな。

    その生い立ちから、いろいろなことが知れた今回。彼らの人間形成がわかったからこそ、この先も知りたいのだが…
  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上)
    第一章もきっと第二章に続いていくんだろうな…と悠長な気分で読んでいたら、えっ?そう流れる?桐子のできるまで?
    しかも、何この終わり方。下巻…即読まねば。
  • 四段式狂気
    いくつものトリックが多重的に仕掛けられていて、手の込んだ手品のような印象の作品。

    マユリの年齢は序盤から怪しい気がしていましたが、パパと先生の関係は予想外すぎて驚いたし「三段目」以降は先の展開が全く読めず、常に「どうなるの?」が頭に浮かぶ状態。

    結末はさほど溜飲が下がるようなものではなかったもの...続きを読む
  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う(下)
    読み始めてから勢いで最後まで読んだ。今まで大病を患ったり、身近にそういう人がいなかったため、考えさせられる物語だった。

    まず桐子先生を変えたえりさんの話。
    いつも笑顔を絶やさず強い女性だった。桐子先生の埋もれていた「生きたい」という気持ちを拾い上げてくれた。本質を見抜くのが上手だと思う(私なんか表...続きを読む
  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上)
    今は医療が進んでる

    病院に行くか?
    見て見ぬふりをするか?

    これは前振りなんだろうなぁ。。
    病院の先生の幼い頃の物語の途中で終わる
  • 四段式狂気
    狂気。。。

    途中までは想像の範囲内だったが、
    母親が出てきたあたりから、
    もう訳がわからない。

    そして誰もいなくなった…
  • 最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常― 1巻

    やっぱりすごい!

    やっぱりすごいなあ厳しい世界だなあとひしひしと感じました。それでも続けられるのは楽しいが根底にあるからなんだろうな。小説の方も読んでみたい。
  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う第1巻

    ストーリー

    は面白いです。ストーリーテラーとしては少し弱い気がしましたが楽しめました。相反する2人の医者がどういった救いをするのか。次巻気になります!
  • 世にも美しき数学者たちの日常
    数学は言語。
    文系に偏りまくっている私は基本的に学校教育レベルの理数科目がほとんどギリギリ(アウト)だけど、アコガレみたいなものがあって、数学の本を読んだりしています。
    数学史の本で歴史上有名な数学者(ガウスとかフェルマーとか)の電気みたいなのは読んだことあったけど、数学者へのインタビューは初めてで...続きを読む
  • 悪鬼のウイルス
    個人的には嫌いではないし、二宮敦人さんも好きなので楽しめましたが、他の方の言う『最初と最後が雑』というのはわかります。
    設定的には某アニメと似たところがあるなと感じましたが、プラス要素もあったので楽しめました。
  • 一番線に謎が到着します 若き鉄道員・夏目壮太の日常

    感動のクライマックス

    個性豊かな職場の面々に囲まれながらもいつもマイペースな壮太君が、駅で起こるちょっと不思議な出来事の謎を解明します。そしてクライマックスでは、鉄道関係者だけでなくその利用客までもが、熱い心と行動力で状況を解決しようと奮闘します。また、それらの出来事を通じて、ある家族たちの絆が再確認されます。文章も読み...続きを読む
  • 最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常― 1巻
    謎めいた東京藝大の生徒たちの日常が垣間見れてとても面白かったです。
    やっぱりみんなどこかぶっ飛んでいますね。
  • 紳士と淑女のコロシアム 「競技ダンス」へようこそ
    読みすすめるとダンスがとても身近に感じられて、ストーリーにのめり込んでしまった。今になって振り返ると戻りたいような戻りたくないような青春の1ページ。
  • 18禁日記
    あと一年で失明する女。就職活動を開始した男子大学生。蚊に刺されやすい男。初体験を空想する女子高生。ブスだと気にするOL。夏休みの宿題を始める少年…

    彼らがつける「日記」。初めは普通の日常だったはずなのに、ささいなこだわりやきっかけから妄想に固執するようになり、だんだん狂っていく。

    Dの日記、Zの...続きを読む
  • 世にも美しき数学者たちの日常
    以前フェルマーの最終定理も読んだことがあるけど、数学について深く分からなくても面白かった。
    数学について書いてあることはわからないことがほとんどだったけど、数学は式を解いていくものではなく、新しい問いを作るもの、もっと面白いものなんだってことが伝わってきた。
    数学者たちもユニークで、イメージがだいぶ...続きを読む
  • 一番線に謎が到着します 若き鉄道員・夏目壮太の日常
    郵便配達人といい、日常のあたりまえを一生懸命あたりまえにしてくれている人たちにスポットをあてるのが上手だ。壮太くんの老成したかんじも好き。そして表紙も好き。
  • 郵便配達人 花木瞳子が望み見る
    あー、読み終わっちゃった。それにしても周防くんにはイライラしたー。まぁ周防くんはこれからよね。きっと素敵な青年になるに違いない。ミズノンよかったよかった。
  • 小指物語
    最初から最後までずっと騙されていました。
    小指くんと俗物くん、ふたりの関係が謎で、でも読んでてどきどきしてました。
    死なないための自殺、「なんだそれは」という感じでしたが、読み終わっても理解できる人とできない人に別れると思います。
    Kや検算くん、登場人物が多いですがみんな普通に狂っているように感じ...続きを読む