あらすじ
累計40万部突破!
『最後の医者』シリーズ著者が書き下ろす感動の恋物語!
【作家活動10周年記念作品】
上下巻同時発売!
【あらすじ】
<全ての恋する人に、幸あれ。>無料のホストクラブ――巷でそう噂される、謎の洋館「ヒペリカム」では4人の容姿端麗な男たちが共同生活を送っていた。自由気ままな紳士、真面目な眼鏡男子、天真爛漫な王子、そしてクールな元NO.1ホストの檜山。彼は今日も女性客をもてなす。なぜ、彼女たちと無償で向き合うのか? 捨てたはずの過去とは? その胸に秘めた想いが明かされる時、止まっていた時間が動き始める! 全ての悩める人々に幸せを運ぶ感動の恋物語!
作家活動10周年記念作品。
【文庫書き下ろし】
<全国の書店員様からのおすすめコメント>
この作品は登場人物の小さな感情の変化さえも全て読者に伝え物語だからこその「感動」を与えてくれる。読んだ人を少しだけ救ってくれるような優しい作品だ。(TSUTAYA BOOK STORE 五反田店・栗俣様)
“どんな悩み事も解決してくれる”そんな噂のたつクラブヒペリカムには不思議と恋の悩みをもつ男女が訪れる。あなたも訪れて下さい。きっと幸せになれるはず。(紀伊國屋書店 新宿本店・宮本様)
過去の自分と向きあい、今の自分を受けいれる勇気をくれ、逃げずに前に進めるように寄り添ってくれそうなヒペリカムに行ってみたい。(TSUTAYA 天神ショッパーズ福岡・清水様)
人を救うことができるのは完璧な人ではなくて、不完全な人の方ではないのだろうか。魅力的なキャラクターが紡ぐ優しい物語だと思いました。(蔦屋書店 熊本三年坂店・椛山様)
多彩な関係性での駆け引き。内面での葛藤。そして実際の行動描写。状況は違うが、自分自身と重なる不思議さ。非常に面白い作品です。(TSUTAYA イオンタウン郡山店・渡辺様)
幸せばかりが恋じゃない。時にほろ苦くて、悩ましい。恋なんて!と投げ出したくなったら、これからはヒペリカムの扉を叩こう。不器用で優しい彼らがきっと解決してくれる。(紀伊國屋書店 梅田本店・田中様)
恋愛に悩んだときに、こんなお店があったら絶対寄ってしまいます。みんな魅力的で、誰に相談しようか迷っちゃいそうですけど。きっと解決してくれます。(コーチャンフォー 若葉台店・小田様)
作中のそこかしこに共感できたり励まされたりすることばがあり、また頑張ろうという気持ちになれます。落ち込んだときなどに静かな力をもらえる作品だと思います。(TSUTAYA 天神ショッパーズ福岡・柴田様)
No.1ホストなど、普段そばにいない魅力的な人物達の恋バナ。ラストは、お互いの存在、価値観を大切に想いあえる人がいる幸せが感じられ、涙があふれていました。(蔦屋書店ひたちなか店・山口様)
切ない気持ちや相手を思う優しい決断に涙が出た。時が経ち、2人の時間が続いている事にまた目が潤んだ。庭に育った沢山のヒペリカムが愛の現れだったら素敵だなと思った。(未来屋書店 伊丹店・中尾様)
著者について
●二宮敦人(にのみや・あつと)
1985年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。代表作『最後の医者は桜を見上げて君を想う』等、フィクションとノンフィクションの垣根を越えて活躍。著書に『18禁日記』『最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常』『世にも美しき数学者たちの日常』等がある。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
無料のホストクラブと聞いたら、怪しくて近寄ろうとは思いませんが、ヒペリカムのような場所があるなら行ってみたくなりますね。
どう表現するのがいいのか難しいですけど、人間臭いというのでしょうか。
表に見えてる顔や言動だけでは、その人を理解することはできない。
かと言って、その本質というか本心というかを見ることは容易ではない。
当たり前のことなんですけど。
ヒペリカムのスタッフも、ヒペリカムを訪れるお客さんたちも、それぞれが悩みを抱えていて。
自分が何を望んでるのか、何を悩んでいるのか、自分のことなのにわからないこともありますよね。
そんな時に誰かと対話することで、見えてくるものもある。
ヒペリカムのスタッフにも、お客さんにも、それぞれの幸せいうか道というか、前に進んでいってほしい。
下巻も続けて読みたいと思います。
Posted by ブクログ
「イケメンを拝みにゆくは女子として生まれしことの喜びのひとつ」冒頭に出てくるフレーズが短歌っぽくなっていたので、思わず短歌としてメモしてしまった。でもこれ、この本を読むスタンスとして正しいような気がする。
このお話はあらゆる属性を持ったイケメンだらけの群像劇だからだ。ときめき的なメモリアルといってもいい。
ノンフィクション専門の作家さんだと思っていたので、こんな小説を書かれるのか!とびっくりして思わず読んでしまった。ノンフィクションの方と同じく分かりやすい表現で書かれているのでとても読みやすい。
Posted by ブクログ
読みやすくて楽しかった!
ホストをバカにしてるのに
ホストに行く女の方がバカだと思ったけど。
上から下に続くふたりの恋愛が気になる。
Posted by ブクログ
悪かないけどさしてグッとくるわけでもなく、、、
アニメか漫画を見てる感じ?
まあ読みやすいに違いはないので普段文庫手にとらんわーって人にはいいかも??
出てくるキャラの性格が表紙から想像していたものとは全然違ったなあ。
檜山の話はええ話風にまとめとるけど、あの女がやってることは地味にホラー。。。
谷堂と篠原の話は客のみにスポットライトをあてるんじゃなくて谷堂と篠原にもスポットをあててるところが面白いかな、、、
Posted by ブクログ
「最後の医者は〜」シリーズがとても好きだったので、今回期待して待ち望んでいた。読んでいてつまらないわけではないけど「最後の〜」ほど引き込まれる吸引力はなかった…
表紙は綺麗だけれどもイメージと違うキャラクターが描かれているので、表紙と帯で食指が動かない人も多そう。もったいない。
ストーリーどうこうというよりは、あるシーンでのワンフレーズ
『誰かにとって簡単なことが、他の誰かにとってもそうだとは限らない
自分自身がやる気を出せと言われて出せなかったように
うまくできない日があったのを責められて辛かったように』
という一文がとても心に突き刺さった。自分自身が「人に厳しく、自分にも厳しく」タイプなので、みんなこれくらい出来て当たり前、むしろ出来ないなら努力すべき!
と思ってしまいがちだけど、そうではないんだなと改めて気付かされた。後半にはガラッとイメージを変えたストーリー展開になったのでそれはそれで少し面白かった。