【感想・ネタバレ】最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上)のレビュー

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Posted by ブクログ 2022年08月02日

重くて暗い気持ちになった。駿太の弱さは多かれ少なかれ誰しもが持っているものだと思った。嫌なことからはできる限り逃げ続けたいし、目を逸らしていたい。ただ、怖ければ怖いほど、逃げきれないし逃げたらより大事になる物事が多い。人間は楽観的であるというが、心配性である必要もあるし、心配性過ぎても気が滅入ってし...続きを読むまうからバランスが大切。常に後悔よりもこの先どうするかという前を向いて進ん行きたい。
生きているありがたみや今やりたいこと、もし死ぬことになったら悔いのない人生と言えるか考えさせられた。考え始めても曖昧なまま、日常の忙しさの中に思考は戻ってしまい結論は出ない。正直、他にやりたいことはあると思うが、何かわからない。重い病気になり人生について深く考えるきっかけやタイミングがないまま、ぽやーっと生きていられることに感謝したい。
桐子先生の物事のカウントダウンの考え方が面白いと思った。私にはプリンを食べる回数、上司と雑談をして笑い合う回数、朝カーテンを開けて良い天気と思う回数、あと何回あるのだろう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月14日

こちらもサクサク読めた。
お父さんと息子の確執が、お父さん亡くなる前に解けてよかったです。(語彙力)

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Posted by ブクログ 2023年10月17日

前作のその後と、桐子の過去を知れる作品。
上巻なので、これから!って所で終わります笑

上巻のメインは、AIDSになってしまったカップルの話です。
女性が情熱的に好きになってしまうのは、こういったギャップと刺激のある男性というのもわかるのが読んでいて辛かった。

prime readingで読めるし...続きを読む、ページ数が270?とか300いかないぐらいと短いので、前作を読んでいれば読み始めることを勧めます。

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Posted by ブクログ 2023年06月21日

前作が面白くて、ずっと読むのを楽しみにしていました。
期待に違わない面白さ。上巻は主に、元彼の女遊びのせいでHIV感染してしまう彼女と、元彼の物語。彼女の方は早期に医療につながることができ、一命を取りとめ、新しい彼氏?もゲットしてしまうのだが、元彼のほうは…

まだ下巻読み始めたばかりだが、色々考え...続きを読むさせられるし、そもそもなんでこんなにも魅力的なキャラクター(主に医者達だが)が書けるのか、不思議でならない。感動必至です。

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Posted by ブクログ 2023年04月29日

これは読みすすめるほどどんどん引き込まれていきます。二人の対極の名医のぶつかり合い。それぞれの強い個性があるなかで目指すところは一緒なんです。下もすぐによんじゃいました!

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Posted by ブクログ 2023年04月14日

半日で読み切ってしまった。とても面白い本だった。桐子と福原の2人の話。父と母も複雑に絡み合う話。
医療現場とはとても奥深い。私の仕事とはかけ離れているから、やはり読書と言うのは人間を深める。とても良い機会だと思った。

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購入済み

2022年08月20日

チャラ夫が果てしなくバカだなと思いながら読んでいるうち、大なり小なり誰でも彼が持っている現実を直視できない弱さは持っているものだと気付かされました。前向きに生きようとする人間と、現実から逃げ惑う人間の末路の対比が興味深くもあり、また恐ろしくもありました。

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Posted by ブクログ 2021年12月28日

続編を読むのが、苦手でしたが、この作品は別でした。
「桜編」を読み終わって、すぐに読み始めました。
HIVについて、とても分かりやすく詳しく書いてあったので、勉強になりました。
どんな病気も早期発見が大切なんだなと、改めて思いました。
桐子少年と絵梨さんの、やり取りは、微笑ましかった。
絵梨さんの続...続きを読むきが気になるので、下巻に突入します!
( •̀ •́ゞ)ビシッ!!

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Posted by ブクログ 2024年01月31日

そうだ、この作家はホラー作家だったのではないか?
だから、肉体感、病の描写が半端ないのではないか?

1.チャラ男の死:最後に引けるなんて。新しい彼氏の描き方も絵に描いたようで。。。

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Posted by ブクログ 2023年12月24日

前作「最後の医者は桜を見上げて君を想う」の続編。
上下巻となっていますが、1冊でも良かったのでは。
おまけに、やはり3編からなる中編連作。
前作ほどのインパクトは受けませんでしたが、はやり、生と死、生き方を考えさせられる物語。

上巻です
■とあるチャラ男の死
HIVと診断された若いカップルの物語。...続きを読む
女の子は福原と共に病気を克服すべく闘います。
一方でチャラ男は病気を受け入れられず自堕落な状態へ。
このチャラ男には全く感情移入できず、そもそもこの男を受け入れられませんでした。
なので、この物語は、ちょっといまいち。
しかしHIV、AIDSって今はそこまで治療が進んでいるんですね。
びっくりしました。


■とある母親の死
桐子と福原の子供の頃の物語。
末期癌に侵された福原の母親と、アレルギーを持つ桐子が同じ病室で闘病することに。
福原の母親は決してあきらめない。
って下巻に続きます。

おいおい、中編なんだからこの章までは上巻におさめてよ(笑)

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年10月17日

一章はAIDS患者の話でした。病気や死と向き合うには勇気がいります。検査を先延ばしにした男性の気持ちはわからなくもないなと思いました。
下巻に続くストーリーの結末がとても気になります。

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Posted by ブクログ 2023年08月12日

AIDSについて、まさに作中で指摘されていたような偏見を私自身がもっていました。チャラ男には全く同情できませんでしたが…。福原も少し丸くなっており、桐子も相変わらずでしたが、彼のルーツが少し分かりました。続きが気になりますね。

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Posted by ブクログ 2023年01月04日

ちょっと変わった医療系の話です。内容はともかく、あまり重すぎない雰囲気が好きです。共感できる部分、首を傾げたくなる部分、最初から最後まで考えさせられます。

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Posted by ブクログ 2022年09月02日

第一章 とあるチャラ男の死

病気は怖い。誰だって。
自分も歳を重ねる度に、健康診断結果を見るのが怖いなと思うようになった。
でも、そこで勇気を出して向き合えるか、見なかった事にするのか、2人の人生はそれぞれ正反対の道へと進んで行く。


第二章 とある母親の死

幼い頃の主人公よりも、
いずれ死ぬ...続きを読むであろう母親よりも、
その息子と父の関係の方がとても気になる。
気遣いの出来る優しい息子と
ぶっきらぼうで冷たい父親。
母親の入院と死を通して
どのように変わるのか、続きが気になる。

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Posted by ブクログ 2022年08月17日

文章は難解な単語も少なくて読みやすかった。
とあるチャラ男の死……無知って本当に怖い。知らないこと、知ろうとしないことで命を落とすことがあるのだと恐怖に感じた。辛いことや現実から逃げ続けてきた駿太。最後まで何ものにも向き合うことから避けて死んでしまった。自業自得と言えばそうなんだけど、こういう大人に...続きを読むならないように子どもたちを育てていかなくちゃ、と思った。

とある母親の死……
このあとの結末は予想がつくけど、子ども目線で描かれる物語はなかなか辛いものがあった。母親の言葉を信じて健気に待つカズ。
小さな子どもと母親の別れは見たくないなぁ

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Posted by ブクログ 2022年08月10日

希望と絶望が対比して描かれているのがとても印象的です。病気になった人の光と闇。側にいて支えてくれる人がいるということはこんなにも心強い。ただ、それに気がつかなければずっと闇の中。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年07月29日

駿太が最後に美穂の幸せを願えてひとつの希望を胸に逝けてよかった。切ない最期だったけど、美穂が前に進んでいることが救い。桐子先生の過去が気になりすぎて、下巻もすぐに取り寄せてしまった。早く続きが読みたい。

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Posted by ブクログ 2022年06月29日

前作の続きからスタート。
でも、前作をすっかり忘れていて、「なんで?」から自分はスタートした。
読み進んでいって徐々に前作の最後を思い出して、納得。

とあるチャラ男の死。
これは、なかなか衝撃だったと共に、この疾病についての自分自身の知識がかなり劣化していたことに驚いた。
医療は日進月歩だな。。。...続きを読むと、改めて感じながら読む。
小説なんだけれど、そこはリアリティのある知識の刷新。
自分の病と向き合えるかどうか。
その違いが顕著にでているストーリー。
もっともっと早くに気づけたら。。と思ってしまったけれど。色々と。

とある母親の死。
こちらは、上下巻での継続したお話だね。
そうくるか!という最後にちょっとびっくりと共に、納得感はある。
しかし。。
自分自身が小学生の頃に、ほぼ同じ疾病で入退院を繰り返していたので、その辛さがリアルにわかり、「おお。。。。泣」と思いながら読んでいた。

さて。。下巻が楽しみ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年04月17日

第一章もきっと第二章に続いていくんだろうな…と悠長な気分で読んでいたら、えっ?そう流れる?桐子のできるまで?
しかも、何この終わり方。下巻…即読まねば。

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Posted by ブクログ 2022年03月15日

今は医療が進んでる

病院に行くか?
見て見ぬふりをするか?

これは前振りなんだろうなぁ。。
病院の先生の幼い頃の物語の途中で終わる

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Posted by ブクログ 2022年02月10日

エイズに対しての知識をアップデートすることができた。

最初から「死」が決まっている物語は、読むのも新鮮だ。どうやって「死」に向かうのか、どんな最後を迎えるのか。

あっさり終わることもあれば、劇的な状況を作り出すこともある。

「死」に対して、考える小説である。

だけど、まだ前編。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年02月05日

友人のお勧めということで読んだ小説。面白かった!どんどん読み進めたくなった。ワイルドソウルぶりにハマった。小説。作者の二宮敦人は医者でないのに、こんな医者のストーリーをかけるのが凄いと思った。エイズにかかったカップルとその周りの医者を描いたのが「上」。このシリーズは全部で3作あり、最後の医者は雨上が...続きを読むりの空に君を願うの上は2作目である。そのカップルの彼女の方はエイズを受け入れ、病気と闘うことを決め順調にウイルスを抑制していく一方、彼氏の方は病気であることから目を背け逃げ続けた末にカポジ肉腫で死ぬという話。そこに関わる二人の医者、福原と桐子。桐子の方が患者が生きようとしていなければ治る病気であっても治療せず死なせるのを選ぶと言った変わった医者で、その考えに反対の福原との対立を通して、読者に生きたいと強く願っていないのに生きる事に意味があるのかを考えさせる。僕も医者になる身として将来こんな患者が来た時に自分はどうするのだろうと考えた。

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Posted by ブクログ 2023年12月25日

前作に続いてドラマ感がさらにヒートアップ。まさに白い巨塔。オセロの白黒のように考え方のちがう医師同士が火花を散らす展開。芝居がかりすぎて、終末期医療のイメージが自分から遠ざかっていく感触もありつつ。
エイズの話は、コロナに置き換えて読んでしまった。こんなところで時代が変わっていると実感。

どこまで...続きを読むが上巻の話だったか覚えてないほどハラハラしながら下巻へ続く!

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Posted by ブクログ 2023年05月29日

別々の考えを持つ2人の医師が織りなすドラマです。
父親は非情であったが、そんなものなのかきになります。

内容
★映画化企画進行中!★

シリーズ累計25万部突破!
なぜ、人は絶望を前にしても諦めないのか?
感動の医療ドラマ、衝撃の新章へ!


【あらすじ】

「流されるままに生きればいい」。小さな...続きを読む診療所を始めた医者・桐子は患者に余命を受け入れる道もあると言い切る。一方、かつての同僚・福原は大病院で閑職に追いやられてもなお、患者の「延命」を諦めない。別々の道を歩む二人が、ある難病の恋人同士を前に再会を果たす時、それぞれに壮絶な過去が呼び覚まされるのだった。残された日々を懸命に生きる患者と医者の葛藤と闘いを描き、大反響を呼んだ医療ドラマ。衝撃の新章へ!
【文庫書き下ろし】

著者について
●二宮敦人(にのみや・あつと)
1985年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。累計20万部を突破した『!(ビックリマーク)』等、次々に新作を発表する注目の新世代作家。著書に『18禁日記』『郵便配達人シリーズ』『最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常』『なくし物をお探しの方は二番線へ』『廃校の博物館 Dr.片倉の生物学入門』等がある。

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Posted by ブクログ 2023年04月19日

患者を救うが心情の福原。生きるも死ぬも患者の意思を尊重する桐子。対局の2人が第一章を通してヒーローとダークヒーロー的な構図を印象付けて第二章に続くって感じ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年05月02日

前作の音山が死んだ後の続きの世界

第一章はHIVに感染し、亡くなったチャラ男の話。
医学は進化し、死ぬ病気は死ぬ病気ではなくなった。無知は恐ろしい。

第二章は桐子の幼少期
アレルギーで入院を繰り返す桐子の隣のベッドに入院してきた女性「絵梨さん」と交わした賭け。そして絵梨さんの病気が全快し、遊園地...続きを読むに行けると信じる息子「カズ」

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Posted by ブクログ 2022年03月27日

様々な病におかされている人々が、それぞれの思いを持ちながら生きようとしている。限りある命…健康であると、いつ無くなるか分からないと言う思いで生きるのは難しい。何かを患って初めて分かる命の尊さ。生きることを深く考えさせられる作品。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年03月19日

前作から音山が死んだ後の話。
音山の手術を、政治家の手術をしなかったため、院長から干された福原。また、クビになって何の設備もない環境で医者をやる桐子。

一章はエイズの話。チャラ男が風俗で遊んでHIVに感染。その状態で彼女と交わったため、彼女にも感染。彼女に捨てられた。
彼女側は福原に診てもらい、早...続きを読む期発見からの治療により快方に向かうが、ずっと放置したチャラ男が悲惨な最後を遂げた。

二章は小学生の子供が居る末期癌の母親が死ぬ話。実は福原の母親で、桐子の隣に入院していた。桐子と闘病感で議論したりし、最後は遊園地に行きたがった福原のために半日だけ遊園地で遊び、体調を崩して逝去する。そんな母親に対し、殆ど関心を持たなかった父親が院長。福原との確執が描かれて下巻へ。

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Posted by ブクログ 2022年03月16日

医者のお話というよりも死に至る患者の人生に主眼を当てた小説。
上の方は2話だけが収録されている。

なんとも救いのないような感じで終わったが、
あまり先を読みたいとも思えず、上巻だけで終了

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Posted by ブクログ 2022年02月23日

すらすら読めて1時間ぐらいで読み終われる。
よくある病気に関わる感動もの?だけど、泣くほどではないかなぁ。
読みやすいし、話も面白いけど後半のお母さんの方がお母さん世代なので感情移入してしまった。
愛する人や家族と一緒にいれる幸せを改めて感じる

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Posted by ブクログ 2022年04月03日

前作から福原先生が 父親のことで性格が悪くてなっちゃってる…

桐子先生は相変わらずだけど ちゃんとクリニックひらけばいいのに。
チャラ男の生活はどうかと思うけど 彼に説得しない桐子先生がいい。

「結局、信じることしかできないよ。人間は、その意思に任せれば良い方向に進んで行くと。どんなにゆっくりで...続きを読むも、失敗しても、どんなに醜くても。最終的には良い方向へとね。」

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