二宮敦人のレビュー一覧
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そのうちに、誰かが、占い絡めたミステリーを描くんじゃないかと思っていたけど、もうありました。
女子大学院生で、四柱推命の占師、ヨーセン。彼女に行方不明の女性を捜す依頼が入る。
四柱推命を駆使して、行方を占うが、解決は難しく、自身の限界に悩む。
四柱推命は、なかなか難解なので、説明が多くなりますね。それでも、東洋占術の入門部分がわかりやすく書かれています。
生年月日から占う、命占は、変えられない宿命があるという事が、ちょっと不満だったのですが、自ら生まれ変わろうとした日を、新たな誕生日と考えるというのは斬新。占いって、統計だから、上手く使えば便利なんです。
ミステリーとしては、ふんわりで -
Posted by ブクログ
2015年刊。
知らない作家だが、背表紙のタイトルが手書き文字で目立っていたので、何となく買ってしまった本。
こないだの加門七海さんの「ほぼ全改行」の文体ほどひどくはないが、改行は多め。しかし上手に書けている描写もあって、この人の作家としての力量は悪くなさそうだ。
もっとも、銃を持った17歳以下の子どもたちに支配され、地下牢に閉じ込められ家畜のようになって大人しく虚ろになって生きる大人たちの状況が、なんとも屈従の苦さに満ちていて、読んでいてイヤな感じがした。
読み進めてみるとどうもそもそもの設定やシチュエーションに非現実的なところがあって、ストーリーに夢中になって読めている内はいいけ -
Posted by ブクログ
私はこれまで一度も体育会系の部活に入ったことがないので、出来ないことを教師やコーチではなく先輩に叱られるとか、先輩の言うことは絶対とか、人生を捧げる勢いで部のため!という空気がよくわからなかった。
やりたいことをそれぞれ行い、その集まりが部だと思っていたが、そうではないようでその熱量に呆気に取られる。
だが読んでいくと、先輩たちがなぜ厳しかったのか、なぜ部のために尽くせるのかが、少しだけわかった気がした。
それでも、自分やパートナーと向き合いひたすら練習するのはともかく、誰にも選ばれないという地獄のようなシャドーになる恐怖や、部のために成績を残すプレッシャーには耐えられそうにない。
真剣に取 -
Posted by ブクログ
ネタバレ先日読み終えたシリーズ第1作があまりにもステキで、シリーズ第2作となる本作の存在を知り手にしました。
蛍川鉄道の藤乃沢駅で働く若手駅員・夏目壮太が本作も主人公の物語。
藤乃沢駅を中心に描かれていました。
シリーズ第1作がステキな作品だったが故に期待値が上がりすぎていた感は拭えません。
タイトルにある「なくし物をお探しの方」が3つのストーリーで描かれています。
なくし物を探す駅員達。
決まっていつも謎を解くのは壮太。
主人公だから当然ですが、本作の壮太はコナン君ばりに謎を解き明かしていきます。
心温まる優しい物語でありながら、ミステリーの要素も加わったステキな作品でした。
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