二宮敦人のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
私はこれまで一度も体育会系の部活に入ったことがないので、出来ないことを教師やコーチではなく先輩に叱られるとか、先輩の言うことは絶対とか、人生を捧げる勢いで部のため!という空気がよくわからなかった。
やりたいことをそれぞれ行い、その集まりが部だと思っていたが、そうではないようでその熱量に呆気に取られる。
だが読んでいくと、先輩たちがなぜ厳しかったのか、なぜ部のために尽くせるのかが、少しだけわかった気がした。
それでも、自分やパートナーと向き合いひたすら練習するのはともかく、誰にも選ばれないという地獄のようなシャドーになる恐怖や、部のために成績を残すプレッシャーには耐えられそうにない。
真剣に取 -
Posted by ブクログ
ネタバレ先日読み終えたシリーズ第1作があまりにもステキで、シリーズ第2作となる本作の存在を知り手にしました。
蛍川鉄道の藤乃沢駅で働く若手駅員・夏目壮太が本作も主人公の物語。
藤乃沢駅を中心に描かれていました。
シリーズ第1作がステキな作品だったが故に期待値が上がりすぎていた感は拭えません。
タイトルにある「なくし物をお探しの方」が3つのストーリーで描かれています。
なくし物を探す駅員達。
決まっていつも謎を解くのは壮太。
主人公だから当然ですが、本作の壮太はコナン君ばりに謎を解き明かしていきます。
心温まる優しい物語でありながら、ミステリーの要素も加わったステキな作品でした。
説明 -
無料版購入済み
最後の秘境東京藝大 天才たちの
驚きました。。。。まさかこんなに普通の大学と違うなんて。こんなに抽象的なことを一体どういう基準で試験を採点するんだ?あまりにも自分の日常とかけ離れていて。。。。
-
Posted by ブクログ
友人の姉から、ゲームにのめりこむ友人を
どうにかしてくれ、と連絡を受ける。
お願いされて訪問したら、友人はネットゲームに
のめりこみ、現実と仮想の境目がなくなっているわ
向こうでの恋人が殺された、と騒いでいるわ
当の電話をかけてきたお姉さんは連絡がつかなくなるわ。
ものすごいごっちゃです。
一体どれがどこに繋がって、どうなるのか。
徐々に真相に近づくのは当然なのですが
分かりやすかったのは、彼と彼の繋がり。
ある意味、ミステリー定番でした。
後はもう…というよりも、パズル形式で
納得する場所に当てはめていけば、どうにか。
なかなかに複雑で面白かったですが
最後の方に出てくる恋する乙女の行 -
ネタバレ 購入済み
命を考えさせる作品
生き方ってひとつではないし、命ある限り何通りも存在する
ただ生きてるだけが幸せじゃないと深く感じました。
目が見え、耳が聞こえ、ご飯を美味しく感じられ、自分で身支度ができたり、そんな普段なら何とも感じないことが幸せなんだなあ。
ただ、誰がどのように死んでくのかそういったのが初めに分かるため、ハラハラ感が全くない -
Posted by ブクログ
前回より好みだった!
一冊のうち前半は、上巻の続きで八坂と赤松の恋の行方について。中々ドラマチックでした!
そこから後半は春日部オーナーの話になるんだけど…
最初は正直乗り気じゃなくて中々ページが進まなかったけど、ルチアとの関係がどうなるのかどんどん気になってからはサクサク読めた…。
切なさもあって良かった。
ざっくりとしている訳じゃないけど細部を書いているっていうイメージではないから、ラノベと小説の間って感じ…?エンタメ文庫っていうジャンルはこんな感じなんやろか?
しっかりしたアニメのノベルズを見ている感じ。
読みやすいし絵(映像)も浮かびやすいのでオススメしやすいかな