あらすじ
蛍川鉄道の藤乃沢駅で働く若手駅員・夏目壮太は“駅の名探偵”。ある晩、終電を見送った壮太のもとに、ホームレスのヒゲヨシが駆け込んできた。深夜密かに駅で交流していた電車運転士の自殺を止めてくれというのだが、その運転士を知る駅員は一人もいない――。小さな駅を舞台に、知らぬ者同士が出会い、心がつながる。あったか鉄道員ミステリ。
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蛍川鉄道藤乃沢駅駅員夏目壮太の活躍。鉄道員ミステリ。ほのぼのとしたミステリー。鉄道員さんのお仕事の裏側が見られて楽しい。海外で日本の車両が利用されていることは知っていましたが、結びつかなかった。貨物列車だけが走る線路があり、それは地図にも載っていないとは。鉄道関係者か鉄オタさんしかわからないですよね。壮太が車掌登用試験受けることになりましたが、シリーズは続くのでしょうか?
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ヒゲヨシさんがいい味だった。
運転士清水さんとの関係が温かくて。
途中、ちょっとヒヤヒヤしたけど、ああいう結末で本当によかった。
その清水さんが意外なところにも登場していてびっくり。
幕間と本編のつながりがうまい。
続きもぜひとも読みたいところだけど、あのラストだと、どうなのだろう。
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国外から駅を楽しみにしてきた少女、夜にいる駅員
合間合間に連絡を取る友達。
分数秒毎にかっちりな日本は、確かにはたから見たら
恐ろしい状態なのかも知れません。
おおらかにいけたら、それはそれで楽だと思いますが。
ふたつ目の話で、貨物のみの道、というのがあるのに
驚きでした。
よくよく考えれば、確かに普通の道使ってると民家で
音がうるさいですし、加速もできないやも?
そんな話の合間に連絡を取っていた友人が
メインとなった3話目。
言われてみれば確かに…なので、日本語難しい。
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先日読み終えたシリーズ第1作があまりにもステキで、シリーズ第2作となる本作の存在を知り手にしました。
蛍川鉄道の藤乃沢駅で働く若手駅員・夏目壮太が本作も主人公の物語。
藤乃沢駅を中心に描かれていました。
シリーズ第1作がステキな作品だったが故に期待値が上がりすぎていた感は拭えません。
タイトルにある「なくし物をお探しの方」が3つのストーリーで描かれています。
なくし物を探す駅員達。
決まっていつも謎を解くのは壮太。
主人公だから当然ですが、本作の壮太はコナン君ばりに謎を解き明かしていきます。
心温まる優しい物語でありながら、ミステリーの要素も加わったステキな作品でした。
説明
内容紹介
蛍川鉄道の藤乃沢駅で働く若手駅員・夏目壮太は〝駅の名探偵〟。ある晩、終電を見送った壮太のもとに、ホームレスのヒゲヨシが駆け込んできた。深夜密かに駅で交流していた電車運転士の自殺を止めてくれというのだが、その運転士を知る駅員は一人もいない――。小さな駅を舞台に、知らぬ者同士が出会い、心がつながる。あったか鉄道員ミステリ。
内容(「BOOK」データベースより)
蛍川鉄道の藤乃沢駅で働く若手駅員・夏目壮太は“駅の名探偵”。ある晩、終電を見送った壮太のもとに、ホームレスのヒゲヨシが駆け込んできた。深夜密かに駅で交流していた電車運転士の自殺を止めてくれというのだが、その運転士を知る駅員は一人もいない―。小さな駅を舞台に、知らぬ者同士が出会い、心がつながる。あったか鉄道員ミステリ。
著者について
一九八五年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。二〇〇九年に『! (ビックリマーク)』でデビューし、『!!(ビックリマーク2)』ほか「! 」シリーズが人気に。その他の著書に『暗黒学校』『郵便配達人 花木瞳子が盗み見る』『殺人鬼(サイコパス)狩り』『廃校の博物館』など多数。本書は駅員・夏目壮太が活躍する『一番線に謎が到着します』の第二弾。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
二宮/敦人
1985年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。2009年に『!(ビックリマーク)』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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○駅で巻き起こる謎を解くシリーズ第2弾。国内外の鉄道裏話も交えつつ、名探偵ぶりに目が離せない!
3章くらいの構成。
・「クロエと偽駅員」
フランスから来たクロエは音楽をやる親日家。おじいさんが日本人であることも影響している。クロエに東京案内してくれと依頼された壮太は、通勤電車の感覚がフランスと日本で異なることに戸惑いクロエにふりまわされる。そのとき、クロエが偽駅員にきっぷをとられてしまった、というのだ。一生懸命偽駅員の姿を探すが、どこにもおらず・・・
フランスの鉄道を利用しないとわからないおっちょこちょい譚。
・ヒゲヨシと見えない運転士
ホームレスのシゲヨシは、ある日何度も忍び込む夜中の駅のホームで一人の貨物運転士・清水と出会う。清水は優しく、シゲヨシ自身の状況と重ね合わせ、飲む約束をする。ある日携帯を清水からあずかったシゲヨシは追跡アプリを作動させると、山の中を示している。自殺するのではと考えたシゲヨシは駅員室に乗り込むが・・・
幽霊ばなしかと思わせるような導入で少しあれってなったが最後は心温まる。
・進藤純一と、ちっとも会えない本間直子
食品メーカーの会社員・純一は、会社でうだつのあがらない、後輩にも抜かれてしまうような社員。直子とは大学の同窓で、社会人になるときにお互いの目標を達成しようと離れた友人だったが、最近直子に相談したくてもつれない。
ある日直子とケンカした純一は、電車に乗るが・・・
これも心温まるストーリー。壮太も謎を解きまくる一話。
魅力は、国内だけでなく海外の鉄道裏話というか、大きく取り上げるほどでもないんだけどへ~ってなるようなジャンルの逸話(うんちく?)でオチを構成するので、知っている私にとってはあぁあれかななんて思うのですが、知らない人にとっては新鮮なのではないかと。
モデルは京成とかだろうか?
二宮敦人著、鉄道員・夏目壮太シリーズの第2弾。
第2弾ですが、この本から読んでも違和感はなかったです。