あらすじ
累計40万部突破!
「最後の医者」シリーズの著者が贈る<既刊発掘シリーズ>第1弾、新装版で登場!
衝撃のホラーサスペンス!
コミカライズも決定!
【あらすじ】
<心が追い詰められて壊れた人に興味がありますか?>
人里離れた陸の孤島・石尾村。夏休みにデートで訪れた高校生・智樹たちは驚愕の事件に巻き込まれていく。武装した子供たちによる占拠、地下牢に監禁された大人たち。この村では一体何が起こっているのか?
真相に迫る鍵は古来より伝わる風土病? 村の壮絶な過去を知るとき、日本中が鬼の恐怖に侵される!
果たして智樹たちはこの村から脱出できるのか!?
大切な人を守るたった一つの嘘が巻き起こすホラーサスペンス!
【新装版】
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
途中で、緊張感を味わうことはできましたが、あまりおすすめという作品ではなさそうです。しかし、読みすすめていくのにあまり負荷はかからないため、移動中にさっと読めばよかったです。
Posted by ブクログ
陸の孤島の寒村に伝わる風土病「腐り鬼」
SF的なホラーかと思いきやある意味もっと恐ろしい現実が
「事実は小説よりも奇なり」という言葉を思い出した
そう、現実の人間はフィクションの世界よりホラー
Posted by ブクログ
・みんな可哀想だったけど、仕方ないことだとも思った。
・こんなありえないこでも今、日本の何処かで行われている可能性が無いわけではないと感じ、少しゾワッとした。
・最後、ハッピーエンドかバッドエンド、どっちと呼んだら良いのか分からなかった。(少し複雑な気持ちになった。)
※多分ハッピーエンドだと思う。
・少しグロ表現あった。
・結構辛くなるシーンもあったけど、感動するシーンもあった。
・とても良い作品だった。
Posted by ブクログ
約10年前の作品の文庫化新装版、かなり久々の二宮敦人。
人里離れた陸の孤島に、夏休みのデート感覚で訪れた高校生たちが、突然武装した子供たちに拉致監禁され、事件に巻き込まれていく様を描いています。
いやぁー相変わらずのホラーテイスト・・ゾクゾクしながらの一気読みでした。
ま、若干のご都合主義ポイントを除けば、概ね満足でした!
Posted by ブクログ
しっかりした構成で予想より面白かった
村に根付く風土病「腐り鬼」の正体
子供が支配するその村に捕えられ
支配する側に入れられた17歳の2人と
支配される側に入れられた18歳の2人
ひっからまった蜘蛛の糸をほどくように物語は進む
最後まで集中して一気読み
後味の悪さとハッピーエンドがちょうど良く噛み合って
読後感も悪くなかった
でも
映画にしたらなかなかのスプラッタになりそうだな
Posted by ブクログ
個人的には嫌いではないし、二宮敦人さんも好きなので楽しめましたが、他の方の言う『最初と最後が雑』というのはわかります。
設定的には某アニメと似たところがあるなと感じましたが、プラス要素もあったので楽しめました。
Posted by ブクログ
著者に惹かれて選んだ一冊
予想どおりストーリーに引き込まれてしまい
一気に読んだ
悪事に対峙できない人の弱さは
現実の世界にもあると思う
好きな文章
「腹がグゥと鳴った
空腹だった
なぜ人間の体は生きようとするのだろう
こんなにも無力なのに、なぜ生きなくてはならない。
生きたって何ができるというのだろう」
Posted by ブクログ
【2025年72冊目】
夏休みの旅行で人里離れた石尾村にやってきた4人の高校生。村人の姿が見えず不審に思いながら村内を歩いていたが、ようやく子供たちの姿を見かけほっとする。だが、子供たちの様子がどこかおかしい。目の前で散弾銃に撃たれ肉塊となった少女の姿に衝撃を受けたのもつかの間、子供たちに見つかった彼らは地下牢に幽閉されてしまう。そこには檻に閉じこめられ、家畜のように扱われる大人たちの姿があった。
コミカライズをちょっと読んだことがありました。映画化もされたとのことで、改めて原作読んでみようかなと思い手に取りました。分厚いですが、一文がそんなに長くないので結構さらさらっと読み終えられました。
設定としてはひかれますよね。子どもが支配する村。大人がなぜか逆らわない状況。家畜のように扱われるし、死体の処理までさせられる。文字にするとそんな馬鹿な感が滲み出てはきちゃうんですけど。
でもさ、真相…真相がやっぱ無茶ありすぎないか…?一番の悪はもちろん大家なんでしょうけど、大人も子どもも全員ダメだろこれ…情状酌量の余地ないよ、ダメだよ。セールスのお姉さんが可哀想すぎる。
どういう真相があるのかなって思ってましたが、いやーむしろ奇病であって欲しかった。そんなさ、そこそこ頭が切れる青年が思い込み一つでそんなことなります?みたいな。でもハラハラしてなんやかんやと最後まで読んでしまったんですが。
B級ホラー小説の称号を差し上げたい笑 なお、映画は予告見た感じ、原作とはかなり違った展開になってるっぽいですね。映画もB級が多分冠としてぴったりな気がします。
理不尽な結果とオチでも許せる方向けです。
Posted by ブクログ
廃村のような廃れた村で子供たちが大人を閉じ込め殺していく。
廃村や廃屋の探検を趣味とする学生4人が巻き込まれる
まず大前提に趣味が悪いよー
自業自得から始まる巻き込まれ系でした
漫画の鬼畜島がよぎった
Posted by ブクログ
村八分。
大人を信じることができない子どもの社会が、切ないと感じた。一人一人の正義が揺らぐ様子は「頑張れ」という気持ちになりながら見ていました。
しかし、結論に辿り着く成り行きがよくわからなかった…。
Posted by ブクログ
2015年刊。
知らない作家だが、背表紙のタイトルが手書き文字で目立っていたので、何となく買ってしまった本。
こないだの加門七海さんの「ほぼ全改行」の文体ほどひどくはないが、改行は多め。しかし上手に書けている描写もあって、この人の作家としての力量は悪くなさそうだ。
もっとも、銃を持った17歳以下の子どもたちに支配され、地下牢に閉じ込められ家畜のようになって大人しく虚ろになって生きる大人たちの状況が、なんとも屈従の苦さに満ちていて、読んでいてイヤな感じがした。
読み進めてみるとどうもそもそもの設定やシチュエーションに非現実的なところがあって、ストーリーに夢中になって読めている内はいいけれど、ちょっと距離を取って考えてみると色々アラがあって馬鹿げているような気がしてくる。
「虚」のストリームである。しかしストリームはもともとことごとく「虚」であって、幻想としての実在である。ストリームは諸事象や人物同士の相関を固有のロジックで結びつけ、小説-素の自己組織化活動を燃焼させる。それをウソっぽいと感じてしらけてしまうか、リアルと感じて共感するかは、ストリームと読者主体との関係性の問題となる。
直前に読んだ横溝正史『幽霊男』(1954)も本作も、現実感とは離れてしまう点が共通しており、虚構の虚構らしさが安っぽいと感じてしまうなら、読む者を感動させることからは遠くなるだろう。だが、本作は結局「大人と子どもという世代間の対立」という図式に収斂しこれを象徴的と見るならば、印象に残る部分もある。
描写の中にはなかなか良いものもあって、作者の知性のしっかりとしたところを窺わせるところがあった。
Posted by ブクログ
閉ざされた村に閉じ込められて、、、呪い??えーワクワクする設定!!
ほとんど子供しか出てこないので、なんか軽い。ホラーって謳ってるけど怖くもないし。
呪いの正体もなんか納得いかないし、そんなんでずっと見つからずにいたってのもおかしい。現代だよね、江戸時代とかならいざ知らず。
最後の終わり方も。事故で済みますか??死体に銃創あるでしょうに。なんだかなーでした。