二宮敦人のレビュー一覧

  • ある殺人鬼の独白

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    おもしろい!
    殺人側の気持ちがわかりやすく独白という形でつらつらとかかれているし、共感しやすい。
    ピンとくるところがある。
    臓器のやつがリアルタイムで近いので怖かった。
    運動系はこういう動機があるんだ。
    走った時のみに出てくるておもしろい。
    私はラーメン屋でラーメン啜っているときにでてくる。帰宅欲なのか強迫的な礼儀なのか、啜っている最中に心の中でごちそうさまと言っている。こわい

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    2023年01月18日
  • 文藝モンスター

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    増田文学賞の受賞で作家となった笹野は、年に一回行われる飲み会に参加していた。増田飲みと呼ばれるその会は増田文学賞でデビューを飾った作家達が集まるという特殊な会であった。個性的な作家達に囲まれ、楽しい会になるはずであったが……。

    ***

    初読みの作家さん。二宮敦人さんの書籍は何冊かタイトルに惹かれ所持しているが、読んだのは初めて。他の作品のタイトルやあらすじがグロテスクなものを思わせる陰鬱なイメージを持っている作家さんだったが、こちらの小説はかなりコミカルな内容のミステリ小説だった。

    要所要所でグロテスクな表現があり、凄惨な様子もあったのだがそれさえも押し流してしまうような爽快感のあるテン

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    2023年01月01日
  • 18禁日記

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    ネタバレ

    色んな人の日記やブログの話で、短編でスラスラ読めました。
    展開を読めてしまうお話もありますが、どの話も狂っていて、少し後味が悪いです。
    少しホラーチックな作品が好きで、淡々と読みたい人にはいいと思います。
    個人的には、「Rの詩集」というお話が良くも悪くも印象に残りました。

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    2022年11月21日
  • ある殺人鬼の独白

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    タイトルで惹かれて購入しましたが,思っていた通りおもしろかったです。
    当たり前ですが,殺人者も人間でそれぞれの価値観があるのだと感じました。

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    2022年09月19日
  • さよなら、転生物語

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    思っていた転生の物語ではなかったけれど、それぞれが転生先で様々な価値観に触れて人間として強くなる。未知の現象に人はどう生き抜いたのか、人間の強さを目の当たりにした。


    ふと、今の人生に疲れた時、嫌気がさした時、「転生」という選択肢があるといいなって思った。

    お気に入りは、二つ目の物語です。

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    2022年07月22日
  • 郵便配達人 花木瞳子が顧り見る

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    ネタバレ

    叙述トリックが素晴らしい。
    目まぐるしく変わる二つの視点から不審な「サンタさんへ」と宛てられた手紙を軸に読者も騙される。
    ただ差出人の、つまりは犯人の性格とか動機とかという部分が些か非現実的すぎるというかファンタジーというか。このシリーズの犯人はサイコが多いので一般人には推量れない動機が多いのだが今回はシンプルに未成熟で幼稚だったのでキャラの魅力という部分ではこれまでよりもだいぶ劣る。
    ミステリー部分が素晴らしかっただけにちょっと惜しい。

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    2022年06月25日
  • 【合本版】最後の医者シリーズ

    Q

    購入済み

    最後

    全体を通して、簡素であるよう丁寧に気持ちが向けられた文が読みやすい。展開も無理矢理感は少なく自然。
    しかし最後。パパ福原の回想を一人称、福原は三人称だったものが激しく混同。表現上意図されたものであろうと、いきなり読みにくく素人文のようになるところは助けて欲しくなる。

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    2022年06月22日
  • 四段式狂気

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    ネタバレ

    いくつものトリックが多重的に仕掛けられていて、手の込んだ手品のような印象の作品。

    マユリの年齢は序盤から怪しい気がしていましたが、パパと先生の関係は予想外すぎて驚いたし「三段目」以降は先の展開が全く読めず、常に「どうなるの?」が頭に浮かぶ状態。

    結末はさほど溜飲が下がるようなものではなかったものの、途中の展開にすごく引き込まれたので、総合的に楽しめたと思っています。

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    2022年04月16日
  • 四段式狂気

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    狂気。。。

    途中までは想像の範囲内だったが、
    母親が出てきたあたりから、
    もう訳がわからない。

    そして誰もいなくなった…

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    2022年03月05日
  • 最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常― 1巻

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    やっぱりすごい!

    やっぱりすごいなあ厳しい世界だなあとひしひしと感じました。それでも続けられるのは楽しいが根底にあるからなんだろうな。小説の方も読んでみたい。

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    2022年02月11日
  • 最後の医者は雨上がりの空に君を願う第1巻

    購入済み

    ストーリー

    は面白いです。ストーリーテラーとしては少し弱い気がしましたが楽しめました。相反する2人の医者がどういった救いをするのか。次巻気になります!

    #エモい #切ない

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    2021年12月09日
  • 世にも美しき数学者たちの日常

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    数学は言語。
    文系に偏りまくっている私は基本的に学校教育レベルの理数科目がほとんどギリギリ(アウト)だけど、アコガレみたいなものがあって、数学の本を読んだりしています。
    数学史の本で歴史上有名な数学者(ガウスとかフェルマーとか)の電気みたいなのは読んだことあったけど、数学者へのインタビューは初めてで、面白かったです。正直研究内容の細かい話は難しいけど、数学や専門分野に対してどう思っているのか、何が楽しくて研究しているのか、などを語る目線が見えるような文章でした。研究者ではなくても、数学と現実世界を結びつける職業の人たちもとても魅力的な活動をしてるんだなあと感じます。
    著者の二宮さんは芸大の本も

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    2021年10月31日
  • 悪鬼のウイルス

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    個人的には嫌いではないし、二宮敦人さんも好きなので楽しめましたが、他の方の言う『最初と最後が雑』というのはわかります。
    設定的には某アニメと似たところがあるなと感じましたが、プラス要素もあったので楽しめました。

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    2021年08月19日
  • 一番線に謎が到着します 若き鉄道員・夏目壮太の日常

    ネタバレ 購入済み

    感動のクライマックス

    個性豊かな職場の面々に囲まれながらもいつもマイペースな壮太君が、駅で起こるちょっと不思議な出来事の謎を解明します。そしてクライマックスでは、鉄道関係者だけでなくその利用客までもが、熱い心と行動力で状況を解決しようと奮闘します。また、それらの出来事を通じて、ある家族たちの絆が再確認されます。文章も読みやすくて、心をほっこりさせる良作です。

    #ほのぼの #感動する #癒やされる

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    2021年07月28日
  • 最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常― 1巻

    無料版購入済み

    謎めいた東京藝大の生徒たちの日常が垣間見れてとても面白かったです。
    やっぱりみんなどこかぶっ飛んでいますね。

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    2021年07月18日
  • 紳士と淑女のコロシアム 「競技ダンス」へようこそ

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    読みすすめるとダンスがとても身近に感じられて、ストーリーにのめり込んでしまった。今になって振り返ると戻りたいような戻りたくないような青春の1ページ。

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    2021年06月18日
  • 18禁日記

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    あと一年で失明する女。就職活動を開始した男子大学生。蚊に刺されやすい男。初体験を空想する女子高生。ブスだと気にするOL。夏休みの宿題を始める少年…

    彼らがつける「日記」。初めは普通の日常だったはずなのに、ささいなこだわりやきっかけから妄想に固執するようになり、だんだん狂っていく。

    Dの日記、Zのブログあたりがすき。
    Uの送信メールボックス、も予想できる展開ながら面白かった。

    ラスト「私の日記」、ちょっと唸った。自分の中に存在する狂気。その時は変だという自覚がなくても、書き出してみると狂気に満ちているかもしれない。

    私は正常です。
    大丈夫!

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    2021年06月12日
  • 世にも美しき数学者たちの日常

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    以前フェルマーの最終定理も読んだことがあるけど、数学について深く分からなくても面白かった。
    数学について書いてあることはわからないことがほとんどだったけど、数学は式を解いていくものではなく、新しい問いを作るもの、もっと面白いものなんだってことが伝わってきた。
    数学者たちもユニークで、イメージがだいぶかわった

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    2021年06月06日
  • 郵便配達人 花木瞳子が望み見る

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    あー、読み終わっちゃった。それにしても周防くんにはイライラしたー。まぁ周防くんはこれからよね。きっと素敵な青年になるに違いない。ミズノンよかったよかった。

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    2021年05月24日
  • 一番線に謎が到着します 若き鉄道員・夏目壮太の日常

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    郵便配達人といい、日常のあたりまえを一生懸命あたりまえにしてくれている人たちにスポットをあてるのが上手だ。壮太くんの老成したかんじも好き。そして表紙も好き。

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    2021年05月24日