二宮敦人のレビュー一覧
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「最後の秘境 東京藝大」の著者が振り返る自らの大学生活。一橋大学競技ダンス部での狂乱の四年を回顧する。技術的なことや、パートナーを固定で決められてしまうこと、大会の悲喜交交などが熱い。
知らないことが多く、面白く読んだ。監督やコーチのいる運動部とは違って上級生が後輩を指導する。高校生は、野球部やサッカー部がどんな風かは想像できるだろうし、チャラチャラ系のスポーツサークルまた同じ。しかしかなり真剣にやってる文化系サークルのことはなかなか分からないだろう。大学生活のことを知りたい人にとってもオススメ。
しかし濃厚な熱さに胸焼けしそうにもなる所もある。読んでも、ダンスをやりたいとは微塵も思わせないのはスゴイ。楽しそうというよりむしろ苦行のように感じた。 -
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月子さんと小指さんの裏世界旅行。裏世界とは人の夢の中の世界。
①飛ぶ鯨
月子さんと小指さんが出会うきっかけになった物語。高校生の月子さんの裏世界に小指さんが現れる。親友のヒナタとの関係やまわりと距離を置くことで浮いた存在に見える月子さん。鯨や竜が現れるファンタジーな世界で、月子さんが現実世界の自分と向き合っていく。
②騎士と狼
大学生になった月子さん。大学生のカップルの夢の中に小指さんと現れる。カップルが夢の中でお姫様である彼女と騎士である彼が、狼と戦い続ける。大学生の彼氏の心の中に潜む二面性。彼女の本当の気持ちと言うか本性。二つの絡みが面白かったです。
③果実とプール
人間のふりをする事で思い悩む桶ノ上創の世界。
小指さんと月子さんのたどり着く世界はお互い別々の世界。自分の思い通りに生きている人ってこの世界にいるのかなと思います。現実の世界ではルールの中で自分を表現する。ルールがなくなった時のひとの行動がどうなるか、ちょっと怖い裏世界。 -
芸大生素敵!
明石家さんまと東大生の番組で、東京芸大の学生が出てて、彼らの魅力がたまらなく面白く、メルマガで紹介されたこの漫画も興味深く読みました。一般的な視線を通した彼らの生態がとても愛おしく面白い。やはり一芸に秀でている人たちは変だけど、「変」は褒め言葉ですね。できうるなら彼ら一人ひとりの生態をもっと見てみたくなります。
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どうしても幽霊を見たい主人公は、幽霊が視える、と噂の
同級生を友人から教えてもらった。
それが理由で話しかけられたら、嫌だろうな、ですが
あっけらかんとしている主人公に、毒気が抜けます。
面白がっているようにも思えますが、何だか違う感じ。
いや、見たいのは見たいみたいですが。
と思っていたら、なラスト。
思いっきり騙されました。
幽霊について、落ちが分かるまでの4話分が
そのための布石だというのに驚きです。
最後まで読んで、ざ~っと流れていく、今までの情報。
このために組まれた、と言っても過言ではない話達に
面白かった! としか言いようがありません。
ただ…同級生の兄については、若干問題あり?w -
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もうすぐ年末で、もうすぐ元先輩が行方不明になって
半年になる。
手紙探偵の所へ、妙な手紙が届いたのが始まり。
いや、それ以前に始まっていたみたいですけれど。
年末という、年賀状区分けアルバイトの時期に
怪しげなアルバイトがやってきたり
事件が勃発してみたり。
非常に怪しげな感じですが、それを言えば
どれもこれも怪しげな人物ばかり。
探偵小説の読みすぎでは? と思うほど、首を突っ込み
翻弄しているような、リードしているような男。
何も言われず、やきもきしている同棲中の彼女。
そんな彼に調査中の話をしてしまう刑事。
仲良くなったり情報をもらうのはいいのですが
確実に、超えてはいけない一線を…。
まぁ本当にやっていたらアウトですが。
一度社会的な信頼を失うと、どこまでも。
それはよくある話ではあります。
だから自分で、というのは納得できる話です。
しかし、仕事は団結力。
ここまですごい団結力を見せつけられると
これはこれで圧倒してしまいます。
人望、大事! -
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『沈没する青函連絡船。炎上する飛行船。墜落する飛行機。もしそこに自分が乗っていたら。目の前でその様を見たら。大切な人が乗っていたとしたら。船内に入ってくる海水、次々に暗い海中に沈んでいく乗客、飛行船から零れ落ちて地面にたたきつけられる乗組員、座席ごと粉々になる人々。実際にあったことスよ。明日起こってもおかしくないことスよ。
事故に遭った人たちは何ら特別な人じゃない、俺らと同じごく普通の一般人で、俺らと彼らを分けるものなんて何もない……そこに、何か好奇心というか、心が引きつけられませんか。』
小さい頃、世界中の切手を集めていたので、なんとなくわかる世界観。クラッシュカバーなんてジャンルもあるんだな。
そういえば、切手、貨幣、ミルクのフタ、ワインのラベルとコルク、絵葉書、いろいろ集めてたなぁ〜。
そういう物への執着心はいつの間に消えて無くなってしまったんだろう…。
前作より面白かった。ミステリーとしてはそうでもないけど、キャラ萌えが良い。今回も相変わらずのとんでもないサイコキラー。 -
購入済み
自分を生きる
近々本書の続編が映像化されるというので、読み始めました。
白血病の実情について、ドラマなどでの知識しかなく、その厳しさを改めて知りました。
医療ものは本もドラマも数多く世に出ていて目にしていますが、エンターテインメントとて受け取っていたんだなと思います。
医師も一人の人間で、生き方についての考え方は様々であるはずです。
ただ、その信念に従って患者の命に向き合っている医師はどれくらいいるのか。
そう考えたとき、自分は自分の生き方にどれだけ真正面から向き合っているのかと、考えさせられました。
人は自分のためだけには生きられない、そんな生き物なんじゃないでしょうか。 -
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真っ黒の表紙に赤文字で書かれた『18禁日記』という文字。
帯にあるこの一文が疑心暗鬼を呼び起こす。
「あなたは自分が 狂っていない と自信をもって言えますか?」
あれ,自分ってまともだよな…?
「誰もが『フツウ』のフリをしながら,他人には言えない秘密を抱えている。」
私の目には周りの人はフツウに見える。
たぶん,周りの人の目にも私はフツウに見えている。
でもそれを確かめる術はない。
いや,あった。その人の日記を読めばいい。
本書に収められた「誰かの日記」。
その形式は日記をはじめ,ブログ,夢日記,詩集,遺書と幅広い。
最後にある『私の日記』。
もちろん,この私は私のことではない。でも…。
本書の最後にある,
「本作品はフィクションです。」
という文言に対して,
これほどまで説得力を感じなかったのは私だけではないだろう。 -
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ネタバレ『増田文学賞』受賞作家たちが集まる「増田飲み」
今回は、編集長と、作家志望で増田賞を狙う若い女性も参加する予定だ。
しかし、編集長と、作家の中の一人は現れないし、作家の卵の女性も参加できなくなった。
インタビュー形式の「作家の本音」最後には「編集(長)の本音」が楽屋裏暴露っぽくて面白い。
かなり盛ってるでしょうけど。
吸血鬼みたいなルックスで、怖くなるとすぐに失神する猟奇ホラー作家・雨漏佐久。
初めて書いた小説(純文学)が増田賞を受賞した、笹野眞子。
笹野は他に仕事を持っており、失神した雨漏の「気道確保」担当でもある。
笹野が自分の「本業」について語っていたところで、頭の中に何か点滅するものは感じましたが…
コミカルに進むお話、伏線いろいろ、個性的な作家たち…軽いけれど面白かった。
他の作家たち
「梶川隆昌院」本格ミステリに怪奇要素、和服。
「藤 良成」青春小説、売れっ子でモテモテ。
「キス山びちこ」恋愛小説・エッセイ。編集部は誰も本人を見ていない。
「朝倉リョウタ」ラノベ。実在の作家にPNが似てるけどいいの?(笑)
「小橋裕子」作家志望。
「藤堂晶」文藝春夏編集長
あの、「帯」の文章、いいんですか?
作家、怒ってません?
ネタバレだし、内容詐称だし…