二宮敦人のレビュー一覧
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自分を生きる
近々本書の続編が映像化されるというので、読み始めました。
白血病の実情について、ドラマなどでの知識しかなく、その厳しさを改めて知りました。
医療ものは本もドラマも数多く世に出ていて目にしていますが、エンターテインメントとて受け取っていたんだなと思います。
医師も一人の人間で、生き方についての考え方は様々であるはずです。
ただ、その信念に従って患者の命に向き合っている医師はどれくらいいるのか。
そう考えたとき、自分は自分の生き方にどれだけ真正面から向き合っているのかと、考えさせられました。
人は自分のためだけには生きられない、そんな生き物なんじゃないでしょうか。 -
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真っ黒の表紙に赤文字で書かれた『18禁日記』という文字。
帯にあるこの一文が疑心暗鬼を呼び起こす。
「あなたは自分が 狂っていない と自信をもって言えますか?」
あれ,自分ってまともだよな…?
「誰もが『フツウ』のフリをしながら,他人には言えない秘密を抱えている。」
私の目には周りの人はフツウに見える。
たぶん,周りの人の目にも私はフツウに見えている。
でもそれを確かめる術はない。
いや,あった。その人の日記を読めばいい。
本書に収められた「誰かの日記」。
その形式は日記をはじめ,ブログ,夢日記,詩集,遺書と幅広い。
最後にある『私の日記』。
もちろん,この私は私のことでは -
Posted by ブクログ
ネタバレ『増田文学賞』受賞作家たちが集まる「増田飲み」
今回は、編集長と、作家志望で増田賞を狙う若い女性も参加する予定だ。
しかし、編集長と、作家の中の一人は現れないし、作家の卵の女性も参加できなくなった。
インタビュー形式の「作家の本音」最後には「編集(長)の本音」が楽屋裏暴露っぽくて面白い。
かなり盛ってるでしょうけど。
吸血鬼みたいなルックスで、怖くなるとすぐに失神する猟奇ホラー作家・雨漏佐久。
初めて書いた小説(純文学)が増田賞を受賞した、笹野眞子。
笹野は他に仕事を持っており、失神した雨漏の「気道確保」担当でもある。
笹野が自分の「本業」について語っていたところで、頭の中に何か点滅する