あらすじ
「生年月日と人生の相関性を対象とする数千年規模の数理解析――それが四柱推命。つまり、統計科学です」。11年前に行方不明になった妹を捜し続ける喜一は、すべての手がかりを失い、藁にもすがる思いで評判の占い師を頼る。白衣を纏った大学院生の彼女は、生年月日から運命を占う「四柱推命」で失踪した妹を占うと、鑑定結果を手がかりに、その足跡をたどり始めるのだが――。
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Posted by ブクログ
内容的には占いのことや、四柱推命の事を知れてよかったが、2人の主人公の女性が大学生であるのにも少し幼い思考すぎてややげんなり。犯人も同様の思考で共感できる部分が少なかった。
Posted by ブクログ
そのうちに、誰かが、占い絡めたミステリーを描くんじゃないかと思っていたけど、もうありました。
女子大学院生で、四柱推命の占師、ヨーセン。彼女に行方不明の女性を捜す依頼が入る。
四柱推命を駆使して、行方を占うが、解決は難しく、自身の限界に悩む。
四柱推命は、なかなか難解なので、説明が多くなりますね。それでも、東洋占術の入門部分がわかりやすく書かれています。
生年月日から占う、命占は、変えられない宿命があるという事が、ちょっと不満だったのですが、自ら生まれ変わろうとした日を、新たな誕生日と考えるというのは斬新。占いって、統計だから、上手く使えば便利なんです。
ミステリーとしては、ふんわりですかね。
まあ、占いとミステリを両方軽めに楽しみました。
Posted by ブクログ
占いには全く興味なし。
でも統計と聞けば気にせずにはいられない(笑)
ということで、ちょっと変わったのを読んでみたいなーという気分に合ってました。
意外とと言っては失礼ですが、期待していたよりもおもしろかった...のですが、予想してたよりもか重い面もありまして。
キャラ的にももっとカラリとしてたらなと思ってしまいました。続きがあるとすれば、よりライトな日常ミステリーみたいになるならぜひとも読みたいですね。
Posted by ブクログ
初手からだまされて「うまいなぁ」って思いました。(^^
なんと言っても四柱推命の説明が楽しかったです。
事件は割と厳しいものがあったりしますし、解決についても牽強付会的なものもありますが、そこは本格推理じゃないと言うことで許してあげたい。(^^;
推理小説ではなく、占い師が活躍するお話だと思って読めば、結構いい感じじゃないかな。
Posted by ブクログ
2015/11/03宝塚ソリオ店サンクスで購入。
表紙に釣られて購入。どうやらこの作家はホラーが得意のようです。裏表紙の作家の作品が角川ホラー文庫でした。
四柱推命の蘊蓄は、大変興味深く面白いです。