本郷和人のレビュー一覧

  • 世渡りの日本史 苛烈なビジネスシーンでこそ役立つ「生き残り」戦略

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    近年とみに多作な本郷先生の最新作。歴史上の人物の失敗と成功をビジネス書のテーストをちりばめながら眺めている。先生の本にしては珍しく、幕末までを視野に入れていることが特徴。ライトタッチで楽しめました。

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    2019年09月24日
  • 乱と変の日本史

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    ネタバレ

    中世から近世への話は、とても面白かった。
    幕末が、西南戦争になる。戊辰戦争は、論じない。そのあたりがちょっと荒っぽい気がする。

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    2019年08月26日
  • 考える日本史

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    冷静にフラットに、日本の歴史を分析する。

    歴史は学生時代から苦手だったけれど、本著は非常に面白く、楽しんで読むことができた。
    ありがちな知識重視・トリビア重視の本ではなく、何故この歴史になったのかを冷静に淡々と分析する。それでいて語り口が面白く、全く飽きさせない。

    日本は競争が無く、安定した社会だった。現在の我々も、無意識にそれを望んでいる。だがそれは、成長しないことを意味する。島国という独立した社会では、それでも生きていけたかもしれないが、国と国の距離がより近くなった今、どんな社会が望ましいのか、

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    2025年12月28日
  • 考える日本史

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     いやー,わたしは面白かった。こういう切り口の本は,とても読みやすくて,ニホンの歴史を縦に眺めることが出来る。
     ます,印象的だったのが,「それが史実かどうかばかり突き止めようとしての仕方がない」というような著者の姿勢である。
     
    青砥藤綱が本当に引付衆のひとりだったのかわからないし,そもそも彼が実在したのかどうかもわからないのですが,しかしこうした逸話が伝わったということは,当時の幕府に「銭の信用を維持することが大事」という意識があったことを示しています。(本文,p19)

    もしも鎖国がなかったと考えるなら,ペリーがやってきたときに,あれだけ日本人が驚いたり,世界情勢にいかに対応するかという

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    2019年07月26日
  • 乱と変の日本史

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    久しぶりに、とっても面白い本と出合いました。歴史では、印象深い場面だけがクローズアップされますが、その印象深い場面までの経緯を分かりやすく詳細に知ることができました。

    P25 乱と変は、勢力Aと勢力Bが拮抗した時に起こる。
    BがAに比べて取るに足らない弱小勢力である場合には、
    単にBが滅びるだけで「乱」「変」という言い方はしない。

    AとBが同じ土俵で戦うことになると、
    その戦いの背景にある人々の見方や考え方、
    生き方などを知る手掛かりになる。

    AとBは、その間に深刻な対立があるからこそ戦う。

    Aという選択肢を取った人たちが、Aグループを
    Bという選択肢を取った人たちが、Bグループを

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    2019年06月01日
  • 乱と変の日本史

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    20190502
    気候や環境の条件に縛られることがなかったために、日本では時代の要請に合致したほうが勝つことが多かったのでしょう。
    ということは、それぞれの戦いをつぶさに見ることによって、その当時の日本がどちらに向かって進んでいたかが見えてくるはずです。 乱や変でどちらが勝ったかよりも、その当時の日本がどういう状況にあり、当時の日本人が何を選択したかを考えることが重要なのです。
    (p.23-24)

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    2019年05月02日
  • 乱と変の日本史

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     乱と変ー戦乱・紛争ーを通して日本史を見た本書。

     戦乱の通史として記述しているので、時代区分でぶつ切りにするよりも分かりやすいものとなっている。
     ある時代は、その時代のみで完結している訳ではなく、前時代や更にそれ以前の時代に拘束されている。それを理解しようとするなら、ある程度通史として見なければならないのだろう。

     しかし、やはり足利直義は不憫で悲劇である。

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    2019年04月30日
  • 乱と変の日本史

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    歴史が好きで特に戦国時代について、解説本や歴史小説を読んできました。信長、秀吉、家康とみんなカッコいいのです。ですが、読んでいるうちに、その前にはどんな大名が活躍していたのだそう、そしてどうして彼らはその地位を譲ることになってしまったのだろう、と疑問が湧いてきました。

    それをひも解くには、戦国時代の前の時代、鎌倉・室町時代等の歴史を勉強するのが一番良いですね。そんな私にとって、この本の著者である、本郷氏の本との出会いは素晴らしかったです。

    ここでは歴史上有名な、乱と変の日本史について解説されています。本能寺の変、有名ですが「三大どうでもいい話」の一つにあげられている点、なるほどと思いました

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    2019年04月21日
  • 承久の乱 日本史のターニングポイント

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    教科書で習ったが、実は承久の乱についてなにもわかっていなかったことがわかった。人名とその関係がなかなか頭に入らず、難儀したが、構成が見事なので、要はこういうことなのですね。ということは理解できた。あとがきを読んで、著者と編集者の労力に敬意を表します。

    ・幕府と言い始めたのは江戸時代。幕府という用語は室町時代。
    ・鎌倉幕府は、保証人ならぬ保障人・源頼朝と主従関係を結んだ仲間たちが、東国に築き上げた安全保障体制。
    ・刀が武士の象徴になるのは、実践から遠ざかった江戸時代のこと。
    ・『吾妻鏡』は基本的に北条氏支配を正当化するもの。
    ・鎌倉時代は女性の地位が高い時代。
    ・「権門体制論」と「東国国家論」

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    2019年04月19日
  • 乱と変の日本史

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    やや親書を書きすぎでマンネリ気味の本郷先生ですが、本書は個人的にはヒット。中世のみならず、相当広い範囲を乱と変をキーワードに説明していきます。応仁の乱に至る室町時代の経緯など、腑に落ちるところが多かったです。

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    2019年04月18日
  • 承久の乱 日本史のターニングポイント

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    シンプルで面白く、すこしドラマ調に。
    この時代の支配や幕府、朝廷の及ぼす範囲にとても興味があって、非常にわかりやすい言葉で伝えてくれた。
    伝える。という難しさが歴史書の課題だと思う。
    それを理解した上で書いているのが良く分かる良著でした。他の作品も読んでみます

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    2019年03月27日
  • 考える日本史

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    新書を乱発している本郷先生の最新作。10のテーマに基づき日本史が語られます。それぞれ興味深いのですが、他と重なる話が多いのが気になるところ。そろそろ一休みのタイミングでは?

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    2019年03月22日
  • 軍事の日本史 鎌倉・南北朝・室町・戦国時代のリアル

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    新書を書きまくっている本郷先生。今度のテーマは「軍事」です。いつものペースで話は進みますが、今回はややエッセイ風で、題材に比し筆致は軽め。軍事がテーマということで、最後に明治維新と太平洋戦争まで踏み込んだのは、読み応えがありました。

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    2019年03月19日
  • 承久の乱 日本史のターニングポイント

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    満を持しての言葉通り、自分の専門分野について書いた本。鎌倉時代の血生臭さや、北条氏の権力への道のり、朝廷と幕府の関係などが、平易でありながら奥深く読ませる。おすすめします。「応仁の乱」より面白いと思うのですが。

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    2019年03月15日
  • 考える日本史

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    歴史を学ぶとは、考え続けること。
    歴史は繰り返すということで学ぶのではなく、歴史を学ぶことで選択肢を増やすことができる、とハラーリも書いてたと思います。
    いい本でした。

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    2019年01月25日
  • 軍事の日本史 鎌倉・南北朝・室町・戦国時代のリアル

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    軍事と日本史の話。
    武力と権威の関係。戦国大名の兵站に対する考え。職業軍人である武士ではない農民を戦わせた工夫…などについて書いてた。

    時代時代で戦いというものをどう考えるのか、ということが変わっているのは面白くて特に印象に残った。
    例えば鎌倉時代は職業軍人である武士が戦うのが前提。でも、室町時代になると数を重視して素人が参加する戦いになる。素人を戦わせるために槍が生まれたり、兵の数が増えることで兵站に対する考えが生まれるなど、先人たちは戦いに勝つこと、負けないことを目指して色んな工夫を研究し続けたんだなーと思った。軍事関連って日常であまり触れないから新鮮。

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    2019年01月08日
  • 日本史のミカタ

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    それぞれ一家言ある井上・本郷両先生の対談本。鎌倉期から幕末まで流れる経済の底流や、実体的な力を失った後の朝廷の生き残り戦略、 など参考になる切り口が多かったです。井上先生の発言が要所要所関西弁なのが面白い。

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    2018年10月25日
  • 日本史のツボ

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    わかりやすい!
    かくも歴史をわかりやすく書いた本があるのだろうか。
    中学程度の知識があれば充分。歴史学の最先端の人が我々にわかりやすく書いてくれている。
    面白くないはずがない。

    それも、時代毎に区切るのではなく、7つのテーマを基にして通史で語ってくれている。すーっと頭に入ってくる。

    地域の項が心に残った。「日本」はどこまでか。当時の人々はどこまで「我が国」と意識していたか。

    「日本」と聞いて北海道から沖縄までを浮かべるのは現代だから。「日本」の範囲は時代によって異なる。

    まさにアハ体験。是非一度。

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    2018年09月26日
  • 上皇の日本史

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    ふむふむなるほど、という一冊。歴史的には政治的権力の担い手としての上皇がいる方が当たり前であり、摂関政治とも共存して(というより混じり合って)いたこと、一方、天皇は権威の源泉として存在していたこと、それであるがゆえに、武家政権の権威づけとしての天皇が活用され(秀吉と家康の例はわかりやすい)、武家政権の完成形となった江戸時代を最後に上皇が存在しなくなったこと、などが私の理解です。天皇退位に伴い、新天皇との関係が気になるところ。本書を敷衍すると、結局権威の源泉は一人、という気がしますが。

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    2018年09月20日
  • 壬申の乱と関ヶ原の戦い――なぜ同じ場所で戦われたのか

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    ▶︎-2018/06/04▶︎関ケ原町住民として大変嬉しい本です。ただ地元住民としては、大海人皇子の行宮がどこにあったのかを明確にしていただきたかったし、地形図や写真などがあるとより興味深くなったと思う。▶︎著者は5回関ケ原にきたとあるが、残念ながらその成果が具体的に現れていないと思う。

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    2018年06月07日