本郷和人のレビュー一覧

  • 日本史のミカタ
    それぞれ一家言ある井上・本郷両先生の対談本。鎌倉期から幕末まで流れる経済の底流や、実体的な力を失った後の朝廷の生き残り戦略、 など参考になる切り口が多かったです。井上先生の発言が要所要所関西弁なのが面白い。
  • 日本史のツボ
    わかりやすい!
    かくも歴史をわかりやすく書いた本があるのだろうか。
    中学程度の知識があれば充分。歴史学の最先端の人が我々にわかりやすく書いてくれている。
    面白くないはずがない。

    それも、時代毎に区切るのではなく、7つのテーマを基にして通史で語ってくれている。すーっと頭に入ってくる。

    地域の項が心...続きを読む
  • 上皇の日本史
    ふむふむなるほど、という一冊。歴史的には政治的権力の担い手としての上皇がいる方が当たり前であり、摂関政治とも共存して(というより混じり合って)いたこと、一方、天皇は権威の源泉として存在していたこと、それであるがゆえに、武家政権の権威づけとしての天皇が活用され(秀吉と家康の例はわかりやすい)、武家政権...続きを読む
  • 壬申の乱と関ヶ原の戦い――なぜ同じ場所で戦われたのか
    ▶︎-2018/06/04▶︎関ケ原町住民として大変嬉しい本です。ただ地元住民としては、大海人皇子の行宮がどこにあったのかを明確にしていただきたかったし、地形図や写真などがあるとより興味深くなったと思う。▶︎著者は5回関ケ原にきたとあるが、残念ながらその成果が具体的に現れていないと思う。
  • 日本史のツボ
    第六回の女性を知れば日本史がわかる、が一番興味深い。

    ・外戚が世襲するのは日本独特のこと。
    ・家督争いの時決め手になるのは母親の実家
    ・女性天皇が即位しても、それを継ぐのは父系で女性はつなぎ役。
    などなど。
  • 壬申の乱と関ヶ原の戦い――なぜ同じ場所で戦われたのか
    著者の近作(日本史のツボ)とややダブりますが、日本の歴代政権の地域感を学ぶためには良い本。勉強になります。
  • 日本史のツボ

    なかなかの出来

    難しいことは書いていませんが、知性と教養がある人にはより味わい深く読めると思います
  • NHKさかのぼり日本史(2)昭和 とめられなかった戦争
    浅くもなく広すぎも深すぎもせず、ちょうどいい塩梅の量と質の良書。何があったかではなく何故そうなったかという視点が、近代史を知るうえで、また将来に生かすために、とても重要なポイントだと思う。中学2年生の3学期の社会科の授業では本書を読ませるだけで十分だろう。
  • 戦国武将の選択
    小和田哲男氏が「御大」化(失礼!)する中、著者は磯田道史氏とともに、メディア露出の多い歴史学者のツートップといえるのではないだろうか。

    別の著書の前書きで「ぼくの本は売れない」と嘆いていたけど、決してそんなことはなく、本書も語りおろしの形式で、とても読みやすいものとなっている(ときどき筆が走るのも...続きを読む
  • 文藝春秋 2015年 6月号

    イイネ

    10年前から毎月購読していますが、本の整理が大変ですので3年前から電子ブックに変更。もう少し、普通の書籍に比べて安くなるとありがたいですが...
  • NHKさかのぼり日本史(7)戦国 富を制する者が天下を制す
    苦しい乱世の中、秀吉がどうやってあれだけの大金を作ったのか疑問に思ったのが読むきっかけ。わかりやすく、とても面白かった。
    余談だけど、昔の政治をただ面白いと思って読んでるだけの私にとって、著者の最後の一言にはちょっとどっきりさせられた。今は平和な世だから必死になる為政者がいないんだろうけど。
  • 文藝春秋2月号

    文芸春秋3月号

    年間購読にしているのですがどうしたら読めますか
  • NHKさかのぼり日本史(2)昭和 とめられなかった戦争
    NHKのEテレで放映しているさかのぼり日本史の第二巻です。
    満州事変から敗戦までの歴史を東大の加藤陽子教授が解説しております。
    4つ上げたターニングポイントの中で、一番のポイントはマリアナ沖海戦・サイパン陥落(1944年)だと思います。この時点で戦争をやめていれば、原爆も沖縄戦も空襲もなかったと思い...続きを読む
  • 東大脱力講義 ゆるい日本史 ~鎌倉・室町・戦国時代~
    偉人?も全てが完ぺきだったわけじゃない。当たり前だけれど。
    そんな偉人たちの人間くさい部分をわからせてくれる本です。
    ちょっとだけ、後醍醐天皇には同情します。
    天皇家に生まれたら、記録が残ってしまいますしね…。
    自分は平凡な生まれで良かった?
  • 考える日本史
    ある一文字をテーマにとって、著者が歴史で語り尽くすといった形式の一冊です。あちこちに話題が飛び、そのお話が勉強になるものだから、とても楽しい読書体験となりました。
  • 東大教授がおしえる さらに!やばい日本史
    絵もヘタウマでいいですね。
    日本の歴史をわかりやすく、面白く、バカバカしく?説明してくれていました。
    楽しかった!
  • 「失敗」の日本史
    平清盛、源義経、上杉謙信、そして織田信長、豊臣秀吉といった、歴史上の名だたるヒーロー達。彼らの犯した(?)過ち、失敗とその背景を振り返り、もし彼らがその失敗とは違う「別の道」を歩んでいたらどうなったか考察する。歴史にifは無いが、敢えてそのシミュレーションをして見るのも歴史を学ぶ楽しさだろう。

    ...続きを読む
  • 東大教授がおしえる やばい日本史
    有名な偉人の素晴らしい功績と意外な一面が知れる本。
    読みやすく、これをきっかけに、もう少し歴史本を読もうと決意。
  • 北条氏の時代
    大まかに理解していると思っていたが、経済の変化 御家人との関係の変化なども含めて概観するとかなり興味深い時代だということがわかります。
    自社巡りが好きなので、改めて鎌倉周辺を回ってみようと思っています。
  • 日本史の法則
    日本って、皇室以外は血よりも家、なんですね。
    そこが面白い。
    そーいや、実家は一族で住んでいます。
    本家がダメになったら、すぐに分家があとを継げるように。
    でもこれは、血が優先されてるのかしら…?