本郷和人のレビュー一覧

  • 乱と変の日本史

    Posted by ブクログ

     乱と変ー戦乱・紛争ーを通して日本史を見た本書。

     戦乱の通史として記述しているので、時代区分でぶつ切りにするよりも分かりやすいものとなっている。
     ある時代は、その時代のみで完結している訳ではなく、前時代や更にそれ以前の時代に拘束されている。それを理解しようとするなら、ある程度通史として見なければならないのだろう。

     しかし、やはり足利直義は不憫で悲劇である。

    0
    2019年04月30日
  • 乱と変の日本史

    Posted by ブクログ

    歴史が好きで特に戦国時代について、解説本や歴史小説を読んできました。信長、秀吉、家康とみんなカッコいいのです。ですが、読んでいるうちに、その前にはどんな大名が活躍していたのだそう、そしてどうして彼らはその地位を譲ることになってしまったのだろう、と疑問が湧いてきました。

    それをひも解くには、戦国時代の前の時代、鎌倉・室町時代等の歴史を勉強するのが一番良いですね。そんな私にとって、この本の著者である、本郷氏の本との出会いは素晴らしかったです。

    ここでは歴史上有名な、乱と変の日本史について解説されています。本能寺の変、有名ですが「三大どうでもいい話」の一つにあげられている点、なるほどと思いました

    0
    2019年04月21日
  • 承久の乱 日本史のターニングポイント

    Posted by ブクログ

    教科書で習ったが、実は承久の乱についてなにもわかっていなかったことがわかった。人名とその関係がなかなか頭に入らず、難儀したが、構成が見事なので、要はこういうことなのですね。ということは理解できた。あとがきを読んで、著者と編集者の労力に敬意を表します。

    ・幕府と言い始めたのは江戸時代。幕府という用語は室町時代。
    ・鎌倉幕府は、保証人ならぬ保障人・源頼朝と主従関係を結んだ仲間たちが、東国に築き上げた安全保障体制。
    ・刀が武士の象徴になるのは、実践から遠ざかった江戸時代のこと。
    ・『吾妻鏡』は基本的に北条氏支配を正当化するもの。
    ・鎌倉時代は女性の地位が高い時代。
    ・「権門体制論」と「東国国家論」

    0
    2019年04月19日
  • 乱と変の日本史

    Posted by ブクログ

    やや親書を書きすぎでマンネリ気味の本郷先生ですが、本書は個人的にはヒット。中世のみならず、相当広い範囲を乱と変をキーワードに説明していきます。応仁の乱に至る室町時代の経緯など、腑に落ちるところが多かったです。

    0
    2019年04月18日
  • 承久の乱 日本史のターニングポイント

    Posted by ブクログ

    シンプルで面白く、すこしドラマ調に。
    この時代の支配や幕府、朝廷の及ぼす範囲にとても興味があって、非常にわかりやすい言葉で伝えてくれた。
    伝える。という難しさが歴史書の課題だと思う。
    それを理解した上で書いているのが良く分かる良著でした。他の作品も読んでみます

    0
    2019年03月27日
  • 考える日本史

    Posted by ブクログ

    新書を乱発している本郷先生の最新作。10のテーマに基づき日本史が語られます。それぞれ興味深いのですが、他と重なる話が多いのが気になるところ。そろそろ一休みのタイミングでは?

    0
    2019年03月22日
  • 考える日本史

    Posted by ブクログ

    歴史を学ぶとは、考え続けること。
    歴史は繰り返すということで学ぶのではなく、歴史を学ぶことで選択肢を増やすことができる、とハラーリも書いてたと思います。
    いい本でした。

    0
    2019年01月25日
  • 日本史のミカタ

    Posted by ブクログ

    それぞれ一家言ある井上・本郷両先生の対談本。鎌倉期から幕末まで流れる経済の底流や、実体的な力を失った後の朝廷の生き残り戦略、 など参考になる切り口が多かったです。井上先生の発言が要所要所関西弁なのが面白い。

    0
    2018年10月25日
  • 日本史のツボ

    Posted by ブクログ

    わかりやすい!
    かくも歴史をわかりやすく書いた本があるのだろうか。
    中学程度の知識があれば充分。歴史学の最先端の人が我々にわかりやすく書いてくれている。
    面白くないはずがない。

    それも、時代毎に区切るのではなく、7つのテーマを基にして通史で語ってくれている。すーっと頭に入ってくる。

    地域の項が心に残った。「日本」はどこまでか。当時の人々はどこまで「我が国」と意識していたか。

    「日本」と聞いて北海道から沖縄までを浮かべるのは現代だから。「日本」の範囲は時代によって異なる。

    まさにアハ体験。是非一度。

    0
    2018年09月26日
  • 上皇の日本史

    Posted by ブクログ

    ふむふむなるほど、という一冊。歴史的には政治的権力の担い手としての上皇がいる方が当たり前であり、摂関政治とも共存して(というより混じり合って)いたこと、一方、天皇は権威の源泉として存在していたこと、それであるがゆえに、武家政権の権威づけとしての天皇が活用され(秀吉と家康の例はわかりやすい)、武家政権の完成形となった江戸時代を最後に上皇が存在しなくなったこと、などが私の理解です。天皇退位に伴い、新天皇との関係が気になるところ。本書を敷衍すると、結局権威の源泉は一人、という気がしますが。

    0
    2018年09月20日
  • 壬申の乱と関ヶ原の戦い――なぜ同じ場所で戦われたのか

    Posted by ブクログ

    ▶︎-2018/06/04▶︎関ケ原町住民として大変嬉しい本です。ただ地元住民としては、大海人皇子の行宮がどこにあったのかを明確にしていただきたかったし、地形図や写真などがあるとより興味深くなったと思う。▶︎著者は5回関ケ原にきたとあるが、残念ながらその成果が具体的に現れていないと思う。

    0
    2018年06月07日
  • 壬申の乱と関ヶ原の戦い――なぜ同じ場所で戦われたのか

    Posted by ブクログ

    著者の近作(日本史のツボ)とややダブりますが、日本の歴代政権の地域感を学ぶためには良い本。勉強になります。

    0
    2018年03月10日
  • 日本史のツボ

    購入済み

    なかなかの出来

    難しいことは書いていませんが、知性と教養がある人にはより味わい深く読めると思います

    0
    2018年03月01日
  • 戦国武将の選択

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小和田哲男氏が「御大」化(失礼!)する中、著者は磯田道史氏とともに、メディア露出の多い歴史学者のツートップといえるのではないだろうか。

    別の著書の前書きで「ぼくの本は売れない」と嘆いていたけど、決してそんなことはなく、本書も語りおろしの形式で、とても読みやすいものとなっている(ときどき筆が走るのもご愛嬌)。

    日本の歴史研究の最前線とも言うべき東京大学史料編纂所にいるだけあって、自説にも資料的根拠を付加するところも興味深い。「あの兵力差で信長は本当に桶狭間を戦ったか」とか「家康と『信康切腹』と『長篠』」などはなるほどなぁと思わされてしまった。

    AKBヲタの先生だけに、「大島優子とキャラが似

    0
    2015年09月17日
  • インテリジェンス関ヶ原

    Posted by ブクログ

    俯瞰的にみることの大切さを学んだ。事柄は関ヶ原に向けて進んでいるように思えるが、関ヶ原は一通過点にしか過ぎず、もっと大きな想定があった。

    0
    2026年08月14日
  • インテリジェンス関ヶ原

    Posted by ブクログ

    徳川家康のインテリジェンス。関ヶ原の戦いは1日で終わるが、その前後の密かな戦い、インテリジェンスにスポットを当てる。東北、北陸、九州などの独自の動きについても詳説。
    まさか天下分け目の戦いが1日で決着がつくとは誰も思わなかったのだろう。

    近年、話題のシン関ヶ原的な内容はなく、ほぼ従前の説を元にした記述。

    週刊文春に連載されたおそらく語り下ろし。語り口といい、筆者は令和の半藤一利的な立場になりつつあるように思える。

    0
    2026年08月12日
  • 変わる日本史の通説と教科書

    Posted by ブクログ

    時代が移るに連れて変化してきた日本史の教科書。しかし、一般の人には余り認知されていない。本書は第一線の研究者によって、その変化の理由と解説がわかりやすく説明された本である。

    歴史研究が進み、定説とされる説明が変化すると教科書の記載事項も変わる。当たり前の事だ。例えば、地理の学習で『主要な貿易相手国』が変化すれば、当然学習する内容も変化するようなものだ。けれど、今も昔も、『歴史は暗記科目』という呪縛から逃れられない。

    結局、本書で著者が言っているように、大学入試のシステム自体が変わり、高校教育が根本的に変わらないことにはブレイクスルーは出来ないと思う。なんとかそうなってほしい。

    【余談】

    0
    2026年08月10日
  • 世襲の日本史 「階級社会」はいかに生まれたか

    Posted by ブクログ

    東大史料編纂所教授だった(過去形)本郷先生。最近時々テレビでも見かけると思ったら、定年退官して藤田医科大学特命教授になったのね。(コロナの時にクルーズ船乗客を受け入れた大学だ)なるほど。

    本書は2019年9月10日初版。
    “日本社会を動かしてきたのは『地位よりも家』という、『世襲』を是とする大原則だった”という論理を、古代から明治維新までの事例を挙げて解説している。頷ける所が多い。大きな歴史の流れから社会構造の成り立ちを読み取る事は、現在を理解する上で大切だと思う。

    NHK出版の新書だから、ジャンル的には“ビジネス書”なんだろうけど、さすがに専門家だけあって、中世に関する事例ではちょっとマ

    0
    2026年08月09日
  • 東大教授がおしえる やばい日本史

    Posted by ブクログ

    大河ドラマの豊臣兄弟!がおもしろくて、何か日本史系の本に手を伸ばしてみようかと。児童書だけど、情報量はたっぷり。絵もたっぷり。日本史初心者の私にはちょうどいい。
    偉人たちの<すごい>ところと<やばい>ところを並べてる。落差!

    「『すごい』ばかりの人なんていない。だからこそ、人はおもしろい!」という見返しの言葉には勇気づけられる。

    0
    2026年07月27日
  • インテリジェンス関ヶ原

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    秀吉子飼の武将たちがあれほど東軍についたのは、秀吉の秀次への仕打ちや朝鮮出兵への対応について、反発していたからだというのが理由というのに納得。三成憎し、だけでなく、秀吉に腹を立てていたこと。そして戦う前から結果がわかっていたこと。東軍に比べ西軍のやる気がなかったこと。豊臣は存続できた可能性があったこと。腑に落ちた。

    0
    2026年07月25日