本郷和人のレビュー一覧

  • 日本史のミカタ

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    <目次>
    はじめに  日本史はひとつではない
    序章    ここだけの話
    第1章   神話と統治
    第2章   祭り上げの政治技術
    第3章   武士と武芸の源流
    第4章   「日本国」意識
    第5章   絶対王政・室町幕府
    第6章   朝廷は下剋上で輝く
    第7章   鎖国と米本位制
    第8章   明治維新はブルジョワ革命だった
    終章    日本人と天皇

    <内容>
    最近露出の多い、東大の本郷和人と京都大出身の井上章一(本職は建築史だが、世界史に造詣が深く、『京都ぎらい』で一躍有名に)の日本史対談集。やや暴走気味に歴史の妄想を語る京都史観の井上氏に、東京史観の本郷氏が斬り返す(ただ、後半はかなり押され気

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    2018年10月06日
  • 上皇の日本史

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    <目次>
    まえがき
    第1章  「ヤマト」の時代~平安朝
    第2章  上皇による専制~白河・鳥羽・後白河
    第3章  専制からシステムへ~承久の乱がもたらしたもの第4章  朝廷と幕府~御嵯峨上皇の院政を例に
    第5章  古文書から読み解く院政~官宣旨から院宣へ
    第6章  上皇による徳政の変容~両統迭立期から南北朝だ第7章  存在を脅かされる天皇・上皇~バサラ・義満・信長
    第8章  権威としての復活
    終章   近代天皇制の中で~終身在位する天皇

    <内容>
    来年の4月で「平成」が終わる。そこで問題視されてきた天皇の退位。近代の「皇室典範」では「終身在位」が全て。その中で「上皇」となるわけだから、大いなる

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    2018年09月21日
  • 壬申の乱と関ヶ原の戦い――なぜ同じ場所で戦われたのか

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    壬申の乱(大友皇子VS大海人皇子)、青野ケ原の戦い(高師冬など北朝武士団VS北畠顕家など南朝の奥州武士団)、そして関ヶ原の戦い(略)が、ほぼ同じような場所(不破=青野ケ原=関ヶ原)で行われたことをテーマに、日本の西国と東国の地域差、そしてこれら3つの戦いの後、歴史が大きく変わったのはなぜなのかを、俯瞰的に解き明かしたもの。歴史の読み方の入門書としても、良作だと言えるだろう。

    惜しむらくは、入門書的な位置づけをしているせいか、関ヶ原の戦いに関して最近よく見かける「小山評定の有無」「メッケルの『西軍勝利』発言の有無」はこれまでの通説を踏襲し、「関ヶ原の戦い本戦の戦闘時間」についてはスルーしている

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    2018年07月15日
  • 日本史のツボ

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    日本の政治、経済、宗教etc. が、どのように移り変わってきたか、その起源はどこにあるかがわかりやすく解説されています。帯に「歴史は暗記科目じゃありません!」とある通り、覚えることに主眼がないのが良いです。

    細かいところに立ち入っていないので気軽に読むことができますが、中学で習う歴史くらいの知識がないとつらい箇所があります。自分は部分的にスッと入ってこない箇所がありました。

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    2018年06月23日
  • 壬申の乱と関ヶ原の戦い――なぜ同じ場所で戦われたのか

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    歴史を時系列の流れのみならず「意味」で捉える面白さを実感した。地政学的な重要性は多少時代が移ったとてなかなか大きくは変わらないわけで考えてみれば当然なんだろうけど、非常に面白かった。古代〜中世は好きなんだけどそれ以降、室町〜戦国時代のように多くの武将が錯綜する頃の歴史に明るくないので本書を読んでもっと丁寧に歴史の流れをタテヨコで眺めてみたいなと思わされた。

    読み進めてワクワクする歴史の本に出会えるのは嬉しい。
    学生の頃あんなに日本史が嫌いだったのに、実はこんなに面白かったのかと気づかされる度にどうも損してきた気がしている。でも高校の日本史教科書とか、ほんとにつまらなかったのを覚えてる。あれは

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    2018年05月06日
  • 日本史のツボ

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    著者は東京大学史料編纂所で「大日本史料」第五編の資料集の編纂が仕事。建長年間(1249~1256)の史料を読んでいる方。天皇・宗教・土地・郡司・地域・女性・経済の7項目を選びその「時代の流れ」を把握すべく本書を書いた。項目ごとの移り変わりがすっきりとし、また相互のかかわり具合もわかった。教科書とはまた違った著者の見解はおもしろい。・・と言って読んでる時は分かったつもりでも右から左に抜けてしまうのでメモ。

    メモ
    〇天皇 皇位継承がタテに繫がると安定、横に伸びると騒乱。親から子に継承されるともめごとは起きず、兄から弟、甥とかになると壬申の乱のように騒乱が起きる。当初は政治も行っていたが江戸になり

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    2018年04月27日
  • 日本史のツボ

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    著者は最近よくTVのクイズ番組で見かけるのでチャラチャラした人物かと思っていたら、本職は「大日本史料」の第5編という史料集を編纂することで、そのため来る日も来る日も建長年間(1249~1256年)の資料を読んでいる真面目(?)な東大教授でした。

    その本職から離れて、歴史学によって「むかし」を知ることを「いま」に結びつける、という過程の中で、歴史はどういうベクトルで動いているかを知るために、つまり日本の古代~明治以前までの流れを把握するために、「天皇、宗教、土地、軍事、地域、女性、経済」の7つの観点から、歴史の流れを捉えている。
    読んで驚いたのは、本当に「ツボ」と思われる箇所をしっかりと押さえ

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    2018年04月18日
  • 壬申の乱と関ヶ原の戦い――なぜ同じ場所で戦われたのか

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    古代から近世の時間軸と、日本列島の東西の振幅という大きな視座を使って、日本史全体を俯瞰する。そのキーに、「関」:関ヶ原に光を当てるという、スケールの大きな解説。

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    2018年10月14日
  • 戦いの日本史 武士の時代を読み直す

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    歴史も科学と同じで、現象論だけを見ていると真実を見誤る。同じ武士の時代でも源平それぞれのインセンティブは表裏一体。「上洛」の理解の仕方ひとつで戦国武将の考え方は違って見えてくる。信長、秀吉、家康の違いを表現するのによく使われる「ホトトギス」。実はホトトギスって天皇のことだったのか?

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    2016年09月22日
  • 戦国夜話

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    口調はフランクだけどさすがに史料編纂所教授だけあって史実をきちんと調べてあってよかった 最新の研究事情も垣間見れた

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    2016年08月03日
  • 戦国夜話

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    マンガやゲームから入る以外にも、歴史に興味を持つ人の裾野を広げようとする試みか。研究者としては、かなり危険な取り組みだと思うが、人文系アカデミズムの無用論を唱える人が増えているので、なんとかしようと努力されているみたい。

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    2018年10月14日
  • 戦国武将の選択

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    <目次>
    まえがき  史料とのつきあいはバランスが大事
    第1章  あの兵力差で信長は本当に桶狭間を戦ったか
    第2章  「天下統一」という新概念はどう生まれたか
    第3章  部下・光秀が「本能寺」を決めた出来事
    第4章  「戦国最強の武将」はだれか
    第5章  武将たちが残した人生哲学
    第6章  執権北条氏、粛清政治の手法~戦国前夜①
    第7章  「大義名分」がない中世武士の感覚~戦国前夜②
    第8章  利休は強欲だから秀吉に殺されたのか
    第9章  「利休七哲」と徳川大奥
    第10章  武将の名から人間関係が見える
    第11章  家康と「信康切腹」と「長篠」

    <内容>
    最近はテレビでのAKB高城推しなど、

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    2015年10月31日
  • NHKさかのぼり日本史(8)室町・鎌倉 “武士の世”の幕開け

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    南北朝分裂が我が国特有の天皇を中心とした権威に
    大いなる揺らぎをもたらした
    天皇の権威の失墜は、そのもとにある公家も権威がなくなり、その庇護にあった武士も頼る者がなくなり、税金の徴収システムが綻び始めて、困窮の時代が来ます

    29.4.30再読

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    2017年05月02日
  • 戦国武将の明暗

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    関ヶ原の秀秋の件、なるほど。◆大谷吉嗣と三成の茶器の話のソースがない件。秀吉の逸話としてはあり。◆江戸と穢土。◆関ヶ原と群雄割拠が常態と言う意識の件。◆島津の内府の乱。◆立花道雪の話。?千代。◆佐竹の話。秋田美人の件。◆◆◆◆面白そうな本の紹介あり。◆◆山本博文「島津義弘の賭け」中公文庫◆山本博文「江戸人のこころ」角川選書◆高殿円「剣と虹」文春 井伊直虎の話

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    2020年07月27日
  • 戦いの日本史 武士の時代を読み直す

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    ≪目次≫
    はじめに
    第1章  平清盛と源頼朝―治承・寿永の内乱―
    第2章  後鳥羽上皇と北条義時―承久の乱―
    第3章  安達泰盛と平頼綱―霜月騒動―
    第4章  足利尊氏と後醍醐天皇―南北朝内乱―
    第5章  細川勝元と山名宗全―応仁の乱―
    第6章  今川義元と北条氏康―駿東地域の争奪戦―
    第7章  三好長慶と織田信長―戦国の畿内争奪の諸相―
    第8章  豊臣秀吉と徳川家康―小牧・長久手の戦い―
    おわりとあとがきを併せて

    ≪内容≫
    日本史中世の専門家が、武士の時代を2人ずつ対立関係で時代を見ていこうという大胆な試論。本郷さんの著書はとてもわかりやすいので、廉価な本が出ると手に入れています。しかし、

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    2013年01月26日
  • 歴史をなぜ学ぶのか

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    歴史学者の本郷和人による、日本史を学ぶことの意義を説いた一冊。

    本郷和人の歴史観を知ることができた。

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    2026年03月28日
  • 議論の日本史

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    さすが歴史学者の本郷センセイ。天皇と将軍、どちらが「上」だったのか。誰しも一度は気になった問題のはず。でもそうはいっても天皇が任命しているんだから、とは当然いかないわけで。

    誰が権力を持っているのか、幕府の成立年をどう考えるべきか、タコツボ化しているという専門家の世界は良いとは思えないけど、歴史にはいろんな視点があって良いと思う。

    もちろん、「証拠」や深い研究に基づかない、「政治」での主張はご遠慮いただきたい。

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    2026年02月07日
  • 日本史の法則

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    すごく自由にのびのびと語られているように思った。その点に個性があってよかった。
    非戦闘員を戦わせるために、豪傑が真っ先に敵陣に攻め込むことが重要になるという古い時代の戦場の話が怖かった。どうして農民が戦おうと思えるのか不思議だったけれど、考えてみればそうだ。こういった戦争の歴史においては「もしも」を考えることはかなり意味のあることだと私も思う。犠牲者を出さないために考え抜かなければならない。
    日本人と宗教の話も面白かった。宗教本来の厳しさのようなものが、日本では根付きにくいように思えるのが不思議。日本人はこれが普通だと思い込んでいて同調圧力もあるけれど、世界的に見れば特殊なのかもしれない。

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    2026年01月29日
  • 豊臣の兄弟 秀吉にとって秀長とは何か

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    何故、豊臣秀吉は天下を獲れたのか?
    そして弟・秀長は如何に秀吉を支えたのか。
    信頼できる史料を元に考察し、豊臣政権とは何かを解説。
    ・まえがき
    第一章 秀吉の何が、他の武将と違うのか
    第二章 戦う秀吉は、なぜ強かったのか
    第三章 天下人with秀長
    第四章 豊臣政権とは何だったのか
    ・あとがき

    織田信長の後継と成るための全国統一。
    その後の秀吉と、弟・秀長の役割を中心にした解説。
    特に、農民出身であること。
    武士の原理、武士の「家」の重要視とは異なる思考。
    信長も織田家を考えていたが、秀吉には分からない。
    それ故の武士とは異なる考えは、武勇よりも
    デスクワークの能力を評価した。
    秀吉自身は

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    2026年01月17日
  • 日本史の血脈

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    本郷氏の最新本で、彼の本はこれで39冊目となります。新しい本が出るたびに興味ある視点で書かれていて楽しみです。今年のNHK大河ドラマは、豊臣秀長に焦点が当たる様ですね、豊臣秀長の存在を初めて知ったのは、数十年前に読んだ「堺屋太一氏」の本です、秀長が秀吉を長い間支援してきたことは知っていましたが、それ以外の兄弟には冷たい対応をしていたことは初めて知りました。

    世の中が激動の時と、平和な時で、日本は様々な考え方が交互に支配していた様です、現在は、平和から激動へ移り変わっていると思います、これからの日本を見ていく上で、覚悟をしなければならない時期に来ていると感じました。

    以下は気になったポイント

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    2026年01月03日