本郷和人のレビュー一覧
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≪目次≫
はじめに
第1章 平清盛と源頼朝―治承・寿永の内乱―
第2章 後鳥羽上皇と北条義時―承久の乱―
第3章 安達泰盛と平頼綱―霜月騒動―
第4章 足利尊氏と後醍醐天皇―南北朝内乱―
第5章 細川勝元と山名宗全―応仁の乱―
第6章 今川義元と北条氏康―駿東地域の争奪戦―
第7章 三好長慶と織田信長―戦国の畿内争奪の諸相―
第8章 豊臣秀吉と徳川家康―小牧・長久手の戦い―
おわりとあとがきを併せて
≪内容≫
日本史中世の専門家が、武士の時代を2人ずつ対立関係で時代を見ていこうという大胆な試論。本郷さんの著書はとてもわかりやすいので、廉価な本が出ると手に入れています。しかし、 -
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「いい家柄」という言葉がある。古くから優れた血が流れてきた家、という響きをどこかに持つ。だが、本当にそうなのだろうか。
家柄は単に血脈だけから生まれたものではないことが見えてくる。婚姻があり、養子があり、官職や土地があり、時には系図さえ整えられてきた。そこへ周囲の承認が重なって、「名家」という姿がつくられてゆく。
家柄とは、血という一本の糸ではなく、幾本もの糸を撚り合わせた綱のようなものなのだろう。「どこの家に生まれたか」よりも興味深い問いが浮かぶ。その家は、何を受け継ぎ、何を守り、何を後世に伝えてきたのか。家柄とは血の古さではなく、歴史の積み重ねなのかもしれない。 -
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ネタバレYouTubeで動画を拝見させていただいた本郷先生の著作を読んでみたく拝読。本の中で先生は、「僕の本は売れない」と謙遜されていたが、なるほど前半は同じような登場人物が多く読みにくい。しかし、解りやすくする努力は感じられる。印象に残ったのは戦国の女性の逞しさである。戦国時代は男だけ戦っていたのではない。女だって命がけだ。中には女城主として城を統括していたものまでいた。その女城主も偶然的にちらほら出現していた印象を受けた。江戸時代が封建的なものになっていたのに比べ戦国時代はルール無用の実力主義で面白い。女だから男だからというくくりではなく、実力あるものが全体を統べる。
また戦の城のなかの描写があ -
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鎌倉時代から安土桃山時代までをメインに、歴史上の戦いを戦略・戦術・兵站・大義名分というテーマで分析し、それらの戦いのリアルな姿を浮かび上がらせようという一冊。
特に期待したのは戦術・兵站に関する部分でした。鎌倉時代から室町時代ぐらいまでは装備としては刀、槍、弓矢ぐらいしかなく、安土桃山時代になってようやく火縄銃が登場します。刀・槍・弓矢がメインの戦場とはどういうものなのか、その辺りの記述を期待して読んでみました。当時は侍のような職業軍人なら刀を抜きあって殺し合いができたとしても、農民をかき集めて戦場に送り出しても、なかなか人を切り殺すという行為はできなかっただろうとの事。そこで、長距離から攻