本郷和人のレビュー一覧
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ネタバレすごく自由にのびのびと語られているように思った。その点に個性があってよかった。
非戦闘員を戦わせるために、豪傑が真っ先に敵陣に攻め込むことが重要になるという古い時代の戦場の話が怖かった。どうして農民が戦おうと思えるのか不思議だったけれど、考えてみればそうだ。こういった戦争の歴史においては「もしも」を考えることはかなり意味のあることだと私も思う。犠牲者を出さないために考え抜かなければならない。
日本人と宗教の話も面白かった。宗教本来の厳しさのようなものが、日本では根付きにくいように思えるのが不思議。日本人はこれが普通だと思い込んでいて同調圧力もあるけれど、世界的に見れば特殊なのかもしれない。
日 -
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何故、豊臣秀吉は天下を獲れたのか?
そして弟・秀長は如何に秀吉を支えたのか。
信頼できる史料を元に考察し、豊臣政権とは何かを解説。
・まえがき
第一章 秀吉の何が、他の武将と違うのか
第二章 戦う秀吉は、なぜ強かったのか
第三章 天下人with秀長
第四章 豊臣政権とは何だったのか
・あとがき
織田信長の後継と成るための全国統一。
その後の秀吉と、弟・秀長の役割を中心にした解説。
特に、農民出身であること。
武士の原理、武士の「家」の重要視とは異なる思考。
信長も織田家を考えていたが、秀吉には分からない。
それ故の武士とは異なる考えは、武勇よりも
デスクワークの能力を評価した。
秀吉自身は -
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本郷氏の最新本で、彼の本はこれで39冊目となります。新しい本が出るたびに興味ある視点で書かれていて楽しみです。今年のNHK大河ドラマは、豊臣秀長に焦点が当たる様ですね、豊臣秀長の存在を初めて知ったのは、数十年前に読んだ「堺屋太一氏」の本です、秀長が秀吉を長い間支援してきたことは知っていましたが、それ以外の兄弟には冷たい対応をしていたことは初めて知りました。
世の中が激動の時と、平和な時で、日本は様々な考え方が交互に支配していた様です、現在は、平和から激動へ移り変わっていると思います、これからの日本を見ていく上で、覚悟をしなければならない時期に来ていると感じました。
以下は気になったポイント -
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国内外の戦いの歴史の裏話をまとめた短編集というべきか。
現代を生きる我々を未来人とすれば、数々の戦争は、すべて過去の話である。
過去ゆえに、未来人の我々からすれば、数々の戦いの歴史を単純化して見てしまいがちだ。
何らかの理由があってどちらかが戦火を切り、お互いに死力を尽くして戦い、そしてどちらかが勝利した。
まるでボクシングの試合のように、1対1で丸腰の条件が同じで、さらにルールが明確にあり、衆人環視の中で公平に戦っていたかのように錯覚してしまう。
特に、私を含めて現代に生きる我々のほとんどが、戦争を経験したことが一度もない。
前線での悲惨な惨状を見ることもなければ、戦争全体の戦略を考えなけれ -
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歴史を私たちが覗くとき知るときは断片的な情報の羅列しか認識していない。本著では、そういう見方を改めて、「推理、自分なりに解釈」することを推奨している。
多くの人にとって学生以来、歴史という存在に目を向けないことは多い。今にも向いていない。漠然とした未来か、自己完結した過去しか見るしかなく、情報や知識や知恵を見るときの視点が少ないことが挙げられる。
本著はそうした視点を増やすのにはおすすめである。学生でも社会人でも多くの人にとって歴史は実生活でも多いに活用できるだろう。近代や現代の歴史を知るだけでも学びはある。私たちが今の日本を生きているのには先人達の様々な工夫や知恵や足跡の積み重ねの上に現在が -
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本郷氏の著作を読んだのは、これで42冊目となります。コロナ禍の2021年に呼んだもので、読み終えてレビューを書くのを忘れていて、部屋の整理で発掘されました。
私の社会人生活で言えることは「成功には運が味方することがあるが、失敗には必ず原因があり、それを直さないと必ず繰り返す」というものがあります、それだけに「失敗」から学ぶことは大事だと思います。この本は歴史上の有名な武将の失敗を本郷氏が解説してくれています。これを機に、本の中身を振り返ってみたいと思います。
以下は気になったポイントです。
・武士というものはまだ、朝廷に近づくと独自性を保つことができなくなる、という消極的な理由で、鎌倉が