本郷和人のレビュー一覧

  • 日本史のツボ

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    著者は最近よくTVのクイズ番組で見かけるのでチャラチャラした人物かと思っていたら、本職は「大日本史料」の第5編という史料集を編纂することで、そのため来る日も来る日も建長年間(1249~1256年)の資料を読んでいる真面目(?)な東大教授でした。

    その本職から離れて、歴史学によって「むかし」を知ることを「いま」に結びつける、という過程の中で、歴史はどういうベクトルで動いているかを知るために、つまり日本の古代~明治以前までの流れを把握するために、「天皇、宗教、土地、軍事、地域、女性、経済」の7つの観点から、歴史の流れを捉えている。
    読んで驚いたのは、本当に「ツボ」と思われる箇所をしっかりと押さえ

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    2018年04月18日
  • 壬申の乱と関ヶ原の戦い――なぜ同じ場所で戦われたのか

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    古代から近世の時間軸と、日本列島の東西の振幅という大きな視座を使って、日本史全体を俯瞰する。そのキーに、「関」:関ヶ原に光を当てるという、スケールの大きな解説。

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    2018年10月14日
  • 戦いの日本史 武士の時代を読み直す

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    歴史も科学と同じで、現象論だけを見ていると真実を見誤る。同じ武士の時代でも源平それぞれのインセンティブは表裏一体。「上洛」の理解の仕方ひとつで戦国武将の考え方は違って見えてくる。信長、秀吉、家康の違いを表現するのによく使われる「ホトトギス」。実はホトトギスって天皇のことだったのか?

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    2016年09月22日
  • 戦国夜話

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    口調はフランクだけどさすがに史料編纂所教授だけあって史実をきちんと調べてあってよかった 最新の研究事情も垣間見れた

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    2016年08月03日
  • 戦国夜話

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    マンガやゲームから入る以外にも、歴史に興味を持つ人の裾野を広げようとする試みか。研究者としては、かなり危険な取り組みだと思うが、人文系アカデミズムの無用論を唱える人が増えているので、なんとかしようと努力されているみたい。

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    2018年10月14日
  • 戦国武将の選択

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    <目次>
    まえがき  史料とのつきあいはバランスが大事
    第1章  あの兵力差で信長は本当に桶狭間を戦ったか
    第2章  「天下統一」という新概念はどう生まれたか
    第3章  部下・光秀が「本能寺」を決めた出来事
    第4章  「戦国最強の武将」はだれか
    第5章  武将たちが残した人生哲学
    第6章  執権北条氏、粛清政治の手法~戦国前夜①
    第7章  「大義名分」がない中世武士の感覚~戦国前夜②
    第8章  利休は強欲だから秀吉に殺されたのか
    第9章  「利休七哲」と徳川大奥
    第10章  武将の名から人間関係が見える
    第11章  家康と「信康切腹」と「長篠」

    <内容>
    最近はテレビでのAKB高城推しなど、

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    2015年10月31日
  • NHKさかのぼり日本史(8)室町・鎌倉 “武士の世”の幕開け

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    南北朝分裂が我が国特有の天皇を中心とした権威に
    大いなる揺らぎをもたらした
    天皇の権威の失墜は、そのもとにある公家も権威がなくなり、その庇護にあった武士も頼る者がなくなり、税金の徴収システムが綻び始めて、困窮の時代が来ます

    29.4.30再読

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    2017年05月02日
  • 戦国武将の明暗

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    関ヶ原の秀秋の件、なるほど。◆大谷吉嗣と三成の茶器の話のソースがない件。秀吉の逸話としてはあり。◆江戸と穢土。◆関ヶ原と群雄割拠が常態と言う意識の件。◆島津の内府の乱。◆立花道雪の話。?千代。◆佐竹の話。秋田美人の件。◆◆◆◆面白そうな本の紹介あり。◆◆山本博文「島津義弘の賭け」中公文庫◆山本博文「江戸人のこころ」角川選書◆高殿円「剣と虹」文春 井伊直虎の話

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    2020年07月27日
  • 戦いの日本史 武士の時代を読み直す

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    ≪目次≫
    はじめに
    第1章  平清盛と源頼朝―治承・寿永の内乱―
    第2章  後鳥羽上皇と北条義時―承久の乱―
    第3章  安達泰盛と平頼綱―霜月騒動―
    第4章  足利尊氏と後醍醐天皇―南北朝内乱―
    第5章  細川勝元と山名宗全―応仁の乱―
    第6章  今川義元と北条氏康―駿東地域の争奪戦―
    第7章  三好長慶と織田信長―戦国の畿内争奪の諸相―
    第8章  豊臣秀吉と徳川家康―小牧・長久手の戦い―
    おわりとあとがきを併せて

    ≪内容≫
    日本史中世の専門家が、武士の時代を2人ずつ対立関係で時代を見ていこうという大胆な試論。本郷さんの著書はとてもわかりやすいので、廉価な本が出ると手に入れています。しかし、

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    2013年01月26日
  • 歴史学者という病

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    歴史は過去の出来事を並べた年表ではない。なぜそうなったのかを問い続ける営みである。歴史学者は古文書の一文字にこだわり、通説を疑い、わずかな証拠から真実を探ろうとする。その「病」とも呼ぶべき探究心が歴史の見方を変えてきた。英雄とされた人物の実像を掘り起こし、忘れられた人々の声に光を当てる。歴史は絶えず書き換えられるのである。過去は遠く去った世界ではない。歴史学者たちの終わりなき問いかけは、私たち自身を知る旅へとつながっている。

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    2026年06月05日
  • 東大教授がおしえる やばい日本史

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    日本史の偉人のすごいところとヤバイところを時代ごとに対比させている。偉人も人だった。というように功績や美化されたところ以外に欠点や変なところがあったということをわかりやすく漫画も交えて書いている。歴史が苦手な人がとっかかりとして読むととっても良い。

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    2026年06月04日
  • 東大教授がおしえる やばい日本史

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    日本史を簡単に教えてくれる。

    忘れてた事も改めて理解したけど、そんなに特別な事を教えてくれる訳では無いですね。

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    2026年05月29日
  • 東大教授がおしえる やばい日本史

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    歴史上の人物の「すごい」偉人たちの「やばい」が、日本の歴史とともにザックリわかる!
    上から目線の聖徳太子、清少納言に夫をバカにされてブチギレる紫式部、借金を踏み倒す野口英世などなど
    これを読めばもっと日本史が好きになれるかも知れない!?

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    2026年05月16日
  • 北条氏の時代

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    武士の世を築いたのは源頼朝だけではなかった。その陰で実権を握り続けた北条氏の姿を描き出す。将軍を支えながら、ときに抑え、ときに動かし、鎌倉幕府という不安定な政権を百年以上支え続けた。華やかな英雄ではなく、現実を見据え、秩序を守ろうとした統治者たちである。だが権力は安定を求めるほど硬直し、やがて時代の変化に追いつけなくなる。歴史を動かすのは、名を残す英雄だけではない。表に立たずとも時代を支えた者たちの決断の積み重ねが、日本の形をつくってきたのである。

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    2026年05月15日
  • 軍事の日本史[新装版] お金・戦略・武力のリアル

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    鎌倉時代から安土桃山時代までをメインに、歴史上の戦いを戦略・戦術・兵站・大義名分というテーマで分析し、それらの戦いのリアルな姿を浮かび上がらせようという一冊。

    特に期待したのは戦術・兵站に関する部分でした。鎌倉時代から室町時代ぐらいまでは装備としては刀、槍、弓矢ぐらいしかなく、安土桃山時代になってようやく火縄銃が登場します。刀・槍・弓矢がメインの戦場とはどういうものなのか、その辺りの記述を期待して読んでみました。当時は侍のような職業軍人なら刀を抜きあって殺し合いができたとしても、農民をかき集めて戦場に送り出しても、なかなか人を切り殺すという行為はできなかっただろうとの事。そこで、長距離から攻

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    2026年05月07日
  • 「ナンバー2」の日本史

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    ボリューミーな本だった。
    過去から日本のNo. 1、No.2での血生臭い抗争はあまり多くなく、家制度を前提にその恒常化を目指していたのだろう。
    No. 2の美学のように文化的にもなりやすい。

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    2026年04月10日
  • 歴史をなぜ学ぶのか

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    歴史学者の本郷和人による、日本史を学ぶことの意義を説いた一冊。

    本郷和人の歴史観を知ることができた。

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    2026年03月28日
  • 議論の日本史

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    さすが歴史学者の本郷センセイ。天皇と将軍、どちらが「上」だったのか。誰しも一度は気になった問題のはず。でもそうはいっても天皇が任命しているんだから、とは当然いかないわけで。

    誰が権力を持っているのか、幕府の成立年をどう考えるべきか、タコツボ化しているという専門家の世界は良いとは思えないけど、歴史にはいろんな視点があって良いと思う。

    もちろん、「証拠」や深い研究に基づかない、「政治」での主張はご遠慮いただきたい。

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    2026年02月07日
  • 日本史の法則

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    ネタバレ

    すごく自由にのびのびと語られているように思った。その点に個性があってよかった。
    非戦闘員を戦わせるために、豪傑が真っ先に敵陣に攻め込むことが重要になるという古い時代の戦場の話が怖かった。どうして農民が戦おうと思えるのか不思議だったけれど、考えてみればそうだ。こういった戦争の歴史においては「もしも」を考えることはかなり意味のあることだと私も思う。犠牲者を出さないために考え抜かなければならない。
    日本人と宗教の話も面白かった。宗教本来の厳しさのようなものが、日本では根付きにくいように思えるのが不思議。日本人はこれが普通だと思い込んでいて同調圧力もあるけれど、世界的に見れば特殊なのかもしれない。

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    2026年01月29日
  • 豊臣の兄弟 秀吉にとって秀長とは何か

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    何故、豊臣秀吉は天下を獲れたのか?
    そして弟・秀長は如何に秀吉を支えたのか。
    信頼できる史料を元に考察し、豊臣政権とは何かを解説。
    ・まえがき
    第一章 秀吉の何が、他の武将と違うのか
    第二章 戦う秀吉は、なぜ強かったのか
    第三章 天下人with秀長
    第四章 豊臣政権とは何だったのか
    ・あとがき

    織田信長の後継と成るための全国統一。
    その後の秀吉と、弟・秀長の役割を中心にした解説。
    特に、農民出身であること。
    武士の原理、武士の「家」の重要視とは異なる思考。
    信長も織田家を考えていたが、秀吉には分からない。
    それ故の武士とは異なる考えは、武勇よりも
    デスクワークの能力を評価した。
    秀吉自身は

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    2026年01月17日