本郷和人のレビュー一覧
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歴史を私たちが覗くとき知るときは断片的な情報の羅列しか認識していない。本著では、そういう見方を改めて、「推理、自分なりに解釈」することを推奨している。
多くの人にとって学生以来、歴史という存在に目を向けないことは多い。今にも向いていない。漠然とした未来か、自己完結した過去しか見るしかなく、情報や知識や知恵を見るときの視点が少ないことが挙げられる。
本著はそうした視点を増やすのにはおすすめである。学生でも社会人でも多くの人にとって歴史は実生活でも多いに活用できるだろう。近代や現代の歴史を知るだけでも学びはある。私たちが今の日本を生きているのには先人達の様々な工夫や知恵や足跡の積み重ねの上に現在が -
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本郷氏の著作を読んだのは、これで42冊目となります。コロナ禍の2021年に呼んだもので、読み終えてレビューを書くのを忘れていて、部屋の整理で発掘されました。
私の社会人生活で言えることは「成功には運が味方することがあるが、失敗には必ず原因があり、それを直さないと必ず繰り返す」というものがあります、それだけに「失敗」から学ぶことは大事だと思います。この本は歴史上の有名な武将の失敗を本郷氏が解説してくれています。これを機に、本の中身を振り返ってみたいと思います。
以下は気になったポイントです。
・武士というものはまだ、朝廷に近づくと独自性を保つことができなくなる、という消極的な理由で、鎌倉が -
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歴史上の偉人・英雄として描かれてきた人物たちの実像とは。
14人の本当の姿を史料から探って綴る、歴史エッセイ。
・はじめに
第1章 藤原道長の虚像 第2章 源義経の虚像
第3章 源頼朝の虚像 第4章 北条時宗の虚像
第5章 足利尊氏の虚像 第6章 武田信玄の虚像
第7章 上杉謙信の虚像 第8章 織田信長の虚像
第9章 赤穂浪士の虚像 第10章 坂本龍馬と新撰組の虚像
第11章 西郷隆盛と大久保利通の虚像
ヤンキーの猪武者・源義経は掟破りでやり過ぎ。
武士の、武士による、武士の政権を鎌倉に樹立した、
源頼朝だが、でも京都。京都生まれで京都育ちの抱える揺れ。
「救国の英雄」北条時宗は外交下手の鎌 -
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歴史学は残された文献を調査し、当時の社会的背景を加味した上で、何があったか推察する学問である。当たり前ではあるが、過去にその場を見た人間が居ないような古い時代まで、遡れば遡るほど、推察の広さも深度も大きくなる。残された文献が、当時の公的な文書であったり、客観的な意見を述べられるような立場の人間が描いた物であれば、信憑性もある程度は確保され、歴史的な価値も認められるであろうが、個人の日記や歌に込められた気持ちなどからは、果たしてそれが事実であったのかどうかは判らない部分も多いだろう。だが、極論を言えば、全てが過去の事、たとえ関係者が生きている数年前、数日前のことであれ、過去は過去だから、それをど
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<目次>
第1章 日本人は神を信じてきたのか
第2章 仏教が根付いたのは「多神教」だったから
第3章 多才な空海と孤高の最澄
第4章 「民衆の救済」がなかった平安仏教
第5章 鎌倉新仏教は庶民をスポンサーに
第6章 武士に好まれた禅宗の魅力
第7章 なぜ一向宗は織田信長の脅威だったのか
第8章 豊臣秀吉はキリスト教に危機感を覚えた真の理由
第9章 徳川家康はキリスト教と豊臣家の団結を恐れた?
第10章 廃仏毀釈は明治政府の命令ではなかった
第11章 神道は本当に宗教ではないのか
第12章 日本における「本当の信仰」とは?
<内容>
専門ではない近世以降の内容は消化不良