本郷和人のレビュー一覧

  • 危ない日本史
    最初の信玄と謙信の章が一番、強烈でした。
    ふたりとも、後継者問題で失敗してますよね。
    そのおかげで、その後の歴史が面白くなったけど。

    ついでにいうなら、信長も秀吉も。
    私が家康をあまり好きになれないのは、出来すぎてて面白みにかけたから…?
  • 徳川家康という人
    思い起こせば数十年前、突如、今のこの私と同じように徳川家康もかつて生きていたんだと、何か真実でも悟ったかのように、大げさでなく雷に打たれたように、生身の人間として生きていた「徳川家康」という人を、ありありと「体感」しました。何がきっかけだったのかは覚えていないのですが、えも言われぬ不思議な体験で、も...続きを読む
  • 歴史学者という病
    今回は歴史の話もあったけど、学者としての裏話というか業界に入った経緯も含めた1冊で、それなりに面白かった。この手の道を選択しなくてよかった。真理の追求は「面白い」だけではやっていけない。
  • 日本史のミカタ
    読まずに見て、気になったところだけを読みました。全部読むには自分の歴史観が追いついていないので。

    面白いと思ったのは、テレビドラマで武士が方言を喋らせるのはいかがか?というところ。方言を使うのは大概が荒くれものの武士で、その方言を使うことはその地方は荒くれものがいるというイメージにならないか、とい...続きを読む
  • 黒幕の日本史
    信西、北条政子、中原親能、海住山長房、平頼綱、北畠親房、三宝院賢俊、黒田官兵衛、高山右近、伊奈忠次、西郷隆盛。
    なるほどという人物のほか、知らない人物もあり、歴史的に過小評価された人も。正に歴史の影の部分にスポットを当てた一冊。
  • 歴史学者という病
    筆者自身の経験から語っているので、さらっと読めるし、面白い。しかし、内容は実は深い。物語としての歴史と、科学としての歴史。歴史における実証とは。恥ずかしながら初めて理解できた。大学で学問としての歴史をしたいと志す高校生が読むのにも適しているのではないか。
  • 日本史 自由自在
    さすが本郷先生。
    それぞれ章毎に分かれてて、読みやすい。
    とか言いつつ、内容をあまり覚えてはいないのですが…。
    でも、これだけは言えます。
    本郷先生の本は分かりやすいです!!
  • お金でわかる! ザワつく!日本の歴史
    歴史に興味持てないけど、お金は好き…という人には向いてる本。
    こんなにかかったんだ!ほぼただ働きじゃん!とお金の価値と人の功績は比例しないんだと思いました。
  • 東大教授がおしえる やばい日本史
    有名な歴史人物について裏話を載せながら軽いノリで展開する日本史

    絵も文もコミカルで、非常に楽しく日本史を勉強し直すことができる。
    かの偉大な人が、こんな変な人だったのかという話があることによって、
    エピソードとして記憶しやすいのとともに、
    人間の不思議さや、歴史というもの自体を考える上での新しい視...続きを読む
  • 「違和感」の日本史
    一般的な日本史が書かれているわけではなく、一般説に対して違う見解を唱えている点はおもしろい。そもそも日本史あんまり詳しくないので途中で話がよく入ってこないところもあったが、それは読者の知識次第かなと
  • 日本史の法則
    通史ではなく、個々のテーマに沿って日本史を読み解く。歴史好きな自分には教科書に出てこない、こういう「歴史」(著者の推論含めて)が面白い!
  • 承久の乱 日本史のターニングポイント
    『鎌倉殿』では承久の乱、一瞬でしたね…。
    朝廷にはむかって、流罪までした鎌倉幕府。
    すごーく興味深い内容です。
  • 「失敗」の日本史
    平清盛辺りの平安時代から戦国時代の人物の失敗を分析。リスト入りしていないのは徳川家康位で大体の連中は失敗していることになる。
    筆者も書いているとおり応仁の乱頃の辺りの人物はどうも頭に入りにくい。
  • 東大教授がおしえる さらに!やばい日本史
    どんな偉人にも裏の顔があることを知ることができます。
    歴史上の人物に興味がない人でも面白く読め、偉人といえど、しょせんは人間だとわかります。
    絵も独特でクスッとさせてくれます。
    歴史上の偉人に親近感を持たせてくれる本です。
  • 日本史のツボ
     通史に真正面から取り組もうとすると疲れるし、いろいろなところで引っ掛かって、たいてい途中で心が折れる。
     本書は、コンパクトにまとめまっていて短時間で最後まで読み通しすことができるのが、まず一番よいです。
     かなり前に出版されたものですが、取り上げられているテーマ自体は定石で、気になりませんでした...続きを読む
  • 北条氏の時代
    鎌倉時代の全体を北条宗家のトップ並びその周辺人物、さらに、対抗勢力を拾い上げて雑感するための辞書のような本。とにかく最初から最後までライバルを滅ぼす内戦ばっかりだった、平和な時代が泰時のいっときしかない時代。時政と義時は大河ドラマで登場人物キャラの顔が浮かぶ半面、泰時以降は似た名前も似た名前がずっと...続きを読む
  • 鎌倉殿と13人の合議制

    大河ドラマの為の、特別授業。

    2023年1月(ドラマ放映終了後)読了。

    前年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の放映に先んじて、東大資史編纂所の本郷先生に「ドラマで採り上げられそうな部分を中心に」ピックアップして、解説していただいたと云う感じの本です。

    ドラマはドラマ、歴史考証する方は居ても「史料に無い」からと言って、お...続きを読む
  • 最期の日本史
    <目次>
    第1章  首・頸・クビ
    第2章  切腹
    第3章  不浄と病魔
    第4章  怨霊
    第5章  葬送
    第6章  臨終

    <内容>
    面白い視点の本ではあるが、内容が浅いかな?それぞれのエピソードをもうちょっと深掘りしてほしかった。本郷氏が何でこんなに本を出しているのかが知りたい。多額の借金があるとか...続きを読む
  • 日本史のツボ
    ■ Before(本の選定理由)
    日本史を年号では無く、7つのフィルタを使ってみると流れが見えてくる、という趣旨らしい。発送が素敵。

    ■ 気づき
    7つのうち、女性と経済が面白かった。のだけど、新書に詰め込んだこともあって、7つのテーマはバラバラ点在し、別個の話のよう。勿体ない感じがした。

    ■ T...続きを読む
  • 日本史を疑え
    どれだけ表面を取り繕っても、実際に歴史を作るのは人間と考えれば、そこには綺麗事ではない損得勘定がある。その視点を持つと、定説と言われるものがひっくり返る可能性があるのがおもしろい。特に、他の著作でも語られる、律令国家は機能していなかったという説は面白い。
    一方で、いま現在ロシアや中国でおこっているこ...続きを読む