本郷和人のレビュー一覧

  • 承久の乱 日本史のターニングポイント

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    ネタバレ

    誰もが日本史上の重要トピックとして覚えた経験はあるが、敗れた後鳥羽上皇が隠岐島に島流しにされたこと、北条政子の演説で鎌倉武士がひとつにまとまったことくらいで、実はよく知られていない「承久の乱」。
    そもそも後鳥羽上皇はなぜ幕府に戦いを挑んだのか?
    「錦の御旗」を敵に回して勝利したリーダー、北条義時はどんな人物だったのか?


    承久の乱に至るまで過程や承久の乱がもたらした影響などを、
    時の時代背景や人物相関などの観点からわかりやすく説明している。
    鎌倉幕府を語る上でキーマンとなる北条氏について、
    とても明確な解説である。
    「武士の時代」を決定づけたのは、まさに北条義時と後鳥羽上皇そして承久の乱であ

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    2019年09月16日
  • 日本史のツボ

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    令和元年の夏休みの部屋の片づけをしていて見つけた本です、記録によれば今年のGW明けに読んでいたものですが、レビューを書くのがこの時期になりました。

    本郷氏の本はここ1年くらいで数冊読みましたが、好きだったれ歴史を別の角度から解説してくれていて、楽しく読ませてもらっています。特に、この本では全体を理解している方でなければ書けない「通史」を通して、日本史のツボを解説してくれています。歴史というのは、現在にまでつながっているな、と感じることができる一冊です。

    以下は気になったポイントです。

    ・天皇が他豪族への優越を保つ機能を確立するのに重要な役割を果たしたのは、天智天皇(-671)、天武天皇(

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    2019年09月16日
  • 考える日本史

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    教科書の欄外にあるような豆知識ではなく、太字になっているようなメジャーな人物、事件の見方を変えてくれる。歴史を学ぶとはどういうことか、考えさせてくれる良書。

    冷静に、分析的に、特に戦争関連について考える
    「乾いた目」という表現が何回か出てくるのが印象に残った。

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    2019年07月30日
  • 世渡りの日本史 苛烈なビジネスシーンでこそ役立つ「生き残り」戦略

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    <目次>
    第1章  陰謀渦巻いた鎌倉時代
    第2章  政略の室町時代
    第3章  一寸先すら読めない戦国時代
    第4章  愛憎蠢いた江戸時代
    第5章  時代の大転換を迎えた幕末

    <内容>
    「本郷和人、書きすぎでしょう」と最初は手に取らなかった本。タイトルもなんだし…。が、この人の筆力はさすがで、またどの本でも独自の視点を入れてくるので、結果として評価も高くなった。出てくる人も鎌倉期の平頼綱(かなりマイナーな御内人)、細川頼之(足利義満の育て親。細川家の発展の基礎をつくる)、福島正則(著者の言うように、イメージの「腕力バカ」では考え慣れない出世と没落)という感じで、歴史好きの心を揺さぶります。

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    2019年07月14日
  • 上皇の日本史

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    上皇の歴史を紐解く一冊
    『上皇の日本史』著者の本郷和人先生は、大河ドラマ「平清盛」の時代考証も担当されました。
    まず、前書きで、「地位」か「人」かということを述べています。

    皇帝や王様はその国で最上位の権限をもちます。だからひとたべ皇位・王位を獲得した人は、死ぬまで地位を手放しません。「終身在位」が当たり前。「地位」こそが「人物」を正当化するからです。
    (中略)
    これに対して日本は異なるのです。「世襲」の観念が強固である。世界のどこの国でもどこの地域でも、世襲は強力な原理として機能しますが、日本はとくにその傾向が強い。そのため、「地位」よりも「人」が重視されます。
    「人」を正当化するのは第一

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    2019年07月06日
  • 承久の乱 日本史のターニングポイント

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    「応仁の乱」以降、中世の歴史学者による、新書が面白い。本書も例外ではない。研究による背景はあるのだろうが、読み物としても、読者を飽きさせない。
    もう一つの「承久の乱」も読んでみよう。

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    2019年06月07日
  • 承久の乱 日本史のターニングポイント

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    日本史における重要なターニングポイントとされる「承久の乱」について解説する本。京都朝廷が鎌倉武士に完膚なきまでに叩きのめされた衝撃は大きいのであった。朝廷が「西国の守護」たちを政治的に押さえたにも関わらず、西国の土豪たちが(東国から来た落下傘の)守護の言うことを聞かなかったため戦力にならなかったという観察は、歴史から得られる大きな教訓と言える。

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    2019年05月30日
  • 日本史のツボ

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    また違った視点で、歴史を俯瞰することができ、とても面白かったです。

    複雑な土地支配の仕組み、なるほどそういうことだったのだと、よく分かりました。

    戦争に勝ったということは、結局、どういうことなのか。
    著者の立てた基準は、戦争目的を達成できたかどうか。
    この視点で、応仁の乱などの著名な戦いを語るのが新鮮でした。
    応仁の乱は、複雑すぎて、勝ち負けもよく分からず、ただ京都を荒廃させた戦いという印象しか持ってなかったので、この乱への理解が少し進んだ気がします。
    豊臣秀吉が、兵站の天才というのも、新たな視点でした。
    この観点からすると、朝鮮出兵は秀吉が正常な判断能力をもはや持ってなかったのではないか

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    2019年05月05日
  • 承久の乱 日本史のターニングポイント

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    この本に出合うまで、日本史の転換点(折り返し点)は、関ケ原の戦い、若しくは、応仁の乱だと思っていました。それが、この本のテーマである「承久の乱」なのですね。恥ずかしながら、この事件について名前こそ、高校三年生の世界史の授業で聞いた覚えがありましたが、内容をほとんど知りませんでした。日本史を変えてしまうような事件だったにもかからわず。。

    と、このような新しい気づきを与えてくれたのが、この本でした。本郷氏の本の中での語り口を面白く、講演を聴いている気分にもなりました。今後の作品にも期待したいですね。

    以下は気になったポイントです。

    ・承久の乱が日本史最大の転換点といえるのは、この乱以後、明治

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    2019年04月29日
  • 承久の乱 日本史のターニングポイント

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    素直に評価すれば、わかりやすく、面白く読める本です。ということで、著者の狙いは達成されていると思います。願わくば、これよりもう少しく詳しく学びたい読者のために、参考文献等の紹介ぐらいはつけてほしいところです。

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    2019年04月28日
  • 壬申の乱と関ヶ原の戦い――なぜ同じ場所で戦われたのか

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    古代最大の戦いと言われる「壬申の乱」と、日本史上で最も有名と言っても良いと思います「関ヶ原の戦い」が同じ場所で行われたと記憶していましたが、この本を読んで、更に室町幕府を確立させた「青野ヶ原の戦い」も同じエリアで行われていることを知りました。

    関ヶ原と言えば、新幹線が冬の季節に雪のための徐行するエリアというイメージしかありませんが、あの場所は、日本の東と西の境目なのでしょうかね。久しぶりに面白い歴史解説本に出合いました。時間を見つけて、関ヶ原の地を歩いてみたいと思いました、この40年間、通過ばかりしていましたので。

    以下は気になったポイントです。

    ・関所は3か所あった、越前国・愛発関(福

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    2019年04月07日
  • 考える日本史

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    歴史とはもちろん、過去を知る学問ではあるだろう。でも来し方を知り、考えることが行く末を思うことにつながるということを深く考えさせてくれた一冊だと思う。面白かったねぇ。歴史って、知識とか教養という面で意味があると、漠然とながらどこかで思っていた気がする。本書を読むと、それをいかに生かすか、日常の仕事への姿勢を考えるか、大きく助けになる存在であるように感じた。

    日本では、知の巨人が生まれなかった、とか、世襲の生ぬるさがあってはいるだろうけれど・・・なんてあたり、いろいろ考えさせられたね。今ある身の回りから、ここまでやったら、もういいだろう、なんてことは通用しないんじゃないか、と思えたね。俺自身、

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    2019年03月09日
  • 考える日本史

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    本書は、河出書房新社の藤崎氏から一字の題を出してもらって、著者がほぼ即興で話を展開するやりかた。いわば落語の三題噺のように客席から『お題』を出してもらい、それを取り込んで即席で話を展開するのと同じ手法で、本の編集をしたそうである。
    著者曰く、「一つのことをひたすら追い求める、という緊迫感には欠けるが、多方面に茫洋と広がる心地よさは演出できたのではないかと自賛している」

    <目次>というか、取り上げたテーマは、
    「信」「血」「恨」「法」「貧」「戦」「拠」「三」「知」「異」
    上記の言葉をテーマに話が多岐に渡り展開していくのが、これまでにない歴史の切口として面白い。

    特に「異」に関しては、著者

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    2018年12月31日
  • 考える日本史

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    日本史学の入門書的なものはいろいろ最近出ていますが
    ちょっと今までのものとは毛色に違ったもので、面白く思いました。
    日本の国というものがいつぐらいに固まったのか?
    権力の形がみえてきたのがいつごろか?
    平安時代や戦国時代の地方政権については幼稚で
    発展性のない政権であるとの認識も、なんとなくわかる
    感じもします。
    総体的には面白く読めました

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    2018年12月09日
  • 壬申の乱と関ヶ原の戦い――なぜ同じ場所で戦われたのか

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    古代から近世において、岐阜県の関ヶ原付近(不破の関)が地政学的な観点においていかに重要な地域だったかを、具体的な事例(壬申の乱、青野ヶ原の戦い、関ヶ原の戦い)を通して示している本。さらに、関ヶ原は日本の東西を分ける分岐点であり、政治的にも文化的にも大きな境界点になっていたことを論じている。「日本とは何なのか」という問いに迫る日本論としても興味深い。

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    2018年12月04日
  • 戦国武将の選択

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    歴史学者の本郷和人氏による、主に戦国武将について書いた一冊。

    新聞の連載を文庫化したものなので、内容は多少散漫なものの、非常に読みやすく面白かった。

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    2018年12月01日
  • 壬申の乱と関ヶ原の戦い――なぜ同じ場所で戦われたのか

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    関ヶ原の戦いにおいて、家康が本陣を置いた桃配山の由来が壬申の乱にまつわるという話から、このエリアの重要性を日本史における外圧と大きな転換点を考察する興味深い一冊。
    長い歴史を踏まえ、著者ならでは鋭い考察に注目です。


    ▼律令時代の朝廷の儀式「固関(こげん)」(大事が起きたとき、関所の防衛をすること)
    ・三関
     ①越前・愛発関(あらちのせき、敦賀市)
     ②伊勢・鈴鹿関(亀山市)
     ③美濃・不破関(関ケ原町)
    ・朝廷にとって仮想敵は東。この3つの関の東側が「関東」
    ▼東の勢力が西に攻め上がろうとする時に、両者がぶつかり合う場所こそが不破、つまり関ケ原
     地名(不破=やぶれざる)も何やら因縁めいて

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    2018年10月27日
  • 日本史のツボ

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    暗記のために覚える歴史はあるのではなく、いろんな視点から歴史を解説し、なぜ歴史を学ぶのか、その有用性がわかる本でした。
    例えば「土地」や「経済」をキーワードにして歴史を解説している章では、経済学が学べ、勉強になりました。

    知らなかったこと:
    ・白村江の戦いに負けたことによる、日本に対するインパクトの大きさ。(白村江ショック)
    ・中央から見た地方。ヤマト朝廷は全国統一できてない。
    「化外の地」は、影響範囲外で、律令制は努力目標。
    ・「職の体系」と呼ばれる土地システム、その不完全さから生まれた武士

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    2018年10月21日
  • 日本史のミカタ

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    神話と伝統、日本国意識など論題はいくつかありますが、天皇家と武士を中心に扱っているイメージです。東京出身と京都出身の教授が論じ合う。

    明治維新の成功は商人たちによる力添えがあったからこそだったと言う論や、豊臣秀吉や徳川家康を対比して家康は秀吉時代より大きな大阪城を建てたけど、大きいだけで派手さがないと評する。
    武力を持たない天皇家が常に生き残る術を探してきたという話は面白かったです。

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    2018年10月14日
  • NHKさかのぼり日本史(8)室町・鎌倉 “武士の世”の幕開け

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    武士がどのようにして権力を得ていったかをターニングポイントを中心に鎌倉幕府、室町幕府について解説。公家・天皇から武士の時代へ。

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    2018年10月20日