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Posted by ブクログ
<目次>
第1章 戦いは、なぜ起きたのか~関が原考①
第2章 直江状に、家康は怒ったか~関が原考②
第3章 天下統一とは何か~関が原考③
第4章 官兵衛は軍師だったのか
第5章 女城主と日本無双の勇将
第6章 前田はなぜ100万石なのか
第7章 信長・秀吉・家康の夫人くらべ
第8章 城と命運をともに~女たちの戦国①
第9章 危機一髪の逃避行~女たちの戦国②
第10章 厚遇と冷遇の境界線~論功行賞
第11章 鳥居対井伊~譜代の争い
<内容>
「週刊新潮」連載の「戦国武将のROE」をまとめたもの。著者の本郷和人は、日テレ「世界一受けたい授業」で歴史物を解説しているが、中世史が本職。NHK[平清盛」の時代公証も担当した。しかし、テレビでAKB高城亜樹のファンを広言し、恥ずかしいことを言っているのを見て若干引いたのだが、もともと東大史料編纂所教授です。今まで書かれた一般向けの本も読みやすく(なので玄人受けしないのかもしれませんが)、彼の本はできるだけ読むようにしています。
この本では、関が原の戦いの裏情報や徳川譜代大名の裏かけひき、戦国期の女性の様子の一端、などが軽~い筆致で描かれてます。雑誌連載だけに読みやすい。内容も史料を駆使しているように見えます。
その中で気になったところは、中世の「都と鄙」、近世の「天下統一」の感覚の話。関が原の戦いの際に、上杉景勝の家臣直江兼継が、東北攻めをした話からだが、九州の黒田如水や島津勢も天下統一なんか考えずに、九州や東北の統一だけ考えていたのは、都(中国から中部地方)とそれ以外、という感覚があったのではないか?という話で、なかなかの視点だと思う。
Posted by ブクログ
YouTubeで動画を拝見させていただいた本郷先生の著作を読んでみたく拝読。本の中で先生は、「僕の本は売れない」と謙遜されていたが、なるほど前半は同じような登場人物が多く読みにくい。しかし、解りやすくする努力は感じられる。印象に残ったのは戦国の女性の逞しさである。戦国時代は男だけ戦っていたのではない。女だって命がけだ。中には女城主として城を統括していたものまでいた。その女城主も偶然的にちらほら出現していた印象を受けた。江戸時代が封建的なものになっていたのに比べ戦国時代はルール無用の実力主義で面白い。女だから男だからというくくりではなく、実力あるものが全体を統べる。
また戦の城のなかの描写があるのが面白い。女性や子供は、城の中で銃の弾作りに戦利品の敵の首に化粧を施す。また、その首と一緒に寝るのである。現代の感覚からすると考えられないがその時代の空気を知ることができて面白い。
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