本郷和人のレビュー一覧

  • 日本史ひと模様

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    本郷先生のお話はどの本も面白い。とても読みやすく理解しやすく、どんどん歴史に興味が湧いてくる。「昔々にあった出来事」ではなく、今現在にも繋がっていると思えるところがいい。

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    2023年04月04日
  • 乱と変の日本史

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    本能寺の変の黒幕が誰か、はどーでもいいことなんですね。
    誰が黒幕でも歴史は変わらなかったから、という歴史に納得!
    学者さんとしてはそれで良いと思います。
    が、単なる歴史ファンとしては誰が黒幕なのかいろいろと妄想することが楽しみです。

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    2023年03月28日
  • 世襲の日本史 「階級社会」はいかに生まれたか

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    鎌倉幕府の成立が1192年じゃなくなったのは知ってたけれど。
    1185年でもないなんて…!
    けれども、私は研究者ではない。
    昔年号を丸暗記したけれど、それは無駄じゃなかった。
    世界史の勉強したとき、いつも日本は何してたのかなーなんて比較できるから。
    歴史は変わらないはずなのに、解釈が変わるってすごく面白い!

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    2023年03月27日
  • 怪しい戦国史

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    三成はなぜ忖度ができなかったか、が興味深い内容でした。
    三成、なんて不器用な人なんでしょう。
    で、結局答えは脳科学者の中野先生が読み解いています。
    こうやって、歴史学者と他の分野の学者さんが力をあわせて歴史を読み解くっていいですね!

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    2023年03月25日
  • 日本史の法則

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     オーディオブックで再読したが、題名と中身がイマイチ一致していないと思った。従来の通説に対してのテーゼとしては面白い

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    2023年03月03日
  • 北条氏の時代

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    如何にして北条氏は鎌倉幕府の中枢と成り、統治し、滅びたのか。
    北条家のリーダーたちの実力、人脈力、「世論」力で、
    鎌倉時代の姿を読み解き、歴史の流れを語ってゆく。
    中世の鎌倉の地図 現在の都道府県と旧国名
    北条氏系図/天皇家家系
    第一章 北条時政―敵をつくらない陰謀術
    第二章 北条義時―「世論」を味方に朝廷を破る
    第三章 北条泰時―「先進」京都に学んだ式目制定
    第四章 北条時頼―民を視野に入れた統治力
    第五章 北条時宗、北条貞時―強すぎた世襲権力の弊害
    第六章 北条高時―得宗一人勝ち体制が滅びた理由
    北条氏との時代関連年表

    地方の小さな一族が政治の表舞台に登場し、権力を掌握、
    鎌倉時代を牽引し、滅びるまでの通史を、
    核となる人物中心に分かり易く解き明かす。
    それは、北条氏リーダーシップの歴史。
    時代変革の波を乗り熟した、時政。
    承久の乱をも乗り越える御家人中心主義の、義時。
    最も優秀、あらゆることを吸収し行動するリーダー、泰時。
    混乱の政局の末、連署の極楽寺重時と安定体制を整えた、時頼。
    元寇と貨幣経済の浸透の中で揺れ動いた、時宗。
    御内人の存在と得宗の権力による空虚な政権の、貞時。
    御家人たちに見捨てられた鎌倉幕府と最後の得宗、高時。
    そして、呆気ないほどの北条氏の滅亡。
    知りたかった大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のその後の歴史。
    別に読んだ本は研究書で、人物関係が複雑で難解でしたが、
    この本では親族関係とか、さり気なく補完しています。
    「鎌倉殿の13人」の登場人物の子孫が多くいるのも面白い。
    トリックスター三浦義村の子孫のその後や、
    北条氏一族内での諍い、将軍や朝廷と幕府の対峙も、分かる。
    陰謀、暗殺、実行犯の口封じ、一族殲滅、等々、血腥いこと。
    ある意味、欲望の深さって果てしないんだなぁ。

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    2023年02月28日
  • 徳川家康という人

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    織田信長、豊臣秀吉の真似はできないが、徳川家康の真似ならできる!?
    私が関西出身ということもあり、個人的にはあまり好きな歴事上の人物ではないのですが、天下統一を果たしたのはこの人です。真似できることが少しでもあるのなら、是非真似してみましょう。そんな視点で読んでみました。
    彼の処世術は、現代のサラリーマンにも十分に活用できるでしょう。

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    2023年02月26日
  • 日本史を疑え

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    日本史の学び方、古文書の読み方の基本、定説や最新学説、
    史実の確かめ方、歴史の流れ、世襲と実力等をレクチャーし、
    各時代の定説や史実への視点を、疑問から切り込んでゆく。
    第一章 日本史を疑ってみよう
    第二章 古代  第三章 平安時代  第四章 鎌倉時代
    第五章 室町時代第六章 戦国時代  第七章 江戸時代

    教科書での日本史は定説化した基本のようなものだから、
    内容を暗記主体で学んできたような感じだった。
    でも、様々な観点から日本史に興味を持ってみれば、
    様々な疑問が湧いてくる。それが知りたくなって、
    多くの研究書を読むと、多くの知識を豊富に得られ、
    取捨選択しつつ、思考が磨かれる。
    “疑う”は強い語句だけど“疑問”と捉えれば解る。
    律令体制のその後は?
    遣唐使はなぜ廃止されたか?
    御成敗式目が制定された訳は?
    南北朝は何なぜ五十年以上続いたのか?
    守護大名と戦国大名の違いと存続は?
    なぜ江戸幕府は滅びたのか?
    地理、対外、国内の「面」と「線」での支配の違い、東と西、
    法律や税の問題、家族制度の変化、そして人の、時代の変化等を
    鑑みてみれば、歴史用語から更に理解が深まってくる。
    そんな感じで読み、改めて日本史って面白いなぁと思いました。
    定説だって隙があるし、新説が将来に定説になるかもしれない。
    実際、鎌倉幕府の成立は新史料により、1192年から1185年に
    なっていますし、更に変わる可能性もありそう・・・とか?
    それに最近、不思議な形の銅鐸や剣が発見されたりして、
    まだまだ疑えることが出てきそうな感じがしました。

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    2023年02月13日
  • 承久の乱 日本史のターニングポイント

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    鎌倉殿の13人を見てからだと情景が
    浮かぶように読めて、めちゃくちゃ
    面白かった。

    この時代ってまずちゃんと知ろうとならないもんなー。

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    2023年02月05日
  • 承久の乱 日本史のターニングポイント

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    朝廷中心の世を覆し、武士が優位に立った歴史の転換となる
    承久の乱。武士とは、鎌倉幕府とは、そして承久の乱に
    至った経緯とその後について、著者の考察を交え、解説する。
    第一章 「鎌倉幕府」とはどんな政権なのか
    第二章 北条時政の“将軍殺し”
    第三章 希代のカリスマ後鳥羽上皇の登場
    第四章 義時、鎌倉の「王」となる
    第五章 後鳥羽上皇の軍拡政策  第六章 実朝暗殺事件
    第七章 乱、起こる     第八章 後鳥羽上皇の敗因
    第九章 承久の乱がもたらしたもの
    現在の都道府県と旧国名、各章初めに略年表有り。

    大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」の後、承久の乱について
    知りたくなっての読書ですが平安時代後期から鎌倉時代、
    承久の乱へ至るまでの、歴史の流れと、武士と朝廷の状況に
    ついても、分かり易く解き明かしています。
    何はともあれ、土地!
    在地領主が守りたい土地、得たい土地。
    朝廷が入手するのも土地。経済の基盤たる荘園。
    武士の、武士による、武士のための政権を目指す、
    頼朝とその仲間たち。
    だが、将軍への権力集中や朝廷との関係の危うさから、
    元首としての将軍から象徴としての将軍へ。
    それは、御家人による御家人のための政治。
    仁義なき政争を制した北条義時と、その仲間たち。
    院政は天皇家の家長である上皇による政治。
    摂関政治が最盛期から急に衰退した理由も。
    朝廷中心の秩序と理念の実現のため、多くの荘園を支配するため、
    最高権力者「治天の君」後鳥羽上皇による軍拡政策。
    実朝を手の内に収めようとしたが、彼は暗殺されてしまう。
    そして両者が真っ向から対決する承久の乱へ。
    乱後の戦後処理は、武士の論理による処断で、貴族すら追放や
    処刑、そして天皇や上皇にも及ぶものでした。
    その後の朝廷と幕府の変化にまでも言及し、
    かなり面白く読み進めることができました。
    う~む、なんか更に他の承久の乱に関する歴史書や
    「吾妻鏡」も読んでみたくなってしまったぞ。

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    2023年01月27日
  • 北条氏の時代

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    2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に先立って、その予習需要を狙って2021年の秋に出版された本書ですが、「鎌倉殿~」を全話視聴した後で復習の意味で読んでみました。本書は北条氏が執権を務めた時政(初代)から高時(14代目)まで、鎌倉時代をざっと通して北条氏がどのように権力を握って行ったのかを描いています。ですので、「鎌倉殿~」のキャストやシーンだけではなく、この時代を採り上げた大河ドラマ「太平記(1991年)」での北条高時(演:片岡鶴太郎氏)、赤橋守時(演:勝野洋氏)などのシーンも思い出しながら読みました。
    鎌倉時代というのは日本史を高校できちんと勉強していないと、イマイチ理解が浅く、歴史上の位置づけがあいまいになりがちです。そのせいもあって「鎌倉殿~」を視聴しているときも理解に苦しむ場面が結構ありました。そういう人にとっても本書は各人物の言動や判断を分かりやすく追っているので、時代の流れをつかむ程度であれば丁度良い内容です。著者は「平清盛(2012年)」の時代考証を担当しているだけに情報量も新書1冊にしてはボリュームもあってお勧めの1冊だと感じました。

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    2023年01月27日
  • 歴史学者という病

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    「半生記にして反省の記」という帯のノリにどれくらい乗っかって良いものか・・・
    前半はご自分の生い立ちや学生時代などをユーモアを交えて書かれているが、終盤に近づくにつれてマジになり、専門的な話になり、私の頭脳では消化できなくなってくる。
    (まあ、頭脳は消化器官ではないわけだが)

    本郷先生は、時々テレビにも出演されているから顔と名前が一致する学者さんで、とても面白い方だということも分かっている。
    「東京大学資料編纂室」という肩書きも知っていたが、そこが何をするところなのか知らなかった。
    たとえば誰もが知っている「日本書紀」みたいな歴史書を編纂しているのだという。
    驚いた。
    そして、そこでの上司が奥様であり、本郷先生がどれだけ奥様を尊敬していらっしゃるのかも分かった。

    歴史は、理系のように答えがはっきり出るものではなく、時代や研究者によって考え方が違ってしまうのだという。
    例えば、戦前までの「皇国史観」
    印象的だったのは、皇国史観ゴリゴリのとある先生が、農民一揆をテーマに卒論を書きたいと言って来た教え子に「豚に歴史はありますか」と言い放ったということ。
    歴史はエリートのものだというのだ。
    逆に、歴史は名もなき人々のものだという考えの先生もいる。
    なかなか難しい。
    いろんな先生たちのことを書きすぎている気がするが大丈夫なのか(笑)

    資料があって、それを研究して、「考える」ということが必要なのに、試験で良い点を取るためには「暗記さえすればいい」と言われ、つまらない科目だと思われているのが悔しいという。
    歴史学はどんどん研究予算も削られている。
    テレビに出たりするのは、歴史学の魅力をもっと広く知らしめたい、という動機らしい。
    私たち市井の歴史好きは、十分楽しませていただいているけれど、もっと上つ方にアピールできないと、予算にはつながらないんでしょうねえ・・・

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    2023年06月13日
  • 考える日本史

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    うーん、今まで信じてきた歴史が、実は違った…なんて。
    よくあることですけど。
    既に起こったことなのに、後世の研究で過去が変わるということが面白い。
    今年の大河、どうなるんでしょう。

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    2023年01月19日
  • 北条氏の時代

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    大河ドラマの先にある興亡史。

    2023年1月読了。

    大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の便乗…、いや失礼、本郷先生の解説本2冊目です。

    本書は、大河ドラマへの解説と云うより「鎌倉幕府を支えた執権北条氏は、どう興り、どう栄え、そしてどう滅んだのか」迄を、年代順と云うより歴代執権の順に、当時の国難や政変等を交えて、「中世日本史に輝く鎌倉幕府の実態」を、豊富な史料と本郷先生独自の推理力でズバッと切り込んだ上質な歴史解説本でした。

    大河ドラマは北条時政~義時~泰時迄の、鎌倉幕府草創期の動乱を描いた素晴らしい作品でしたが、本書は「その後の鎌倉は…?」と云う思いを抱いた方々へ、正に波瀾万丈の「中世日本史」を垣間見せてくれる、誰にでも読みやすく、分かりやすい良書です。

    「明確な政治感覚を持っていた源頼朝」が、政治客体としては全く未成熟な「鎌倉幕府」を作り、(結果的に)それを継承し、一時は朝廷を含めた日本全国を完全に統治した「北条得宗体制」の驚く程簡素な人事機構に驚き、政治観や大局観を次第に失い、組織としてほぼ自己崩壊に近かった最期に至るまで、本郷先生御専門の時代と云う事もあり、筆の進みも流暢且つ巧みで、一気読みしてしまいました。

    あとがきに有るように、天皇でも将軍でも無く、官位も低い儘だった「北条家」が、日本の全てを統治していたと云う事実(指摘)には、膝を打つ思いでした(そんなにわざわざ先生に怒ったりする人が居るんですかねww?)。

    「鎌倉時代」と一般的には括られる歴史の中に、これだけの驚くべき史実が有ったことに驚き、又歴史を学ぶ事の楽しさ、豊潤な時間をたっぷりと味わえました。

    本郷先生、ありがとうございました。相模国の一住人としても、心より感謝申し上げます。

    #笑える #タメになる #深い

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    2023年01月18日
  • 承久の乱 日本史のターニングポイント

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    大河の「鎌倉殿の13人」「平清盛」から、この時代をもっと知りたいと思い読み始めた。研究者の方の本だから、難し過ぎたらやめようと思っていたが、とても読みやすく、面白い。大河のおかげで人物名や地名、官位にも馴染みがあったが、よりスッキリ理解できた。こういう本があれば、歴史がもっと好きになると思う。

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    2023年01月14日
  • 日本史のツボ

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    日本史のこぼれ話を集めたような一冊。

    天皇と将軍、どちらが上か? きっかけは1221年の後鳥羽上皇が敗北した承久の乱で形勢逆転。

    神道と仏教の関係

    江戸のお寺は「役所」の存在も兼ね備えていた。

    荘園は口利き的な要素もあり、自分達の土地を自分達で守ろう!という意識のもと、武士が発生した。 田舎の武士は在地領主、京都の武士は貴族を守るため、と起こりは異なれど、発生したのはこの辺りから。

    貨幣経済の発展により、鎌倉幕府は潰えた。

    信長が実現させた自由とは?

    悪党たちが戦い方を変えた(ルール無用)

    日本は「ひとつの国」ではなかった?

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    2023年01月12日
  • 歴史学者という病

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    大学で歴史学を学んでいた者にとって、歴史学の奥深さ、闇深さを感じて面白かった。物語ではない科学としての歴史、実証史学とはなにか。歴史を研究するということの意味について考えることができる。①一つの国家としての日本は本当だろうか、②実証への疑念、③唯物史観を超えていく。の3つの柱は興味深い。

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    2023年01月09日
  • 歴史学者という病

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    ブタに歴史はありますか? なんたるパワーワード!
    平泉澄、ヤベェな。
    それはさて置き、本筋は以下。
    まるで熱血実証史学者群雄伝だね。
    戦前の皇国史観との抗争と敗北から始まり、戦後の唯物史観の隆盛と崩壊、そして今も続く訓詁学的実証史学原理主義者との内ゲバ的な闘争が、魅力的な史学者達のキャラクターとともに物語られる。
    私達の愛読する歴史小説や歴史本の参考文献に列記されてる、名前だけはお馴染みの、あの学術書群の著者達の、歴史です。
    歴史好きのキミ!面白いから読んどきな♪
    今までと違う角度で読書が進むこと間違いないから。

    そして、何者でも無かった私達と同じような歴ヲタ少年が、いかにして実証史学のプロフェッショナル(プロフェッサーともいふ)を志し、惑い躓き、それでも歩み続け、ついに己の天命(←ヒストリカルコミュニケーター)を知るに至ったか。
    そんな素敵なビルドゥングスロマンにもなってる。
    一粒で2度美味しくコスパ最高ね。
    あの石井進教授との愛憎半ばする師弟関係なんて、雑魚からすると『あんな先生、いなかったなぁ』と羨ましい限り。

    ところで、本書の著者の本郷和人教授は 逃げ上手の若君(松井優征:暗殺教室) や 新九郎奔る(ゆうきまさみ:究極超人あ~る) や 雪花の虎(東村アキコ:海月姫) の監修をされてる事を今さっき知りまして、もちろん雑魚も愛読してまして、もしや昨今のメジャー誌界隈での歴史漫画のプチブームの仕掛け人は本郷教授であったかと思い至った訳で。
    史学復興計画、順調みたいですね♪

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    2023年01月09日
  • 鎌倉殿と13人の合議制

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    2022/12/28
    大河ドラマで話題になっている鎌倉時代。
    源頼朝が関東に作り上げた鎌倉幕府はどのような体制のもとになぜ関東に作られたのか、という基本的な疑問でありなかなか明確な答えが出ないこの問いに対してのヒントをくれる本であると思う。
    鎌倉幕府が作られたその過程と中身(北条氏に執権として実権を握られたことなど)は一般的な事実として歴史、日本史で学習するが、その内実はどうだったのか、もともと京都に朝廷権力という長年にわたって鎮座していた圧倒的な権力の基盤があったはずなのに、武士が政治の中心として権力を握るように変化したのはどうしてなのか、とこの感想の文章がまとまってないところからも、読めば読むほど深掘りできるヒントを得られて面白いです。
    頼朝の父からつながる関東での武士とのつながり、その武士たちはそもそもなぜ関東にいるのか、というか武士って何か…突き詰めて考えると問いは尽きませんが、ドラマを見る際にも史実と比べながら、脚本における解釈や演技の表現などでも楽しみの幅がこの本を読むことで広がるのではないかと思います。
    もう少し気になるところを何回か読み進めていきたいなと思います。

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    2022年12月30日
  • 歴史学者という病

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    実証の位置付け等から考える、本郷版の「歴史とは何か」。

    筆者の自伝的な内容。生い立ちから歴史との関わり合い、そして現在に至るまで。日本史学界を時に強く批判しつつ、筆者の思想の遍歴から、歴史とは何かを考える。

    ちょっと筆者の他の作品と毛色が違うので、単なる歴史マニア受けはしないかもしれない。

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    2022年12月26日