本郷和人のレビュー一覧
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今年(2024)のGWの大掃除で発掘された本のレビューは大方終わりましたが、その前に娘夫婦が宿泊した時に大慌てでスースケースにしまい込んだ本があり、それらの本のレビュー書きを終了させたく思っています。記録によれば、日本ではコロナ緊急体制が出された4年程前(2020.5)に読み終えた本です。
この頃を思い出すと、毎日在宅勤務(出社原則禁止)で通勤時間は無くなった反面、週に2回は米国本社との電話会議(夜9時開始)があって、夕方から数時間は読書タイムを確保していました。筆者は何冊もお世話になっている本郷氏ですが、内容は忘れてしまっているのでレビューを書きながら振り返りたいと思います。
以下は気に -
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<目次>
第1章 源頼朝vs弟・義経~弟は最大の脅威
第2章 源氏将軍vs北条氏~戦いが王を作る
第3章 鎌倉幕府vs地方武士~ケチな出し惜しみが滅亡を招く
第4章 足利尊氏vs弟・直義~西か東か、日本が真っ二つ
第5章 尊氏派vs直義派~応仁の乱と関東争乱の理念なき「喧嘩」
第6章 上杉謙信vs武田信玄~何が何でも「○○○」が欲しかった
第7章 織田信長vs明智光秀~?能力主義と抜擢人事の落とし穴
第8章 徳川家康vs豊臣秀頼~関ヶ原の「喧嘩相手」は三成にあらず
第9章 吉良上野介vs赤穂浪士~もしもあのとき、六秒ガマンしていれば…
第10章 井伊直弼vs水戸・薩摩藩~桜 -
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何かと批判的に扱われることの多い世襲制、中国の科挙や西洋的な能力主義を横目にどうして日本においては血筋や家系のような封建的価値観が重視されるのかを歴史家の視点から紐解いた本。
日本における究極の世襲とは天皇制であり、万世一系という神話の時代から連綿と続く皇室の永続性が国家統治の根幹とされた。しかし現在も含めて天皇が実際の権力を持った期間は短く、ほとんどは臣下の藤原氏や武家政権が意思決定をしていた。豊臣秀吉のように突出した能力によって下克上をなし得る人もいるが、「近衛家の養子」といった形で旧守の権威を活用する方がリーズナブルに支配権を獲得できる。
おおもとは土地など財産権の継承にこの世襲制度 -
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タイトルどおり、どのページもわかりやすい
数字で日本の歴史の面白さを伝えてくれた。
良いところは、今の数字に換算してあるところ。
Kmや円など、昔の単位でないところが
イメージしやすくてよい。
特に驚いたのは
東大寺の大仏に貼られた金箔が440kgもあった
ということ。金閣寺の金箔は20kgというから
莫大な量に驚く。
金価格が上がってしまった現代、440kgの
金箔を調達するのは至難の業。
金ぴかの大仏様を見ることはかなわないだろう。
本田忠勝が愛用した槍「蜻蛉切」の情報
は、特別長いやりを愛用していたわけではない
ようだが、人生で57回戦に出て、一度も
傷を負わなかった槍さばきを思う -
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ネタバレ「どうする家康」ロスです。賛否両論ありましたが、素晴らしい最終回でした。本書は大河ドラマを見る前の予習として読むのに丁度いいかなと思いました。文章も読みやすいです。大河ドラマ後だと内容的に少し物足りない感がありました。
ドラマと異なる点で驚いたのは酒井忠次。「えびすくい」で殿を支えていたと思っていたら、築山殿と信康事件で家康から嫌われていたとは…。後は家康の戦で采配が輝いたのは「小牧・長久手の戦い」のみ。本書で目新しいと感じたのがこの2点のエピソード。
私たちは信長や秀吉にはなれない。しかし家康にはなれるかもしれない。我慢し続けた日本一の凡人。今年は徳川家康にはまりました。読み納めも殿で -
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<目次>
第1章 宇多天皇
第2章 信西
第3章 北条政子
第4章 中原親能
第5章 極楽寺重時
第6章 海住山長房
第7章 平頼綱
第8章 北畠親房
第9章 三宝院賢俊
第10章 細川頼之
第11章 三宝院満済
第12章 黒田官兵衛
第13章 千利休
第14章 高山右近
第15章 伊奈忠次
終章 西郷隆盛
<内容>
黒幕とは、地位と実験が必ずしも一致しない日本において、ウラの存在でありながらオモテを動かした人物や地位と実権、実績に大きな隔たりがある人、重要な役割を果たしながら目立たない存在、をピックアップした本。歴史の本筋を理解していないとわかりにくいかも -
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失敗という切り口から歴史上の人物を見ていくというのは非常に興味深く、サラッと読めた割にはためになるものであった。
しかし正直なところ、失敗というのは一口では言えるものの、なかなかにその本人は意図してないところや、自身ではどうにもならないところからも作用されるところがあるものだとも考えさせられた。懸命奮戦する北畠顕家や武田勝頼などは印象的なのではなかろうか。
室町時代には疎いが、やはり歴史大家の人たちの蓄積により後醍醐天皇はあまりにも過大評価されているんだなあと思わされた。
本書と対照的に立ち居振る舞いに特化し成功した人物を描いても面白いものができそうである。