本郷和人のレビュー一覧

  • 承久の乱 日本史のターニングポイント

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    源頼朝が作った鎌倉幕府がたった三代で終わってしまったわけがようく分かった気がする。たしかに鎌倉時代は大河にもあまり見当たらないような気がするし、小説もない。子供の頃に読んだ何かで義経は可哀想な弟、頼朝はワルイ奴という話しかアタマに残って無かったもんな。
    著者が言うように、この時代は本当に仁義なき戦いの時代で、昨年の大河の明智光秀みたいな考え方してたら、気が狂うようなことになっていたんじゃなかろうか。
    「御恩」と「奉公」が結局は承久の乱の勝敗を決し、それから約650年の長きにわたる武士の世何始まるきっかけになった…とまでは学生当時考えもしなかったな。
    面白かった。

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    2021年07月08日
  • 「失敗」の日本史

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    平清盛、源義経、北条時宗、上杉謙信、豊臣秀吉、伊達政宗といった時代の寵児たちの失敗を紐解く。
    平清盛の京都に政権を開いたことが、武家政権を確固としたものにできなかった。
    源義経は兄の頼朝の気持ちを汲み取ることが出来ず、対立を招くことになった。
    北条時宗は、元寇で働いた武士たちに対して、自分の身を削っても領土を与えなかった。
    上杉謙信は越後という枠に括られたことと、跡継ぎについてしっかりと決めてこなかった。
    豊臣秀吉は、身内を大切にできなかったこと。そして家康に広大な領地を与えてしまったこと、朝鮮出兵など。
    伊達政宗はパフォーマンスばかりが目につき過ぎた。

    など、かなり上から目線な解釈もありま

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    2021年06月12日
  • 日本史 自由自在

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    ネタバレ

    通史ではなく、敏腕編集者からカンジ一字のお題を頂戴してのエッセイ。気楽なスタイルながら、日本人の本質に鋭く迫っているようで面白い。私的には「道」で日本人はなんでも柔道、華道、剣道といった道にして言語化されない傾向があり、故に哲学が生まれないとの指摘が一番心に残った。

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    2021年06月09日
  • 戦いの日本史 武士の時代を読み直す

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    武士が誕生し台頭していくあたりから徳川幕府樹立までの、その時代時代を代表する一対の対立軸から、相対する二人を一組として合計八組とりあげて歴史を解読していく本です。武家がどのように力を得ていって覇者になっていくかがわかります。

    ご承知のように、古い武家は新しい武家に取って代わられながら時代は進んでいきますが、その都度、力を増して、最後には(徳川氏の時代には)日本全国を支配するほどのものとなる。それがどういった流れだったのか。資料に乏しいところや資料を疑うべきところを歴史学者の著者の推察や推測で構築しながら、ひとつの仮説的に解いていく体裁でした。

    義務教育から高校まで、歴史といえばもう決定した

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    2021年06月03日
  • 日本史でたどるニッポン

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    すごく読みやすかった。
    読みながら頭の中で日本の歴史を俯瞰してるかのような感覚を持ちました。
    歴史に詳しい人だと入門書すぎるのでしょうか?
    私は高校までの日本史の授業+興味の持った南北朝時代や縄文時代、妖怪について、ぐらいしか本を読んでいないので、とても分かりやすく読んでいて楽しかったです。高校生の時に読みたかった…!

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    2021年05月06日
  • 戦国時代

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    荘園公領制から大名領国制の移行は、自律性の強い郷村共同体を土台にして形成された。
    荘園では農民の自律性が養われなかったが、戦国時代を機に本当の地域社会が作られた。

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    2021年04月18日
  • 世襲の日本史 「階級社会」はいかに生まれたか

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    世襲をメインに考察した本だが、律令制度を中国から導入した古代日本が、我が国の実情に合わせて融通無碍に改定していった過程を解説した「第1章 古代日本でなぜ科挙は採用されなかったか?」が面白かった.また「家」をベースに人事が決定されていた武士の世界を概括した「第3章 鎌倉武士たちはなぜ養子を取ったか?」も楽しめた.明治維新で一旦途絶えた世襲制度が、時代が進むにつれて次第に復活してきたが、それを是認する社会の宿痾についても議論が欲しかった.

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    2021年03月31日
  • 疫病の日本史

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    令和2年の今年は、昨年の新元号制定のお祝いムードがコロナ勃発の影響で吹っ飛んでしまい、私たちの考え方まで変えさせられてしまう一年でした。

    この本を本屋さんで見つけて読んだのは、コロナ第二波が到着する前の九月末の頃ですが、今回のコロナのような疾病は日本でも何度か流行し、それが歴史を変えてきたという事実を知りました。

    疾病が流行ることは止められないにしても、歴史の節目において疾病が流行り、それが終息した後には別世界が開けているという流れがあることを知ることは良いことだと思います。病気にかからないよう、健康に気をつける、罹患しても克服できるだけの免疫・抵抗力をつけておくことの大切さを痛感しました

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    2020年12月28日
  • 世襲の日本史 「階級社会」はいかに生まれたか

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    世襲からみる日本史。
    自分の血統が生まれないと直ぐ脆弱になる本来有り得ない権力摂関政治、血がつながっていなくても血(ブランドと同じように感じる)を尊重する超血縁性、院の権力の意外な小ささなど視点が面白い。
    ツリーとリゾームの件で源頼朝が別室で1人ずつに「お前だけが頼りだ」と言ってた話は流石頼朝だと思った。
    明治の元勲達の「子孫に美田を残さず」という思想は現代日本に必要な気もする。

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    2020年12月18日
  • 承久の乱 日本史のターニングポイント

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    鎌倉幕府とは、「頼朝とその仲間たち」が土地の安堵を目的として立ち上がった権力であった。
    (「幕府」という言葉はこの当時なく、使われるようになったのは江戸後期からだという)

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    2020年11月30日
  • 承久の乱 日本史のターニングポイント

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    ネタバレ

    純粋に面白かったです。
    ただ、やはり歴史書を唄うのであれば、史料と索引は必要かな。
    あと初心者向けなら、年表をまとめて、家系図があればよかったんですが。

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    2020年11月27日
  • 日本史でたどるニッポン

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    非常に平易な文章で日本史の重要な観点を網羅している好著だ.第4章の 日本の歴史と宗教の関係 の考察が楽しめた.廃仏毀釈に民衆のパワーが大きく関与していた件はあまり知られていないのではないかと感じた.第5章の 日本史を学ぶ意義 は非常に重要な問題だと思っている.菅総理が学術会議の問題で見識のなさをさらけ出しているが見苦しい限りだ.議論をするという姿勢がないのは安倍以上と思う.寂しいな!

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    2020年10月29日
  • 数字でわかる!ぎょうてんな日本の歴史

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    テレビでも御馴染みの本郷和人さん著の歴史本です。縄文時代から明治維新迄の日本史で遣唐使、源氏と平氏、織豊・徳川時代等、誰もが一度は聞いた事がある人物に関する色々な数字について書かれています。例えば、聖武天皇が5年間の内に引っ越した回数、平氏打倒の為に源頼朝が挙兵した人数、足利義政の妻・日野富子資産額、大奥の一日の着替え回数等です。全ての漢字に平仮名が振られておりますので小学生でも楽しんで読める本です。(というか、ターゲットは小学生ですね。)

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    2020年10月15日
  • 日本史ひと模様

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    昨年、日経新聞日曜版に連載されていた歴史エッセイの書籍化。
    私が学生時代に日本史を習ってから大分経つが、現在の研究成果ではそのようになっているかと改めて思った。

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    2020年09月02日
  • 誤解だらけの明智光秀

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    元々、明智光秀や織田信長、豊臣秀吉、本能寺の変に興味があって、他の本や小説を読んでいたら、多くは聞いたことのある内容であるけど、とても簡潔で読みやすく、まとめがあり、小学生も歴史好きなら読めるだろう。

    歴史小説をたくさんは読んでないけど、今のところ歴史上で一番好きなのは明智光秀。
    他の歴史人物でもそうだが、リーダーを支えるデキル人に共感が湧く。

    明智光秀が出てくる小説を何冊か読んだ。

    人物についてや、謀反を起こした経緯。
    小説ではさまざまな見解があるけど、何らかの資料、史料を参考にしてみんな考察して想像したんだろうな。

    この本では、他にもいろいろ重なるけど、四国説(信長と長曾我部元親の

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    2020年06月18日
  • 日本史でたどるニッポン

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    今の日本を形作るいくつかの事柄について歴史的流れを解説してくれる。もっと詳しく知りたくなる気持をかき立ててくれる入門書のお手本のような作品。

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    2020年05月30日
  • 壬申の乱と関ヶ原の戦い――なぜ同じ場所で戦われたのか

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    壬申の乱と青野ヶ原の戦いと関ヶ原の戦いが、同一の場所であり、それを構造的に分析している点は、新しいし、とても興味深い。
    著書は中世史が専門ですが、古代史もいけますね。
    読みやすいし、面白かった。

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    2020年05月28日
  • 日本史でたどるニッポン

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    日本というのは、本当にある意味恵まれた地勢にあって
    そのため、特殊な社会ができてきた。
    でもそのことを、曲解するとナショナリズムの変な方向
    に行きそうな気もしますが、ある程度分かる感じがします。
    歴史を学ぶ意義については大きく同意します。歴史だけではなく、人文系の学問の意義がもっとみなおされても
    いいと思います。

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    2020年04月21日
  • 危ない日本史

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    歴史上の人物の性格や健康、一生に焦てた一冊。武田信玄や上杉謙信と織田信長の比較としては、大局観が一番の違いのような気がします。侵略する点はお互い同じだけど、甲斐や越後という点で考えるか、日本という面で考えるかという違いが大きい感じがしました。自ずとスピード感や考えも違ってくる。豊臣秀吉は信長のコピーであろうとしてけど、朝鮮出兵以降はモデルケースがなくなったために、愚行ばかりが目につく。
    石田三成については徳川の歴史からみたら愚将に見えるかもしれないけど、私利私欲のない生き方は現代の政治家に参考にしてもらいたい生き方だと思う。

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    2020年04月20日
  • 日本史のツボ

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    日本の歴史を、7つのカテゴリーで通史として考えてみるという本書。天皇、女性のカテゴリーが面白かった。本郷先生の持論炸裂的なところもあり。
    歴史をもう一度学びなおしたい私にはよかった。

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    2020年04月01日