本郷和人のレビュー一覧

  • 承久の乱 日本史のターニングポイント
    鎌倉殿の13人を楽しませてもらい、この時代に強く関心を抱いて読みました。
    大河の話が、吾妻鏡で描かれていたことがもとなんだなぁ、と知りつつ、北条家が執権まで上り詰める闘争は、源平合戦を忘れてしまうぐらい興味深い。
  • 最期の日本史
    日本人の死生観がどのように変わっていったのかがよくわかります。
    とくに、切腹がいつからおこなわれていたのかについては、目から鱗でした。
    時代劇を見ているだけでは勘違いしたまま過ごしていくことになったと思います。
    妖怪といわれるものが、史料にはほとんど記述がなく、水木しげるの創作だろうといわれていると...続きを読む
  • 歴史学者という病
    歴史学者、本郷和人氏の自伝的エッセイ。

    庶民の私から見たら本郷氏もどうみてもエリートなんだけれど、東大及び史料編纂所にはそれ以上の天才が数多いるらしく雲の上を垣間見ることができて面白い。

    佐藤進一、網野義彦、石井進など20世紀を代表する歴史学者に対する本郷氏の印象や彼らとのエピソードも面白い。特...続きを読む
  • 最期の日本史
    帯にあった「なぜ日本には独特の『死に方』が生まれたのか?」という一文に惹かれて。
    言われてみれば、切腹という作法は日本独自である。
    諸外国では死の苦しみを少しでも長引かせないためにギロチンが発明される一方、日本ではすぐには死ねない切腹が生まれた。
    その切腹がいつ頃から行われ、どういう価値観でもって発...続きを読む
  • 日本史のツボ
    歴史が好きだからかな、日本史を疑え、に引き続き楽しめました。女性の地位の歴史、経済から見た歴史、鎌倉武士の年収等々。
    最後にあったように現代につなげて比較してくれると、わかりやすいし、興味深くなる。
  • 北条氏の時代
    北条時政から鎌倉幕府の滅亡まで辿るので、鎌倉時代の通史も知ることができる。大河ドラマは色々と研究の成果と史実に基づいていたんだな。鎌倉時代は日本史の大きな転換点で、それまで西高東低だった日本史だけど東に基礎を置いた。そして辺境の無名の北条氏が日本を動かすリーダーになった。
    時政は当時の武士には珍しい...続きを読む
  • 歴史学者という病
    本郷和人さんは「世界一受けたい授業」で初めて拝見した時にアイドルの高城亜樹さん推しという妙なキャラで軽く引いていた(アイドル推しに引いたのではなく番組見たらわかるよ)のだが、東大教授なのだから当たり前だがガチ中のガチの人だな

    高校歴史教科書を変えようとしたり

    引用
    「非常勤残酷物語」とか言うが、...続きを読む
  • 歴史学者という病
    見城徹の「編集者という病」を想起させるタイトル。

    日本の文系の学問というと師弟関係や学会の定説にがんじがらめ、というイメージだがその例にもれない歴史学について「そこまで言っていいのか」というところまで踏み込んだ一書。

     皇国史観主義が敗戦により一挙にマルクス主義的な視点にふれた。著者は「どちらで...続きを読む
  • 承久の乱 日本史のターニングポイント
    「鎌倉殿の十三人」でやる前に何とか読みたいと思ってた。面白いし、読みやすい。これは予習にピッタリだ!
  • 東大教授がおしえる やばい日本史
    日本史初心者だからかめちゃくちゃ面白かった。学生時代は日本史なんて寝てたけど、この本を読んで興味がでてきたくらい。ありがたいです!
  • 東大教授がおしえる やばい日本史
    日本の歴史の中ですごいこと(やばいこと)をした人物の事や日本の歴史の流れなどがわかってよかったです。わかりやすかったです。とても面白かったです。
  • 歴史学者という病
    個人的には大変面白い。
    誰もが面白いと感じられるかは疑問符がつく。

    興味を持って面白いと思う人は以下のような方であろうか。

    ・歴史に興味があり、これから歴史学を志す人
    ・大学で歴史をかじった人
    ・過去、歴史学を履修したことがある人
    ・蛸壺のような学会政治に興味がある人

    まず、歴史学と歴史は全く...続きを読む
  • 東大教授が教える 日本史の大事なことだけ36の漫画でわかる本
    『やばい日本史』『さらに!やばい日本史』に続いて本郷和人さん監修の本は3冊目。中学生くらいが日本史を勉強するときのサブテキストとして読んだらとても役立ちそう。ある程度省いている部分があるのは承知の上だけど、めちゃくちゃ分かりやすくて好印象。各章がテーマごとにセレクトされているから、歴史の流れ通りの退...続きを読む
  • 日本史を疑え
    『日本史を疑え』という題は「如何いうこと?」と思ってしまう。そう思いながら紐解き始めると少し夢中になるような内容だ。
    「疑え」とでも言われても、「日本史」というような「伝えられる過去の出来事等」というのは「既に変わらない、変えようのない過去」なので「疑う」という余地が少ないような気もしないではない。...続きを読む
  • 東大教授がおしえる やばい日本史
    小学生、中学生くらいの時に出会いたかった一冊。日本史は苦手意識が高かったけど、こういう全体の流れがザックリ分かり、興味を持てるネタがあると頭に入ってきやすい。何度も読みたい。
  • 東大教授がおしえる さらに!やばい日本史
    目次にあるように、諸説あるうちの一つだったり、面白めの演出があったとしても、これくらい「すごい」と「やばい」が対比して書かれていると興味が湧くし印象に残りやすいかも。章頭にある「この時代のざっくりマンガ解説」は分かりやすいし、絵のタッチも好き。水木しげると大島渚がラインナップされているのが現代的。
  • 「合戦」の日本史 城攻め、奇襲、兵站、陣形のリアル
    2022/4/22
    本郷さんの歴史解説の新書はとてもわかりやすくて、勉強になるなと思っていつも読んでいます。
    合戦や戦いはこれまでの歴史の中で、戦術や、過度に美化された戦場でのエピソードなどばかりに注目が集まって、合戦の実際に着目してなされた研究が意外と少なかったことを指摘されていました。
    思えば確...続きを読む
  • 北条氏の時代
    今話題の北条氏だが、ここまで通して北条氏の歴史を知ることがなかった。リーダーシップとは何かを考えるうえでも役に立つ。
  • 東大教授も惚れる! 日本史 アッパレな女たち
    最近読んだ本の中で一番面白かったです。
    とても読みやすい語り口で個性的な絵なども掲載されていて読んでいても見ていても飽きない一冊だと思います。日本史が苦手な人、興味はあるけど敷居が高くて何から読み始めたらいいかわからない人など日本史初心者さんにもおすすめの本です。
  • 歴史をなぜ学ぶのか
    中学校で社会科を教えていますけど、実は歴史が苦手なんですよね。汗。
    世界地理・日本地理・歴史(日本史中心)・現代社会・政治・経済・国際社会。これだけ全て教えるので、どうしても広く浅い知識になる。全てについて、教員になってから、常に一生懸命勉強してきた。学生の時は、経済地理学専攻だったので、専門は政治...続きを読む