本郷和人のレビュー一覧

  • インテリジェンス関ヶ原

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    俯瞰的にみることの大切さを学んだ。事柄は関ヶ原に向けて進んでいるように思えるが、関ヶ原は一通過点にしか過ぎず、もっと大きな想定があった。

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    2026年08月14日
  • インテリジェンス関ヶ原

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    徳川家康のインテリジェンス。関ヶ原の戦いは1日で終わるが、その前後の密かな戦い、インテリジェンスにスポットを当てる。東北、北陸、九州などの独自の動きについても詳説。
    まさか天下分け目の戦いが1日で決着がつくとは誰も思わなかったのだろう。

    近年、話題のシン関ヶ原的な内容はなく、ほぼ従前の説を元にした記述。

    週刊文春に連載されたおそらく語り下ろし。語り口といい、筆者は令和の半藤一利的な立場になりつつあるように思える。

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    2026年08月12日
  • 変わる日本史の通説と教科書

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    時代が移るに連れて変化してきた日本史の教科書。しかし、一般の人には余り認知されていない。本書は第一線の研究者によって、その変化の理由と解説がわかりやすく説明された本である。

    歴史研究が進み、定説とされる説明が変化すると教科書の記載事項も変わる。当たり前の事だ。例えば、地理の学習で『主要な貿易相手国』が変化すれば、当然学習する内容も変化するようなものだ。けれど、今も昔も、『歴史は暗記科目』という呪縛から逃れられない。

    結局、本書で著者が言っているように、大学入試のシステム自体が変わり、高校教育が根本的に変わらないことにはブレイクスルーは出来ないと思う。なんとかそうなってほしい。

    【余談】
    かつての『共通一次試験』という入試システムは、ある意味でそのブレイクスルーを目指して導入されたはずだった。少なくとも私はそう聞いた。“共通一次試験で大学教育で必要な知識レベルを担保し、各大学は二次試験を工夫する事で求める学生を選抜する”。だが、そうならなかったのは当時の状況から仕方ない事なのかもしれない。しかし、少子化が進んだ今こそ、各大学の奮起を望みたい気がするんだけど…。

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    2026年08月10日
  • 世襲の日本史 「階級社会」はいかに生まれたか

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    東大史料編纂所教授だった(過去形)本郷先生。最近時々テレビでも見かけると思ったら、定年退官して藤田医科大学特命教授になったのね。(コロナの時にクルーズ船乗客を受け入れた大学だ)なるほど。

    本書は2019年9月10日初版。
    “日本社会を動かしてきたのは『地位よりも家』という、『世襲』を是とする大原則だった”という論理を、古代から明治維新までの事例を挙げて解説している。頷ける所が多い。大きな歴史の流れから社会構造の成り立ちを読み取る事は、現在を理解する上で大切だと思う。

    NHK出版の新書だから、ジャンル的には“ビジネス書”なんだろうけど、さすがに専門家だけあって、中世に関する事例ではちょっとマニアックなレベルまで踏み込む所がある。全ての人が同レベルで理解するのには、ある程度の知識が求められる…かな。

    色々と頷ける所が多くて面白かった。“バサラ者・カブキ者・ヤンキーなど、『自由』な存在に惹かれるのは、強固な階級意識の裏返しなのかもしれない”という指摘には大いに頷ける所がありました。

    【余談】
    本書の出版はコロナ禍より前。最終章にはマスクを配布した“あの方”の名前も出てきます(世襲が題材なんだから当然か)。
    そう考えると、世の中、何が起きるか分からないものですね、ホント。

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    2026年08月09日
  • 東大教授がおしえる やばい日本史

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    大河ドラマの豊臣兄弟!がおもしろくて、何か日本史系の本に手を伸ばしてみようかと。児童書だけど、情報量はたっぷり。絵もたっぷり。日本史初心者の私にはちょうどいい。
    偉人たちの<すごい>ところと<やばい>ところを並べてる。落差!

    「『すごい』ばかりの人なんていない。だからこそ、人はおもしろい!」という見返しの言葉には勇気づけられる。

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    2026年07月27日
  • インテリジェンス関ヶ原

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    ネタバレ

    秀吉子飼の武将たちがあれほど東軍についたのは、秀吉の秀次への仕打ちや朝鮮出兵への対応について、反発していたからだというのが理由というのに納得。三成憎し、だけでなく、秀吉に腹を立てていたこと。そして戦う前から結果がわかっていたこと。東軍に比べ西軍のやる気がなかったこと。豊臣は存続できた可能性があったこと。腑に落ちた。

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    2026年07月25日
  • 鎌倉幕府の真実

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    鎌倉時代を中心に、歴史の真実を追求する歴史学者が、
    古文書を読み解く重要性と検証の必要性、そして苦労を語る。
    ・はじめに
    第1章 鎌倉時代の武士の謎
    第2章 鎌倉幕府を分析してみた
    第3章 人物像を掘り下げる
    第4章 古文書抜きに日本史は語れない
    第5章 「実証」と「推測」
    第6章 歴史学者を悩ませる「自作自演」

    古文書抜きには日本史は語れない。
    平賀氏、和田義盛、実朝の首、伊賀氏、義経VS景時など、
    古文書の読み解きと考察によっての語りが楽しい。
    特に「男衾三郎絵詞」の考察が面白かった。
    また、中世文書の形式での基本と応用は、まるで
    ミステリーの謎解きのよう。
    まさかの後醍醐天皇の、部下に成りきって書いた自作自演の
    文書の検証なんて、なんかワクワクしてしまった。
    歴史学者の苦労だけでなく、史料編纂所についても
    書かれていたのは嬉しかったです。図版掲載の許可申請、
    こんなに大変だったとはね。でも、今回の図版と解説は
    大いに楽しめましたよ。金剛三昧院、行ってみたくなったし。

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    2026年06月17日
  • 「将軍」の日本史

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    鎌倉から江戸までを将軍と言う切り口でまとめている。将軍には、世襲というイメージがついてくるが、実質的な権力、支配の正当性は、家臣の総意に基づくことを立証している。朝廷からの任命としての名目としての将軍と軍事、政治を司る権力者は、時間軸一致しない。

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    2026年06月16日
  • 日本史の血脈

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    歴史学者の本郷和人が描く日本人の血脈について。

    日本人は血脈よりも家柄を尊重するということがよくわかった。

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    2026年06月13日
  • 日本史を疑え

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    歴史が動く本質によって時代区分は、区切られるべきという考え方で、中世の定義しを提案している。
    論理的考え方、本質の捉え方が面白い。

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    2026年06月07日
  • 北条氏の時代

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    歴史学者の本郷和人が説く、北条氏とそれを取り巻く鎌倉幕府について。

    武家政権の台頭や公家との関係などがよくわかった。

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    2026年05月23日
  • 豊臣の兄弟 秀吉にとって秀長とは何か

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    大河ドラマでやってる内容なので、すっと理解できた。戦国時代に、兄弟が協力することの、難しさ、希少性が理解できた。また、兄弟で役割を分担してきたとの推論も、客観事実からも納得性が高い。

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    2026年05月18日
  • 東大教授がおしえる やばい日本史

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    新聞の書籍広告欄にて本書を見つけた。
    歴史上の人物は、いわゆる光の側面から一般的に
    知られていることが多い。それだけに、史学に
    馴染みのない私には、本書は斬新だった。


    本書は、日本史上著名な人物を時系列に横断的網羅的に平易に紹介している。

    一般的に、日本史のテキスト等においては、本書の表現を借りると、『すごい』事実をその人物の功績等として記載している。本書においては、『すごい』事実だけでなく、『やばい』事実、つまり、影の側面から見た事実も余すことなく紹介している。

    印象的だったのは、清少納言と紫式部、葛飾北斎である。

    ★清少納言
    枕草子には美しい風景描写だけでなく、特定の層を
    批判する節があった。

    ★紫式部
    面識はなかったようであるが、互いに意識し合っていたらしい。どの時代においても、人間の感性は、普遍的なものなのだろう。
    余談だが、古代エジプトのピラミッドの壁画には、当時の若者を嘆く年配者の声が遺失物として遺されているようだ。

    ★葛飾北斎
    浮世絵で絶大なる功績を遺しているが、娘・応為
    (おうい)も整理整頓等には無頓着だったようである。生涯に93回も引っ越しをしたらしく、衝撃的である。


    本書を通じて、日本の歴史上に名を連ねている
    人物であっても、種々の人間臭さを持ち合わせていることを垣間見ることができた。

    日本史に対する興味も湧いた気がする。たとえば、今後日本史だけでなく世界史にも水平展開されることを一般読者は期待したい。

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    2026年05月12日
  • 東大生に教える日本史

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    大河ドラマなどで知っているつもりになっている歴史上の人物。時代の流れの中で捉え直す面白さ。信長、秀吉、家康の見方も変わってくる。家族に対する考え方、サラリーマン大名とオーナー大名は目から鱗。今は、江戸時代末期に似てないか?「歴史は推理の学問。史料以外のさまざまな歴史の知識、そして推理と想像力で埋めていく」「現代社会も答の見つからない問いだらけ。知的作業のトレーニングとして歴史学はけっして無意味ではない」なるほど。

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    2026年05月06日
  • 「ナンバー2」の日本史

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    ナンバー2という視点から日本史を捉えなおす。豊臣秀長の大河ドラマの便乗系かと思いきやもっと盛り沢山な内容。
    藤原道長、梶原景時、北条得宗家、足利直義、細川頼之、織田信長、鍋島直茂など。

    筆者の分かりやすい語り口の中、非常に説得力のある内容。天皇制もそうだが日本人には「取って代わる」思考がない。実力珠玉のナンバー2までが世襲化することで組織が衰退していく。

    近年の日本史といえば、筆者本郷一人と呉座勇一、磯田道史。ハヤカワ新書もなかなか面白いテーマが多い。

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    2026年04月26日
  • 軍事の日本史[新装版] お金・戦略・武力のリアル

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    著者は東大史料編纂所の教授として有名な歴史家だが、戦略・戦術・兵站などの視点から今まで深い研究をタブー視されていた日本史の軍事を再考しようと試みている。論としてはとても面白いが、非常に残念なのが個別の事例の説明の際に地図がないこと。地理の理解がないと展開される論が理解できずわかりにくくなってしまっています。新書という形式をとっておられるので歴史に興味があるような一般の読者を想定してわかりやすい文章で書かれているだけに、地図がないことだけが非常にもったいないと感じました。

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    2026年04月23日
  • 承久の乱 日本史のターニングポイント

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    ネタバレ

    承久の乱そのものよりも乱に至るまでの鎌倉や朝廷の情勢に重点がおかれている。源平の合戦後の梶原景時や比企能員の粛清や頼家や実朝の殺害など興味がある内容で面白かった。テレビで歴史の解説としているときのように分かりやすい内容で楽しめた。昔授業で教えてもらったのとはだいぶ変わっているんだな~。色々意外な内容もあったし良かったな。

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    2026年04月20日
  • 日本の合戦 解剖図鑑

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    古代から明治まで、日本国内の有名な戦いを1つずつ見開きで解説。城塞、陣形、進軍記録などを挿入した解説絵がとても面白い。恥ずかしながら源平合戦よりも昔の合戦については全く知識が無く、日本史をおさらいするつもりで読んだ。見開きごとに「勝軍の将」または「敗軍の将」コラムがあり紹介されていて、興味を持った人物がいればすぐにwikipediaで確認しながら読み進めた。見開きという限られたスペースなので、どうしても概略の解説になってしまうが、知的好奇心を刺激された。

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    2026年04月05日
  • 宗教の日本史

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    歴史学者の本郷和人による、宗教を通じた日本史について。

    日本史における宗教の役割を知ることができた。

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    2026年03月28日
  • 最期の日本史

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    歴史学者の本郷和人による、歴史上の人物の最期について。

    色んな人物の最期について復習することができた。

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    2026年03月28日