本郷和人のレビュー一覧

  • 疫病の日本史
    歴史学者の本郷和人と井沢元彦が、コロナ禍で過去の日本史の中での疫病について対談した一冊。

    ヨーロッパは中国ほどではなくとも、今までも疫病はあったし、今後もあることを思わせられた。
  • 最期の日本史
    "死"という側面から書かれていることが、なかなか新鮮だった。
    本郷さんはすごい勢いで新書を出版されているが(読むのが追い付かない・・・)、とにかく歴史は面白い、考える学問であるということを広めたいということに基づいてやられているので、歴史が苦手な人にぜひ読んで欲しいと思う。
  • 鎌倉殿と13人の合議制
    十三人の合議制の成立と崩壊、源実朝暗殺までを描く歴史書。NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の復習になる。

    鎌倉殿の十三人は以下になる。
    北条時政(ほうじょうときまさ)
    北条義時(ほうじょうよしとき)
    安達盛長(あだちもりなが)
    三浦義澄(みうらよしずみ)
    和田義盛(わだよしもり)
    比企能員(ひきよ...続きを読む
  • 空白の日本史
    天皇は1000年伊勢神宮に行かなかった、たしかに!

    何事も常識を疑ってみることで、今膠着している問題が解決できるかな?と思いました。

    でも、伊勢神宮は大切な重要な場所!
  • 誤解だらけの明智光秀
    光秀、もう長谷川さんの麒麟のイメージしかありません!
    本郷先生は、歴史にifはないと言うけれど。
    単なる歴史ファンにとっては、ifが面白い。
    それにしても、家康はやっぱり面白みのない人だったんですね!(ゴメンナサイ)
  • 日本史でたどるニッポン
    本郷先生の本を古いものから順番に読んでいるので、分かりやすい。
    それは本郷先生の主張が何度もでてくるから。
    おかげで覚えました。
    日本はやはり島国で、なおかつ温暖な気候だったので諸外国のような生存競争はなかったんですね。この性格もそこからきたものが多い。
    今はなんとなーく西欧諸国のほうが優れている感...続きを読む
  • 歴史学者という病
    すごく面白い。

    いつのまにか学問は、「研究」ではなく「仕事」になっている。実証にこだわるあまり、考えなくなっている。あらゆるところで、アレントが言う「行為」の空間は削られているのだ!

    そこに危機感を持って、素朴に社会へ発信しようとする著者の公共精神にしびれる。現代の知識人とは、大学の研究者のこと...続きを読む
  • 承久の乱 日本史のターニングポイント
    表題の承久の乱に関するトピックは後半から。前半はこの時代の政治、土地、主従関係などの社会全般について書かれており、これがおもしろい。

    ・鎌倉幕府は、江戸時代のように確固とした政治システムがあったわけではなく、「頼朝とその仲間たち」くらいの集団だったという説
    ・当時の社会は弱肉強食。朝廷の支配が及ん...続きを読む
  • NHKさかのぼり日本史(1)戦後 経済大国の“漂流”
    戦後のターニングポイントがわかりやすく書かれている。登場人物の思想、政略がその後の歴史にどう影響したか、興味深く読み進められた。
  • 東大教授がおしえる やばい日本史
    各偉人?たちの意外なエピソードや関連人物などが面白く描かれている。
    同時代に生きた人たちのからみが随所に書かれているので、自然と覚えられた。
  • 日本史ひと模様
    本郷先生のお話はどの本も面白い。とても読みやすく理解しやすく、どんどん歴史に興味が湧いてくる。「昔々にあった出来事」ではなく、今現在にも繋がっていると思えるところがいい。
  • 乱と変の日本史
    本能寺の変の黒幕が誰か、はどーでもいいことなんですね。
    誰が黒幕でも歴史は変わらなかったから、という歴史に納得!
    学者さんとしてはそれで良いと思います。
    が、単なる歴史ファンとしては誰が黒幕なのかいろいろと妄想することが楽しみです。
  • 世襲の日本史 「階級社会」はいかに生まれたか
    鎌倉幕府の成立が1192年じゃなくなったのは知ってたけれど。
    1185年でもないなんて…!
    けれども、私は研究者ではない。
    昔年号を丸暗記したけれど、それは無駄じゃなかった。
    世界史の勉強したとき、いつも日本は何してたのかなーなんて比較できるから。
    歴史は変わらないはずなのに、解釈が変わるってすごく...続きを読む
  • 怪しい戦国史
    三成はなぜ忖度ができなかったか、が興味深い内容でした。
    三成、なんて不器用な人なんでしょう。
    で、結局答えは脳科学者の中野先生が読み解いています。
    こうやって、歴史学者と他の分野の学者さんが力をあわせて歴史を読み解くっていいですね!
  • 東大教授がおしえる やばい日本史
    子供と一緒に読んだ。まだ、そんなに詳しく日本史勉強してるわけじゃないけど、聞いたことあるっていうのは、今後興味を持つ上でいいのでは?と。
    野口英世が、結婚詐欺師というのが(笑)お札にしちゃってよかったのかなー?
  • 日本史の法則
     オーディオブックで再読したが、題名と中身がイマイチ一致していないと思った。従来の通説に対してのテーゼとしては面白い
  • 北条氏の時代
    如何にして北条氏は鎌倉幕府の中枢と成り、統治し、滅びたのか。
    北条家のリーダーたちの実力、人脈力、「世論」力で、
    鎌倉時代の姿を読み解き、歴史の流れを語ってゆく。
    中世の鎌倉の地図 現在の都道府県と旧国名
    北条氏系図/天皇家家系
    第一章 北条時政―敵をつくらない陰謀術
    第二章 北条義時―「世論」を味...続きを読む
  • 徳川家康という人
    織田信長、豊臣秀吉の真似はできないが、徳川家康の真似ならできる!?
    私が関西出身ということもあり、個人的にはあまり好きな歴事上の人物ではないのですが、天下統一を果たしたのはこの人です。真似できることが少しでもあるのなら、是非真似してみましょう。そんな視点で読んでみました。
    彼の処世術は、現代のサラリ...続きを読む
  • 日本史を疑え
    日本史の学び方、古文書の読み方の基本、定説や最新学説、
    史実の確かめ方、歴史の流れ、世襲と実力等をレクチャーし、
    各時代の定説や史実への視点を、疑問から切り込んでゆく。
    第一章 日本史を疑ってみよう
    第二章 古代  第三章 平安時代  第四章 鎌倉時代
    第五章 室町時代第六章 戦国時代  第七章 江...続きを読む
  • 承久の乱 日本史のターニングポイント
    鎌倉殿の13人を見てからだと情景が
    浮かぶように読めて、めちゃくちゃ
    面白かった。

    この時代ってまずちゃんと知ろうとならないもんなー。