本郷和人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白かったんだけどなんか読み味がぼんやりしてんなあ、という印象が拭えなかった。
というのも「日本史を通して日本という概念そのものを問い直していく」というお題目は魅力的なのに、実際はその周辺の歴史トリビア漫談に始終していてどうも書きぶりに気合が入ってないのだ。
そうはいってもさすがにメディアに引っ張りだこの手慣れた解説者だからそれぞれの解説自体は面白く、面白いけどこれ点と点を置いてるだけでそんなに線になってないよなあ、という書物としての集中力の欠落が強いイメージを残せない原因となったと思われます。
また、「日本は最初から一つの国だったのか?」と章題にしてまで既存のイメージへの問いかけをして -
Posted by ブクログ
本書の様に、最近よく本屋で「東大生に〇〇」という題名の本やホップで紹介されているのをよく見かける。
東大にコンプレックスがある訳ではないが、あまり好きな紹介のされ方ではないので、本書もいかがなものかと思って読み始めた。
私の心配は杞憂であった。鎌倉時代から幕末までを駆け足で語っているので、もう少し突っ込んで欲しいところとかあった(政治システムだけではなく普通の人々の生活の様子や思考等)。ただし、この新書の分量では無理な注文だろう。
今思うと、ほぼ50年近く前になるが、高校の日本史の先生は、その授業の中で繰り返し歴史は暗記ではないという事を強烈に主張していた。もしかしたら、その頃に最先端の