丸木文華のレビュー一覧

  • 黒い傷痕

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    ▼あらすじ
    妹の婚約者として紹介された人気作家の秀一は、和義にとって、思い出したくもない因縁の男だった。15年前、残酷な子供だった和義が犯した罪を暴くように秀一は彼をがんじがらめにし、徹底的に凌辱した。
    悪魔のような男に抱かれて、和義は激しい官能に狂ってゆく。妹を欺く背徳、恋人の勇一郎には言えない罪の秘闇・・・。
    秀一の体にある消えない傷痕が、罪の烙印として目に映る。これはただの復讐なのか、それとも・・・

    ***

    復讐、NTR、執着とドロドロしたものがこれでもかというほど揃っています。
    ですが読み辛くはありません。作品のテーマがテーマなだけに最後はバッドエンドを予想していましたが全然そんな事はなくむしろ爽やか。これだけでもうホッ…としました(笑)
    こういう背徳的な作品は珍しく、個人的にはかなり面白かったです。
    表紙も拘っているのかキラッキラで思わず目を惹いてしまうほど綺麗。
    見た目、中身共にお気に入りの一つです。

    0
    2020年03月06日
  • 義兄 明治艶曼荼羅

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    読みやすく、世界観に入りやすい文章。
    義兄の妹への執着が、異様で気持ち悪いはずが、
    どことなく耽美で綺麗に見えてくる作品。

    ただ義兄が何故そこまで執拗なのかの心理等が、
    主人公の視点のためか、あまり感じ取れなかった。
    もし続編等があるのであれば、
    是非とも彼視点の話を読んでみたいと思う。

    1
    2013年04月28日
  • 義兄 明治艶曼荼羅

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    ぶんげ先生といえば、ヤンデレ!鬱エンド!胸糞展開!そして爛れたエロス。そのすべてが詰まった充実の内容。
    バッドエンドだぜこれ絶対、と覚悟して読んだけど、わかってたけど、あの終わり方には胸が重たくなった。

    1
    2013年04月11日
  • 罪の蜜

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    ネタバレ

    つみのみつ、下から読んでも、つみのみつ。

    年下イケメン攻め。執着。言葉攻め。
    基本Hシーンに攻めの喘ぎがあるのが好きなんで。丸木先生の攻めは雄度高くてエロ増しです。
    自身が描かれた挿絵の作品が多いですが、これは笠井さんで耽美萌えも楽しめた。
    ネガティブ受け、執着攻めで全体ほの暗い感じに仕上がっていて大変好みでした。

    2
    2014年10月15日
  • mother【イラスト入り】

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    ネタバレ

    人格障害の傾向があるキャラが登場するBLの中ではトップクラスではなかろうか。作者もその分野を勉強なさっているのが文章からも読み取れました。目的のためなら、罪悪感など皆無で他者を利用し、嘘をつき、傷つけ、暴力をふるう。そんな、身近にはいてほしくない攻の華麗なる暗躍と、その術中にはまったことにすら気づけなかった受の、なんとも暗いラブファンタジー。

    1
    2013年03月12日
  • mother【イラスト入り】

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    ネタバレ

    丸木文華ワールド全開なストーリーで、萌え上がりました。ダークで病んでるのはもはや看板メニュー。わりと読みはじめでこうくるだろうと、ファンならばオチがどうか気付いてしまうんですが、それでもなお面白いと思わせる手腕はさすがです。どんどん進化しているエロさにも磨きがかかっていました。

    外見も内面も天使を思わせる真治は、高校卒業間際バイト帰りに襲われて人間不信になってしまい、まともな生活ができなくなるほどの深い傷を心に負います。
    そんな彼を何かと親身になって助けてくれたのは、親友の塚越です。真治とは違って裕福で何不自由なく暮らし、女の子にもモテる塚越。
    彼に助けられ、護られることでようやく立ち直れそうになった真治ですが、忘れようとしていたあの日のレイプ写真が何者かによって自分の元に送りつけられ、再び恐怖にさいなまれることに。

    真治の心情がつぶさに描かれているので、非常に入り込んで読むことができます。やさしくて何でもしてくれる塚越に依存してしまう姿に納得。頷けました。
    真治は、あまりにも純粋できれいな心の持ち主ゆえに、他人の心に潜む憎悪や執着にとても鈍感です。うわべしか見えていないんですよね。
    「汚い」という概念が希薄です。
    印象的だったのは、自分を憎んでいた神崎の吐瀉物を真治が片付けるシーンです。
    そんなことができる男子高校生って、すごい。躊躇なく後始末するという行為は、まさに白衣の天使、もしくは母親です。塚越が抱く真治のイメージが明確に伝わってくる場面でした。

    塚越が最強ヤンデレでした。どこからどう見ても優しくて思いやりがあって、真治のためならどんな苦労も厭わない、最高の攻です。
    そして、ドス黒い執着心に背筋がゾッとさせられます…ここまで、相手をがんじがらめにしようとするその周到なやり口が怖い。
    しかし、ただ怖い存在だというわけじゃなく、どこか甘えるような依存心が垣間見えるところが切ないというか、ほっとけない気持ちにさせられたりするのです。
    真治はおっとりしていて気付いていないけど、周りは皆塚越の闇に気がついている、というのにも震えます。塚越、とんでもない男だよ。

    エロ的にも今回素晴らしく萌えあがりました。門地かおりセンセのイラストがはげしくエロス。内容に合っていて、すごく格上げしてました。
    粘着質なエロで、いろんなシチュエーションでのHが満載。いつもの独特な擬音も健在です。攻も喘ぐのがすごく煽られます。Hの描き方が上手すぎる…
    だんだん真治が塚越とのHに溺れていく様子がツボ。いろんな意味で嵌められてるなぁ、と感じさせるのがたまらない。
    震撼とさせられてなお、深い慈愛も感じることのできる秀逸な一冊です。

    4
    2013年01月29日
  • mother【イラスト入り】

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    あとがきにもあるように、丸木さんファンにとっては出オチ…というか先の展開はなんとなく察しました。テンプレヤンデレキャラを書くのが上手い作家さんだなあと再確認。門地先生ファンでもあるので一度に二度美味しい一冊でした!

    1
    2013年01月24日
  • 野獣なネコ 流されるクマ【イラスト入り】

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    受けの子が、表紙からイメージするような感じのタイプではなかったけど可愛いらしくてよかったです!!

    挿絵もっと見たかったなー……

    0
    2012年08月30日
  • 野獣なネコ 流されるクマ【イラスト入り】

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    ヘタレガチムチ大学生×襲い受け高校生(メイド女装有り)。
    萌えました。明るい感じでサクサク読めるのですがエロだけではなく二人がだんだんお互いにハマっていく様子が微笑ましく可愛い。Hシーンも
    どれもエロくて滾りました。
    イラストもすごく良いです。受の表情がかわいくてきゅんきゅんしました。攻めのガチムチっぷりも良し。
    この二人のお話をもっと読んでみたいです。

    0
    2012年07月21日
  • 義兄 明治艶曼荼羅

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    ぶんげさん独特の雰囲気がたまらーーーん作品です。腹黒キャラ、昔っぽい感じ、そしてちょっと怖いのがお好きな方にお勧めします。後半になるにしたがって、じりじり息苦しくなりますが、読み終わっても、何度も読み返したくなる魅力があります。

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    2012年05月11日
  • 義兄 明治艶曼荼羅

    購入済み

    これは…

    (//∇//)

    0
    2011年10月29日
  • 罪の蜜

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    丸木センセなのに、近親モノでも3Pでもないから「生温い?」と思ったらそうでもありません。相変わらずのダークでブラックな世界。病んでます…

    舞台は美大系の予備校。天性の画才を持つ高校生の水谷×芸大を目指し挫折したバイト講師の雄介。天才×凡人。
    見てくれは美人で人当たりもいい雄介ですが、実はかなり歪んでます。芸術一家の中で唯一落ちこぼれ、自信を失いコンプレックスを抱き、絵を描くことも苦痛な日々を送っています。しかも、天賦の画才を羨ましく思い嫉妬している水谷に想われていることを知り、そのことに快感を感じて利用し鬱憤を晴らしているようなかなりのビッチ。自分が挫折した芸大に楽勝で進学し、絵が売れて超有名になってもまだ水谷は「好き」と言ってなついてくるのを、突き放さないけど最後まではやらせない。
    そんな雄介が、いつどんな形で男としての矜持を捨てて「受」の立場に堕ちていくのかってことに、興味津々Sゴコロを刺激されました。

    水谷が男っぽいけど健気ですごい年下わんこ攻なんです。一応。
    ビッチな雄介の鬱憤晴らしに付き合わされて、餌はおあずけ状態でそれでも「好き」と言い切る潔さに強気な年下はいいよね…と思ってたら。
    実はすごくドス黒い執着心があったりして。爽やか攻の評価はふっとんだ。

    クライムサスペンス的な味付けで作品の奥行きがふかーく、おもーくなっていて読み応え満点になっています。終盤の大どんでん返しに衝撃。さすが、面白いです。
    ストーリーは真っ黒なのにホワイトハートだし、イラストもご本人じゃなかったのでいろいろ気になったけど読後は期待以上の満足感。
    Hがちょっと省エネ気味でねちっこいのが少なかったのが残念。ただ、少量でも相変わらず粘着系エロの質は保っています。煽られる喘ぎ声も健在。あれほど拒絶していた受がいやらしく豹変するのがツボ。もっとそこを読みたかった。

    0
    2011年10月22日
  • それはそれはよく燃えた

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    積読チャンネルで紹介されていて手に取った一冊です。

    ショートショート集なので、少しずつ細切れに読めるのがよかったです。どの作品もそれぞれ面白かったのですが、なかでも米澤穂信さんの「燃えろ恋心」が圧倒的に好きでした。

    リズムもテンポもよく、一気に駆け抜けていくように読めて、最後のオチまできれいに決まっています。これはできれば、内容を何も知らずに読んでほしい作品です。

    特によかったのが、青春時代の「大人は自分たちのことをわかってくれない」「なんとなくこちらの味方ではない」という感覚の描き方でした。

    ラブレターを買ってから、実際に書くまでの過程もいいです。誰かに恋をしているというより、恋をしている自分ごと、恋そのものに精一杯恋をしているような書きぶりがとても素敵な文章でした。

    0
    2026年09月11日
  • それはそれはよく燃えた

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    読後感の詰め合わせのような1冊。
    多くの作家によるショートショートのため、1本1本が短く読みやすいのはもちろん、普段読まないジャンルにも出会える。ひとつ読み終わったときに爽快な気分になるものもあれば、ザワッとしたり、苦く残ったりもするのが良い。
    そして短いからこそ、好きな気分も苦手な気分もサラッと通り過ぎていくのがまた良い。

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    2026年08月08日
  • 冷たい骨に化粧

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    ダークな装丁に惹かれて手に取ったが、想像以上に好みの短編集だった。前半の「あやか」「真夜中のドライブ」「愛妻家」は展開を予想できる部分もあったが、後半に進むにつれて作品の魅力が一気に増していく。
    「これだから女は」の鮮やかなミスリード、「双子心中」の異様な発想、「ジンとシャリ」の知性と官能が入り混じる美しいホラーは特に印象的だった。
    なかでも「楽しい話をしてあげる」は、ミユという人物がなぜそう育ったのか、そしてラストに現れた存在は何者だったのかと考え続けてしまう。
    ホラーでありながら、人間の欲望や孤独、愛情の歪みを描く作品が多く、単なる恐怖だけでは終わらない。
    えぐさの中に知性と色気があり、最後の「赤い傘」がほんの少しの温かさを残して締めくくる構成も心地よかった。
    丸木文華さんは、怖さだけでなく人間そのものの不気味さと美しさを描ける作家だと感じた。

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    2026年06月06日
  • それはそれはよく燃えた

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    それはそれはよく燃えた

    この書き出しで始まるまったく展開の違う物語。それは炎なのか、炎上なのか、どの作品も最後には驚くようなオチが待っていて趣向が凝らされていた。
    寝る前にサクッと読んでいったけど、内容がすごく濃いわけではないからいい読み方だったかもしれない。

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    2026年05月30日
  • それはそれはよく燃えた

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    それはそれはよく燃えた。
    から始まる25の短編が入ったオムニバス。

    吉原幻鏡・高田崇史
    怪物どもの棲家・島田荘司
    回答・神林長平
    マザー・ジン・古泉迦十
    失われた史料、的外れな再建・市塔承
    消えない炎・我孫子武丸
    比翼・河村拓哉
    全滅館の殺人・似鳥鶏

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    2026年05月24日
  • それはそれはよく燃えた

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    全ての作品が「それはそれはよく燃えた。」という1文から始まる。
    25名の作家からなるアンソロジー。

    その中でも
    市塔 承さん(2025年のメフィスト賞受賞、まだ作品は未発売)を知れただけでも、この本を買う価値があったと思う。

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    2026年01月26日
  • それはそれはよく燃えた

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    「それはそれはよく燃えた」の1文から始まる数多の短編。燃えたのは物質であり概念であり、「燃やす」という人間ならではの行いは唯一つには留まらないのだのと認識させられた。
    黄金の森の神様とレヴナントが印象深かった
    皆川博子の作品は大御所流石の表現力

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    2026年01月23日
  • 冷たい骨に化粧

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    短編集。読み終わってから好きなノベルゲームのシナリオライターさんだと気付いた。帯の「どんでん返し」が余計だったなぁ。どんでん返しと言える要素があったのは「これだから女は」だけでは。「愛妻家」「双子心中」の雰囲気が好き。「赤い傘」は他の作品とは雰囲気が少し異なるが、それが最後に収録されているのが良かった。

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    2025年11月12日