あらすじ
「堪忍して、お兄様……」富豪の家に母の連れ子として入った雪子。待っていたのは義兄の執着愛。独占の証のように刺青を彫られ逃れられない。緊縛、言葉責め……。章一郎との淫らすぎる夜は、雪子を官能の深みに堕とす。禁断の愛に震える雪子に救いの手を差し伸べたのは貞吉。純真な好青年との逢瀬で知る初めての恋。しかし兄は妹を奪い返さんと悪魔のような企みを!? 明治官能浪漫!
...続きを読む感情タグBEST3
お兄様に萌えるべき作品
ピュアな心で雪子可哀想とか相手役の男可哀想とか心を痛めるのではなく、次はお兄様何しでかすのか?とホラー映画の殺人鬼を見てドキドキするのと同じ感覚で読むといいんじゃないでしょうか
お兄様鬼畜だけど絶世の美男だし萌えます
最後、雪子と恋人をお兄様が追いかけてくる所は本当映画のシャイニングを思い出した
逆に主人公に感情移入してしまう人はぜったい読まない方がいいでしょう
最後とかトラウマになるかも
Posted by ブクログ
読みやすく、世界観に入りやすい文章。
義兄の妹への執着が、異様で気持ち悪いはずが、
どことなく耽美で綺麗に見えてくる作品。
ただ義兄が何故そこまで執拗なのかの心理等が、
主人公の視点のためか、あまり感じ取れなかった。
もし続編等があるのであれば、
是非とも彼視点の話を読んでみたいと思う。
Posted by ブクログ
ぶんげ先生といえば、ヤンデレ!鬱エンド!胸糞展開!そして爛れたエロス。そのすべてが詰まった充実の内容。
バッドエンドだぜこれ絶対、と覚悟して読んだけど、わかってたけど、あの終わり方には胸が重たくなった。
Posted by ブクログ
ぶんげさん独特の雰囲気がたまらーーーん作品です。腹黒キャラ、昔っぽい感じ、そしてちょっと怖いのがお好きな方にお勧めします。後半になるにしたがって、じりじり息苦しくなりますが、読み終わっても、何度も読み返したくなる魅力があります。
Posted by ブクログ
ネタバレ。
官能小説としては素晴らしいけど、ヒロインが幸せにならないので、なんのために読んでるのかわからなくなる。刺青とか、やり過ぎで少々苦手。
Posted by ブクログ
この人の地の文章の書き方が綺麗で好きです。
まぁ・・・表紙からほとんど結末もある程度雰囲気予想できるので(失笑)嫌な予感しかしませんでしたが、その通りでした。私としては後日談も見たかったです。悲惨な結果しか残っていないという終わり方が他のレーベルにはない珍しさだったので、個人的にはもう堕ちるところまで堕ちた描写をもうちょっと続けてくれてよかったかなと思います。。
まぁ、悲惨なのでバッドエンドが嫌いな方は読まれないほうが・・・よいかもしれません。それ以上に性描写が恐いので・・・
Posted by ブクログ
初めて買ったティアラ文庫がコレとか、お兄様ホントひでーなぁ(笑)他の方のコメントから、色々と覚悟して読みましたが大丈夫でした。寧ろもっと……いや、皆まで言うまい。ラブな萌えを求める方には大分違います、オススメしません。優しいばかりが愛ではない話です。攻撃的な愛情も時にはあります、肯定はしませんけれど。時代背景の退廃的方面な雰囲気はよく表現されてて、私はとても美味しかったです。ご馳走様でした。この方の書く黒い女性向けゲームも大好きです!
Posted by ブクログ
暗い世界観がたまらん。
お兄様歪みすぎてたまらん。
ほんとティアラでこの救いようのない話…よくやった!
昼ドラみたいなドロッとした感じとホラー感がとても良い。
普通の恋愛小説をお求めの方にはきつい作品。
星1つ少ないのは、あまりに雪子が可哀想なのでw
Posted by ブクログ
アロマリエでゲーム化と知り興味を持った作品。あれほど雪子に執着するのに章一郎が何を考えてるか分からないのも底が見えない怖さを感じた。ラストはゾッとした…さすが丸木さん。ゲームがめちゃくちゃ楽しみになりました。BADは容赦なさそうなので今から心抉られる覚悟しておきます
主人公がダメダメ
この本に基づいてaomorieさんがゲーム出すんだと知って買ったんですけど…実際読んだら何を書いてるのか全然わからない…TLものにしては恋愛感がなさ過ぎ、そして主人公があまりにも操り人形みたいで、特にパッションとかも感じられず、読み終わったらなんの感想も出ない……とにかく主人公達の考え方は理解不能ですね…でもゲームは楽しみ(
タイトル通りの作品
良くも悪くも丸木先生ワールド全開の作品。
もはやライトノベルの域ではなく、白樺派的な文芸作品と呼んでも良いのでは。
文章的には満点。
ただ、この作品が好きかどうかは、義兄が好きかどうかによる。
けして万人向けではない内容であり、アクは非常に強い。
丸木先生のシナリオによる大正時代を舞台にした某ゲームのBadEDの比ではないので、あれがダメな人には薦めない。