丸木文華のレビュー一覧
-
購入済み
生々しくて、土臭い
この作家さんの小説は初めてですが、表紙の絵がとっても!!素敵だったのと、レビューがよかったので、読んでみました。
方言が使われているので、最初はちょっととっつきにくかったですが、読み進めていくうちに気にならなくなりました。この方言と舞台となっている島の設定で、登場人物が「泥臭く」て、現代日本が舞台のなんとなく「無菌的」な小説とは全く趣を異にしていると思いました。ただ、これが嫌だという人もいるかもしれません。
方言のせいもあってか、セックス・シーンの描写が生々しいので(私は好きでしたが)、これも好き嫌いが別れる点かと思います。
先の展開が全く読めず、最後まで引き込まれました。先 -
ネタバレ 購入済み
サイコパスBL
サイコパス攻め、絆され受け
家が隣同士の幼馴染みで同じ学校に通う高校生、同い年
受けは中性的な見た目だけど中身は女々しくはなくごくごく健全な男の子で、話の途中で告白されて同級生の女の子と付き合ったりもします。(かわいい)
一方攻めは表向き完璧超人ですが実のところサイコパスで受けに対してヤンデレ…ゾッとする言動のオンパレードで、でもそういうのが読みたかったので超満足です!
ふたりは最終的にくっつくのですが根本的な問題は解決してないし両想いとはあらわしづらく…でもそれがいいです、メリーエンドな感じで。
基本お話は受け視点ですが、受けを好きな女の子視点と攻め視点もあり、答え合わせしているように -
購入済み
鬼は人の心から生まれるもの
鬼の佐助×貧乏百姓の子ながら美しい与六。与六は「鬼子」として虐げられる日々。成長するにつれ、村中の男、実父、果ては悪名高い領主の目に留まり……。
全てに絶望した与六は村から逃亡。谷に転落した彼を助けたのが、山に暮らす佐助でした。優しい佐助と生活をする中で、与六は初めて心が満たされ、佐助もまた孤独を埋める与六の存在に救われます。
しかし与六は村の男たちに再会。理不尽な怒りで暴行される与六を助けたのは鬼の姿をした佐助……。それがきっかけで、佐助は独占欲に支配され与六を緊縛。
村からの依頼で鬼退治に来た験者でしたが、愛し合う二人を哀れみ、見逃し、二人は静かな生活を取り戻します。二人の結びつきの -
-
購入済み
独特な世界観にひきこまれました
丸木先生の作品は期待を裏切らない美しい文体と表現力があり、いつも魅了されます。登場人物の方言が皆きついので、出身がそちらの方でない人は読みにくいかもしれませんが私は近い地方の生まれでしたのでスラスラ読み切りました。官能的なシーンもしつこくなく、話の割合的にもちょうど良かったです。素晴らしい作品でした。
-
購入済み
イラスト付けて欲しい〜
丸木先生の作品の多くは、受けが(ファン的には良い意味の)何がしら壊れてるパターンなんですけど、この作品は珍しくゲイとして普通に?悩んでいる受けの葛藤と、受けに虐められた過去を持つ攻めとの愛憎劇で、いつもの様にラブラブ終わりではないものの、お互いが自分の過去と向き合いつつ、お互いの事を許し合うまでの過程を、受けの妹の婚約者としての立場の攻めとの関係を絡めてハラハラしながら楽しませて頂きました。さすがです!惜しむらくは、丸木先生のイラスト付きでないため紙本を買い直してしまいましたよ。どうして電子だと省かれちゃうんですかね〜丸木先生の骨太黒髪イケメン攻めの絵が大好きなんです〜必ずイラストも収蔵して欲
-
購入済み
ラブラブislandへの道のり
はぁ〜丸木先生〜今回も美味しい執着攻めを有難うございます!受けも良い感じの壊れ具合で〜小さい頃からお互いに依存していく関係性を丸木先生の安定なトラウマ設定で構築されてて、官能の世界も味わい深く〜何度でも読める。先生自らのイラストも私は大好きなんですけど、笠井先生のイラストも耽美で素敵です。この作品には、イラストギャラリーなるものがきちんと装丁されてて(電子だと、そういうのが省かれがちなのが不満の一つなんですけど)きちんと堪能出来るという素晴らしい内容でした。安定の丸木先生の執着依存〜2人だけのラブラブアイランドへの道をたっぷり堪能出来ますヨン。
-
購入済み
病み感がいい
最後の章を読んでる時、「ほう、ほうほう。ほーんニヤニヤ」となっていました。比較的ハッピーエンドで良いんだよね。
初めて丸木先生の文を読んだ時、女性向けでこんなにも丁寧な心理描写を書く作家さんが居るのだと感銘を受けました。言葉選びが的確で、他作品から丸木作品に戻ってくると妙な安心感を覚えます笑 -
ネタバレ
ソーニャ文庫さんらしい!
ヒーローの執拗さは凄い!!
ヒロイン仕事中でもどーでもいい用事で呼び出す、暴言吐く…これはヒロイン可哀想だし周りから白い目で見られなくて良かった笑
ヒロインの仕事場もヒーローの傘下にある会社だから皆分かってくれてるし心配してくれてるから唯一の安心。
ヒロインは記憶が無くなってるからミステリー小説読んでいる感じで面白かったです。
ヒロインがヒーローによそよそしくなったのも納得。
これはバットエンドになるのか?と思ったけど、ヒロインもヒーローの事が好きだしわたし的にはハッピーエンドの枠に入ると思います!
絵も綺麗で文章とあっていてエロくて素敵でした~。 -
購入済み
作者買い
シリーズを通して二人のラブラブ度といい 回りの人物像といい最高。謎解きはだんだん簡単になってきたけど 二人の愛はどんどん深まっていく。この先が凄く楽しみです。
-
Posted by ブクログ
思いがけず大当たりを引いてしまったかのような。
元々は、笠井あゆみ先生のイラストの小説を漁っていたときに発掘した本です。丸木先生の小説も、この時点では読んでいて、端正な文章を書かれる方だなと思っていたので、軽い気持ちで。
いわゆる年下攻めで執着系、なのでしょうか。非凡な才能を持つ攻め(でも本人は、そこまで自分の才能に執着していない。そしてそれが受けをさらに苛立たせるし、憧れさせる)と、攻めが持つ才能を渇望している(けれど、表面的にはそう見させない)、お育ちの良い受け。
じれじれと距離が近づいていくのが良かったです。前半、攻めがただの可愛いわんこかと思いきや(目が合っただけで顔を赤くしたり -
妄想部分が最高!
いつもの丸木文華先生の小説とは全く違うコメディで、とても面白く読めました!ギャップ萌えというのか、こういう路線嫌いじゃありません。覚醒後のルシフェルの豹変っぷりに若干の丸木テイストが感じられました。いい具合に歪んでます(笑)しかし最後まで明るいノリを崩さず、ヒロインが幸せそうなのは良かったです。執事さん頑張って!!
-
購入済み
良かった
表紙が高校生なので他の丸木作品に比べて抑えめなのかと思ったらかなり上位に入りました
健太の被虐的で犬のようにヒロインを慕ってくる
様とある事を知りながらも躊躇いもなくヒロインを求めるギャップが魅力的ながらも不気味でした
あのあと2人はどこにさまよい出て行ったんだろう、余韻の残る作品でした -
Posted by ブクログ
大手少年誌編集×新人漫画家。
一筋縄ではいかないストーリー展開で、丸木センセの持ち味がにじみ出てたストーリーでした。
…単なるラブエロではなく、人の心の奥底をのぞき見するような、サイコサスペンス的な話です。相変わらずゾクゾクさせてくれます。みずかねセンセのイラストが繊細で爽やかなので、より一層ドロッと感が際立ってました。
素直で漫画を描くことが何よりも好きな紡視点で話が進みます。紡はまだ子供っぽいところがあって、描くマンガも勧善懲悪の正統派。
そんな紡の作風を嘲笑罵倒する、紡の新しい担当編集の桐谷。桐谷はとても傲岸不遜な自信家で、気の弱い紡に暴君のように冷徹な態度で作品指導していきます。
-
購入済み
ハッピーエンドかどうなのか?
丸木さんのメリーバッドなTLでは一二を争う出来だと思います
冒頭、一般の女子大生から、記憶を失い洋館で記憶を失いながらの生活が始まる導入部分は、ヒロインと同じ様に霧に包まれた様で一気に引き込まれます
館に伝わる恐ろしい伝説、異様な住人たち、ヒロインはなぜ記憶を失っているのかなどがゴシックホラーのように流麗に書かれ、読み出すともう止まらないでしょうw
ヒーローは幼い頃からずっと一緒に過ごしたヒロインへの彼女がいないと生きていけないというほどの愛と、それゆえの残酷さがない交ぜになっていますが
ある意味とても純粋なのかもしれません
かなり好みのキャラです
ただ官能描写には狂愛 -
購入済み
面白いです
前半耳年増で妄想娘のリリスが魔王なのに純情でお堅いルシフェルを何とか誘惑しようと頑張るも、ルシフェルも必死で我慢しながらなんとかかわしてしまい玉砕するリリスも2人とも健気で笑えてカワイイです
リリスの脳内妄想に色んなアホネタがあったり、胸の豊満さを表すのにも某少年漫画のような描写を使ったりとすごく全体にアホで丸木先生こんなコメディも書けるんだと感心しました
例えば同レーベルの義兄とか丸木さんの重い作品を読んで沈んでしまった時に読むと基本すごくラブラブだし明るいし救われると思いますw
ただ私はコメディだし基本愛があるから気にしなかったけど、後半の魔王として覚醒したルシフェルがリ
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。