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――どうでもええ。俺には椿様がおればええ。
人魚の宝が眠るとされる『夜海島』。
その島の網元の娘・椿は、得体の知れない妾の子として、
島民の羨望と嘲笑とを同時に集めていた。
だが彼女には、逞しくも美しい“狂犬”が常に寄り添っている。
8年前島に流れ着き、椿によって助けられた記憶喪失の青年・潮だ。
閉鎖的な島で、椿は彼にだけ心を開き、彼も盲目的に椿を崇拝していた。
互いに恋情を抱きつつ、主従の関係を貫いてきた二人。
しかしある出来事をきっかけに、官能の深みにはまってゆき――。
寡黙な狂犬と妖艶な網元の娘の、明治純愛怪奇譚!
【目次】
queen
あとがき
生々しくて、土臭い
匿名 2020年08月02日
この作家さんの小説は初めてですが、表紙の絵がとっても!!素敵だったのと、レビューがよかったので、読んでみました。
方言が使われているので、最初はちょっととっつきにくかったですが、読み進めていくうちに気にならなくなりました。この方言と舞台となっている島の設定で、登場人物が「泥臭く」て、現代日本が...続きを読む
瀬戸内の島が舞台で官能描写が綺麗で方言がエロスを盛り上げるって感じで良かったんだけど、最後の怒涛のネタ明かしでガックリした。ヒーローの独白だけで急にネタバレされ、突然洋風ファンタジーの世界になった。それまでの世界観が変わってしまって残念だった。でもまぁ全体的には良かった。
Posted by ブクログ 2020年07月25日
全体的に日本の人魚伝説っぽいストーリーでした。方言、訛りがあるので少々読みづらさはありますが、官能的な内容でした。
挿絵が妖しく美しくてよかったです。
最後、椿と潮が幸せになったか気になります。多分、あれが2人にとってのハッピーエンドなのだと思うのですが、明記されていないので、想像になってしまいます...続きを読む
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