万城目学のレビュー一覧

  • 六月のぶりぶりぎっちょう

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    本能寺の辺があった日に毎年行われる信長の亡霊による根本原因究明のためのシミュレーションに参加させられた学校の先生の物語。謎は謎のままに。

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    2026年04月18日
  • 八月の御所グラウンド

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    万城目学さん、中学の時に読んだ『プリンセス・トヨトミ』以来だけれどやっぱり面白いなぁ。京都とスポーツとホラー的なアレをテーマにした短編と中編の2作、2時間かからず読み終えてしまった。

    独特の文体から生まれるユーモアと前向きな気持ちにさせる読後の清涼感。学生時代に出会いたかった小説。

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    2026年04月16日
  • 八月の御所グラウンド

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    トウモロコシ畑の代わりに、舞台は早朝の京都御所。そこに現れる「向こう側」の人々を感じたとき、名作映画『フィールド・オブ・ドリームス』の光景が鮮烈に重なった。
    彼らが求めたのは、名声でも復讐でもない。ただ、戦争によって理不尽に断ち切られた「野球の続き」をすること。その純粋すぎる衝動を、ファンタジーが優しく包み込んでいる。

    少し前に読んだ『花まんま』が、大阪らしい人間くさい血の通った生と死を描いていたのに対し、本作の向こう側の人たちの現れ方は、どこまでも「はんなり」としている。
    おどろおどろしさはなく、日常の風景にスッと溶け込んでいる存在感。京都らしい押し付けがましくない距離感が、透明感のある筆

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    2026年04月14日
  • 偉大なる、しゅららぼん

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    映画のCMを見たことがあってギャグ漫画みたいな内容なのかなと思ってたけど、青春ファンタジーって感じで面白かった
    登場人物もそれぞれ味があって愛着湧くし、映画も見てみようかな。
    最後の終わり方は賛否両論ありそうだけど、私はうるっと来ちゃった。
    この人の他の本も読むぞ〜

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    2026年04月05日
  • 八月の御所グラウンド

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    ネタバレ

    ✩は4.5。初めての万城目学。

    えーちゃん、遠藤くん、山下くんの正体が明かされる時、じわじわと鳥肌が立った。
    あぁ、だからお盆なんだ、と納得したし、80余年前に確かに生きていた野球好きな未来ある若者たちの無念を思うと泣けてくる。それでも、成仏していないというわけでもなく、こういう形で平和に野球を楽しめているのなら、それはそれでいいなと思う自分もいる。

    野球のことなどルールすら怪しく、全くもって知らない私だったが、とても面白かった。

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    2026年04月04日
  • ザ・エッセイ万博

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    マシューマコノヒーが気になる!でも、調べたら負け…………
    ん?キーファサザーランドが脳裏に浮かんできたぞ…これも、調べたら負けだ

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    2026年03月31日
  • 六月のぶりぶりぎっちょう

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    改めて歴史を学びたいと感じた。
    一話目みたいな風情を感じるのも、二話目みたいな誰かの無念を想像するのも楽しいな。
    戦国時代に詳しくなくて人物名くらいしか思い出せないのが悔しい。
    にょごも、ぶりぶりぎっちょうも、インパクトが強すぎる単語で入り込みやすく、読みやすかった。

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    2026年03月30日
  • 八月の御所グラウンド

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    タイトルから野球の青春小説を想像していたが思わぬ変化球。
    2篇のスポーツ物。十二月〜はホント爽やかな女子駅伝。新選組の奴等の出来事を除けばよくある感じだったけど、荒垣さんもサバサバしてて気持ちいいスポーツ女子で良かった。

    八月〜は本命の野球物。嫌々メンバーに入れられ素人の草野球がタラタラと進行していくんだが、これいつまで続くんだと思っていたら、野球研究者のシャオさんが楔を入れてくれた。
    京都だからかお盆だからか?未練があるんだろうか、縁があるから導かれたんかな。
    えーちゃんが一球だけ本気になったシーンは鳥肌ものだった。野球を理不尽に奪われた彼にとっては素人相手に卑怯とも言えるやり方は許せない

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    2026年03月28日
  • あの子とO

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    前巻は人間に混ざって生きていきたいJK吸血鬼のほのぼのコメディだった(気がする)けどオオカミ一族やら謎のオランダ人やら現れて面白くなってきた!
    次巻で何か事件が起こるかな?

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    2026年03月26日
  • 八月の御所グラウンド

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    著者の直木賞受賞作。
    万城目さん特有のふんわりとした文体が心地良く、穏やかな気持ちで読む事ができた。
    ふんわりとした中に不思議な事が起こり、転がっていく。
    表題含む二作収録。私は「十二月の都大路上下ル」が良かった。

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    2026年03月23日
  • べらぼうくん

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    人には人生の分岐点がある。著者もそれを経験し今に至るという。小説家と名乗る姿は眩しく映った。紙の上ならあらゆることを書いて良い。そして素直でいること。独りよがりの期間を抜けやっと一人前になるということ。著者の人生観に触れた気がしました。

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    2026年03月22日
  • プリンセス・トヨトミ

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    ネタバレ

    会計検査院の松平、ゲーンズブール、鳥居は、検査のため大阪を訪れる。検査は順調に進むも、社団法人OJOは担当者不在で検査できず、後日松平のみが訪れる。そこで松平を迎えたのは、大阪城の地下に作られた豪華な巨大空間と、大阪国総理大臣を名乗る人物だったーーー。

    映画を観たことがあったのでなんとなくストーリーは分かっていたが、地名や道など、細かい描写が多く盛り込まれ、読み応えがあった。作者の地元が大阪だということもあるだろうが、なかなかの下調べがあったと思う。出てくるキャラクターもそれぞれ魅力的で、飽きなかった。ありえない設定ながら、もしかしたら、と思わされるほどの作りこみで、とても楽しめた。

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    2026年03月21日
  • 万感のおもい

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    綿矢りささんが万城目さんのエッセイ面白いっておっしゃっていたので気になってました(綿矢さん登場回があるし、仲良いんだな)
    おもしろ〜!!と読んでいたら、ふいうちでほろりとくる話もあったり。他エッセイも読みたいし、小説も!気になる作家さんが増えて嬉しい。

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    2026年03月21日
  • 六月のぶりぶりぎっちょう

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    『にょご。
    私は昔にょごだった』

    篇首という言葉を知った本作。
    大事な一行目、書き出しはこちら読み手も意識して読み出すものの、その割に心に留まることがあまりなかったが、篇首という言葉を知ったお陰もありとても心に残る1行になった。
    そしてこの作品、古い女子寮の少し不思議な話なのだが、主人公が私と同世代で尚且つ私自身の女子寮風景と重なることが多々あり非常に面白かった。
    それにしても昔の話の方が色鮮やかに見えるのはなんだろな。

    表題作のぶりぶりぎっちょうも面白かった。
    主人公に共感出来なかったが、信長には共感した。
    不思議な土地の京都なら、信長に会う事もあるかも知れない。
    個人的には信長は苦手だ

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    2026年03月18日
  • 八月の御所グラウンド

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    伏線が綺麗に回収されていくのが快感だった。
    不思議な出来事は誰かに話すと怒らなくなるというのはなんとなくわかる気がするけど、どこかで体験したっけ…?したことないはずなのに体感したかのように感じて不思議だった。
    送り火、一回見てみたい。
    この話を読んだ後に見たら感動が増しそう。


    細かい描写が好み。

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    2026年03月14日
  • 八月の御所グラウンド

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    「十二月の都大路上下ル」と「八月の御所グラウンド」、テーマは多少似ているものの、見事に全く違う印象と読後感。同じような不可思議性と青春を扱いながら・•・•素晴らしい。

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    2026年03月13日
  • 六月のぶりぶりぎっちょう

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    他にも書いてる方がいるけれど、私もタイトルとなってるお話しよりも女子寮を舞台としてるお話しの方が良かったな(もちろん『六月~』がつまらなかった、ということではない)。『にょご』とか『壺』『局』とかそのネーミングがステキ。

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    2026年03月07日
  • 八月の御所グラウンド

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    女子の高校駅伝と大学生の草野球、2つの話で構成されている。SF要素がそれぞれ入っているがそれ自体がメインではない。
    友人との距離感だったり、スポーツへの向き合い方は2人の主人公で異なるものの青春を謳歌している学生の姿にほっこりする。だけど、どこか切なさのようなものも感じる話だった。個人的には1つ目の女子駅伝の話の方が好きだった。

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    2026年03月05日
  • ヒトコブラクダ層戦争(上)

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    榎土梵天、梵地、梵人三兄弟の能力と砂漠に現れるライオンだとか、不思議な場所へ導かれるようにやってくる展開が面白い。

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    2026年03月04日
  • 八月の御所グラウンド

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    「十二月の都大路上下ル」
    万城目さんのエッセイで駅伝の取材をしていると綴っておられたので、これが!と思いながら読みました。
    この物語のように、悪役のいないストーリーが私は案外すきなのかも…と新たな発見。
    ちょっぴり不思議な、心に優しい物語でした。

    「八月の御所グラウンド」
    気づいてしまったら、他の誰かに話してしまったら、もう現れてはくれない…そういうセオリーを「野球がしたい!」という真っ直ぐな気持ちで覆してくれた彼ら。
    戦争という自分ではどうにもできないことで、日常を大きく変えられ、野球を奪われ、命までも奪っていく。やるせない気持ち…。
    たまひで杯が時代をこえて彼らを救ってくれているといいな

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    2026年03月03日