万城目学のレビュー一覧

  • ザ・万字固め

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    「ザ・万歩計」に続く、万城目さんのエッセイ第2弾。
    エッセイなので、話題は多岐にわたるうえ、読みやすく面白く巧みな文章と相まって、これっぽっちも飽きさせられることなく読めました。

    面白いといっても、クスクス、ゲラゲラだけではなく、2011年の東京株主総会のリポート(万城目さん、あの震災事故の時点で同社の株主だったのだ)などは、震災の記憶と今に至るまでの事故後の処理の様相を思い起こしながら読むと、たいへん興味深く考えさせられることの多い内容だったりもするのです。

    森見登美彦さん、綿矢りささんとの三者対談や、ラブクラフトの小説を彷彿とさせるような妄想的!?小説まで掲載されていて、お得もお得、お腹いっぱい大満足の一冊なのでした。

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    2016年09月25日
  • ザ・万字固め

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    面白かった! 特に大阪人であるが故の瓢箪愛。先日、行ってきた若冲展で瓢箪の絵を見るたびに、万城目さんだったらこの絵をどう評価するだろうと絵の事よりも万城目さんの抱くであろう感想を思い浮かべた私は悪くない(笑)
    作品も好きだけど、こういう彼の日常生活が、少しばかり面白くておかしいので、エッセイもできるだけ書いてくれるとうれしいんですけど(#^^#)

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    2016年05月05日
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人

    購入済み

    小さな成長物語

    小さな女の子と、人間と犬の言葉を理解する猫との、少し不思議な物語です。
    小さな女の子、かのこちゃんの成長と、それを温かく見守る両親と、一緒に成長する親友のすずちゃんとの心温まる小さな物語。そこに不思議な猫のマドレーヌ夫人がかのこちゃんを優しく手助けをする、読んだ後に心が少し暖かくなる本です。
    また、マドレーヌ夫人の夫である犬の玄三郎さんもとても素敵です。

    これは小学校の図書館に置いておくべきの本ですね。

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    2015年09月20日
  • ぼくらの近代建築デラックス!

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    2015年26冊目。
    京都、大阪、神戸、横浜、東京の近代建築を巡る、ゆる散歩対談集。街中で、「レトロかわいいな」とか「しぶいなあ」と感じた建築物は、これからは意識的にチェックしてみようかな。
    どの建築物にも、時代背景はもちろん、関係者の趣味や思惑も色濃く反映されている。人間味溢れるストーリーがある。
    色とか雰囲気だけじゃなくて、全体のバランスとか部分的なデザインにも、これからは注目してみたい。
    神戸と横浜の貿易関連施設、大阪の綿業会館とか、特に興味深かった。
    最後に台湾が出てきたのも良かった!植民地政策というと、どうしても、圧政のイメージが強くなっちゃうけど、八田與一のダム建設と銅像の件は、なるほどと思った。圧政というより、その地を自国とみて、生活をよりよいものとする(内実は、利便性や生産性向上のためだとしても)ための建築物。
    それを、現在もリノベーションして脈々と使用してる。
    作ってやったんだでも、作っちゃってごめんなさいでもない付き合い方。勉強になった。

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    2015年09月06日
  • ぼくらの近代建築デラックス!

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    この手の企画は、東京だけとか、関西だけ、という内容が多いけれど、本書は大阪、京都、神戸、東京とバラエティに富んでいるのが嬉しい。さらに追加での台湾の部分も興味深い内容だった。
    近代建築というとどうしでもコンドル、そして辰野金吾に偏りがちだ。本書も勿論辰野金吾の作品はフィーチャーされているが、偏った感じではなく、また設計者の人生んいも多く触れられていて、読み物として面白かった。続編を期待したい。

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    2015年06月06日
  • 鹿男あをによし

    購入済み

    さわやかな読後感

    テレビドラマを見た人にも、おすすめします。
    逆に、テレビドラマを見た人に、そのイメージを持ってもらった状態で読んだ方が、おもしろいのではないかと思いました。
    最後までさわやかな文体が気に入りました。

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    2015年01月14日
  • 偉大なる、しゅららぼん 4

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    コミック版完結。
    うーん、映画がおもったよりもおもしろくなかったのが残念でした。
    キャラクターの感じは、すごく雰囲気があったのですが、物語の切り取り方がなあ……。
    まあ、長い話を短くしなければならないので、難しいところかなぁ。

    その点、コミック版は、切り取り方も、膨らませ方も、よかったです。

    妹系のエピソードとかは、オリジナルにもあったんじゃないかと思わせるクオリティです。

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    2014年08月18日
  • 鴨川ホルモー

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    最高!人気作家にはやっぱり他の人にはない発想がありますね!
    ホルモーってだいたい何だよ!とか、突っ込まずにまずは読んでみて!
    ハマる人はハマる、嫌いな人は嫌いそうだけど。

    2026.14th
    再読。
    約10年ぶり?かな。
    新作の「ホルモー燦燦」を読んで懐かしくなったので(^^)
    やっぱり万城目学の原点にして頂点!最強エンタメ作品でした!
    面白かったです(^^)

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    2026年08月30日
  • 偉大なる、しゅららぼん 2

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    一巻に続いて二巻も購入。一巻に比べていっぺんにごちゃごちゃと話が動き出した感。相変わらず綺麗で面白かったので満足です。

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    2013年05月16日
  • 偉大なる、しゅららぼん 1

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    台湾の友達に勧められ、原作が学生にとって少々お高かったため、漫画から入ってみました。絵も丁寧できれいだし、何より話がすごく面白かったです。

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    2013年05月16日
  • ホルモー燦燦

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    わけのわからない競技だがやっぱりワクワクして熱くなる。
    競技だけではなく別の角度からのアプローチも新鮮で大変面白かった。
    最後の章が特に良い。
    空想だとわかっていてもこの先もホルモーという文化が連綿と受け継がれていってほしいと思った。

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    2026年10月31日
  • プリンセス・トヨトミ

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    大阪という街に隠された壮大な秘密を題材にした、万城目さんらしい奇想天外な物語…
    最初は少し不思議な展開に戸惑うものの、読み進めるにつれて物語のスケールが大きくなり、いつの間にか作品の世界に引き込まれていく…
    特に印象的なのは、大阪という土地が持つ独特の文化や歴史、そして人々の誇りや絆が物語の中心にあること。荒唐無稽とも思える設定なのに、不思議と説得力があり、もしかしたら本当にこんな秘密が存在するのではないかと思わせてくれる…
    笑いあり、驚きあり、最後には人と人とのつながりについて考えさせられる作品である。

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    2026年10月31日
  • 八月の御所グラウンド

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    最近のラジオでゲストで万城目さんが文庫が出たことを話していた。今頃?と思ったが考えてみればこの作品で直木賞を受賞されたのはほんの2年前だった。で、そのトークであとがきを田中希実さんで、それを読みたいがためだけに文庫を買う読者もいるということを話されていたので興味がわいて購入した、初読み。

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    2026年10月30日
  • ホルモー六景

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    この作品は前作のスピンオフのようで作者のユーモアだけでないまた続きを読んでみたくなるような作品で面白かったです。

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    2026年10月25日
  • ホルモー六景

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    鴨川ホルモーを読んでいればこの6つの短編の良さは更に増してくる。
    あの時のあれか…などと想像を膨らませることができる楠木ふみさんの話とか特に…
    6つの短編どれも青春の恋愛が散りばめられたものになっており、京都の歴史的にも異色の地であることからそもそもホルモーも存在しているのではないか…と思わせる節がある…
    この不思議なワールドに導いてくれて万城目さんありがとう…

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    2026年10月20日
  • プリンセス・トヨトミ

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    ネタバレ

    大阪市民としてとても理解できる面白いストーリーでした。慣れ親しんだ大阪城と空堀商店街が舞台であることが、まず面白かった。関西人特有の陽気さの気質が今回の歴史に所以していることの描写は関西人として納得と興味深さがあった。豊臣兄弟の大河を見ていることもあり、豊臣秀吉への支持と末裔の生存を願う気持ちもすごく理解できた。また、大坂国を男性だけが守っているつもりが、実は女性は全てを知りながら見守っているというオチも女性側としてはかなりリアリティがあり、クスッと笑えました。これを男性の著者が描いていることの理解に驚きました。関西人かつ女性であると言うバックグラウンドがこの話をより興味深く感じさせたと思います。

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    2026年10月15日
  • ホルモー六景

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    ネタバレ

    オーディブル読書。
    登場人物それぞれのバックグラウンドを描くオムニバスかと思ってたら、途中から「おおおおおー!?」って盛り上がった。なんか別の物語始まってるし(笑)

    楠木さん、やっぱり優秀なのね。黒いのは怖いところかわいかった。
    もっちゃんの「安部」には完全にだまされたわ。もっちゃんなんて友達いたのかと思ったら、違うんかい!紙袋の中の菓子パンで「ん?」とはなったのよね。
    そして、鴨川(小)ホルモーが同志社大学黄竜陣につながるのか!復活したあと、どうした!?って、その後も気になることがいっぱい。
    芦屋はそんなに悪いやつじゃないと思ってたけど、クソだったわ。
    酒井がアウトドアサークルで他校と交流があるって言ったときも、「まさか……」と思ったら本当にそのまさかで面白かった。東京にもあるんかい!
    なべ丸のところも感動したし、最後まで不思議ワールド全開。
    予想の斜め上をいく展開が多くて、めちゃくちゃ楽しく聴けた!

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    2026年10月06日
  • ホルモー燦燦

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    「鴨川ホルモー」から20周年を機に書かれたシリーズ3作目にして完結編。

    「鴨川」の登場人物たちが大人になった「今」を描く。

    同志社と京大の因縁の対決を描く「鴨川小覇王」、東京のゲーム会社で働く29歳のカンムと落語家に弟子入りし「曲亭せいりゅう」を名乗るキケロが東京でのホルモーに参加する「社会人ホルモー」、埼玉の女子高茶道部員たちがホルモーと出会う「ホルモー喫茶去」の3編。
    それぞれ独立しているようでいながら、プロローグからエピローグまで繋がっていて、安倍と楠木の20年の時を隔てた恋愛成就まで見届けることになる。

    平安京の歴史に支えられたホルモーなのかと思えば、なんと新都東京(の東京タワー)でも行われていて、しかもそこでのルールは鬼と一体化するという、作者の発想力に改めて脱帽。

    雲蛇窯に祟られてホルモーを叫んでしまった女子高生は気の毒だが、遠くカリフォルニアの地でホルモー繋がりの邂逅があるのか、とか、新宿のホコ天を全力疾走した長身の茶道部部長はお茶大の「青竜お茶の水」で「目指せ、タァップ」と咆哮するのか、とか想像すると楽しくなる。

    「鴨川ホルモー」も読み返さなくては。

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    2026年10月05日
  • ホルモー燦燦

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    前作から約20年後の物語。3編が収録されており、阿部や高村といった人物は前作主人公のような形で登場し時間の経過にしみじみ感じた。久しぶりにホルモーを読んで懐かしい気持ちと最後の「ホルモー喫茶去」で阿部と楠の再会がすごく嬉しく感動しました。これで完結と思うととてもさみしい思いです。

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    2026年10月05日
  • 八月の御所グラウンド

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    1話目の駅伝の話も良かったですが、2話目の表題作が素晴らしかったです。不思議なお話しではありましたが、実在の人物をモデルにしているところが要であると考えました。野球は、あまり したことがありませんが、野球を見ることは好きなので、野球が描かれている場面は、世界観に溶け込んでおりました。読みやすく、あっという間に読み終わりましたが、とにかく深い小説でした。

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    2026年10月01日