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このごろ都にはやるもの。恋文、凡ちゃん、二人静。四神見える学舎の、威信を賭けます若人ら、負けて雄叫びなるものかと、今日も京にて狂になり、励むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。このごろ都にはやるもの。元カレ、合コン、古長持。祗園祭の宵山に、浴衣で駆けます若人ら、オニと戯れ空騒ぎ、友と戯れ阿呆踊り。四神見える王城の地に、今宵も干戈の響きあり。挑むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。古今東西入り乱れ、神出鬼没の法螺試合、若者たちは恋歌い、魑魅魍魎は天翔る。京都の街に咲き誇る、百花繚乱恋模様。都大路に鳴り渡る、伝説復古の大号令。変幻自在の第二幕、その名も堂々『ホルモー六景』、ここに推参!
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Posted by ブクログ
ひょっとしたら数十年ぶり(!)の再読だが、いやー、めちゃくちゃ面白かったし感動した。
『鴨川ホルモー』の続編にして、スピンオフのオムニバス短編集だ。
たしか初読の際は、『鴨川ホルモー』の方が好きというか、何しろ面白くて、のめり込んで読んだ記憶がある。『六景』の方も読んだは読んだが、『ホルモー』の余韻のうちに終わってしまったというか、そこまで印象に残らなかった。
しかし、大人になって両作を再読したとき、より感動したのは『六景』の方だった。それぞれの短編で、「あのとき、実は……」、「あの人は実は……」という、『ホルモー』の隙間を埋めるようなエピソードになってはいるが、特に「もっちゃん」「長持の恋」などはホルモー抜きにして独立の短編として見ても秀逸で、しみじみと良かった。
再読って、してみるものですね。
Posted by ブクログ
あまりに面白くて
鴨川ホルモーから一気読みしてしまった。
しょうもなくてふざけ倒してるのに、
何故こうもあたたかく切ないのか…。
どれもしっかりと面白いし
それぞれ色があるのが凄いところ。
街並みや歴史的にも(一部フィクションとはいえ)楽しめるし、いつの間にか「ホルモー」が実際にある気がしてくるから困る。
私ももう齢29で学生時代は遠い記憶だけど、
京都に住むひととサークルの話になったら、
(もしかしてホルモーやってたりして)と
ナチュラルに思ってしまいそうなくらいには
世界観に没入してしまう。
そんなはずは無いんだけど、日常との書き方のバランスが絶妙なせいでそう錯覚するほど。
いいなぁ、私もホルモー、やってみたいな。
もっちゃん!!
短編の一つに「もっちゃん」というタイトルのものがあります。「安倍」とその友人「もっちゃん」のお話なのですが、読み終えて「もっちゃん」の正体を知ったとき、無知な私は思わずネット検索してしまいました(笑)。史実との見事な融合に感動しました。
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