万城目学のレビュー一覧

  • あの子とQ
    面白かった!いつもながら内容が想像できないタイトルだが吸血鬼の青春物語だった。よっちゃんのキャラが強い!
  • パーマネント神喜劇(新潮文庫)
    見た目は、趣味の悪い柄もののシャツを着たおっさん。でも「神様」なんです。それも主な担当は『縁結び』。小さな町の、名も無い神社で千年もお役目をつとめてきた。そんな神様のところに、取材が入った。髪をぴっちりと分け、メガネをかけた姿はまるでサラリーマン。だけどこちらも「神様」。さらに、神様の昇進をかけた試...続きを読む
  • 鴨川ホルモー
    それは偶然か、それとも必然か、晴れて京都大学に入学した安倍は、「京大青竜会」という謎のサークルから勧誘を受ける。

    新歓コンパにて一目惚れした早良が京大青竜会に入る噂を聞き、安倍もまた同サークルに加入する。

    京大青竜会に入った安倍だが、最初の1年間はオニ語の訓練など、胡散くさい活動が続いた。しかし...続きを読む
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人
    友人が読んでいたというきっかけで購入。

    最序盤は児童書っぽいかな、合わないか??とか思っていたけれど、言葉の回し方に洒落が効いていて読むほどに進む感じがすごく好きだった。
    始まり方に反して最後はかなり映画的な盛り上がり方もするのに締め方がさっぱりしていて、こういう締め方をする小説は本当に好きなんだ...続きを読む
  • 鹿男あをによし
    すごく好きなドラマだったので、ドラマを見てたのは子供の頃だけど結構覚えているところも多く話を知ってるところもあった、にもかかわらず最初から最後までとても面白かった!
    本を読んでいると序盤、中盤、後半のどこかで疲れることがよくあるが、この本はそんなことはなかった
    鹿が良い。読むとすごく奈良に行きたくな...続きを読む
  • 鹿男あをによし
    万城目学版「坊ちゃん」…奈良バージョン。
    でも、それだけで終わらない魅力がある。

    大学院で研究をしていた"おれ"は、教授の依頼で奈良の女子高校に理科教師として赴任する。下宿先のばあちゃんがいい人で、「あ、この人が"清"だな」と感じる。そのばあちゃんが曲者だと評した教頭が"赤シャツ"かな。"マドンナ...続きを読む
  • 鴨川ホルモー
    ホルモーとは一体何なのか、
    興味本位で良いので読んでみて欲しい。

    個人的に大学の青春をホルモーにかけるのも悪くないなと思う。
    簡単に言えば、京都を舞台にした合戦。
    主人公の安倍(俺)の成長物語でもある。

    兎にも角にもハラハラしつつ、若いゆえの恋の歯痒さなど濃縮された物語だった...

    京都って素...続きを読む
  • パーマネント神喜劇(新潮文庫)
    裏切らない万城目作品!
    なんだろ、自然にスラスラ楽しく読めてしまうのはやっぱり万城目さんだから?
    神様系も好きなので余計に楽しめた。
    賞取った新作は何となくまだ読んでないけどどうしようかな。。
  • ホルモー六景
    この物語は「鴨川ホルモー」の"外伝"です。京大青竜会の安倍くんたちの怒涛の活躍を描いた前作が"正伝"。
    続編ではなく、『安倍くんたちの見えないところで、こんな事がありました』というお話になっている所がミソ。

    第1話「鴨川(小)ホルモー」
    主人公は京都産業大学玄武組のエース、『二人静』。その名も"定...続きを読む
  • 鴨川ホルモー
    好き(笑)

    二浪して京大に合格した安倍は、葵祭のアルバイトの後、そこで知り合った高村と二人一緒にあるサークルから勧誘される。その名は「京大青竜会」。何やら怪しい雰囲気のネーミングと思いつつコンパに参加してみると、事実怪しいサークルそのものだった。『ホルモー』?なんじゃそりゃ?…でもその場で運命の出...続きを読む
  • 鴨川ホルモー
    大学時代を思い出しながら読ませて頂いた。実在する神社や飲食店での描写がリアルすぎて、引き込まれていく。
    森見さんの小説同様、万城目さんの作品にも、知的で痴的な若者たち、異次元のキャラクターが登場する。
    前半は読みながら笑いを堪える一方で、後半になると胸に熱いものが湧き上がってくる。痴話喧嘩や個人的な...続きを読む
  • 鹿男あをによし
    先がどうなるか読めないこのワールド、途中から夢中になって読み進めました。最後の最後、どうなるかと思ったら、こうきたか…!不意打ちでまさか泣くとは。読んだ後の、よかったなあーという安心感と満足感があって、いいお話でした。
  • 鹿男あをによし
    まだまだ万城目ワールドに浸ります。
    これは、どうしてもドラマ出演者の顔が浮かんできてしまって、映像化されたものを見るのも善し悪しだなーと思いました。
    物語としてはもちろん面白いです。「鴨川ホルモー」「プリンセス・トヨトミ」に続き、これまた奇想天外な発想に驚かされますが、日本の危機が迫っているというの...続きを読む
  • 鴨川ホルモー
    舞台「鴨川ホルモー,ワンスモア」を見に行くので、久しぶりに再読。やはり夢中になる。
    完全なる関東人なので、何かよくわからない不思議なもんが跋扈する千年の都は憧れ。青春だし、さもありなん、です。
    舞台は「六景」もあわせて、ということなので、「六景」も読まねば。
  • 鹿男あをによし
    すごい面白かったです!
    ファンタジーの世界にのめり込みました!
    終わり方もよかった!
    ドラマは観てないけど、再放送とかあれば観たいです!
  • べらぼうくん
    人がうまくいっていない様を読むのはどうしてもおもしろい。笑 けど、それにしても面白おかしく書かれた良本だった!歯切れ良い、短文多めの文章が小気味良く、言い回しもいちいちくすっと笑える。
    万城目さん殆ど読んだことなくてまさかのエッセイから入ったので他の作品を早く読みたい。

    人の不幸をみて自分はましだ...続きを読む
  • 鴨川ホルモー
    ホルモンだと思い、「きっとばかばかしいから」と母校が登場するのに、これまで避けていた。しかし、「ホルモー六景」を読み、あわててこちらも買って読んだ。実際ばかばかしかったが、映画のDVDまで注文してしまった。なぜかもう一度読みたくなる。
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人
    万城目作品の中で、1番のお気に入り。

    指しゃぶりが外れないかのこちゃん。どこか気品漂う猫のマドレーヌ夫人。マドレーヌ夫人を想う優しい犬の夫、玄三郎。鼻ちょうちょを飛ばす仲良しのすずちゃん。どの登場人物を見ても何故か温かく心がホッとする。

    柔らかな日常に起こる驚きの出来事は、さすがの万城目ワールド...続きを読む
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人
    最初読み始めたとき、何気ない日常を書いているほのぼのとした作品だと思っていた。しかし、かのこちゃん、マドレーヌ夫人を中心に展開されていく日常はとても柔らかい印象を与えつつ、いつかは訪れる別れの悲しみも表現している。また、作者の最後の比喩的メッセージがたまらなく良かった。
  • 鴨川ホルモー
    万城目ワールド満載の一作であり、この作品がデビュー作とは思えない。すがすがしいほどの青春作品であり、有限な時間で繰り広げられる不毛な日々を描写していて、読み終えたとき面白さとともに悲しさが広がった。