万城目学のレビュー一覧

  • ザ・エッセイ万博

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    万城目さんの エッセイの「万」シリーズ。
    現在行われている万博へは勿論行かれていて、それについては1番最後に書かれていた。
    特に面白かったのは、自費出版しフリマで売ろう!と本を一から作った成り行き。
    何部刷ろうかとか、売れ残りを自ら書店営業された話など最高だった!

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    2025年09月23日
  • ザ・エッセイ万博

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    WEBでの連載時から楽しみに読んでいました。

    一人出版社「万筆舎」の話やChageさんとの交流歴、最後には大阪・関西万博に行った顛末を書き下ろしなど。どれをとっても内容が濃くていつもながら「頭の中どうなってんねん」と感心してしまいます。

    ちなみに「万博」というタイトルがついていますが、実際に万博に足を運んだ話は最後の1話だけです。

    奈良で行われた講演会でトルクメニスタン館の話を聞いて、それまであんまり興味がなかった万博に足を運びました。開幕間もない5月と大賑わいの9月では世間のノリや会場の状況も全然違っていて、エッセイを思い出しながら2度美味しかったです。

    X(Twitter)でもいい

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    2025年09月21日
  • パーマネント神喜劇(新潮文庫)

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    ネタバレ

    陽気な語りで始まるので、とても読みやすい。
    ひとりでペラペラしゃべって読者へ自己紹介するのは縁結びの神様!笑 しかもおっさん。
    かと思いきやもうひとり神様がいた。
    縁結びの神様を取材して本を出したいライターの神様だった笑

    神様でもノルマを達成するためにズルしたり、上級神様へ陰で文句を言ったり、不安になって吐きそうになったり。おっさんなのに可愛らしくて憎めない笑

    最後の章では、不安になったが結果オーライ!
    感動も詰め込まれていた。
    こんな神様に見守られて日々過ごしていると幸せだなぁと思った。神社へ行ったら思い出そう。

    解説にもあったが、登場人物に気持ち悪い人がいない。だから気持ちよく読める

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    2025年09月17日
  • あの子とQ(新潮文庫)

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    最初から最後までずっと面白かった。
    小説を読み始める時、知らない人物に対してすぐには感情移入できないというか、トランスに入りづらいけど、たまに最初からトランスに入れる小説がある。
    この小説もそうだった。
    最初の入りがコミカルで、ずっと雰囲気がそのままだったから最初から最後までずっと面白かったのかな?という自己分析。

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    2025年09月14日
  • 鹿男あをによし

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    やべぇ、おもろい
    卑弥呼を物語にからませるか!?ふつー
    書いた人、頭おかしいわ(褒め言葉
    そのくせ妙に切なく終わる

    児玉清さんの解説もいいな〜
    マジメニマナブは笑った

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    2025年09月07日
  • 鴨川ホルモー

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    ネタバレ

    「ホルモー」っていう謎の言葉に惹かれて、この本を手に取ってしまった日から万城目さんのファンになりました。

    キャラ1人1人がほんといい性格してる。
    最後の最後まで残る不思議な謎のモヤモヤ感を爽やかさで吹っ飛ばしてる感じで、個人的に読後感が好きだったりする。

    憧れの先輩が京都産業大学に決まったっていう噂聞いたから、ホルモーするのかな、なんて思ったり。
    .

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    2025年09月02日
  • あの子とO

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    あの子とQの続編。
    軽妙な語り口のライトなファンタジー。
    でも、薄っぺらさはなくて、惹き込まれる面白さがある。
    今回は短・中編だったけど、メインストーリーらしきものが間違いなく進んでるのが伺える。
    次も楽しみ。

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    2025年08月25日
  • 鹿男あをによし

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    万城目学さんの作品は初読みながら、面白かった~。
    人が鹿化していくなんて、何この展開?と思いつつ、あっという間に引き込まれ、どんどん読み進めた。
    奈良の高校に産休教員の代行で派遣された「おれ」がある日鹿に話しかけられ、昔から伝わる「目」を取り戻すよう鹿から指令を受けるところから、話が一気に深まる。
    クラスの生徒、イトとの関係性の変遷も面白く、最後はホロリとしてしまった。

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    2025年08月23日
  • 六月のぶりぶりぎっちょう

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    万城目さんワールドでよかったです。京都はいろんな舞台になる場所だなぁと思う。これからも定期的に読みたいです。

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    2025年08月15日
  • あの子とQ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    再読。吸血鬼という題材を楽しくポップに仕上げて、そして切なさも忘れず入れ込む。するする読めて、ほっこり心温まる。

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    2025年08月13日
  • あの子とQ(新潮文庫)

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    万城目学氏の小説は当たり外れが大きい。
    奇抜なアイデアにより、日常世界からファンタジー世界への扉が開かれ、冒険がはじまってゆくのが氏の小説の特徴であり面白さである。そうして広がった風呂敷がうまく畳まれればよいが、前半で力尽きたのか、なんとかまとめようとしているのか、尻すぼみでがっかりさせられる作品も何作かある。

    前置きが長くなったが、本作は無茶苦茶面白かったです。17歳の誕生日まで血を吸わないでいれば、儀式が成功し、脱・吸血鬼化するという主人公を襲う試練、楽しい冒険絵巻でした。コミカルな友人のヨッちゃんが良いキャラしていて好きでしたね。

    続編もあるようなので、文庫化を楽しみに待ちたいと思い

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    2025年08月08日
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)

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    ネタバレ

    万城目学さんの作品を読むのは久しぶりです。
    かなりのページ数に驚きつつも、読んでいくうちに話に引き込まれてしまいました。
    万城目さんの作風なのか、いつの間にか風太郎だけではなく、黒弓や常世、蝉や百、ひさご様まで応援していました。
    クライマックスは幼き頃にテレビで見た、里見八犬伝を思い出すくらい感動しました。

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    2025年08月08日
  • あの子とQ(新潮文庫)

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    万城目氏が吸血鬼を書く。もちろん普通の話になるわけもなく、予想外の展開が続いて、あっという間に最後まで読んでしまいました。

    そして毎度毎度、いいところで終わるんだな、これが!《この先を読みたい病》にしっかり罹ってしまいました。最後に出てくる「大きな再会と、ふたたびの大冒険」は当然のこと、親友ヨッちゃんの恋の行方とか、いろいろと気になることが「後は読者のお好きなように想像してください」と放置されているので、身もだえしています。

    「許す」とは何か。それがこの作品のキーワードです。

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    2025年07月31日
  • あの子とQ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    果たしてこれをどう面白く物語に仕立てるのだろう…と一見して不安になってしまう微妙な初期設定でありながら、あれよあれよという間に不思議なほど巧みに料理されているではないか…という見事な手腕は本当にいつも通り。
    特に今作では第2章以降ぐわっと一気に加速度を増していく馬力がものすごく、弓子たちがクボーに乗り込んで大立ち回りを繰り広げるクライマックスが文字通りの見せ場となっている。
    まさか宙に浮かぶトケトゲの生えた奇妙な球体を題材にして、読者の琴線にここまで訴えかける物語になろうとは、露ほども思わなかった…。
    「新世界より」で、無間地獄の刑に処されるバケネズミに感情を揺さぶられるのに似ているだろうか…

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    2025年07月30日
  • べらぼうくん

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    わー、じんわりおもろいもん読んだわ〜、と言うのが、率直な感想です。

    万城目節が全面に出ていて、コトをシニカルにクスッと、でもそんな自分にも良い意味で期待していない、等身大の著者の半生が、まぁオモロく綴られています。

    ただ、エッセイだからといって、軽く読み飛ばして終わるわけでなく、最後の方はドッグイヤーしながら読んでしまうほど、読み応えありました。

    ・そんな五里霧中にある私に手を差し伸べたのは、やはり本だった。霧が濃いのなら、空間を広げて、薄めてしまおうじゃないか。そんなことを言って、目の前に現れてくれたような気がする。

    ・「独りよがり」とは心のひだにこびりついたガンコな燃料だ。

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    2025年07月28日
  • 鹿男あをによし

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     「かのこちゃん〜」以来、万城目作品は2作目。森見作品も変わらず好きだが、「夜は短し〜」のような作品が最近見られないので物足りなかったところ。他の作品も読んでみよう。スケールの大きさと話のくだらなさとのバランスが良い。坊っちゃんエッセンスはどうせなら最後まで効かせてほしかったが、経験がなくとも手に汗握る展開を見せる大和杯の剣道試合や大災害と鹿化を防ぐために奮闘する主人公とヒロインのあれやこれやなど見所満載で最後まで面白かった。今度地震があったらこの本を思い出しそう。

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    2025年07月27日
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人

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    ヤングの棚にあったから油断してた。
    近所のお洒落なマダムを想像してたらとんでもない事に!!旦那のくだりはひたすら号泣。目の奥が痛いくらい泣いた。この手のものにめっぽう弱い。

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    2025年07月24日
  • 鴨川ホルモー+ホルモー六景【2冊 合本版】

    購入済み

    全部の話が繋がっている

    本編の裏話的な六景を読んだ後、もう一度本編を読むとより話に深みが出てくる。荒唐無稽な話なのだが、実際に鴨川周辺を歩くと「やつら」がそのへんをうろうろしていそうな感じで、京都に行きたくなる。

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    2025年07月24日
  • あの子とO

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    森の中に蕎麦屋というのは、よく見かける気がする。日本古来の料理だから、平家の落人がやっているのかな。

    ピザ屋さんは西洋の料理だから、そうなんだね。

    ファンタジーです。

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    2025年07月18日
  • あの子とQ(新潮文庫)

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    久しぶりの万城目学さん
    なんとも小説らしくない題名で
    読もうかどうしようかと
    迷っていたけど
    吸血鬼の話しと知って読んでみた
    ちょっとぞわぞわしてみたくて‥

    結果、おもしろかった!
    普通の人間とおなじように生活する吸血鬼
    しかも、可愛い17歳の女の子
    いまや、吸血鬼も寿命をもつことを選択できる
    時代となっていて‥なんて
    ありえそうな発想!
    いや、ほんとにあるかも

    吸血鬼プラス青春な一冊!
    やっぱり万城目さんは好きだな〜

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    2025年07月17日