万城目学のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ設定の勝利、というか発想の勝利といいますか、ともあれよくぞこんな話を思いつくものと感心するばかり。エンタメ小説って楽しいですよね、うん。
肩書きも相まってひたすら理屈っぽい会計検査院サイドと、大阪らしいといえばらしい人情味ある中学生サイド。どう交わるのか興味津々でしたが、鳥居さんがぐっちゃぐちゃにかき混ぜてしてくれました(笑)。いやこの人かなり不憫。有能だけどたぶん周りに恵まれてないですよ。気がついて、鳥居さん!まあ本人楽しそうだからいいか。
クライマックスの蜂起シーンは私の好みからするとややアウトローだった気も。集まって、で、そこから何さとややずっこけました。でも最後の落とし所は秀逸でし -
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Posted by ブクログ
「三月の局騒ぎ」「六月のぶりぶりきっちょう」の中篇2つが入っています。
私は、「三月の局騒ぎ」のほうが好きでしたが、どちらも京都を舞台に歴史上の人物と現代の主人公が交錯していく楽しいお話でした。
「篇首」という言葉もはじめて知りました。
確かに「春はあけぼの…」は、日本でもっとも有名な篇首ですね。
「八月の御所グラウンド」と同じシリーズの第二弾だったとは、知らずに先にこちらを読んでしまいましたが、昔と現代が交錯するシリーズということで話的には、そんなにつながっているわけではないようです。
「八月の御所グラウンド」も早く読んでみたいです。 -
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Posted by ブクログ
吸血鬼のお話?なんだか久しぶりにこういうおとぎばなしのような
ストーリーに興味を持ってしまい
買ってしまいました。
そういえば、昔昔私が子供の頃
吸血鬼が本当にいると信じていて
夜になるとよくまわっていた
チャルメラのラーメン屋さんの
あのちょっぴり怖いあの音「ちゃららーらら…」が聞こえると
何故か吸血鬼がやってきた音だと思って怖がってたなぁと
ふと思い出しました。 笑
今回の吸血鬼は
かわいい弓子という血を吸わない17歳の高校生の吸血鬼が
いろいろなことに巻き込まれる
ストーリー。
弓子の
すごく勇気があってかっこいい
青春のお話から、
ちょっぴりわからない吸血鬼の世界のお話
でもいち