万城目学のレビュー一覧

  • 鴨川ホルモー

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    こんなタイトルで中身がわからんのなかなかないでしょう
    ただホルモーってね、と説明できないのです
    そこがこの小説の最初のインパクトなので

    怒涛のどんでん返し!とかやりがちな本の裏表紙にすら
    「ホルモンではない、ホルモー」
    としか書かれてないです
    何故か

    そこを読んでほしいから
    鴨川ホルモーってどんな本だっけ?って人はいないのでないですかね
    あとあんまり言われてないのですが
    ふみちゃんすんごいかわいくないですか?

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    2025年07月26日
  • 八月の御所グラウンド

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    万城目学さん、初めて読みました。
    空気感を書くのが上手く、読み手もそのコミュニティの一員のような目線になって読める文章だなと感じました。
    表題作、伝えたいメッセージを書いたところで潔く終わっているのが凄い。
    潔く終わっているんだけどしっかり余韻もあって、パタンと本を閉じ、あ〜いいもの読んだな、としみじみする読後感。

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    2025年07月26日
  • 鹿男あをによし

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    個性のあるキャラクターたちの掛け合いもストーリーも面白かった。万城目作品、現実ではあり得ないのに様子が浮かんでくる感じがあって不思議。

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    2025年07月22日
  • 鹿男あをによし

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    いや〜面白い。何が面白いかと説明するのは難しいけど、面白い。ずいぶん前にドラマで少しだけ見た記憶はある。鹿の顔をした変な男が出て来ていた。今にして思うと、よくこの小説をドラマ化しようと思ったものだなぁ。この面白さを映像で表現するのはかなり難しかっただろうに。
    「神々しい魚顔」ってどんな顔だよーー!!
    この得体の知れない面白さは、クセになりそうだ。

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    2025年07月19日
  • あの子とQ(新潮文庫)

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    読みやすい一人称。
    もうすぐ17歳になる高校生の吸血鬼が人間の世界で暮らす青春劇。と思いながら読み進めていた。実際にそうだった。親友との何気ない会話や休日のイベントなど。
    それがQ激にミステリーになっていく感覚。読みやすくて面白い。
    ただ、最後は読者に委ねる感じのふわっとした終わり方。
    これはこれであるあるな締め方だけどもう少しだけ掘り下げてもよかった気がする。
    余韻と物足りなさは紙一重なので難しいけど。

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    2025年07月19日
  • プリンセス・トヨトミ

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    ネタバレ

    設定の勝利、というか発想の勝利といいますか、ともあれよくぞこんな話を思いつくものと感心するばかり。エンタメ小説って楽しいですよね、うん。

    肩書きも相まってひたすら理屈っぽい会計検査院サイドと、大阪らしいといえばらしい人情味ある中学生サイド。どう交わるのか興味津々でしたが、鳥居さんがぐっちゃぐちゃにかき混ぜてしてくれました(笑)。いやこの人かなり不憫。有能だけどたぶん周りに恵まれてないですよ。気がついて、鳥居さん!まあ本人楽しそうだからいいか。

    クライマックスの蜂起シーンは私の好みからするとややアウトローだった気も。集まって、で、そこから何さとややずっこけました。でも最後の落とし所は秀逸でし

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    2025年07月18日
  • プリンセス・トヨトミ

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    もしかしてこんな世界が本当にあるのでは?と思って、スルスルと読み進められた。
    大阪が舞台で、方言も完璧で、大阪出身としては嬉しい

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    2025年07月17日
  • あの子とO

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    ここで嵐野弓子に再会できるとは…僥倖です。ルキア、ラキアと同様に『頭の隅で何かがざわつくのを感じ』ています。『サク』の行方も気になるし、何より『オーエンさん。もう一度、あなたに会いたい』です。続編、何卒お願いします。

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    2025年07月15日
  • あの子とO

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    大好きなQの続編!〈あの子とヴァンパイア〉シリーズって名前になったのね。弓子を取り巻く人間と吸血鬼が語り部なるんだけれど、普通の青春も詰まってるのが良きー!

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    2025年07月13日
  • 六月のぶりぶりぎっちょう

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    ネタバレ

    八月の御所グラウンドの続きのような万城目作品第一話『三月キヨの局騒ぎ』は、女子大生の若菜が主人公。若菜は女子寮で暮らしていて、寮生は「にょご」と呼ばれる。平安時代の天皇の妃を女御と呼ぶ等平安チックな女子寮。そこで出会った「清=キヨ」という14回生の先輩。すなわち清少納言の誕生だ!第二話『六月のぶりぶりぎっちょう』は、女性教師の滝川が主人公で「本能寺の変」がモチーフ。織田信長を殺した犯人は明智光秀のはず・・・第一話の方が断然に面白い。もっと言うと、第一話だけで良かったのでは?謎が多いキヨ、好きかも。④

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    2025年07月12日
  • 鹿男あをによし

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    ネタバレ

    日本を救うというスケールの大きな目的と、そのために剣道の交流戦で優勝を目指すというスケールの小ささ。
    そのちぐはぐな感じが面白いなーと思っていたら、そこからまたさらに展開していって、この不思議な世界の中にどんどん引き込まれていった。

    序盤に出てきた「マイシカ」と松尾芭蕉の歌が後半に効いてくるのも面白い。

    先生と鹿のやりとりがクセになる。

    私もポッキーを持って講堂跡の礎石に腰掛けて、鹿に話しかけられたい!

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    2025年07月10日
  • 六月のぶりぶりぎっちょう

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    「三月の局騒ぎ」「六月のぶりぶりきっちょう」の中篇2つが入っています。
    私は、「三月の局騒ぎ」のほうが好きでしたが、どちらも京都を舞台に歴史上の人物と現代の主人公が交錯していく楽しいお話でした。
    「篇首」という言葉もはじめて知りました。
    確かに「春はあけぼの…」は、日本でもっとも有名な篇首ですね。
    「八月の御所グラウンド」と同じシリーズの第二弾だったとは、知らずに先にこちらを読んでしまいましたが、昔と現代が交錯するシリーズということで話的には、そんなにつながっているわけではないようです。
    「八月の御所グラウンド」も早く読んでみたいです。

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    2025年07月08日
  • あの子とO

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    Qの続編。とても軽快かつ愉快で万城目さん真骨が頂炸裂してます。少し気になるアーティストのスマッシュヒットのベスト盤を購入したら予想以上のクオリティに驚き、お気に入りの作品になった感覚に近いかも。
    シリーズ化になりそうなので次回も楽しみです。

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    2025年07月08日
  • あの子とQ(新潮文庫)

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    全体的にコミカルで楽しい。
    吸血鬼の弓子と人間のヨッちゃんの掛け合いには思わずクスッとしてしまう。
    面白いなあと気が緩んだところに、突然シリアスシーンをぶつけてくるから油断できない。
    特にバスのシーンにはハラハラさせられた。
    さっきまでのわちゃわちゃ感は何処へ??と戸惑ったほど。
    息を呑む戦闘シーン、悲しく切ない「Q」の過去、17歳になった弓子の覚悟。
    面白くて心を揺さぶられる青春小説でした。

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    2025年07月06日
  • 六月のぶりぶりぎっちょう

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    万城目学氏が京都を舞台にしたら、面白くないわけがないです。未読の『八月の御所グラウンド』の方が出版が先だったことは残念… でもまぁ、これから読みます‼︎

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    2025年07月01日
  • プリンセス・トヨトミ

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    長編で読み応えありました!
    想像していたストーリーとは違って、ひょっとしたら現実にあるんじゃないか!?と思ってしまうような…史実や、会計検査院という中央省庁の業務も出て来て勉強になりました。

    東京一極集中を解消するのは、大阪のより一層の発展が鍵なのでは?と思います。
    でも、大阪の人はそんなこと思ってもないかも知れませんね!独立国なのですから!

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    2025年06月30日
  • ザ・万歩計

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    万城目学の小説は素直でひょうきんなイメージがあるが、まさにそのまんまな作者のキャラクターで、とても自然体だ。だからか、力を抜いてスッと読むことができた。
    小粒な話が多くて親近感が湧いたな。例えば、タイムマシンで過去に戻れたら未来の流行歌を歌って人気になりたいという話はあまりに率直すぎるが、似たようなことを考えたことがある人はそれなりにいるのではないだろうか。少なくとも自分はそうだった。

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    2025年06月30日
  • 鴨川ホルモー

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    再読 映画も観た もう1回観たくなった
    大学生の頃、京都に住んでいたから知ってる地名も多くて楽しく読めた
    ホントにありそうだし、居そう
    阿部が面白い
    よくこんな話思いつくな〜って設定だけど、するすると読みやすい

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    2025年06月30日
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人

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    いつの間にやら別世界へ誘われる万城目ワールド。
    かのこちゃんの感性。
    猫からの視点。
    爽やかな風が吹き抜けるような物語の進み方。
    小学生の時のこだわり?難しい言葉知ってるんぜ俺、みたいな若さ、好きだわ〜

    他の万城目さんの本も読みたい。
    鴨川ホルモー以外はまだなので。

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    2025年06月28日
  • あの子とQ(新潮文庫)

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    吸血鬼のお話?なんだか久しぶりにこういうおとぎばなしのような
    ストーリーに興味を持ってしまい
    買ってしまいました。

    そういえば、昔昔私が子供の頃
    吸血鬼が本当にいると信じていて
    夜になるとよくまわっていた
    チャルメラのラーメン屋さんの
    あのちょっぴり怖いあの音「ちゃららーらら…」が聞こえると
    何故か吸血鬼がやってきた音だと思って怖がってたなぁと
    ふと思い出しました。 笑

    今回の吸血鬼は
    かわいい弓子という血を吸わない17歳の高校生の吸血鬼が
    いろいろなことに巻き込まれる
    ストーリー。
    弓子の
    すごく勇気があってかっこいい
    青春のお話から、
    ちょっぴりわからない吸血鬼の世界のお話

    でもいち

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    2025年06月27日