万城目学のレビュー一覧

  • プリンセス・トヨトミ

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    胸に刺さる言葉がいくつかあった。
    後藤先生が大輔に向けて世の中で1番難しい事は何か?との問いかけ。
    ずっと、正直な自分であることや。
    幸一は、自分が大切やと思うものは、自分で守れ。

    大きな壁に立ち向かう子に向けた言葉は考えさせられるものがあった。

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    2023年11月18日
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人

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    元気いっぱいな小学生のかのこちゃんと、猫のマドレーヌ夫人の、何気ないけど幸せの詰まった日常が描かれたお話でした。
    人目線だったり猫目前だったり、
    角度によって見え方も感じ方も違うけど、
    みんな大事にしあってるところが何よりもほっこり。

    読んでる間中、かのこちゃんとマドレーヌ夫人をそっと見守る気分になりました。

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    2023年11月01日
  • あの子とQ

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    発売時から手元にはあったけど、吸血鬼モノにいまひとつ食指が動かず、積読状態にあったもの。この度、ミステリスクールで取り上げられているのを見て、『えっ⁉そっち系?』ってことで、慌てて読んでみた。確かにこれ、色んな要素があって、それぞれの視点で楽しめるわ。本書ならではの吸血鬼的特殊設定もひねりが効いていて、ハラハラドキドキ感の加速に上手く寄与している。いかにも続編ありな結末だったけど、そのあたり、どうなんでしょ?

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    2023年10月25日
  • プリンセス・トヨトミ

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    毎回、万城目作品を読み終わったあとに味わう、映画を一本見終わった後のような読後感を今回も味わった。実際の映画では鳥居と旭の性別が逆になってるらしいが、読書中、自分の脳内では鳥居は完全に濱田岳だった。ページ数が多いのが玉に瑕かな。4分の1位は削れるような気がする。

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    2023年10月12日
  • 鹿男あをによし

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    前回読んだ鴨川ホルモーには驚愕したが、第2作目の本書のインパクトはそこまでではなかった。これも関西を舞台に、唯一無二の小説である。
    人間関係が得意でない研究生の主人公は、短期間奈良の高校(女子高)で教師をすることになる。そこである日いきなり鹿に話しかけられ、ある任務を命じられる。が、その任務が何なのかが明確でない。主人公の「おれ」は、授業だけでなく担任や部活動の顧問をするよう依頼され、剣道部の顧問となる。奈良・京都・大阪の3高校のスポーツ大会があり、どうしてもそこで優勝する必要があった。
    奈良といえばいにしえの都である。ストーリー展開に歴史が絡んできてなかなか面白い。古墳から発掘されたものが伝

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    2023年10月10日
  • べらぼうくん

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    第一印象は大事というが、まさにこの本はソレで表紙のイラストがめっちゃ可愛かった。
    ついこないだ万城目さんの「バベル九朔」を読んだばかりだったので、「どんな人なんだろう?」と興味があった。
    万城目さんが小説家デビューするまでのエッセイでとても面白かった。一度は小説家を目指し辞めたものの、次の応募がダメだったらと、ちゃんと経理(簿記)の勉強をして2級までとって、1級の勉強もすすめてとても真面目なところもあるんだなと感心した。人生の分岐点てどこにあるかわからないですね~。また他の作品も読んでみたくなりました。

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    2023年10月08日
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人

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    まだ指しゃぶりをしていたかのこちゃんが、小学1年生になって、マドレーヌ夫人、玄三郎、すずちゃんと共に成長していくストーリー

    自由研究の章やお祭りのところは、嬉しかったり、友達と貴重な時間を過ごすかのこちゃんが自分の子供とも重なりました

    ファンタジー要素もあり、ほんわかで続くのかなと思いきや、一冊の本の中でいろんな感情が込み上げてくる本です!

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    2023年09月28日
  • 鹿男あをによし

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    鴨川ホルモーに続き2冊目の万城目作品
    今回は奈良が舞台、奈良のゆったりのどかな雰囲気が作品にも感じられる
    また千八百年という長い歴史も、奈良であるなら違和感なく受け入れられる
    春日大社が鹿島神宮より勧請されたのは知っていたが面白い様に話をつなげるなーと思いました
    今度、奈良に行って鹿を見た時、どんな風に感じるか楽しみです
    でもなんで大阪はねずみなんだろ?他に良い動物がいなかったから?確かに他に考えるといないし、センスかな

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    2023年09月25日
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人

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    ◯「ちえがひらかれたのよ、お母さん」とかのこちゃんは自信満々の声で答えた。(22p)

    ◯さようなら、マドレーヌ(212p)

    ★子供の頃の気持ちを、そのまま封じ込めたような作品。

    ★玄三郎さんとマドレーヌ夫人とのやり取りが尊い。

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    2023年09月16日
  • あの子とQ

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    十七歳の誕生日を目前にした弓子の前に異形の物体「Q」が出現する。吸血鬼が十七歳で迎える儀式の前に、弓子が人間の血の味を覚えてしまっていないか調査するための役割を与えられているQは弓子から片時も離れることがない。そんなQを厭いながらも何事もなく誕生日までの日々は過ぎるものと思ったが……。キュートでポップな吸血鬼小説です。
    吸血鬼とはいえ、何世代も前から人を襲うことなく太陽の下も闊歩して、人間社会に溶け込みながらまるきり人間と同じように暮らしているものが大半だという、なんとも平和な物語です。なので主人公の弓子はほぼ普通の女子高生。そりゃあいきなり「血の渇き」とか言われても面食らうよねえ……と思った

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    2023年08月26日
  • べらぼうくん

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    10年前にこの本に出会っていたら、間違いなく京都の大学に進学していたはずだ。

    大学は地方に行くべき。
    私も全く同意見。

    まぁ、都会で暮らしたことないですけど。

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    2023年08月09日
  • あの子とQ

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    ネタバレ

    女子高生の冒険物語!

    女子高生はわりと最新系に進化した吸血鬼ですが…

    どんなストーリーかな、と思って読み始めたら、テンポ良い文章と奇天烈な設定で一気読みです。

    ちょっと前に高畑充希主演で似たようなテーマのドラマあったので、イメージ入りやすかったかもです。

    楽しい冒険と友情の物語、読後感も良かったです!

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    2023年08月05日
  • あの子とQ

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    ヨッちゃん大好き!(*≧∀≦*)主人公の吸血鬼・弓子の親友で人間なんだけれど、良い味出してます(o^-')b !そんな弓子の17歳の誕生日十日前に現れたQ(゜゜;)「脱・吸血鬼化」の儀式に必要な証明をQがしてくれるらしい(^^;)儀式の日まで弓子とQが親交を深めていく話かと思ったら、全然違った( ̄▽ ̄;)そしてQは謎のQでも、球(形状)でもなく吸としった時には脱力した(´д`)この作品もだけど太陽を克服する妖し増えてきてるなぁ(;・∀・)

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    2023年07月25日
  • あの子とQ

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    ネタバレ

    鴨川ホルモーで好きになった著者の、いつも斜め上を行くストーリー。ユーモアで溢れながら、けっこうすごいことをしている。
    ヨッちゃんが本当いいキャラしてる。YouTubeのURLはその後どうなったのか。ぜひ書いてほしい。

    12月の大きな再開と、ふたたびの大冒険に期待

    人は簡単すぎるから、難しいほうの齋藤の齋を書いて飲む

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    2023年07月20日
  • あの子とQ

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    吸血鬼である弓子がすごくいい子で、両親はとてものほほんとした柔らかな人たちで、親友のヨッちゃんは少しぶっとんでるけど優しい子で。宮藤くん蓮田くんやQも、それぞれ不思議な魅力のあるキャラクターばかりで、好きな世界だった。
    途中から大冒険になって、ちょっと怖くもあるんだけど、突然のヨッちゃんの台詞にほっとしたりもする。最後はこれからの展開に期待を持てるような終わり方。

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    2023年07月16日
  • ぼくらの近代建築デラックス!

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    行ってみたい建物だらけ。なぜ昔の建物は、人を惹きつけるのか。そこに歴史の物語があるからか。二人のトークも絶品。

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    2023年07月16日
  • プリンセス・トヨトミ

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    万城目学の書く関西各府県のそれぞれの独特の空気感が如実に表されてるのが好き
    私にとって大阪と言えば作之助さん
    いつもお墓参りに行くのに、空堀商店街の近くを通るからとても親近感が湧いて読み進めていた
    何が一番良いかって、女たちは男たちがアホなことしてんのを百も承知で、まあほかっとこって黙認してるとこ
    巻末エッセイに作之助さんが出てきて嬉しかったです
    2005年のm-1もわざわざ見た面白かった

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    2023年07月13日
  • あの子とQ

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    面白かった〜!
    ヨッちゃん可愛い。指ハートした際に昔の芸能人の名前出してきたのには笑った。

    色々と考えさせられるものもあって、グッときちゃったな。

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    2023年07月10日
  • べらぼうくん

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    万城目さんのエッセイは、本当に面白い。
    彼の感性は、とても魅力的。
    今まで刊行されたエッセイの中でもよくご自身が影響を受けた作家さんや作品が描かれていることが多く、その作品への思いがとても心地良くて、いつか私も読んでみようという気持ちにさせてくれます。

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    2023年07月07日
  • あの子とQ

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    吸血鬼が人間に紛れて暮らしている、といえば、先日まで観ていたドラマ「Unknown」と通ずるとこあり。終始パパとママは吉田鋼太郎、麻生久美子に脳内変換された。
    終盤の盛り上がりに気持ち良く読み終えたが、わからないままのところも。
    それでいいんだろけど、またいつか読み直してみたい。

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    2023年06月22日