万城目学のレビュー一覧

  • べらぼうくん

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    面白かった!
    会社を辞めて小説家になるまでのくだりがやっぱりドキュメンタリーとしてめちゃくちゃ面白い。
    あと雑居ビルの管理人だけにはなりたくないなと思った、、、

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    2023年04月18日
  • ホルモー六景

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    話題作「鴨川ホルモー」の続編というか外伝。
    前作の登場人物たちの面白くもせつない(?)恋愛模様。

    僕は大抵、本編よりもスピンオフ作品のほうが好きなので、これはかなり面白かった。
    (どの作品も無理に続編を作るよりは、スピンオフとか外伝の方が圧倒的に出来が良いと思うんだけど、みんな新しいものを書きたいのかな)

    前作が少しでも楽しめた人にはオススメです。

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    2023年03月11日
  • ザ・万字固め

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    ネタバレ

    子供の頃、青春の真只中、人には言わない、言えない素朴な疑問や、突拍子もない思いのあれこれから、深い洞察、時に妄想が膨らんでいくーーだれにでも結構あるかもしれないな。と思いつつ、万城目さんにかかると、とんでもない方向に膨らみ、暴走していくこともある。
    でも、この感性がとても魅力的。ここからあの奇想天外な物語は始まるのだなと思う。

    大阪トークは現地の感覚がないので、全くわからず残念。

    歴史的な私 のデジタル革命は目から鱗だつた!!

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    2023年03月09日
  • ザ・万歩計

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    ネタバレ

    久しぶりに声を出して笑つた。エッセイでここまで笑える幸せ!高校の先生の宿題の、発想飛びをきっかけに、好きなように書いていいんだと、小説家になる種をまいてもらつたこと。そして、万城目さんのお話に欠かせないユーモアの力も、学生時代のエピソードから理解することができた。確かに、笑いの力は大きいなあと、しみじみ思う。

    ビリージョエルのお話は、ちょっとショックで、久しぶりにベストを聴きながら、少し複雑な思いになったけれど。

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    2023年03月09日
  • バベル九朔

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    ごく平凡な生活や日常の中にしれっとファンタジーが紛れ込んできて、気づけばすっかりその世界の中に入り込んでしまう。その辺りの自然な感じが万城目学のすごいところなのだと感じる。
    この作品も当たり前の日常生活の中に自然と不思議な出来事が混ざるので、いつも通りの万城目ワールドである。確かに鴨川ホルモーや鹿男あをによしと比べると、舞台はファンタジー寄りではある。京都や奈良を舞台に不思議なことが起こるのではなく、虚構の世界で不思議なことが起こるので、先の2作品が好きな人からすると少し違うように感じるかもしれない。

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    2023年02月23日
  • 偉大なる、しゅららぼん

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    ネタバレ

    タイトルからどんな話か全然わからなかったけど、なかなか面白かった。
    たんじゅうろうのキャラは大丈夫か?と最初思ったけど、終わってみればとても愛らしい奴でした。

    青春ありファンタジーありという感じ。ただ、あんなに分厚さが必要だったかな、、とも感じました。
    とは言え、読後感も悪くなかったのでよかったと思う。

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    2023年02月01日
  • ホルモー六景

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    ネタバレ

    鴨川ホルモーの短編集。裏話的な。
    二人静。芦屋の元カノはあの時なにをしていたか。同志社大学はなぜホルモー参加してなかったのか(地理的理由ではなかったようだ)。ホルモー後の社会人。長持ちの恋はタイムトラベル。続編ほしいなぁ・・・

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    2023年01月30日
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)

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    プリンセス・トヨトミや鴨川ホルモーなどの作家さんには珍しいハードボイルドと表現していいような時代小説。
    今回は伊賀で育てられた風太郎という、何も成し遂げたことのない忍びが成長していく話。
    色々な特殊な能力を持つ忍びの仲間や敵が出てきて、最後に伏線を回収していく物語。
    あまりにも人が死にすぎるため、笑顔で読むことはできなかったが、入り込んでドキドキした。

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    2023年01月17日
  • ホルモー六景

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    「鴨川ホルモー」に関わった若者たちの後日談を集めたスピンオフ短編集。
    鴨川ホルモーのわけのわからない空気をベースにしつつ、爽やかでほろ苦なドストレート青春恋愛風味となっています。
    青春だなあ。

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    2023年01月04日
  • べらぼうくん

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    ネタバレ

    エッセイというより、青春記。
    ままならないこの時期を、ユーモアたっぷりに書いているけど、フィクションだけど『バベル九朔』で書いたじゃん。
    なんで今更?って思ったら、雑誌でエッセイを書けと言われ、出来ないと言うと、青春記でいいと言われたからだそうだ。
    なるほど。

    ユーモア小説でデビューしたけれど、『とっぴんぱらりの風太郎』あたりから作風が変わってきたと言われ、『バベル九朔』で離れていった読者も多かったように思う。
    でも、多分彼が本当に書きたかったのは、こっちのほうなんだろうなあと読んだ当時思ったものだった。

    ”芥川龍之介が好きで、菊池寛が好きで、夏目漱石が好きで、中島敦が好きで、安部公房が好

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    2022年12月21日
  • 時の罠

    匿名

    購入済み

    短編で読みやすい

    読書初心者ですが、どれも読みやすく面白かったです。

    #ドキドキハラハラ

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    2022年11月11日
  • パーマネント神喜劇(新潮文庫)

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    ファンタジー物だけど、神社に行ったらこの本に出てくるような神様に本当に出会えるんじゃないかと思ってしまうような物語だった。
    あっという間に読み終えてれちゃうすごく読みやすい

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    2022年11月02日
  • べらぼうくん

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    万城目さんの作家デビュー前の話。
    若い頃からの観察眼の鋭さとツッコミがおもしろく。どんな夢も仕事もそうですが努力して今の地位を気づかれたんだなぁと改めて思うエッセイです。

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    2022年09月18日
  • パーマネント神喜劇(新潮文庫)

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    なんとなくおもしそうと思って読み始めた本
    人が良さそうな人間臭い?神様
    日本人の八百万の神様への信仰心とほっこり神様
    うっかりウルっとしたところも
    楽しい本でした

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    2022年08月20日
  • パーマネント神喜劇(新潮文庫)

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     神社を護る ( 縁結び ) 神のお勤めを描いたコメディファンタジー。4話からなる連作短編集。

          * * * * *

     縁結び神の語りで始まるのだけれど、何か神のイメージとはズレていて、舞台喜劇を観ているようでおもしろかった。

     各話もそれぞれ味があります。

     1話目は、言霊で以て煮え切らない男の欠点を封じることで、恋人の仲を鮮やかに成就させる縁結び譚です。 

     2話目は、当たり屋をして生活しているというどうしようもないぐーたら男を見事に改心させ、縁結びまでしてしまうという御利益譚です。

     3話目は、恋人の「男女の仲」を進展させつつ、それぞれ芸道での成功に導くこの話は

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    2022年08月19日
  • ザ・万歩計

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    ひとつひとつのエピソードに笑いがあり、面白い。かと思えば、ほろっと泣ける話もある。つぎはどんな話かなとページを捲るのが楽しみになる作品。

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    2022年07月27日
  • パーマネント神喜劇(新潮文庫)

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    最初は表紙に戸惑ったけど、終わった後はこの表紙でよかったなと。我々の日常も神さまの日々のお勤めあってこそと思うと感謝ですね。

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    2022年07月07日
  • 悟浄出立

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    ネタバレ

    この本を読んでいると、久々に中国史に関する本を読みたくなった。中国史は謎が少ないけど、題材にすると書き手によって特色が出るストーリーになって面白い。

    万城目学は著者解題で中国史にミステリー要素が少ないのは、司馬遷がいたからだと主張している。司馬遷によって緻密に歴史が記録されたため、司馬遷以降も中国史は正確に書かれていると主張している。この主張はなるほどなと感嘆した。いつかは史記を読み、司馬遷が情熱を出した文を読みたいものだ。

    この本はいくつかの短編によって構成されている。その中でも、この本のタイトルである悟浄出立に込められたメッセージに胸を打たれた。「過程にこそ素晴らしさがある」というメッ

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    2022年05月16日
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)

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    ネタバレ

    はぁぁぁー………

    みんな死んじゃうなんて……

    こんな結末ならのんきなタイトルと帯にして欲しくなかった……

    『ラスト忍者』とかにしてくれてたら心構えもできたのにな……

    主人公にも仲間にも感情移入させておいてそりゃないよ……

    まさか導入でにんにくの絵を思い出す場面が死に際の重い場面だなんて思わないよ……

    戦後にはのんきさが全くなくて辛かったな。

    自分達の都合で危険な大阪城まで連れ出しておいて、最後まで面倒見てくれないひょうたんの神様は一体何だったの?
    忍びを全滅させる為のキャラクター?
    あんなファンタジー要素を出すなら救ってくれると思うよね?

    風太郎も実はあの後養生して復活して芥下

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    2022年05月16日
  • バベル九朔

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    ネタバレ

    バベルというビルの管理人をしている主人公がパラレルワールド?に迷い込んでしまう話。続きが気になってぐいぐい読めてしまった。バベルは夢追い人のテナントによって増殖されていく。主人公も小説家を夢見ている。最後がタイムリープのような終わりになっていたが、主人公は元の世界に戻ることができたのか、それともバベルに閉じ込められたままなのか、わからなくなってしまった。他の方の感想を読んでも「わからなかった」と書いている人が多いのも頷ける。だけど読むのを止められない、というのは久々で好きな作品だった。まさに訳の分からない大長編。

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    2022年05月11日