万城目学のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレおもしろいと聞いて読んだ。
鹿男って笑
「あをによし」は奈良の枕詞とのこと。
鹿男in奈良みたいなことだろうか。
奈良の女子校に赴任した先生に、鹿が話しかけたことから物語は進む。
鹿「目をもってこい」
先生「目って何!?」
具体的な内容は触れずに、鹿は人間のためだ、大変なことになる、と告げる。
信じていない先生に鹿は印をつけ、そこから先生の鹿化が始まる。
自分の顔がどんどん鹿になっていくが、他人には人間に見える。
怖くなり先生はようやく鹿の言うことを信じて「目」を探す。
雌鹿なのにおっさん口調、神様の使いだからかとても偉そう。
もっと具体的に教えてくれても良いじゃないかと鹿に腹が立った。
先生のクラスの堀田イトも、初めから様子がおかしい。不良かと思いきやそうでもない。この子も何かありそうな予感。
読み進めていくうちに全てが繋がっていき、「目」は近くにあることが判明。そこからは気持ちが良いほど物語がまとまっていく。
鹿もいいヤツだった。先生との別れには目の奥がじんとした。
堀田イトも、悪い子ではなかった。最後には先生のために鹿化を止めてくれた。
読み終わってしまうと、スッキリときれいにまとまっていておもしろかった!
読み始めが入りきれず⭐︎4で。
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Posted by ブクログ
現代に生きる吸血鬼の女子高生のお話
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見た目は普通の高校生、でも実は吸血鬼。
平穏な日々を送る嵐野弓子のもとに「Q」が出現、試練と冒険の幕が開く!
吸血鬼の一族である嵐野家。でも、現代の吸血鬼は人間社会に溶け込んでいて、人の血を吸うなんてもってのほか! 嵐野家の一人娘・弓子は親友のヨッちゃんと楽しい高校生活を送っていたが、ある朝突然「Q」というトゲトゲのばけものが出現。弓子が17歳の誕生日を迎えるまでの10日間、人の血を吸わないか監視に来たと言うのだが……。
「Q」にまつわる秘密、親友の恋の行方、そして巻き起こる大騒動の結末は……!?
ミラクル吸血鬼ストーリー!
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不思議な力を持つ家系の高校生の物語という点では、「偉大なるしゅららぼん」に近いものを感じる
吸血鬼という存在と、色々と課せられているルールが、物語が進むにつれて少しずつ明かされていく
現代で吸血鬼として生きていくためには、不老不死を手放す代わりにデメリットを軽減する「儀式」
その儀式を受ける事ができるのは、17歳まで人の血を吸った事がない者
ウニのような外見で突然現れた「Q」は弓子が17際になるまでの10日間の監視役
過去に血を吸ったことがあるのであれば、血の渇望で10日間も我慢できないという
これまで通りに日常生活を送ろうとしていたところ、友人とのダブルデート中にバスの事故に遭ってしまう
瀕死の友人を助けるために、血を吸って眷属にすしようとするが……
弓子は結構迂闊
自分では気をつけているようだけど、Qから指摘されているように、絶対に誰にも見られていないか確認しているわけでもない
しかしまぁ、そんな力を持っていながら普通の生活を送りつつ、むしろ目立たないように行動できる自制心はあるようだけどね
序盤は結構コメディで面白く読める
中盤の「血を吸ったはずなのに、何故吸ってない事になっているのか?」という謎が提示されてからはシリアス度が増してくる
それでも所々にユーモアを感じる描写もある
佐久との吸血鬼の常識のすれ違いなんてそんな感じ
そもそも、ヨッちゃんに対しては吸血鬼であることを隠さなければいけないという状況だからこそ、無理筋の誤魔化し方になるわけで
その設定がいいのだろうな
あと、使われてるネタの対象層が結構中年以上向け
AKIRAの横滑り停止とか、司馬遼太郎とかね
まぁ、私としてはかなり直撃世代だから面白いけど、若い子は理解できるのだろうか?
どうやら続編があるらしいけど
あの終わり方からどう続くのだろうか?
それとも、他の子が主人公になるとか?
まぁ、文庫化待ちですね -
Posted by ブクログ
前作『あの子とQ』の続編。
ではあるものの、嵐野弓子がメインではなく短編連作。
・あの子と休日
→前回のバス事故で乗っていた全員が軽傷、無傷だったことがどうしても新聞部員「須佐見」は納得できない。
その秘密を握るはずと目をつけた相手「よっちゃん」を取材するため近づいた。そしてなぜか高校生クイズ番組によっちゃんと嵐野弓子と一緒に参加する羽目に···。
・カウンセリング·ウィズ·ヴァンパイア
→『サク』の大昔話。
・あの子とO
→ヴァンパイアが経営する人手不足ピッツァ店。そこの小学生の双子『ルキア』『ラキア』と店に応援として働きにきたピッツァ職人の『オーエン』のお話。
本書も面白い。
続編あるかも?
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Posted by ブクログ
京都、奈良に続いての大阪のお話。例によって「こんな話あるかぁ⁉️」な話で面白かったです。
鳥居と言うキャラに途中はイライラしながら読んでました。スパイス効かせすぎ(笑)
あと、まさかの「鹿男」に登場した難波先生再登場!
二つの話は同じ世界の話だったんですね。
この話の鍵の一つに「父から息子へ」ってのがあると思うのですが、読み終わって、自分は一体どれだけの事を自分の息子と向き合って伝える事ができたんだろうか…ってなことを考えてしまったです。
それと、女性の懐のデカさには白旗です。
大義やら名分やらと偉そうにしてるかもしれませんが、結局、なんやかんやで、男性は女性には敵わんのですよ。こそこそ悪巧みなんてするもんじゃないなぁと、改めて思いました(笑)
最後の作者の後書きにも紹介があった「大大阪モダン建築」を抱えて辰野金吾が建てた建築物や、空堀商店街、そして木津川のポンポン船を訪ねてみたくなりました。