万城目学のレビュー一覧

  • 鹿男あをによし

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    ネタバレ

    2007年に読んだものを再読。
    私の中では剣道のシーンが一番盛り上がった。
    先生があまりにも運がなく可哀想に思う場面が何度かあるが、最後は多くの人に愛されながら奈良を去る様子に報われた。

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    2025年10月30日
  • 鹿男あをによし

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    ネタバレ

    おもしろいと聞いて読んだ。
    鹿男って笑
    「あをによし」は奈良の枕詞とのこと。
    鹿男in奈良みたいなことだろうか。

    奈良の女子校に赴任した先生に、鹿が話しかけたことから物語は進む。
    鹿「目をもってこい」
    先生「目って何!?」
    具体的な内容は触れずに、鹿は人間のためだ、大変なことになる、と告げる。
    信じていない先生に鹿は印をつけ、そこから先生の鹿化が始まる。
    自分の顔がどんどん鹿になっていくが、他人には人間に見える。
    怖くなり先生はようやく鹿の言うことを信じて「目」を探す。

    雌鹿なのにおっさん口調、神様の使いだからかとても偉そう。
    もっと具体的に教えてくれても良いじゃないかと鹿に腹が立った。
    先生のクラスの堀田イトも、初めから様子がおかしい。不良かと思いきやそうでもない。この子も何かありそうな予感。

    読み進めていくうちに全てが繋がっていき、「目」は近くにあることが判明。そこからは気持ちが良いほど物語がまとまっていく。

    鹿もいいヤツだった。先生との別れには目の奥がじんとした。
    堀田イトも、悪い子ではなかった。最後には先生のために鹿化を止めてくれた。

    読み終わってしまうと、スッキリときれいにまとまっていておもしろかった!
    読み始めが入りきれず⭐︎4で。

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    2025年10月27日
  • プリンセス・トヨトミ

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    楽しめました。
    堅苦しい話かと思いきや
    エンタメ要素や人情話もあり
    作家さんの地元愛を感じる作品です。

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    2025年10月25日
  • あの子とQ(新潮文庫)

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    現代に生きる吸血鬼の女子高生のお話
    
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    見た目は普通の高校生、でも実は吸血鬼。
    平穏な日々を送る嵐野弓子のもとに「Q」が出現、試練と冒険の幕が開く!
    
    吸血鬼の一族である嵐野家。でも、現代の吸血鬼は人間社会に溶け込んでいて、人の血を吸うなんてもってのほか! 嵐野家の一人娘・弓子は親友のヨッちゃんと楽しい高校生活を送っていたが、ある朝突然「Q」というトゲトゲのばけものが出現。弓子が17歳の誕生日を迎えるまでの10日間、人の血を吸わないか監視に来たと言うのだが……。
    「Q」にまつわる秘密、親友の恋の行方、そして巻き起こる大騒動の結末は……!? 
    ミラクル吸血鬼ストーリー!
    --------------------
    
    不思議な力を持つ家系の高校生の物語という点では、「偉大なるしゅららぼん」に近いものを感じる
    
    吸血鬼という存在と、色々と課せられているルールが、物語が進むにつれて少しずつ明かされていく
    
    現代で吸血鬼として生きていくためには、不老不死を手放す代わりにデメリットを軽減する「儀式」
    その儀式を受ける事ができるのは、17歳まで人の血を吸った事がない者
    ウニのような外見で突然現れた「Q」は弓子が17際になるまでの10日間の監視役
    過去に血を吸ったことがあるのであれば、血の渇望で10日間も我慢できないという
    
    これまで通りに日常生活を送ろうとしていたところ、友人とのダブルデート中にバスの事故に遭ってしまう
    瀕死の友人を助けるために、血を吸って眷属にすしようとするが……
    
    
    弓子は結構迂闊
    自分では気をつけているようだけど、Qから指摘されているように、絶対に誰にも見られていないか確認しているわけでもない
    しかしまぁ、そんな力を持っていながら普通の生活を送りつつ、むしろ目立たないように行動できる自制心はあるようだけどね
    
    序盤は結構コメディで面白く読める
    中盤の「血を吸ったはずなのに、何故吸ってない事になっているのか?」という謎が提示されてからはシリアス度が増してくる
    それでも所々にユーモアを感じる描写もある
    佐久との吸血鬼の常識のすれ違いなんてそんな感じ
    そもそも、ヨッちゃんに対しては吸血鬼であることを隠さなければいけないという状況だからこそ、無理筋の誤魔化し方になるわけで
    その設定がいいのだろうな
    
    あと、使われてるネタの対象層が結構中年以上向け
    AKIRAの横滑り停止とか、司馬遼太郎とかね
    まぁ、私としてはかなり直撃世代だから面白いけど、若い子は理解できるのだろうか?
    
    
    どうやら続編があるらしいけど
    あの終わり方からどう続くのだろうか?
    それとも、他の子が主人公になるとか?
    まぁ、文庫化待ちですね

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    2025年10月23日
  • ザ・エッセイ万博

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    万城目さんのおもしろエッセイ
    大好きなヨーロッパ企画さんとの舞台、その裏話も聞けてよかったです
    自費出版の話、チャゲとの合作の話や、
    早生まれの甘え?での津村記久子さんとの話、
    森見さん、綿矢りささん、京極夏彦さんなど、集まった小説家メンバーがほぼ早生まれ(小川哲氏は12月年末)という不思議法則は面白かった
    タイトルにもなってる万博は、トルクメニスタンのモニュメントと俺、犬と俺で、笑ってしまった

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    2025年10月19日
  • あの子とO

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    前作『あの子とQ』の続編。

    ではあるものの、嵐野弓子がメインではなく短編連作。

    ・あの子と休日
     →前回のバス事故で乗っていた全員が軽傷、無傷だったことがどうしても新聞部員「須佐見」は納得できない。
    その秘密を握るはずと目をつけた相手「よっちゃん」を取材するため近づいた。そしてなぜか高校生クイズ番組によっちゃんと嵐野弓子と一緒に参加する羽目に···。

    ・カウンセリング·ウィズ·ヴァンパイア
     →『サク』の大昔話。

    ・あの子とO
     →ヴァンパイアが経営する人手不足ピッツァ店。そこの小学生の双子『ルキア』『ラキア』と店に応援として働きにきたピッツァ職人の『オーエン』のお話。

    本書も面白い。

    続編あるかも?

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    2025年10月07日
  • あの子とQ(新潮文庫)

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    血を吸わない吸血鬼一族っていう設定がまず面白く、主人公の女の子とその周囲の友人たちはみなキュートで微笑ましい。
    いつもの通り、深く意味を考えるだけ無駄になりそうな、ユニークであり、ある意味脱力しそうなネタが色々と散りばめられていて、なんだかんだ楽しく読めた。
    がしかし、終盤のこの展開はちょっとやりすぎというか、もっとシンプルな救出の形にしてもよかった気はする。

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    2025年10月05日
  • あの子とQ(新潮文庫)

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    個人的初の万丈目学作品。"万丈目"というと20世紀少年の党首を思い出すのもあって、カルトっぽい小説書くのかなとか超絶偏見持ってたんですけど、本作はめちゃめちゃポップでコミカルな作品で驚きでした(どうでもいい)。コミカルと言いつつ、バス事故の緊張感ある描写だったり、ハートフルな結末であったり読み応えありつつもサクッと読めてどなたにでもおすすめの一作でした。よっちゃんのキャラ好き。スピンオフ出てるみたいなので、そのうち読みたいです。

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    2025年09月30日
  • あの子とQ(新潮文庫)

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    コミカルで主人公も応援したくなる性格をしていて、読みやすい本を求めている方にはおすすめな一冊だと感じた。予想外な展開もあり、どんどんと読み進めることができた。

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    2025年09月21日
  • あの子とO

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    今回はスピンオフ的な作品集だった。
    相変わらずヨッちゃんが面白い。
    本当にキャラが良い。
    双子の吸血鬼が登場する表題作とクイズ&ゲーム大会に出場する『あの子と休日』は、基本コミカルだけど要所要所でクールだったり切ない場面があってとても良かった。
    前作のQもオーエンも結構好きなので、再登場するの待ってます。
    一方、佐久の過去を知ることになる『カウンセリング・ウィズ・ヴァンパイア』は、終始シリアスで驚いた。
    「あれっ少しも笑うとこ無いぞ?」と新鮮味を感じた。
    このシリーズ楽しいので、続編出てくれたら嬉しいなあ。

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    2025年09月18日
  • ザ・エッセイ万博

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    エッセイタイトルには、名前にも因んで歴々「万」が付いていて、今回は絶妙なタイミングでの万博とは流石である。

    「少年昭和時代」
    年代は違うものの共感できる昭和を見事に笑いに転じている。

    万筆舎の2編、Xで少し垣間見ていたが、そんな経緯があったとは・・・リアルタイムで参加したかった。
    V3、ネットで購入しようかと思ったけれど、大阪の本屋さんで買います。
    しかし、大阪に行く予定が当面ない。けど、無理やりでも行く用事を作ります!

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    2025年09月18日
  • プリンセス・トヨトミ

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    京都、奈良に続いての大阪のお話。例によって「こんな話あるかぁ⁉️」な話で面白かったです。
    鳥居と言うキャラに途中はイライラしながら読んでました。スパイス効かせすぎ(笑)
    あと、まさかの「鹿男」に登場した難波先生再登場!
    二つの話は同じ世界の話だったんですね。

    この話の鍵の一つに「父から息子へ」ってのがあると思うのですが、読み終わって、自分は一体どれだけの事を自分の息子と向き合って伝える事ができたんだろうか…ってなことを考えてしまったです。
    それと、女性の懐のデカさには白旗です。
    大義やら名分やらと偉そうにしてるかもしれませんが、結局、なんやかんやで、男性は女性には敵わんのですよ。こそこそ悪巧みなんてするもんじゃないなぁと、改めて思いました(笑)

    最後の作者の後書きにも紹介があった「大大阪モダン建築」を抱えて辰野金吾が建てた建築物や、空堀商店街、そして木津川のポンポン船を訪ねてみたくなりました。



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    2025年09月17日
  • ザ・エッセイ万博

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    万博チケットを模した13編のエッセイ収録。万城目氏らしい、おっとりとした素朴で誠実な文章に癒やされる。中でも『万城目学、大阪万博へ行く』が興味深く面白かった。

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    2025年09月13日
  • 鹿男あをによし

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    初めての万城目学さん。史実を土台にしたファンタジーで、初めて読むタイプの小説だったが楽しめた。森見登美彦さんと似た雰囲気を感じる。デビュー作である『鴨川ホルモー』も読んでみたいと思わせられた。

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    2025年09月03日
  • ザ・エッセイ万博

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    僕は1970年の万博も楽しんだし、2025年の万博も始まる前からワクワクしていたので、タイトルを見て期待して読んだ分、開催までのディスり方には残念な気持ちになりました。
    万筆舎のことは知らなかったので、大阪に行ったときに本屋さんに寄ってみようと思います。

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    2025年08月27日
  • ホルモー六景

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    謎の競技ホルモーにまつわる短編集。
    スピンオフと知らず、本編を読んでいないのに先に読んでしまった。
    現実と空想をふわふわと漂っているような、不思議な感覚を感じた。

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    2025年08月25日
  • あの子とQ(新潮文庫)

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    ヨッちゃんマジ良いキャラだー!
    イッキに心を奪われてしまった。

    ときめきトゥナイトのヨーコを彷彿とさせる。

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    2025年08月12日
  • ザ・万歩計

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     とにかくユーモアを突っ込もうとする、著者らしさが出てるエッセイである。エッセイはこうでなくてはならない。個人的にはバックパッカー的に世界を旅しているエピソード類が好きであり、一筋縄ではいかない、様々な世界観とキャラクターを生み出せる源泉に触れられたような気がした。他のエッセイも読んでみようと思う。

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    2025年08月09日
  • 鹿男あをによし

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    アニメ化とかドラマ化(されてるみたい)とか絶対人気出るやろうなーっていう話でした!
    ただの部活奮闘小説かと思ってたら全然違った

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    2025年08月07日
  • ぼくらの近代建築デラックス!

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    関西弁の語り口がいい。この本に紹介されている建築を、自分自身のGoogle マップに登録した。今後の外出が楽しみである。

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    2025年07月30日