万城目学のレビュー一覧
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単に建築を、絶賛するんじゃなくて、チェーンのカフェとかテナントで入っちゃ、みたいな結構辛辣な批判も含んでいる感じが、とても率直でよい。極端に建築を美化していない、まさに散歩気分。Posted by ブクログ
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万城目学と門井慶喜による近代建築散歩をまとめた本。大阪、京都、神戸、横浜、東京、台湾の近代建築について書いてある。
建物が建った経緯や設計者の人柄、エピソードがとても面白い。
ただ、冒頭に書いてあった通り人物に焦点を当てていて、建物の写真が少ないのは物足りない。
門井氏の薀蓄を読みながら、建物の外観...続きを読むPosted by ブクログ -
初読。「機知」担当の万城目さんと「情報」担当の門井さんの絶妙な掛け合いで、建築初心者の私でも、楽しく読めた。帯の「今すぐ見に出掛けたくなる」は嘘じゃない。見たことある建物も、あらためてじっくりと見に行きたいと思ったし、紹介されていない建物にもこれからは気にしてみようと思う。建築家や建築物にまつわるエ...続きを読むPosted by ブクログ
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珍しくエッセイを読んでみた。
「鴨川ホルモー」を読んだ時から思っていたけど、万城目さんのユーモアセンスには脱帽。
「ねねの話」ではじわっときたり、「遥かなるモンゴル」では自給自足の生活って大変なんだなと思ったり…
っていうか、いろんな経験しすぎでしょ。おもしろすぎるわ。Posted by ブクログ -
子どもたちがキラキラしていて、なんだかうらやましい感じ。
人間は出会いと別れを経験して成長していくというのは、こういうことなんだと改めて思った。娘がもう少し大きくなったら読んでほしい。Posted by ブクログ -
二度読み。冷静なる自分のアホの分析が素晴らしい。
モンゴルの生活になるほどと膝を打つ。食べるために生きる。生きるために食べる。私にゃ出来ん。
あをによしまた読みたくなった。
bookoff ¥310Posted by ブクログ -
変な響きを持つ言葉が好きな好奇心旺盛の小学一年生・かのこちゃんと、雨の日にやってきた、老犬・玄三郎とは夫婦の猫・マドレーヌ。ある夏の日のこと、昼寝から目覚めると、マドレーヌのしっぽが二股に! しかも、人間の姿に化けてしまい――!? かのこちゃんとすずちゃんの友情、マドレーヌと玄三郎の愛情を描いた、万...続きを読むPosted by ブクログ
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鴨川ホルモーやプリンセストヨトミの万城目学のエッセイ。意外と知っては失礼ですが、これがなかなか面白い。
前記両小説とも、「式神競技」やら「大阪国」といった設定の突拍子も妙が売りで、中身自体はぼちぼちといった印象でしたが、エッセイではこの設定の妙さを引き出す万城目氏のとぼけた感じがでています。Posted by ブクログ