万城目学のレビュー一覧
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小学1年生のかのこちゃんと猫のマドレーヌのお話。マドレーヌは犬の玄三郎と結婚している。
小学1年生になったかのこちゃん。ある日朝早く学校に行くと、すずちゃんが両方の鼻に親指を突っ込み、親指以外の指をひらひらしていて…。
マドレーヌに起こるハプニングにもドキドキしながらも笑ってしまいます。
マドレーヌと犬の玄三郎が種を越えて結婚しているということに、どんな形の結婚も素敵だし、相手を思いやる気持ちが美しいと感じさせられました。
かのこちゃんとすずちゃんの子供らしくて一生懸命なところや、自分とは違うなにかを相手に感じて尊敬に近い友情が生まれるところに癒されます。
赤毛のアンを真似てすずちゃんとお茶会をするも、すずちゃんに、アンの国に畳の部屋ってあったのかと聞かれ、「あるよ」と力強く答えるかのこちゃん。それに納得するすずちゃんが可愛すぎます。
子供らしいかのこちゃんの発想は純粋で本来の人のあるべき姿のような気がします。 -
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面白かった〜ヾ(〃^∇^)ノ♪
万城目学さんの大学受験失敗から、三十歳で『鴨川ホルモー』で小説家デビューするまでを描いた思春記
タイムリーなことに、今週TV番組『あの本、読みました?』に出演されるので楽しみである(❃´◡`❃)
週刊誌にエッセイを依頼されたが、そこそこ上手くいっている日々を聞かされても楽しくないだろうからと断ったらしい
しかし、人が上手くいっていない話なら楽しいだろうから?何やっても上手くいかなかった頃を思春記として連載したらどうかと提案されて、そうすることにしたらしい
就職氷河期にも関わらず、安定した職を捨て、わざわざ小説家を目指すべく無職を選択するマキメ君
どうみても無謀な、勝ち目なき人生だと思われる時代を、連載としてスタートさせたのだ
無職になったその日々がこの作品の醍醐味*Ꙩꙻ₀Ꙩꙻ)!
京大生だったマキメ君は、いつもお気に入りの鴨川デルタで、一人体育座りして考え事をしていたそうだ
考えても考えても何にも答えが出ない
うん、うん、あるよ、あるよ〜そういう時(*ᴗˬᴗ)
川の流れる音に癒されて…
学生に優しい京都に鴨川に助けられたあの頃…
この作品を読むと、彼の京都愛をバシバシ感じる
そして他の作品を読んでいると、今作の彼のこんな経験やあんな考えから生まれたのものなのかなあ、と勝手に想像してみたりする
最後に、作中のエピソードで気に入ったもの二つ
TV番組『ごきげんよう』のサイコロトークの話の謎は目から鱗だった
もう一つは、夏休みに一ヶ月海外に旅した時に置き引きにあった話
人生なんとかやり直せるって悟った感じ、良かったな(((^-^))) -
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映画化されたのは全部観たけど、読んだのは、「鴨川ホルモー」だけ。
ちょっと前の万城目さんのエッセイ集!
この人、瓢箪に魅せられてんねんな。
はじめの辺は、瓢箪の話ばっかり!
熱意は充分伝わりました〜
また、台湾で人気なんやな。万城目さん。
サイン会で、100人とか、300人集まるほどの人気。
でも、記事は、万城目さんのお母さんが、東日本大震災の寄付のお礼言っとき!がメインになったのに、ほんまやけど、確かに事実やけど、でも寂しい…って気持ちを露呈してるとこに笑ろた。
マキメマナブの関西考では、地下鉄な話で、以下のトラップが笑ける。
(関西以外の方、ごめんなさいm(_ _)m)
・四つ橋線はあれだ。西梅田と東梅田という、ともにお尻に「梅田」がついているのをいいことに、谷町線とグルで、「何かお互い近そう」と錯覚させ、「なんちゃって梅田」トラップを仕掛ける。
→王道の御堂筋線の梅田の周辺に、色んな梅田…混乱の極み…
・本町駅での、四つ橋線と御堂筋線による接続トラップ。(これって接続と言うのかな?というかひと駅分歩いてないかな?)
人呼んで、「どんだけ歩くんじゃい、接続トラップ攻撃」。
→確かに延々と歩かされる。階段登ったり、下ったり…(^◇^;)
マキメマナブの想い人たちでの、車谷長吉の人生相談も面白い。
「私は不運だ」
→「不運な人は、不運なりに生きていけばよい」(もっと、不運な例を挙げながら)
なんやそれ?的なのが、面白い。まぁ、相談した人は、泣きそうになるな。
関西の人なんで、面白おかしく書かれてて、面白いので、スイスイ読める。
ちょっと後半、中二病かいな?みたいになって、最後は、SF的な終焉を迎える…
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下巻は「大坂冬の陣」終結から始まる。太閤未亡人の依頼で案内した貴人に再会し、再び京に戻った風太郎だったが、月次組の襲撃を受けて瀕死の重傷を負う。何とか命は取り留めるが、因心居士との約束を果たすべく再び大坂へ向かう事に…。
下巻は「大坂夏の陣」の終末を描き、風太郎ら伊賀忍者たちの決死の戦いが繰り広げられる。忍び同士の戦いは陰惨なものにならざるを得ず、白土三平の「忍風武芸帖」を思い出しました。
読んだのは単行本だったので一気読みでした。読み終わって改めて感じたのは、著者がとても丁寧にプロットを組んで物語を作っていること。登場人物の台詞が色々な所で伏線になっていて、後になってそれらがきちんと回収されている。また、「幻術」を物語の重要なアイテムにしているけれど、出来事の解決策として安易に使っていない点も良いと思いました。
【余談】
大坂の地理等に疎いので、重要な舞台となる「巳さん」という神社、初めて知りました。並行して読んでいる「プリンセス•トヨトミ」でも重要な場所として出て来ますね。ある意味ではこの物語が「前日譚」であるという見方もできる。大阪出身の著者の、地元愛が感じられる作りだと思いました。 -
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忍者風太郎(ぷうたろう)は、殿様の逆鱗に触れ、伊賀の里を追放される。元はと言えば相方•黒弓のヘマと、同じ柘植の忍び屋敷で育った同期の蝉左右衛門•百市らが原因なのだが。京のあばら屋に逼塞した風太郎は、ひょんな事から因心居士という幻術使いの術に囚われてしまう。伊賀忍者への復帰を期して、やはり同期の常世(とこよ)に合力する中で、太閤未亡人•寧々の依頼を受け「ひさご様」という貴人の京見物の案内をするが、月次組(つきなみぐみ)という連中に襲われて…。
上巻は第六章まで。黒弓を訪ねた堺で蝉左右衛門と合流した風太郎は「大坂冬の陣」に参戦する事になる。司馬遼太郎の著作で言うと「果心居士の幻術」+「城砦」の面持ち。歴史エンターテイメントとして面白いです。 -
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「しゅらららららららららっ、ぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼんんんんんんんんん」
ほとんど間を置かず、すさまじい音の波濤が襲いかかってきた(本文抜粋)
久しぶりに万城目学さんの奇想天外の発想、妄想に浸った⸜(◍ ´꒳` ◍)⸝
『八月の御所グラウンド』が”静”だとしたら、今作は”動”!である
湖の民の力を持つ一族同士
そこに現れる得体の知れない第三者
彼らの戦いが、壮大な琵琶湖を舞台に史実を絡ませ、真面目でありながら何処かコミカルに描かれた不思議な物語♪〜
琵琶湖をそんな風に使っちゃう〜?
著者ならではの発想がユニークである
登場人物も個性的
主人公涼介はどこかおとぼけで憎めない
男まさりの清子は言いたい事を言い、やりたい事をやるので気持ちが良い⸂⸂⸜(*^^*)⸝⸃⸃
棗の妹は、もう少し物語に絡んでくることに期待していたんだけどな
え?「しゅららぼん」って何かって?
う〜ん、何なんですかねえ?フフフ笑
今月あるテレビ番組に出演していた万城目氏
MCの鈴木保奈美さんは彼の大ファンだそうで、目をキラキラさせながら話に食いついていた
本当に嬉しそうだった
いいなあ。。。
話によると次作は”動”の方らしい ( ¯▽¯ )ニヤニヤ
楽しみである 。✧。・゚。✧。・゚
G.W初日の今日、こむら返りで目覚めが悪かった
つるッ!\(ᯅ̈ )/とわかっていながら、阻止できずにつってしまう情けなさ
痛い!!
声も出せずに一人布団の中で耐え忍んだ
๐·°(৹˃̵﹏˂̵৹)°·๐
今でも歩き方がぎこちない。。。トホホ
もしかしてダジャレ? -
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実は、私が"万城目学"の名を最初に意識したのはこの文庫本。パラパラと目次を見ただけで、中国古典が好きな人ならすぐに気付くタイトルがずらりと並ぶ。
1 「悟浄出立」 西遊記のメンバーの一人•沙悟浄を主人公とした物語。
2 「趙雲西航」 三国志の蜀の軍人•趙雲子竜を主人公とした物語。
3 「虞姫寂静」 秦を滅ぼした項羽の寵姫•虞美人を主人公とした物語。
4 「法家孤憤」 秦の始皇帝暗殺未遂事件と法家思想政治の顛末の物語。
5 「父司馬遷」 史記の著書•司馬遷の娘から見た父の物語。
3〜5は史記が題材。どれもスピンオフ的な視点で物語が作られていて面白い。お薦めを一つ選ぶとしたら「虞姫寂静」。虞美人の秘めたるエピソードが胸を打つ。これで興味を持ったならば、司馬遼太郎の「項羽と劉邦」を読むと面白いんじゃないかな。良い読書ができました。 -
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ネタバレ再読です。「鴨川ホルモー」「プリンセス・トヨトミ」「鹿男あをによし」を再読したからには、「しゅららぼんも再読せねばならぬ」という強い意志を持って、本棚に向かった結果、この「しゅららぼん」と「とっぴんぱらりの風太郎」を手に戻った私でしたが、やはり「風太郎」は(私の中では)重いので、当初の目的通り「しゅららぼん」を再読するに至りました。
読み始めてビックリしました。内容を全く覚えていなかった・・・初読みした時の私はどうかしてたのだろうかと思うほど、覚えていなかったのです。例えば、就職したてで、学生時代が懐かしく、淋しく、心が病んでいたとか、夫単身赴任中で、幼子二人抱えて復職して心が病んでいたとか、転職して新しい環境に馴染めずに心が病んでいたとか・・・真実はわかりませんが、とにかく初読みのように新鮮な気持ち読めました。読み進めるうちに朧げに思い出したことは、「そういえば竹生島に行ってみたいと思ったな」ということと、白馬にまたがる清子と思しき女性の(自分の心に浮かんだ)絵だけでした。
なんでしょう、この「しゅららぼん」も万城目ワールドに違いないのだけれど、先述した3つとは少し違う感じがするのは私だけでしょうか。特別な力を持つ「湖の民」って、なんか本当に大昔に存在してそうです。そしてその力が消えつつあるというのも妙に万城目ワールドとしては現実的です。だからなのか、京都・大坂・奈良ときて、滋賀だからなのか、今回の再読まで少し影の薄い存在でしたが、さすが、面白かったです。結構大変な宿命を背負っているのに、ちょっとおとぼけの主人公涼介と、「いや、高校生にしては色々と悟りすぎやろ」、と思うくらいどっしりとしたナチュラルボーンの殿様、淡十郎とのちぐはぐ感が良かったです。涼介の心の内は等身大の高校生で、クスッと笑わされるところは万城目作品あるあるでした。
わりと分厚い本なので、序章ではないんでしょうが、物語が進み始めるまで少し長く感じますが、話が進むにつれて、涼介たちが背負う宿命、不毛な争いがどう落ち着くのか目が離せなくなってきます。そこにまさかの展開が。日出家と棗家を石走から追い出そうとする強力な力の持ち主が判明してから、棗広海の決断と秘術の決行まで、なんと切ない時間だったでしょう。こんなにも切ない物語だったかしらとやはり初読みの記憶は戻らず、新鮮な気持ちで切なくなりました。やはり神から与えられた力など人間には不要なのでしょうか。切なすぎて、棗広海の秘術で、両家の力なんて消えてしまえばいいのに、と思ってしまいましたが、そうなってしまっては、なんだかな~ですが。
というか、先代、ひどいでしょ。自分の研究のため、自分たち一族のためといって、人ひとりの人生を変えちゃってるじゃないですか。先代がいけないですね、ホントに。
この両家の力が、少し理解しづらかったです。後出しじゃんけんのように、清子はあれができるとか、広海はすごい強い力を持ってるなどとわかってくるし、両家の力を合わせるともうなんでもできるような気がして、「え、そんなこともできるん?」と少し置いてけぼりになりました。
結局、これでまた湖の民が減ったということですよね・・・
事件(?)が終わってからの少し物悲しい時間を過ごす淡十郎と涼介に起こる、ラストシーンは素敵でした。
少し長いですが、やはり楽しいです、万城目ワールド。琵琶湖か~、いいところに目をつけたな~、ッカ~!と思いました。 -
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万城目学版の『幻魔大戦』…いや、『童夢』か?そんな超能力合戦(?)が展開します(笑)
舞台は琵琶湖。石走(いわばしり)という湖東にある架空の城下町。日出涼介は湖西の日出分家出身。生まれつき、日出一族に伝わるある"能力"を保持していたので、石走の本家から高校に通う事になった。本家には同い年の淡十郎がいた。石走の殿様の居城だった屋敷に住む本家の人々は、皆一筋縄ではいかない人ばかり。しかも二人のクラスには、対立する棗(なつめ)家の息子、広海がいて…。
読み始めてしばらくは「は?」という状況が、"これでもかっ"ってくらい続きます。やがて少しずつ"能力"の秘密がわかって来ると一気読みがやめられません。
SF?…全然違う。陰陽師の術合戦?…近いけど違うなぁ。何しろ「しゅらら、ぼん」ってのが、何とも情けないもんなぁ。…というお話です。 -
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万城目学さんの大学受験失敗から小説家デビューまでのエッセイ。
万城目ワールド全開で、クスクス笑ったり、うるっとしたり、心揺さぶられ読後の充実感たっぷり。
万城目学さん、好きだわ〜
京大3回生の時、大学の正門で風に吹かれて小説を書くことを決意した瞬間。
新人賞受賞のメールを受け取るまでの奮闘。
じわっと心にきました。
うまくいかないこと続きの10年以上の日々。
万城目学さんが作家になってくれてよかった。
おかげで作品を読んで楽しい気持ちになることができます。
それにしても、万城目さんが無職になっても見守り続けたご両親も本当に素晴らしいなと思いました。