万城目学のレビュー一覧

  • 時の罠

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    アンソロジーです。アンソロジーは編者の意図というものがあると思うので、掲載されている順番に読んで、編者の思いを読み取るという楽しみもあると思うのですが、辻村さんがとても好きなので、好物は最後に、という嗜好ですので、辻村さんを最後に回して読み始めました。
    結果として、辻村さんで初めて湊さんで終えた編者の意図も、うん、なるほどなあ、このストーリーの組立ても面白い。と思ったのですが、辻村さんを最後に回して、ふわぁっと、「さぁ、明日からも生きていこう」という気持ちが温かく湧き上がってきて読み終わったことで、この配列も正解の一つではないか、と思ったのです。
    タイムカプセルが2作品続く、という難点が出てき

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    2020年05月24日
  • 悟浄出立

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    あとがきの「著書解題」★5つ。
    中国と日本における歴史の記録の違いを司馬遷のに見てとるのは非常に説得力があります。

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    2020年04月18日
  • ぼくらの近代建築デラックス!

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    最高なタイトルからわかるように、大阪から台湾まで、ぼくらの大好きな近代建築が蘊蓄とともに紹介されるゆるガイドブック。
    訪れたことのある場所でも、その建物や建築家のエピソードを知るとまた行きたくなる。
    「建ってから八十年以上も焼けてないのは大阪城史上最長」など、どうでもいい記録がわかったりします。

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    2020年01月13日
  • 悟浄出立

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    言ってみれば中国の歴史小説のパロディですが、万城目氏が本書を書いた理由が非常に興味深いです。
    ヘンテコな作品ばかり書いている天才だと思っていたら、意外と正統派の感性を持っていたんだ。
    ついでに言うと、内容も充分面白い。

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    2020年01月11日
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)

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    いくさのシーンは血生臭い。生々しい表現もたくさんあるし。それでも読み進められてしまう、風太郎たちの生きざま。助けられたあの子がどうなっていくのか、非常に気になる...。

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    2019年11月27日
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)

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    風太郎のイメージが、勝手にむくむく膨らんで止まらない。のんびり瓢箪育ててるかと思えば、殺伐とした戦いのシーンもあって。登場する人物がみんな魅力的...。着地点が気になる気になる。

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    2019年11月23日
  • バベル九朔

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    ネタバレ

    万城目学のデビュー作『鴨川ホルモー』を読んだとき、その発想の奇抜さとストーリーの愉快な展開に、なんてすごい作家が現れたんだ!とすぐにファンになった。
    ところが『とっぴんぱらりの風太郎』や『悟浄出立』を読んで、あれ?本当に書きたいのはこういう作品なのかな?と思った。

    主人公の俺は、バベル九朔という5階建ての雑居ビルで管理人として働きながら、作家デビューをするために小説を書いては応募する毎日を送っている。
    が、一次予選すら一度も通ることなく、二年の月日が過ぎようとしていた。


    ###以下ちょっとネタバレ###

    どこにでもあるありふれた雑居ビルのはずだったバベル九朔が、人びとの夢や希望を絶望に

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    2019年09月07日
  • バベル九朔

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    嫌いでは無い世界観。
    閉鎖された空間で己の希望が叶う夢の中で生きていく。
    現実世界での夢を積み上げたバベル。
    途中理解が出来なくなって読むのが止まってしまったが、小説家というのは自分のバベルを築いているのかと感じた。

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    2019年08月28日
  • ザ・万歩計

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    たまに「ふふぇぁっ」って一人で笑ってしまうようなゆるいエッセイなのに、完全に油断しているところ、ふと泣ける話を入れてくるのやめて欲しい。
    両方の理由により、電車内閲覧危険。

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    2019年04月02日
  • 悟浄出立

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    学生時代に中島敦の山月記を読んで鳥肌が立ったことを思い出します。悟浄出立、上手いね。確かに中島さんと同じ匂いがする万城目作品です。大満足です

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    2019年03月24日
  • 悟浄出立

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    悟浄の視点で書かれた西遊記という感じ。なかなか良いと思いました。万城目好きにはたまらないでしょう。あっという間に楽しめた一冊。

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    2019年02月10日
  • ぼくらの近代建築デラックス!

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    万城目さんと門井さんの軽妙なトークがにより繰り広げられる近代建築のガイド。
    大阪、京都、神戸、横浜、東京、そして台湾の近代建築を散歩して探訪する企画である。

    行ったことがある物件もあるし、日曜美術館やら、美の巨人たちやらで見たことのあるものもある。
    (もちろん、今回初めて知るものもあるんだけど。)
    それでも、門井さんが言うように、建築家の人となりに注目した紹介は新鮮で、面白い。

    ダンディな渡辺節とか。
    辰野金吾の人生三大万歳のエピソード(東京駅受注、日露戦争勝利、そして臨終の時)も興味深い。
    ヴォーリズのエンドウマメ発芽実験のエピソードは、後の彼のイメージに反するもので、印象的。
    なんでも

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    2018年10月30日
  • ザ・万歩計

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    「チャララリララ~」
    に当てはまる曲をいろいろ探してしまう。

    おもしろい。
    発想や行動力、すごいっす。

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    2018年10月15日
  • 悟浄出立

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    初めて万城目学さんの作品を読んだ。
    どの話もおもしろかった。
    私の好きな「人生訓話」的なものが入っているのと、言葉が重くてよかった。
    特に表題作の『悟浄出立』は悟浄が前に出るのもよかったが、八戒の人生が興味深かった。

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    2018年10月01日
  • 悟浄出立

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    中島敦の悟浄出世からインスパイアされた表題作の他に、中国の歴史上の人物や出来事を元にした4作が収録されている短編集。
    悟浄出立は爽やかで面白かったけど、中国史ってのはどうも全体的に血なまぐさくてグロテスクなイメージが伴って、読後感がいまいち。。司馬遷が宮刑というグロい刑を受けていたなんて知らなかった。
    普段はすっかり忘れていたけど「李斯って焚書坑儒の人よね!」と、世界史で習ったことや漢文で習ったことをふと思い出すのも面白かったけど、たぶん再読はしない。

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    2018年09月27日
  • ぼくらの近代建築デラックス!

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    10年位前に大阪北浜にある新井ビルの1階にある「五感」でお土産買ったことあったけど、こんな歴史ある建物だったなんて。また行ってみよう!建築散歩しよう!

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    2018年04月01日
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)

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    まずね、タイトルと内容が全然合ってない(^ ^;

    何の予備知識も無く、タイトルみた時は
    「落ちこぼれ忍者のおとぼけストーリーかな」
    みたいなことを予想していたのですが...(^ ^;
    内容はもの凄くハードボイルド(^ ^;

    人はバンバン死ぬわ、だまし、だまされ、
    裏切り、裏切られは日常茶飯事(^ ^;
    さらに下層階級に生まれたものの悲哀に満ちてるわ、
    戦で罪の無い幼児を殺める羽目になったり、
    とにかくヘビーな内容(> <

    ...でも、背骨となっている設定はファンタジー(^ ^;
    なんとも分類しがたい、不思議な小説(^ ^;

    主人公は、これは予想通り落ちこぼれ忍者で、
    とにか

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    2018年01月19日
  • 悟浄出立

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    悟空、超雲、虞姫、荊軻、司馬遷。それぞれ見てきたように創造を逞しくして、「小説」を切り取る。なかなかよろしい。

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    2018年10月14日
  • ホルモー六景

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    ネタバレ

    鴨川ホルモーのスピンオフ。

    あぁそうゆうことが背景にあったのね、と思わされる作品が6作入っています。

    最後の作品には、何だか感動させられちゃったりして。

    鴨川ホルモーを読んだ人はぜひ読んで下さい。

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    2023年02月19日
  • ザ・万歩計

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    ネタバレ

    再読。面白い小説を書く人のエッセイはやはり面白かった。大阪弁や静岡弁やトルコの垢すりには笑いがこぼれた。おじいちゃんやねねの死の話には涙がこぼれた。小説の創作秘話は、こんなきっかけでこの話が生まれたのかと、得した気分になった。ただの面白いエッセイではなく、よいお話を聞かせてもらいました、と感じられるところは小説と同じだ。

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    2017年07月20日