万城目学のレビュー一覧
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アンソロジーです。アンソロジーは編者の意図というものがあると思うので、掲載されている順番に読んで、編者の思いを読み取るという楽しみもあると思うのですが、辻村さんがとても好きなので、好物は最後に、という嗜好ですので、辻村さんを最後に回して読み始めました。
結果として、辻村さんで初めて湊さんで終えた編者の意図も、うん、なるほどなあ、このストーリーの組立ても面白い。と思ったのですが、辻村さんを最後に回して、ふわぁっと、「さぁ、明日からも生きていこう」という気持ちが温かく湧き上がってきて読み終わったことで、この配列も正解の一つではないか、と思ったのです。
タイムカプセルが2作品続く、という難点が出てき -
Posted by ブクログ
ネタバレ万城目学のデビュー作『鴨川ホルモー』を読んだとき、その発想の奇抜さとストーリーの愉快な展開に、なんてすごい作家が現れたんだ!とすぐにファンになった。
ところが『とっぴんぱらりの風太郎』や『悟浄出立』を読んで、あれ?本当に書きたいのはこういう作品なのかな?と思った。
主人公の俺は、バベル九朔という5階建ての雑居ビルで管理人として働きながら、作家デビューをするために小説を書いては応募する毎日を送っている。
が、一次予選すら一度も通ることなく、二年の月日が過ぎようとしていた。
###以下ちょっとネタバレ###
どこにでもあるありふれた雑居ビルのはずだったバベル九朔が、人びとの夢や希望を絶望に -
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万城目さんと門井さんの軽妙なトークがにより繰り広げられる近代建築のガイド。
大阪、京都、神戸、横浜、東京、そして台湾の近代建築を散歩して探訪する企画である。
行ったことがある物件もあるし、日曜美術館やら、美の巨人たちやらで見たことのあるものもある。
(もちろん、今回初めて知るものもあるんだけど。)
それでも、門井さんが言うように、建築家の人となりに注目した紹介は新鮮で、面白い。
ダンディな渡辺節とか。
辰野金吾の人生三大万歳のエピソード(東京駅受注、日露戦争勝利、そして臨終の時)も興味深い。
ヴォーリズのエンドウマメ発芽実験のエピソードは、後の彼のイメージに反するもので、印象的。
なんでも -
Posted by ブクログ
まずね、タイトルと内容が全然合ってない(^ ^;
何の予備知識も無く、タイトルみた時は
「落ちこぼれ忍者のおとぼけストーリーかな」
みたいなことを予想していたのですが...(^ ^;
内容はもの凄くハードボイルド(^ ^;
人はバンバン死ぬわ、だまし、だまされ、
裏切り、裏切られは日常茶飯事(^ ^;
さらに下層階級に生まれたものの悲哀に満ちてるわ、
戦で罪の無い幼児を殺める羽目になったり、
とにかくヘビーな内容(> <
...でも、背骨となっている設定はファンタジー(^ ^;
なんとも分類しがたい、不思議な小説(^ ^;
主人公は、これは予想通り落ちこぼれ忍者で、
とにか