万城目学のレビュー一覧

  • とっぴんぱらりの風太郎(下)

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    血なまぐさくて、無情で、儚い。

    これが読み終わって一番に感じている感情だけど、忍びの時代の終わりを鮮やかに描いたとも言えるかもしれない。

    自分が楽しむだけじゃなくて、作者が描きたかったことは何なのか深く考えることになりそうだ。

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    2017年06月25日
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)

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    久しぶりの万城目作品。
    話の筋がしっかりしていて、癖のない文章が読みやすかった。

    印象的だったのは、風太郎の視点で描かれる戦の臨場感。
    忍びなのに、目の前で繰り広げられる惨状に当惑する心情がリアルに伝わってきた。

    分厚いけど、読み応えがあって満足の作品。

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    2017年06月25日
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)

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    忍びの腕は一流というわけでもないが、ダメ忍者というわけでもない。
    無愛想で、人柄も特にすばらしいというわけでもなく、もちろん美貌に恵まれているわけではない。
    それを、本人、風太郎(ぷうたろう)が一番よくわかっている。

    冒頭、伊賀の城に傷をつけ、御殿の機嫌を損ね、いきなり失職。
    まだしく、プータローになってしまう。
    そういう彼だからか、次々に起こる不思議なことに巻き込まれる。
    ひょうたんの精?因心居士やら、ひさご様やら。
    相棒?の、南蛮呂宋出身の黒弓も、いろいろ引っ掻き回す。

    あれよあれよという間に、大坂冬の陣。
    戦の中で殺人を重ねて、彼のナイーブさが失われていくのが痛々しい。
    御殿や采女殿

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    2017年06月18日
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)

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    これまでの著者の作品から比べると、想像を絶するような話ではなく、あまり万城目ワールドを感じさせない内容でした。でも早く続きが読みたくなった。やっぱり面白い。

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    2017年06月15日
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)

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    冷酷、冷徹な忍び、戦国時代の人間とは程遠い風太郎ほか主要人物の心情や思いに、じんとくるものがあった。

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    2017年05月06日
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)

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    ひょうたんを育てていたところに戦が起こって、事態は急変。急に血生臭い話となる。
    忍びに戻ることができたが、風太郎は戦が終わって何を思う。
    後編はどう展開するのだろう。

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    2017年04月28日
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)

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    いつの間にやら忍びの生き様的な話に。大坂夏の陣の燃え盛る城内の描写がリアルで良かった。そしてこの小説がプリンセストヨトミに繫がるの、胸アツ。

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    2017年03月20日
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)

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    ネタバレ

    黒弓だけでなく、風太郎の仲間の心境が吐露されて話に厚みが加わった。胸の底に秘めた暗く重い過去や本音が一人一人の忍びの横顔をくっきりと浮かび上がらせて、天守を包んだ炎より熱く激しく結末を燃え上がらせる。常世と蝉はひさご様に、百は風太郎に、風太郎は芥下の言葉に導かれるように進むべき道を定め、命を省みず人のために人を救う。黒弓はどこまでも黒弓だったな。お互い欺き欺かれ素直になれない連中が人のために動く覚悟はとびきりカッコいい。泣かされてしまった。

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    2017年07月02日
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)

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    ニート忍者のほのぼの物語……と思いきや、大坂の陣で戦的シリアスな展開に。後半どう展開するのか楽しみ。忍者の動きの描写が中々リアルに感じた。

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    2017年03月10日
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)

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    下巻の感想も含みます。不可思議なひょうたんに導かれ、というよりは流されてと言った方がしっくりくる主人公。もうちょっと疑おうよ!とつっこみたくなるけど、どこか憎めないやつなのです。しかし流れた先、ラストの展開はまさに怒涛。この勢いに没頭して読みふけった後の切なさと気持ちよさがたまりませんでした。そしてあの過去作に繋がるのね!

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    2017年01月23日
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)

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    忍者もの、しかも主人公の名前が風太郎ときたら奇才・山田風太郎氏へのオマージュなのだろうが、今のところ現代の奇才・万城目氏らしい奇想天外さは鳴りをひそめており、王道のストーリー展開となっている。だけどそれはそれでとても面白く、上巻は一気読みでした。
    後半にも期待。

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    2017年01月02日
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)

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    オビや背表紙のうたい文句ほど、お気楽な内容ではなかった。

    上巻:冬の陣 →からの→ 下巻:夏の陣ってなるのか?

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    2016年12月19日
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)

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    ネタバレ

    大凡浮世離れした設定である万城目学氏の作品は乾坤一擲伸るか反るか、つまりツボにハマればどこまでも突き抜けて面白くなり、対して読み手と感覚が合わなければ最後まで歯車がズレたまま…、ということがままあるように思うが、今作は見事に前者の例に当てはまり、エンターテインメントとして良質なことは言わずもがな、あるいは町田康氏の著作にも通じるような文学性をも迸らせている。
    クライマックス以降のアクションシーンが昔の熱血マンガよろしく、少しくどいのでは、と感じたことなどあり、私にとって非の打ちどころのない完璧な小説であるとは言えないが、著者のクリエイティヴィティが存分に発揮された作品だと思う。
    ヘヴィでシリア

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    2016年12月07日
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)

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    逃れられない過去を持ちながらも途中生来の明るさを感じさせていた風太郎がいくさの中で次々と体験させられる業に直面し人間らしさを失って行く場面が辛かったが仲間や関わる人々に助けられ裏切られながら成長して行く様は読んでいて心地良かった。スピンオフや続編を期待します。

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    2016年11月30日
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)

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    ニート忍者の風太郎(ぷうたろう)という主人公に興味をそそられて手に取った。
    読み進めると、他にも個性的なキャラクターがたくさん出てきて、話の展開も面白く、一気に読めた。

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    2016年11月10日
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)

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    歴史の表に出ない忍者の題材は陳腐になりやすい気がして、万城目学がどういう風に描くのか興味があって購入しました。ファンタジーと歴史とが織り混ざってロマンある仕上がり。ユーモアだけでなく忍者の世界に生きる厳しさ、虚しさが読み進める度にひしひしと感じられました。

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    2016年11月08日
  • ザ・万歩計

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    さすがのマキメワールド。エッセイでも一味違う。いちいち、なるほどと思いながら、絶対、こんな発想は持てないなとの相矛盾する感情を抱きながら、やっぱ、こいつ関西人やとおもう。

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    2016年10月02日
  • ザ・万字固め

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    万城目さんのエッセイ、期待通りの面白さ。
    身の回りの些細な事も、東電株主総会や、城崎温泉タオル本、ひょうたん栽培などなど、さすがの作家目線を通して、思わず笑いが溢れる一冊。

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    2016年09月11日
  • ザ・万字固め

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    万城目さんのエッセイの文庫化。
    瓢箪の話・サイン会の話・3.11はどの作家さんにもそれぞれのむかえ方があったのだが万城目さんの3.11はまたちょっと特別、と言った前作に10扁が新たに加えられている。
    加えられた話の中から、城崎裁判を読むために、是非城崎温泉を訪れねば!と思っている。

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    2016年03月13日
  • ザ・万字固め

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    ネタバレ

    やっぱりこの人、変だ。
    ひょうたん話を延々書き連ねたかと思えば、戦国武将でサッカーの日本代表メンバーを選ぶとしたらと真剣に考える。
    そしてそれを読んで私は大笑いだ。

    その中で異色なのが、2011年の東京電力株主総会リポートだ。
    絶対につぶれない、そして配当金の多さから東京電力の株を買ったのだ。
    そして東日本大災害。
    一瞬にして価値のない紙切れと化した株券を手に、彼は思った。

    “結局は強欲だったがゆえのしっぺ返しだった。なぜ、一度壊れたら誰も手が付けられない、危険の極みにあるものを扱っている東京電力の配当金が三パーセントもあるのか。それは本来は安全のためにかけるべき金を、株主の懐に分配してい

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    2016年02月25日