万城目学のレビュー一覧

  • バベル九朔

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    嫌いでは無い世界観。
    閉鎖された空間で己の希望が叶う夢の中で生きていく。
    現実世界での夢を積み上げたバベル。
    途中理解が出来なくなって読むのが止まってしまったが、小説家というのは自分のバベルを築いているのかと感じた。

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    2019年08月28日
  • 悟浄出立

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    悟浄は八戒に聞く。英雄を超越して自由。
    趙雲は張飛を見る。豪胆さがうらやましい。
    虞姫は項王を知る。代わりの存在としての己。
    京科は荊軻に再会。運命は分かれて明暗。
    榮は父と話す。書くことこそ父司馬遷の命。
    万城目学の書きたかった短編集。中国が舞台の物語5編。

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    2026年01月12日
  • ザ・万歩計

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    たまに「ふふぇぁっ」って一人で笑ってしまうようなゆるいエッセイなのに、完全に油断しているところ、ふと泣ける話を入れてくるのやめて欲しい。
    両方の理由により、電車内閲覧危険。

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    2019年04月02日
  • 悟浄出立

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    学生時代に中島敦の山月記を読んで鳥肌が立ったことを思い出します。悟浄出立、上手いね。確かに中島さんと同じ匂いがする万城目作品です。大満足です

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    2019年03月24日
  • 悟浄出立

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    悟浄の視点で書かれた西遊記という感じ。なかなか良いと思いました。万城目好きにはたまらないでしょう。あっという間に楽しめた一冊。

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    2019年02月10日
  • ぼくらの近代建築デラックス!

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    万城目さんと門井さんの軽妙なトークがにより繰り広げられる近代建築のガイド。
    大阪、京都、神戸、横浜、東京、そして台湾の近代建築を散歩して探訪する企画である。

    行ったことがある物件もあるし、日曜美術館やら、美の巨人たちやらで見たことのあるものもある。
    (もちろん、今回初めて知るものもあるんだけど。)
    それでも、門井さんが言うように、建築家の人となりに注目した紹介は新鮮で、面白い。

    ダンディな渡辺節とか。
    辰野金吾の人生三大万歳のエピソード(東京駅受注、日露戦争勝利、そして臨終の時)も興味深い。
    ヴォーリズのエンドウマメ発芽実験のエピソードは、後の彼のイメージに反するもので、印象的。
    なんでも、少年時代、脱脂綿の上にエンドウマメを発芽させる実験をしていて、「花も咲くのではないか」と言ったら、教師にそんなバカな、と言われて発奮。
    大事に育て花を咲かせたどころか、実を収穫し、翌年発芽までさせたそうだ。
    やはり名を残す人は、中途半端なことはしないということか。

    近代建築が、今世紀に入ったころから、希少価値が出てきて、社会的な評価が上がってきていると指摘があった。
    さらに、そこからかっこよくリノベーションして使うことに複雑な思いがする、という感想も述べられていた。
    わかるような気もするし、一方では、きれいになったほうが嬉しい気もするし・・・。
    こちらも複雑な思いになった。

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    2018年10月30日
  • ザ・万歩計

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    「チャララリララ~」
    に当てはまる曲をいろいろ探してしまう。

    おもしろい。
    発想や行動力、すごいっす。

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    2018年10月15日
  • ぼくらの近代建築デラックス!

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    10年位前に大阪北浜にある新井ビルの1階にある「五感」でお土産買ったことあったけど、こんな歴史ある建物だったなんて。また行ってみよう!建築散歩しよう!

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    2018年04月01日
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)

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    まずね、タイトルと内容が全然合ってない(^ ^;

    何の予備知識も無く、タイトルみた時は
    「落ちこぼれ忍者のおとぼけストーリーかな」
    みたいなことを予想していたのですが...(^ ^;
    内容はもの凄くハードボイルド(^ ^;

    人はバンバン死ぬわ、だまし、だまされ、
    裏切り、裏切られは日常茶飯事(^ ^;
    さらに下層階級に生まれたものの悲哀に満ちてるわ、
    戦で罪の無い幼児を殺める羽目になったり、
    とにかくヘビーな内容(> <

    ...でも、背骨となっている設定はファンタジー(^ ^;
    なんとも分類しがたい、不思議な小説(^ ^;

    主人公は、これは予想通り落ちこぼれ忍者で、
    とにかく「同じ過ちを繰り返してばかり」。
    読んでてもの凄く歯がゆい(^ ^;

    それでいて、妙なところでプライドが高く、
    また情に脆かったりするので、
    常に命の危険にさらされている印象(^ ^;
    でも、程度の差こそあれ、男ってのは
    みんなこんなバカな部分を内包しているような(^ ^;

    主人公以外のキャラが、皆 良い(^ ^
    忍仲間(?)はもちろん、近所の婆さんも
    要所に登場する貴人も、みな人間くさくて魅力的。
    不器用すぎる「恋愛の二十歩手前」みたいな
    ほのかな感情が読み取れるシーンも良い(^ ^

    クライマックスシーンでは、思わずホロリと(^ ^;
    いや、でも「ひょうたんに翻弄される」という
    おバカなファンタジーなんですけどね、本筋は(^ ^;

    アップダウンの激しい大長編なので、
    読むのにかなり体力を必要とする感じ(^ ^;
    でも、時間を掛けて読む価値がある一冊(^ ^
    丸二日くらいかけて一気読みがお勧めかな(^ ^

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    2018年01月19日
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)

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    突拍子もない話かと思ったけど、至極真面目な時代小説。楽しいのは風太郎と黒弓の軽妙なやりとりだけ。上巻に出てきたおかしな貴族は「あの方」。ひょうたんの精?、因心居士の相方、果心居士が復活し、大団円になるかと思いきや、厳しい現実の中で、風太郎たち忍者は移りゆく時代を乗り越えることができず…。壮絶なクライマックス。

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    2026年01月12日
  • 悟浄出立

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    悟空、超雲、虞姫、荊軻、司馬遷。それぞれ見てきたように創造を逞しくして、「小説」を切り取る。なかなかよろしい。

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    2018年10月14日
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)

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    豊臣末期の時代の伊賀忍者の話。ヘマをやらかして伊賀を追われた風太郎。京でひょんなことから、ひょうたんを育てることに。因心居士という変な爺いが出てきたり、おかしな貴族の警護をしたり、どうなるのかとドキドキしてたら、戦さに駆り出されて下巻に続く。

    もっと奇妙奇天烈な物語かと思ったので、少し拍子抜け。相棒の腐れ縁、黒弓との会話がめちゃ楽しいところは○。それはそうと、主人公の名前は「ふうたろう」ではなく「ぷうたろう」なんですね。

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    2026年01月12日
  • ザ・万歩計

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    ネタバレ

    再読。面白い小説を書く人のエッセイはやはり面白かった。大阪弁や静岡弁やトルコの垢すりには笑いがこぼれた。おじいちゃんやねねの死の話には涙がこぼれた。小説の創作秘話は、こんなきっかけでこの話が生まれたのかと、得した気分になった。ただの面白いエッセイではなく、よいお話を聞かせてもらいました、と感じられるところは小説と同じだ。

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    2017年07月20日
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)

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    久しぶりの万城目作品。
    話の筋がしっかりしていて、癖のない文章が読みやすかった。

    印象的だったのは、風太郎の視点で描かれる戦の臨場感。
    忍びなのに、目の前で繰り広げられる惨状に当惑する心情がリアルに伝わってきた。

    分厚いけど、読み応えがあって満足の作品。

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    2017年06月25日
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)

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    忍びの腕は一流というわけでもないが、ダメ忍者というわけでもない。
    無愛想で、人柄も特にすばらしいというわけでもなく、もちろん美貌に恵まれているわけではない。
    それを、本人、風太郎(ぷうたろう)が一番よくわかっている。

    冒頭、伊賀の城に傷をつけ、御殿の機嫌を損ね、いきなり失職。
    まだしく、プータローになってしまう。
    そういう彼だからか、次々に起こる不思議なことに巻き込まれる。
    ひょうたんの精?因心居士やら、ひさご様やら。
    相棒?の、南蛮呂宋出身の黒弓も、いろいろ引っ掻き回す。

    あれよあれよという間に、大坂冬の陣。
    戦の中で殺人を重ねて、彼のナイーブさが失われていくのが痛々しい。
    御殿や采女殿の真意は何だろう。
    忍びの道を一度は逐われ、また呼び戻された真意は?
    さて、下巻ではどうなっていくのだろうか。

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    2017年06月18日
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)

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    これまでの著者の作品から比べると、想像を絶するような話ではなく、あまり万城目ワールドを感じさせない内容でした。でも早く続きが読みたくなった。やっぱり面白い。

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    2017年06月15日
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)

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    ひょうたんを育てていたところに戦が起こって、事態は急変。急に血生臭い話となる。
    忍びに戻ることができたが、風太郎は戦が終わって何を思う。
    後編はどう展開するのだろう。

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    2017年04月28日
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)

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    ニート忍者のほのぼの物語……と思いきや、大坂の陣で戦的シリアスな展開に。後半どう展開するのか楽しみ。忍者の動きの描写が中々リアルに感じた。

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    2017年03月10日
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)

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    下巻の感想も含みます。不可思議なひょうたんに導かれ、というよりは流されてと言った方がしっくりくる主人公。もうちょっと疑おうよ!とつっこみたくなるけど、どこか憎めないやつなのです。しかし流れた先、ラストの展開はまさに怒涛。この勢いに没頭して読みふけった後の切なさと気持ちよさがたまりませんでした。そしてあの過去作に繋がるのね!

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    2017年01月23日
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)

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    忍者もの、しかも主人公の名前が風太郎ときたら奇才・山田風太郎氏へのオマージュなのだろうが、今のところ現代の奇才・万城目氏らしい奇想天外さは鳴りをひそめており、王道のストーリー展開となっている。だけどそれはそれでとても面白く、上巻は一気読みでした。
    後半にも期待。

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    2017年01月02日