万城目学のレビュー一覧

  • 八月の御所グラウンド

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    青春小説。駅伝と草野球のお話。
    どちらも懸命に駆け抜けたのだった。
    ささいな一瞬も輝ける思い出となる。
    著者にしては直球な一冊となっていた。

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    2026年06月12日
  • 六月のぶりぶりぎっちょう

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    ネタバレ

    「八月の御所グラウンド」よりこちらのほうが好きかな。前作を読んで、歴史と京都の話だという心構えがあり、なおかつ清少納言と信長という分かりやすい題材なのも大きいだろうけど。
    「三月の局騒ぎ」は、壺の例で藤壺などが出ていたから源氏物語?と思ったが、清少納言だった。ほんとにこんな女子寮があったら楽しそう。
    表題作は、まずぶりぶりぎっちょうって何?というところから興味を惹かれる。言葉の響きが我が子たちにウケていた。実際はミステリのような任侠もののような、オカルト?はたまた旅行記?いろいろ入り混じっていて、世界観に入り込むまでに時間がかかるが、このまま進むのか、と見当がつくと読み進めるのが愉快になった。

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    2026年06月08日
  • ザ・エッセイ万博

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    京都や大阪に纏わるエピソードを、万博のように様々な内容を集めたエッセイ集。実際の万博観覧に行った話もちゃんとある。京都にまつわる偉人縛りの野球チームとか、いつもながら着眼点というか、発想が面白い。

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    2026年06月01日
  • 八月の御所グラウンド

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    京都、大阪というキーワードを上手く活用する万城目ワールド。今回も堪能出来ました。八月の御所グラウンドは、物語の後半から人は様々な思いを抱えて生きていくということ。今、生きている場所は死者にとっても、大切な思い出が詰まった場所であることを意識させられました。
    昨日、今日、明日。自分の体がどこでいなくなるか誰にもわからない。だからこそ、『俺たちちゃんと生きているか?』『それが俺たちとの約束だろう』
    この言葉が清々しいまでに、心に響いた作品。
    読んだ後、生きる切なさと決意、自分の生き方へ問い、思いを巡らせる作品でした。

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    2026年05月30日
  • 偉大なる、しゅららぼん

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    鴨川ホルモーの時もだが、攻防一転することなく、ゆるーく物語が収束していく感じが、万城目学作品なんだなーと思った。

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    2026年05月26日
  • 八月の御所グラウンド

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    第170回直木賞受賞作
    十二月の都大路上下る」と表題作の2編収載

    十二月の都大路上下る
    女子全国高校駅伝に前日いきなり出場することになった超方向音痴の高1女子と、一緒に競って走った他校の高2女子、彼女たちが出会った歴史上の彼ら。マキメワールドだが割と控えめである。女子高生ランナー二人の気持ちが通じるのが爽やかだ。

    八月の御所グラウンド
    メンバーすらまともに揃わない草野球チームの早朝に駆り出され、行き当たりばったりの試合が始まる。
    メンバーはその都度不定。野球未経験の中国人留学生シャオさん、その場にいたえーちゃんを彼女が引っ張ってきて、彼が工場仲間の山下君、遠藤君を連れてくる。どう言うわけか

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    2026年05月25日
  • 八月の御所グラウンド

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    フィールドオブドリームスみたい、と書いてもネタバレにはやならないだろう。
    駅伝の話が良かったが、やはり、本題のほうが深い話だった。いいな、京都。憧れの地。

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    2026年05月22日
  • あの子とO

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    最近各メディアで吸血鬼ものが多いが、万城目学もジュブナイルものとして書いたのかな?3つの話があったが3つだけではものたりない気がする、また続編もありかな。

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    2026年05月16日
  • プリンセス・トヨトミ

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    は〜面白かった〜万城目ワールド〜
    中盤ちょっと失速したかなと思ったのと壮大なのか地味なのかよくわからん話だったけど…
    3.5かな、4かな…
    そんなわけないやろ!って思ってたけど、最後はなんかすごい納得してしまったのもあるなぁ〜

    私は大阪の人間ではないので逆にロマンがあるというか、大阪の人にこの話をして何のこと?と言われたい!

    大阪の二十代、三十代の人が読んだら残りの人生も楽しい気がする

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    2026年05月14日
  • 六月のぶりぶりぎっちょう

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    京都を舞台にした二つの短編集。
    一つはとある大学生の話、一つは歴史に基づく話。どちらも面白かった。著者の作風が好きなので読めて良かった。

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    2026年05月12日
  • パーマネント神喜劇(新潮文庫)

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    人間から好き勝手にいろんな願い事が持ち込まれる神様側からの視点での物語という意味では新鮮。ただ、神様のキャラ設定が弱く感じる。超越した存在だからというなら仕方ないが、もっと人間味があったりセリフもコミカルだったりはたまたシニカルだったりした方が面白くなったのではないかと思う。常に人間を見ている存在として神様を描いてるからか、カッコ付きではなく地の文で語りがあるため、全体的に頭に入ってきづらく臨場感に欠ける。

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    2026年05月11日
  • 八月の御所グラウンド

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    万城目節は抑えめ?
    八月の御所グラウンドは今こそ読めてよかったなと思う
    宝島といい日本三國といい
    コロナ禍での俵万智の短歌もそう
    人は数字じゃない
    多いとか少ないとかじゃないんだ
    その1に私と同じ人生が

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    2026年05月08日
  • あの子とO

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    シリーズ二作目。
    人間界に潜んで暮らす吸血鬼の話。
    各キャラが粒立っていてサクサクと読める。Oはもしやあれかなと思ってたら当たってた。
    サクのカウンセリングが面白かった。

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    2026年04月21日
  • 時の罠

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    『まあ、いい先生だったんだろうけど。』比留間先生の真実。親父会のその後。
    タイムカプセルの八年 辻村深月

    『縁結び一本、ざっと千年のお勤めを果たしてきたところであります』
    トシ&シュン 万城目学

    『意識らしきものはあった。だがそれは知性ではなかった』
    下津山縁起  米澤穂信

    『研究室からパクってきた』『優介の好きなように使えばいい。』
    長井優介へ  湊かなえ

    最初の比留間先生の衝撃が凄くて(親父会にすくわれましたが、さすが辻村深月さん)、その後の万城目学さんの語り口の神様にほっとしました。
    山との通信の不思議(米澤穂信さんの)におっと思い、最後もタイムカプセルで、湊かなえさん独

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    2026年04月19日
  • プリンセス・トヨトミ

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    大阪都構想ももしかして…
    歴史のifと、作者のユーモア、大阪のノリ(関西の人ごめんなさい、イメージです。)があれば、知らないだけでなくはないお話なのかも。

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    2026年04月08日
  • ザ・エッセイ万博

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    基本的には流し読みしたが、何故かちょっと読みにくいという万城目テイストが感じられるエッセイ。

    十分売れっ子作家になった後でもひとりで出版社を立ち上げたり、ピアノを習い始めたり。
    人間、いつからでも新しいことに挑戦できるんだなあ、まだまだ成長ってできるんだなあ…としみじみさせられた。

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    2026年04月05日
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人

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    小学1年生のかのこちゃんと
    ノラあがりのアカトラ猫をメインにしたお話

    「鹿男あおによし」「プリンセス・トヨトミ」など個性的な作品が多いが、
    今作は瀬戸まいこさんや原田マハさんが描く女の子の世界観に似ていた。
    ある意味個性的な女の子、
    犬と夫婦の猫、
    そしてそれぞれが経験する世界。

    交錯しているようでしていないようで。
    読み取り方が人によって変わる作品だと思う。

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    2026年04月02日
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人

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    かのこちゃんもマドレーヌ夫人もだいすき。玄三郎とマドレーヌ夫人は夫婦なのねってかのこちゃんも担任の先生もすぐに納得するのが素敵

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    2026年03月22日
  • ザ・エッセイ万博

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    万城目学が京都にまつわる偉人縛りの野球チームを想像したり、憧れの人の作詞に挑戦したり、才能の定義を考えたり…。作家の日常&奇想天外な世界を綴る。

    万城目学のエッセイは人となりは良くわかるけれど、奇想天外な小説に比べるとイマイチ魅力に欠けると思うのがこれまでのエッセイを読んだ感想だった。本作もその枠をはみ出すことはなかった。
    (C)

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    2026年03月20日
  • 鹿男あをによし

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    オーディブルにて視聴。
    ひょんなことから奈良の女学校への一時赴任が決まった物理教師が、鹿・鼠・狐にまつわる歴史の運命の輪に巻き込まれていくというお話。
    第2章くらいまではかなり冗長に感じて、残り何分か、どこまでこの調子が続くのか何度も時間を確認してしまうくらいだったが、中盤から展開が大いに盛り上がり、楽しみながら聞き進められた。
    各キャラがしっかり描かれていて、ドラマ化しているということもあり人物像が想像しやすくて聴いていて楽しかった。読後感も爽やかで、心にモヤモヤが残らない感じ。
    ダークで後味悪いストーリーが個人的に好みなのでこの評価になるけれど、ドラマも見てみたいと思った作品。

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    2026年03月18日