万城目学のレビュー一覧

  • プリンセス・トヨトミ

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    うーん、イマイチ!大阪国を存続する理由とか、それを認める流れとか、雑すぎないか?驚天動地…ではなかったな。

    「少しずつ、世の中は見えへんところで変わっていくもんやと思う。どんな阿呆みたいな話だって、いつかはみんなに伝わる。だから、僕も伝えられると思う。誰からも、当たり前のものとして接してもらえる日がくるーー時間はかかるかもしらんけど」

    人の思いは強い!みたいなとこがこの物語の本質なのかなあ。

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    2025年01月22日
  • プリンセス・トヨトミ

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    作り込まれた設定は奇想天外ながら妙なリアリティに満ちていて、さながらよく出来たSF小説。思わず引き込まれる。

    が、個人的に好きかというとやや違う。
    なんというか、気色悪いというか座りの悪い読後感。うまく言えないけど。

    たった一人の女性を300万人男性全員でひっそり守り続けることに意味を見出す男の浪漫とノスタルジー、周囲の女性達の「わかってる」感が支える、みたいなクソデカ主語で描かれる役割構造が、全体をのっぺらぼうじみて見せているように思う。
    無理に前向きに描くトルーマン・ショーというか。「ものすごい大勢で大騒ぎしといてそれかい!」というか。

    まあ、設定が作り込まれているだけに人物周りのリ

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    2025年01月19日
  • 時の罠

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    1作品目を読みはじめ、なんだか見覚えがあると思ったら「家族シアター」に収録されている作品の1つだった。久々に読み直すことができ、やはり面白いと感じた。
    特に不思議な世界観だったのは3作品目。米澤穂信さんの作品は初めて読んだが、切り口が独特で興味深かった。

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    2024年12月12日
  • 偉大なる、しゅららぼん

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    サイキックな一族が見舞われる大騒動。「神様」を題材としたようなシリアスなストーリーにも関わらず、ちょっとハズレ加減な主人公をしてコメディタッチで描かれています。「鴨川ホルモー」に続く意味不明のタイトルにも、何だかテキトーな意味付けがあって笑えます。
    人は血のつながりをもって様々な境遇のもとで生きており、自身の努力では捨て去るのことのできない何かと共存している。諦めではない方法でうまく折り合いがつけられるのであれば最良だけれど、それがなかなか難しい。安寧を求めて皆もがいているのだよ。などと笑いを誘われながらも時折り真面目なことを考えたり、忙しい読書でした。

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    2024年12月10日
  • ヒトコブラクダ層戦争(下)

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     万城目作品の中では、バベル九朔に続いて2作目の??な作品でした。独特のドボっとはなる感じがなくきちんとハマれないままに上下巻が終わってしまいました。
     後出しジャンケンみたいな納得を強いる展開が多く、ちょっとがっかりな作品でした。

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    2024年12月06日
  • プリンセス・トヨトミ

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    安土桃山時代あたりの歴史好きな方は登場人物の名前を見てははーんと来るのではないでしょうか。ストーリーは奇抜ですが、構成がしっかりしているからか面白く読めます。大阪にはレトロな建築物が数多く残っているとの事ですので、一度散策してみたいと思います。大阪の魅力が其処となしに詰まった作品です。

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    2024年11月14日
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人

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    小学1年生と猫と犬
    それぞれの視点からの冒険、心情が描かれていて、万城目学さんの書く力をものすごく感じました。
    あの頃は、何を見ても新鮮で驚きの日々だったなと思い出しましたし、夏休み後の登校は嫌なわけではないけれどなんだかそわそわしたよなと思い出しました。
    猫や犬の視点は味わったことがないので、こんな感じなのかしらと面白かったです。

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    2024年11月14日
  • プリンセス・トヨトミ

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    国の収支をチェックする会計検査院。その機関のエリートである松平が旭と鳥居、2人の部下と大阪府にある法人へ検査に向かう。そしてその中のひとつの法人がなんだか怪しいと目にとまるが…。そこが実は35年間検査に入られていない組織で、35年前とは松平が大阪で不思議な体験をした年だった。

    高きにそびえる大阪城とその地下にある『大阪城』。それにまつわる秘密組織と会計検査院との決戦へと大きく物語はうごいてゆくストーリー。

    架空の組織や歴史が地理的リアルとうまく混ざりあって、途中ほんとにあったりしてと思ったり。

    松平の視点のほか、中学生の大輔と茶子視点があり交互に進んでいく。社会人と中学生このふたつが徐々

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    2024年10月29日
  • プリンセス・トヨトミ

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    ネタバレ

    設定はぶっ飛んでいたが中々面白かった。
    舞台は大阪で豊臣家が滅ばず、代々豊臣の末裔を陰ながら支え続けていてその影響が国規模となっているというもの。そこに関わるようになった会計検査員3人が少しづつ全貌を明らかにし最後に大阪国の住民を相手に職務を押し通していく。

    世間には認められていない大阪国と同じく世間から認められていない大輔の男だけど女としてのあり方ここ二つを連動させて、父と子が世の中の常識に強い意志で戦っている所は何よりも爽快だった。
    物語を通じ大きな考えや常識に意思だけで足掻き打ち勝つそんなことを伝えたかったのではと思った小説。

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    2024年10月27日
  • プリンセス・トヨトミ

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    ネタバレ

    よくこんなこと思いつくなぁ。映画予告見てたら旭と鳥居の男女が逆になってて最悪やった。読んでる時は面白かったけど、この本のメッセージや作中の争いの必要性があんまりわからんかった。

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    2024年10月14日
  • 悟浄出立

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    題名作は、西遊記の悟浄を主役に仕立て上げた作品だ。中国史における助演者を主役にしたり、スピンオフであったりの5つのストーリーで構成されており、万城目学さんらしく面白い。

    趙雲西航は三国志の蜀の軍人である趙雲子竜が主役。
    虞姫寂静は秦を滅ぼした項羽の寵姫の虞美人が主役、夏目漱石が思い浮かぶ。
    法家孤憤は秦の始皇帝暗殺未遂事件と法家思想政治の顛末が描かれている。
    父司馬遷は史記の司馬遷について、娘からの視点で描かれている。

    こうした確固たる方向性がある中で、登場人物の人間らしさをクスリと笑顔にさせる表現が、万城目学さんらしさを感じた。
    ただ、私は中国史にはさほど興味がないため、読むのが少し辛か

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    2024年10月04日
  • ホルモー六景

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    続き物、今回は一人一人に焦点が当たりつつも章ごとに微妙に繋がりを持っていく書き方。

    一つの物語をこうやってかくののあんまり好きな展開じゃないけど、でもなるほどぉそう繋がる?とおもってにやりともできる。

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    2024年09月27日
  • ホルモー六景

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    鴨川ホルモーのら世界観での6つの短編集。
    爽やかで不思議な友情と恋の物語。
    鴨川ホルモーを楽しめた人にはぜひ読んでもらいたい。

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    2024年08月25日
  • ザ・万歩計

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    "すごい"面白かった。
    観察力と記憶力、ユーモアを感じる心。魅力的な人なんだなー。
    大好きなジェイムズ・ヘリオット先生を思い出した。

    あとがき、文庫版あとがきも良かった。

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    2024年08月08日
  • プリンセス・トヨトミ

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    今更ながら、読んでみた。

    読んでいてちょっとだれてしまった。
    私にはハマらない作品だったのかも。
    設定は面白いし、ところどころ笑えるんだけどね。

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    2024年08月07日
  • プリンセス・トヨトミ

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    ネタバレ

    大阪城の下に通路があるというスケールの大きいもので読んでいて楽しかった
    綾瀬はるかが美女役だったので、彼女が出るたび綾瀬はるかが頭に浮かんだ

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    2024年07月11日
  • 偉大なる、しゅららぼん

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    ネタバレ

    2012年(第9回)。第9位。
    関西+幻魔大戦+青春。
    琵琶湖から特殊な能力を授かった日出家と棗家。赴任してきた校長と娘。そもそも、校長の祖先が城主だったのだが・・・からが不穏。淡十郎(ぶたん十郎)、清子(清コング)の兄弟、パタ子、棗広海。主人公は涼介なんだが、浩介の弟、としか呼ばれない。アクガ強い登場人物たち。校長が力を見せつけ、琵琶湖を出ていけと宣言する。校長は傀儡だったのだが、、、、秋田の湖かぁ。湖には何かが住まわるのだね(知らんが)。予定調和と奇想天外。関西を舞台にしたこの作家の小説はだいたい楽しい。

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    2024年07月13日
  • ホルモー六景

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    鴨川ホルモーの続編、というかスピンオフだ。六景というくらいだから、6つのストーリーがある。前作は京都大学青龍会のメンバーを中心に描かれていたが、今回は相手大学の人々に焦点が当たっている。

    万城目学さんらしく、軽快な描写で日常生活の中での不思議な出来事が、さまざまな角度で描かれている。
    ホルモーの鬼たちの戦いが街中で繰り広げられたり、一筆書き的な問題を解いていくところなどユニークである。関東の大学にもホルモーがあり、交流のきっかけになるのだろう。そして青春である。

    梶井基次郎の件は、檸檬を読んだ時の情景が浮かび、なぜか高校時代を思い出した。同志社大学黄龍陣では山吹巴の広島弁(?)から、なぜか

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    2024年06月30日
  • パーマネント神喜劇(新潮文庫)

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    神様の話といえば、ガネーシャがインパクトがあるがゆえに、本作はなんとなく物足りなさを感じてしまった。万城目作品が初だっただけに、なかなか作風がつかめなかった…。また少し時間が経った頃にゆっくり再読したい。

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    2024年06月08日
  • 時の罠

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    神様の罠に続いて読んだ4名の作家さんによる時をテーマにしたアンソロジー。
    神様の罠は個人的にいまひとつだったがこちらはどれも面白かった♪
    辻村深月さんは神様の罠も良かったけどこちらも◎
    万城目学さん、米澤穂信さんは"ぶっ飛んだ"お話で面白かった!
    湊かなえさんも読後は暖かい気持ちになる作品。

    ページ数も多くないのであっという間に読み終わりました☆

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    2024年05月21日