万城目学のレビュー一覧

  • ヒトコブラクダ層戦争(上)

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    読んでて、疾走感を感じれなかった。なぜ?と考えると、文中の活字をスラスラ読み込めてなかったから。馴染みのない漢字、語彙を調べながら読んでたから。本の面白さの有無で面白くなかったと言ってる場合、読み手の問題であり、私自身の語彙力の無さが原因である場合が多いのでは?という気づきを得た。下巻に続く。

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    2024年01月07日
  • パーマネント神喜劇(新潮文庫)

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    語り形式で読みやすいので気軽に読めた。
    人間味のありすぎる神様が主役の話。
    出てくるキャラが濃くて愛着が湧く。

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    2024年01月05日
  • ヒトコブラクダ層戦争(上)

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    三秒間限定の超能力。ティラノサウルスの化石。山中に現れるライオンを連れた謎の女性。いきなり泥棒シーンから始まる事も含めて、ハチャメチャぶりがすごい。
    それでもすいすいと読めてしまう。
    それにしても、なぜ三秒だったのだろう?

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    2024年01月02日
  • ホルモー六景

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     『鴨川ホルモー』の続編で、6つの短編集。大学生(1つだけ大学を卒業した社会人)の友情と恋愛がテーマ。
     『鴨川ホルモー』を読んでないので「ホルモー」が何なのかよく分からない状態で読み始め、読み終わってもイマイチよく分からないのだけど、ちっちゃいオニたちがわらわら出てきて戦わせる、という話。一部の人には見えるけど一般の人には見えない、ちっちゃいオニがわらわらする、というのはまるで『しゃばけ』の「鳴家(やなり)」みたいだな、しかも「『きゅるる』と鳴く。『きゃあきゃあきゃあ』と囃し立てる。『ぴゅろお』と消える。」(p.28)だそうだから、「きゅわきゅわ」って鳴く鳴家とますますそっくりだな、と思って

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    2023年11月15日
  • 八月の御所グラウンド

    万城目氏には直木賞取って欲しい

    高校時代陸上を経験し、京都で学生時代を過ごした自分にとって前半部は非常に感情移入して読む事が出来ました。サカトゥーのキャラクターや走ることができなかった先輩、代走に選ばれなかった同級生の思い、ライバル校のアラガキ先輩とのやりとりの部分は熱い想いが込み上げ涙が出てしまう部分がありました。
    鹿男の剣道の試合もそうでしたが、万城目さんはスポーツの試合の描写がすごく臨場感があり面白いと感じます。
    ただ強いて突っ込ませて頂けるならなぜ新選組が一緒に走っていたのか?そこの部分が少し納得行かない部分がありました。
    坂東という名字が多摩出身の新選組と関係しているのか?坂東のご先祖様が心配して併走してくれていた

    #笑える #アツい #感動する

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    2023年10月16日
  • バベル九朔

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    ネタバレ

    万城目さんの作品を初めて読みました。目が出ない作家志望の主人公が管理人を務めるバベル(ビル?塔?)で奇怪な体験をする。現実なのか夢なのか・・。独特の世界観で面白かったです。

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    2023年10月04日
  • バベル九朔

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    久しぶりの万城目学さん。
    「鴨川ホルモー」「鹿男あをによし」などのイメージで、最後は暖かい気持ちになれるもの、と思って読んでいたら、うーん。
    ほっこりもスッキリもしなかった。
    感想を見てみたら、この作品やあるいは少し前から作風が変わった…と言っている方が多く、確かになあと納得しました。
    ちょっと謎が謎のまますぎるし、自分は以前の作風のほうが好きだなあ。

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    2023年09月27日
  • べらぼうくん

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    大学浪人から作家デビューまでのアレコレを綴ったエッセイだが、雑居ビル管理人時代のエピソードは、まんま『バベル九朔』のそれであった。

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    2023年09月11日
  • べらぼうくん

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    万城目さんの大学生時代から作家になられるまでのエピソード。
    作家さんになるにはいろんな経験が活きるのがよく伝わった。作家になる大変さも本当に心折れそうになるんだろうなぁとも。経験談は面白く読めました。

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    2023年07月07日
  • ぼくらの近代建築デラックス!

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    ネタバレ

    本屋でペラペラ見て、東京編で兼松講堂と築地本願寺、という伊藤忠太建築を2つ取り上げていたためレジに直行。
    作家お2人のテンポよい会話が楽しい。門井さんが詳しすぎてびっくり。万城目さんのほのぼの相づち、突然炸裂する空想壁も作品世界を彷彿させて面白い。

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    2023年06月15日
  • ザ・万字固め

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    久しぶりのまきめーはのほほんと大損をして、瓢箪を育てて、脳内サッカーチームを戦わせ、もりみーとしゃべる。

    つまりわたしは彼が好き。

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    2023年06月09日
  • バベル九朔

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    ネタバレ

    無駄が源となるバベル九朔。このビルに住まう人達の群像劇と思っていたら、不意にオカルト方向へ。
    過去、異世界、別の自分達と不思議な世界での冒険となるが、夢が叶うバベル九朔。大九朔の野望?と重なり合い、超展開となる。どこから彼の作品だったのか?時は繰り返されるのか?シュールな回のドラえもんの話のよう。

    思い通りの未来となるなら、この世界に残っていればいいのにと、楽な方へ思ってしまう自分がいて苦笑い。
    付録的な短編も全く関係ないのものと、思いきや、何気ない一言からの創作。この短編がどういう評価されているのか、彼の今後の執筆についても想像してしまいます。

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    2023年05月31日
  • バベル九朔

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    なかなか構成がフクザツな話だった。結局、大九朔は人の夢見る思いを燃料とする為に、叶わない夢を追わせる、みたいな感じなのかな?

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    2023年05月07日
  • パーマネント神喜劇(新潮文庫)

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    身近にいる様な神様のお話。
    この神様、とてもいい加減で打算的で、人間臭い。
    関わってくる周りの神様もおんなじよう。
    本来神様はそんなものと言うのを何処かで聞いていた気もするけど。

    そんな神様だけど、やっぱり人間が好きで見捨てれず、神通力?で色んな人の願いに、真摯に向き合っている。
    神様も完璧ではない部分が愛せてしまいます。

    各篇の登場人物の欲や悩みも、共感できるようなもので、読みやすいものでしたが、表題作の「パーマネント神喜劇」はテーマも壮大であったが、こちらも神様っぷりを見せつけ気持ちのよいものでした。

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    2023年04月18日
  • べらぼうくん

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    彼我くん差は明白だった それほどの俊英ならば 客観的視点が常に欠落し、あくまでズレまくった主観のみが存在するのがオウムの真髄である。 その怒りに似た貴君の不満はわからないでもないが バブル経済の残滓である不良債権問題が一気に顕在化し こんなモラトリアム(猶予期間)のじゅういつ充溢した、居心地が良い土地は他にない。しかし、ゆっくりと確実に、心と体は毒に蝕まれていく。 容易く面接官を籠絡できるはず 「エウレカ(発見)!」と叫び、謎が氷解する日は唐突に訪れた。 競争の最終勝者は「十万画素」の携帯電話だった がいため外為 「鴨川デルタ」と呼ばれる賀茂川と高野川が合流して鴨川に一本化される地点 就職に有

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    2023年04月02日
  • パーマネント神喜劇(新潮文庫)

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    内容はほっこりしていてそれなりに面白いものの、神様の扱い方が他の作家さんの作品でもたまに見られる感じであまりオリジナリティが感じられない。
    万城目氏の最大の特徴であるオリジナリティ溢れる作品をしばらく読めていないのが寂しいなあ。

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    2023年02月21日
  • 時の罠

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    辻村深月さん、万城目学さん、米澤穂信さん、湊かなえさんの〈時〉をテーマにしたアンソロジー。辻村さんのタイムカプセルを題材に書かれたもの。私も小6の時、タイムカプセル埋めたけど、あの後どうなったんだろ。何を入れたかも全く覚えてないし、大した物入れてないんだろな。米澤さんのはよくわからなかった。湊さんのは、短編だけどよくできていて、面白かった。

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    2023年02月04日
  • 悟浄出立

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    時折やってしまう、S潮文庫の呪縛による、内容未確認予約物件。悟浄は、沙悟浄のことでした。
    中国古典文学の多少脇役にスポットを当てた短編集5編。
    この作品を書くに至った万城目学さんの序文に、すごく、いいね!っと思いました。彼は、高校時代の現文テストに出題された小説に心奪われた。その後、それが中島敦の「わが西遊記 悟浄歎異」と知る。中島敦は33歳で亡くなり、これは未完といったところ。そして、万城目学さんがその歳になり、そのオマージュに挑戦となる。
    私は高校の現文の教科書で読んだつもりの森鷗外の寒山拾得のラストが心残りで時々思い出していたのですが、それが寒山拾得縁起のラストであったことがわかった時、

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    2023年02月02日
  • 悟浄出立

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    万城目学作品だが、これまでとは異なり、原作から想像を膨らませた短編集。様々な作品をキャラクターそれぞれの目線で感情や行動が描写されているため、どれも主体者の目線で情景やエピソードが感じられる。おすすめは表題作よりも、虞姫寂静。
    万城目氏、中島敦や沙悟浄が推しとは、やはり面白い。

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    2023年01月31日
  • ザ・万歩計

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    ネタバレ

    万城目さんのエッセー面白いと思って購入。ところどころオチが入っていて面白い。ゴキブリの話やモンゴルの話がおもしろかった。

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    2023年01月21日