【感想・ネタバレ】バベル九朔のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2020年05月23日

古い雑居ビルの管理人をしながら小説家を目指す主人公。ビルから一歩も出ない冒険活劇。私の好みのものがつまっていた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年09月07日

万城目学のデビュー作『鴨川ホルモー』を読んだとき、その発想の奇抜さとストーリーの愉快な展開に、なんてすごい作家が現れたんだ!とすぐにファンになった。
ところが『とっぴんぱらりの風太郎』や『悟浄出立』を読んで、あれ?本当に書きたいのはこういう作品なのかな?と思った。

主人公の俺は、バベル九朔という5...続きを読む階建ての雑居ビルで管理人として働きながら、作家デビューをするために小説を書いては応募する毎日を送っている。
が、一次予選すら一度も通ることなく、二年の月日が過ぎようとしていた。


###以下ちょっとネタバレ###

どこにでもあるありふれた雑居ビルのはずだったバベル九朔が、人びとの夢や希望を絶望に換えながら広がっていく「バベル」だったということが徐々に判明していき、大きくなり過ぎたこのバベルは、崩壊の危機に面しているという。
現実世界に影響を与える崩壊を選ぶか、バベル九朔とともに自分までこの世から消えてしまう消滅を選ぶのか。

人びとの夢や希望を糧に肥え太っていく存在なんて、現実にはいくらでもある。
「君には才能がある」「かけがえのない存在だ」と言われ続けて夢にしがみついても、花開かないことだってある。
甘言をささやき続けた(励ましだったかもしれないが)方が悪いのか、夢をあきらめきれない自分が悪いのか。
それは無駄なことなのか、不幸なことなのか。

思えば作家という職業は、登場人物に夢も希望も、現実も絶望も与え、その相互作用で生まれたものをもとに作品を作り上げているのだから、これは全くバベルの在りようと同じわけだ。

作品の結末についてはいかようにも解釈できるだろうけれど、私は、作家としての業は重々承知のうえで、作家として今後も努力を続ける、と、「言葉」で伝えることの大切さ、大変さを決して忘れないという、作者の宣言と捉えました。

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Posted by ブクログ 2019年08月28日

嫌いでは無い世界観。
閉鎖された空間で己の希望が叶う夢の中で生きていく。
現実世界での夢を積み上げたバベル。
途中理解が出来なくなって読むのが止まってしまったが、小説家というのは自分のバベルを築いているのかと感じた。

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Posted by ブクログ 2019年03月02日

自分の想像力がなかなかついていかない。 大九朔とカラス女、どちらが味方か?話が目まぐるし展開し、どんでん返しの連続だ。
作者の新境地か?作者は村上春樹を目指しているのか?それとも、ジェフリー・ディーヴァーか?

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Posted by ブクログ 2020年05月07日

祖父の建てた築38年の5階建てテナントビルに管理人として居座りつつ、小説家を目指す主人公。ビル管理の情景から始まる物語だが、入居している全店舗に空巣事件が発生してから、思わぬ方向に進み出す。カラス女、「扉」を介した異次元のバベル、死んだはずの祖父・大九朔の登場に、主人公は翻弄される。敵・味方が終盤ま...続きを読むで分からない展開は面白かった。しかし、最後のオチはどうだろう? これだと無限にループすることになり、モヤモヤ感が残るものだった。

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Posted by ブクログ 2020年03月16日

2020/3/16
なんだか乗れず。すみません。
一つだけ非現実があってそのルールに基づいて普通の人たちが右往左往一生懸命動くファンタジーは好き。
でも次から次へといろんな非現実が襲ってくるのは途中でへこたれる。
へこたれました。はい。

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Posted by ブクログ 2020年01月30日

お酒飲みながら読んだらあかんやつ(笑)。酔っぱらうと話についていけなくなります。

読み始めたときは、雑居ビルの各階テナントの話か~、大好きだった三羽省吾の『路地裏ビルジング』と同じ設定だな~と思っていました。カラス女の登場に不穏な空気が漂い、乙一の『シライサン』を思い出して、目ぇ怖いやんかと思いつ...続きを読むつ、酒をあおったのがあかんかった。次第に哲学的になってきて、バベルがぐるぐる回れば私の頭もぐるぐる回る。

絶望と失望がバベルの源になっているという。幸せよりも不幸のほうが他人にパワーを与えられるものだとしたら、ちょっと寂しいような、でもわかるような。

自分の夢がすでに叶っている世界と夢に向かってもがく世界、どちらに居たい?

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Posted by ブクログ 2020年01月12日

雑居ビルの中のテナントが永遠に積み上がっている中を探察し、バベルの謎を追うストーリーです。設定としては非常に興味深い作品でしたが、序盤は山場が無く退屈な印象を持ちましたし、終盤は話がややこしくなり、ついていくのが大変でした。

この小説は中盤が最も面白いという今までに無い、ある意味とても面白い作品で...続きを読むした。

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Posted by ブクログ 2019年12月09日

浮遊感のある作品。はっきりしない部分が多いので、起承転結があり筋立った物語を好む人には向きません。著者によるイラストが味があっていいですね。

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Posted by ブクログ 2019年09月01日

万城目さんの作品は奇想天外な話だけれど、親近感があり、どーなるのか?と毎回引き込まれます。
ただ、今回は怒涛の終盤に本当に私も吸い込まれてしまったんですね。

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Posted by ブクログ 2019年08月13日

世界観は決して嫌いではないけど、ちょっと今までとは異色だったかも。なんとなくスッキリしない最後だった。

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Posted by ブクログ 2019年08月06日

いつも何が何だかわからぬままにめくるめくスペクタクル、という感じだが、今回の終焉はカタルシスに至らず。何故だろう。

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Posted by ブクログ 2019年07月24日

普通の人情劇かと思いきや、SFというかパラレルワールド的な。万城目ワールドというべきか。九朔は「きゅうさく」と読むんだけど、毎回読み方忘れてついつい「クーロン」と読んでしまう。

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Posted by ブクログ 2019年07月03日

バベル九朔の管理人である俺は小説家を目指して、三年がかりの大作を仕上げながら、日々を暮らしている。

そんなある日、彼が出会ったのはカラスのような黒づくめの女。

そこから始まる螺旋のような、ビル、バベル九朔を巡る抗争。

果たして、俺は抗争をやめさせて、元の世界に帰ることができるのか?

まさに万...続きを読む城目ワールドですね。読んでる時に夢見てしまった。
ただ、そろそろ、違う作風のものが読みたいかも。

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Posted by ブクログ 2019年06月21日

バベル九朔という雑居ビルから始まる
パラレルワールド?の話

私には途中で想像が追いつかなくて最後にはぐちゃぐちゃになってしまった。

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Posted by ブクログ 2019年06月06日

こりゃまたヘンテコな作品にぶち当たったものだ。

バベル九朔という名の5階建て雑居ビル、その管理人兼住人で小説家志望の主人公が、奇妙なカラスと不思議な出来事に巻き込まれていく。

マジックリアリズムとも違う感の、不思議な空気感の物語。何かと釈然としない部分を抱えつつ読み続けたが、バベルの名に相応しく...続きを読むある意味で「成長」していく建物の姿は愉快だった。

釈然としない部分は、ワシには最後までそのままで終わってしまったが、その理不尽さ(と感じるもの)は、ある意味バベルの象徴そのものとも言えるのかも。

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Posted by ブクログ 2019年04月30日

長編ファンタジー?小説。
ちょっと・・・いや、かなり久々の万城目学。
雑居ビルの管理人をしながら小説家を目指す青年が、奇妙なカラス女との出会いからパラレルワールドに迷い込む冒険ファンタジー??です。
約370ページの作品ですが、第三章(80ページ)から万城目ワールドがフルスロットル!特に後半は一気に...続きを読む読ませます。
が・・・万城目ワールド感が強する?のか??説明調の文章が多く、若干の中弛み感は否めず・・・

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Posted by ブクログ 2019年04月20日

望みがかなうことを
誰もが願う。
はかない一歩を踏み出す勇気がもてたとき
扉が現れる
扉が開かれる

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Posted by ブクログ 2019年04月18日

いつもながらのワンダーランド。現実と虚構が入り交じるメチャクチャな展開なのに、なぜすんなり受け入れてしまうのか。。。

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Posted by ブクログ 2019年03月22日

マキメワールド全開で面白かったんだけど,最後がよく分からなかった.
九朔君は何を狙ってあんな行動に出たのだろう.
現実とリンクしているので,もう長編は失われてしまったワケだよね.
それで,もう一人の自分をバベル九朔に誘い込んでどうするんだろう?
管理人の力を使って一緒に帰るのだろうか?(でも,「ここ...続きを読むにいる」って言ってしまったよね.)
やっぱりよく分からない(頭悪くてすみません).

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