万城目学のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
遂に出ました!
①「鴨川ホルモー」(2006年)
②「ホルモー六景」(2007年)
の、第三作にして完結編!
好き(笑)
著者デビュー作の①から20年目にして、主人公たちの20年後までが(なんとなく)わかる。この“なんとなく”というのがポイントだ。
②文庫版の解説で、有栖川有栖が著者をして『ホラ話を書く人』と定義している。その通り。“ホラ話”なのである。従って、物語に筋道や脈絡は必要ない。
だがしかーし!(ひまめろさんのマネ)
②は、①のスピンオフ短編のオムニバスだった。ところがこの六編が、全て違和感なく本編と関連していたのだ。しかも、その世界線は地理的にも時間的にも、色々なベクトルで広 -
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Posted by ブクログ
新喜劇ならぬ、“神”喜劇。神様が主人公の連続短編集。めっちゃ面白い。
主な担当は「縁結び」で、由緒正しき縁結び神社に一千年勤めている。でも神様の中では末端らしい。そんな神様のもとに、神様世界のライター(この人も神様)から取材が入った。どうやら取材は最終的に本になり、お偉方の目に止まると昇進チャンスが増すらしい。本書の中では、主人公の神様が取材に応える形で物語が進んでいく。
各話には人間の主人公もいて、神様目線と人間目線が交互に描かれる。
第一話「はじめの一歩」では、理屈っぽい男・肇(はじめ)と恋人のみさきの縁を取りまとめる。みさきに口癖を注意されて悩んでいる肇のもとに現れた神様。便宜上、人 -
Posted by ブクログ
ひょっとしたら数十年ぶり(!)の再読だが、いやー、めちゃくちゃ面白かったし感動した。
『鴨川ホルモー』の続編にして、スピンオフのオムニバス短編集だ。
たしか初読の際は、『鴨川ホルモー』の方が好きというか、何しろ面白くて、のめり込んで読んだ記憶がある。『六景』の方も読んだは読んだが、『ホルモー』の余韻のうちに終わってしまったというか、そこまで印象に残らなかった。
しかし、大人になって両作を再読したとき、より感動したのは『六景』の方だった。それぞれの短編で、「あのとき、実は……」、「あの人は実は……」という、『ホルモー』の隙間を埋めるようなエピソードになってはいるが、特に「もっちゃん」「長持の