万城目学のレビュー一覧

  • ホルモー燦燦

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    ここにまた一つ、青春が終わった。
    私の遅れた青春はホルモーと共にあった。
    就活でしんどかったとき、何も考えたくなかった時、ホルモーはいつも私のカバンにスタンバイして笑わせてくれていた。
    今回も社会人ホルモーで涙出るほど笑わせてもらいました。

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    2026年10月31日
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人

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    シークレット本として読み始めました。
    かの子ちゃんの成長と種類を超えた動物の愛情が感じられました。
    最後はどうなったのか、考えさせられる作品でした。
    シークレット本のキーワードは
    ・アカトラの猫
    ・知恵が啓かれた
    ・茶柱
    ・神社の秋祭り
    ・珊瑚礁の首輪 
    でした。

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    2026年10月27日
  • 鴨川ホルモー

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    馬鹿馬鹿しさを突き詰めた先にあるもの、、、それがホルモーだった。

    奇想天外な設定と、真剣であればあるほど滑稽に映る登場人物たち。最初はその荒唐無稽さに笑わされるが、気づけば京都の街を舞台にした不思議な世界にどっぷりと浸かっている。恋に悩み、友情に揺れ、時に嫉妬や見栄に振り回される彼らの姿は、馬鹿馬鹿しいどころか、驚くほど人間臭い。くだらないことに全力を注げるのも、失敗さえ青春の一部として輝くのも、若さゆえの特権なのだろう。笑いの奥に、誰もがかつて持っていた青臭さと情熱を思い出させてくれる。大人になった今だからこそ、理屈を忘れて夢中になれる時間の尊さを、改めて感じさせてくれる作品。

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    2026年10月16日
  • 八月の御所グラウンド

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    読み始めて思ったのは、直木賞なんてツマンナイものを獲っちゃったからか、著者の持ち味である荒唐無稽なハッチャケ感がないなぁーということ。

    ま、直木賞という箔が付けば、それだけで本は売れるだろうし(^^ゞ
    また、賞を受賞するというのは素直に嬉しいことでもあるだろうから、著者にとってはいいことだったんだろうけどね。
    ファン(自分は読んだ著者の本こそ少ないけど、一応『鴨川ホルモー』が出た時からのファン)としては、著者にしては普通の小説っぽくなっちゃったなぁーと。

    個人的には賞を獲った小説、特にエンタメ小説は大方ツマンナイと思っていることもあり、あの万城目学でもそんなものなのかなぁーと。
    ちょっと残念に思って読んでいたら、2つ目のお話「八月の御所グラウンド」の最後の最後、五山送り火を主人公が友人の多聞に誘われ、二人で見に行くシーンの会話にグッときた(^^ゞ

    「みんなーー、生きたかったんだろうなぁ」
    「なぁ、朽木。俺たち、ちゃんと生きてるか?」

    それは、数ページ前にある、多聞が言う「明日の御所G(グラウンド)にえーちゃんと、遠藤君と、山下君が来てくれて、試合ができたらそれでいい。みんな、野球がしたいんだろ? なら、やろうぜ」と合わさって、あの不幸な時代を生きるしかなかった/死んでいくしかなかった人たちへの最大級のシンパシーになっている。

    この場面での二人の心情は、“悼む”ではないんだと思う。
    シンパシー? エンパシー?
    うーん…。
    どっちも、ちょっと違うんだよなぁ…。
    そう、だから、「男は黙ってサッポロビール」(爆)
    …って、それがわかる人、今どれくらいいるんだ?(^^ゞ

    えーちゃん、遠藤君、山下君の三人の存在が存在だけに、意味合いが変になってしまうんだけど、二人は同じチームとして野球の試合に臨むんだから“エール”という言葉でもいいんじゃないか?と思うくらい。
    (エールといっても、ビールじゃないよw)


    この場面は、その後の情景描写もいい。
    “送り火を描いた炎の線はいよいよ細く、頼りなく、
    「大」の字はどこか骨となって散るように点へと割れていく。
    ときどき思い出したかのように、炎がぼっと大きく膨らむが、やがてちらちらと瞬き、
    無音のまま静寂の先に吸い込まれていった。
    終わりの時間が近づいていた。”

    いやぁー、これ、絶対神さま降りてきちゃってるだろー(爆)



    直木賞なんて、たんなる販促ツールじゃん!
    なんて思っていたけど(そもそも賞の設立者が商業目的だと言っている)。
    まんざら馬鹿にしたものでもないのかな?

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    2026年10月15日
  • 八月の御所グラウンド

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    ネタバレ

    短編と表題作の2本立て。どちらも京都で起こりそうな死者との遭遇譚。都大路を疾走する女子駅伝選手と伴奏する新選組(笑)。彼らはどこに向かって斬りこんでいたのだろう? 表題作はカバーにもあるとおり野球にまつわる物語。御所Gって本当にあったんだ~。中国人留学生のシャオさんがいい味を出している。そして、彼女の推論であるえーちゃんを始めとした3人の助っ人の正体が、あのレジェンド投手や、志半ばで大戦で落命した青年だったのか? 切れ場を残して、読者の想像に任せられた結末が小粋だな~。解説は少し感情が「走り過ぎた」かな?

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    2026年10月14日
  • ホルモー燦燦

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    「ホルモオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォ――――――ッッゥ」
    二〇年振りの完結編。

    あの阿部が、高村が、楠木が、帰って来た!
    大学へ行けばサークルがあると思っていた。
    そんなハズはないが、一応、子供に聞いてみた。
    「は?」
    「あるやろ?あの変な踊り踊ってるサークル。たしか、そんな名前やったんちゃう!?」
    と、思わぬところから嫁の援護射撃。
    嘘か?真実か?
    月末に学園祭があるので、潜入捜査して来ます。

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    2026年10月12日
  • 八月の御所グラウンド

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    途中まで何の話?って思うような万城目さんワールドだったけれど、最後の最後でいきなり胸の内に熱い火がともる感じ。好きです。
    また「十二月の都大路上下ル」もいい。

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    2026年10月12日
  • ホルモー六景

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    鴨川ホルモーを読んだ後に是非読むべき。後日談というか、本編と並行で起こっている出来事の短編集であり、「裏でこんなことが起きていたのか!」と新鮮にメインストーリーを思い出すことができ一度で2度美味しい。本編で起こる重要な出来事が誰かの偶然によって引き起こされていたりして。普通の小説は主人公目線で進むので、この本のようにアンソロジー的に主人公が都度変わると、ああ物語って本来多面的なものだよなと再確認できる。
    なお、私が涙もろいためかもしれないが第六景は泣ける。

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    2026年10月12日
  • 鴨川ホルモー

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    続編が最近出たらしい、ということを本屋の平積みで知り、大学時代を京都で過ごしたものの読んでいなかったな〜(なんで!?)と思い今更ながら。
    京都大学の某サークルがモチーフらしいという噂。どこか冴えないが個性豊かで独自の理論を展開しがちな登場人物たちが謎の競技に挑む。大文字山への登山や吉田神社での奇怪な祭り事etc...都会でのキラキラおしゃれ生活とは程遠いイベントしか起こらない(失礼!)ことでむしろ"人間としての本質的な楽しさ"って、これだよね、と感じられる気がする。京都で青春を過ごしたくなること間違いなし。

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    2026年10月12日
  • あの子とQ(新潮文庫)

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    タイトルや表紙のイラストからなかなか手をつけなかった
    、、ところが読み始めると意外と面白い。現実離れしたストーリーを楽しむのも良い。

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    2026年10月05日
  • ホルモー燦燦

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    ネタバレ

    大好きな作品の続編って、楽しみ半分、がっかりしたらどうしようという怖さも半分あるもの。この作品も正にその心境で読み始めたのですが…読んでよかった!これぞホルモー!!お帰りなさい!!鬼たちは元気だし、個人的に妄想していた「東京にホルモーがあったら」という夢のような話まで!そして安倍とふみちゃん、よかったね。お腹いっぱい大団円、大満足です!

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    2026年10月01日
  • 鴨川ホルモー

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    スラスラと読める軽やかな文章で、一気に読めました。リアルな青春、心理を非現実的な舞台で描いていて、面白かった。ホルモぉぉおお!!

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    2026年09月28日
  • 鴨川ホルモー

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    面白かった。どうして今まで読まなかったのだろう。 直木賞作家のデビュー作ということで手に取った。主人公たちの大学に通っているため、細やかな地名が全て分かりやすかった。わはは、と読みながら笑ってしまうような軽やかな文体と展開が好みだった。続きに期待させる終わり方だったので、また読んでみようと思う。

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    2026年09月27日
  • 八月の御所グラウンド

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     中編2作とも良かったが、やはり表題作が素晴らしい。真夏の野球グラウンドで起きる出来毎に心震わせ、深い余韻が残る。今年読んだ本の中でも、トップクラスの出来映え。
     万城目学、個性豊かなキャラ作りが本当に巧い。

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    2026年09月26日
  • ホルモー燦燦

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    ネタバレ

    20年目の続編にして最終話⁈そりゃ色々忘れてるわ

    でも確実に奇想天外で面白い!
    何故そんな展開?どこで思いつく??の連続

    今回は3話収録
    京都の2人、社会人ホルモーは東京タワーで!最後は西高茶道部を参考に埼玉女学院高等学校の2人の生徒、とバラバラなそれぞれが落語家『曲亭青龍』や『雲龍釜』もとい雲蛇釜(笑 ノッキー先生…が実は楠木さん、とゆる〜く繋がるベースにはべろべろばあの店長交代で高村になっているところから始まり、終わる…
    もう続かないと思うととても寂しい

    また鴨川ホルモーから読み直したい!


    薪の上に臥し、その痛みを感じることで毎夜、雪辱を果たす決意を新たにしたという、呉王夫差の「臥新嘗胆」の故事に倣ってのことである


    大文字山の頂上にホルモーでしのぎを削り合う五チーム…すなわち京都産業大学玄武組、立命館大学白虎隊、龍谷大学フェニックス、京都大学青竜会、同志社大学黄竜陣が一同に会し、そこで「大文字山ホルモー」なるイレギュラーなホルモーを開催することが決定したからだ。


    ホルモーを競い合う五大学には、それぞれ氏神社と言うべきものがある。すなわち、同志社大学なら上御霊神社、京都産業大学なら上賀茂神社、立命館大学なら北野天満宮、龍谷大学なら伏見稲荷大社ー、そして京都大学なら吉田神社。
    ホルモーが開催されるとき、それぞれの氏神社には一千匹オニが待機、そのオニを引き連れ、各大学の面々は勇躍、戦場として指定された場所へ向かう。


    陰陽五行説によると東西南北の各方角には、それぞれ四神が配置される。すなわち四神相応
    東の青竜、南の朱雀、西の白虎、北の玄武ー、真ん中に黄竜を置いて五神とも言う


    「わんふぉーおーる、おーるふぉーわん」
    アレクサンドル・デュマの『三銃士』に由来するこの有名なフレーズ


    落語『テンシキ』

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    2026年09月26日
  • 八月の御所グラウンド

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    駅伝の話も面白かった。
    しかし、それ以上に御所グラウンドの話は、読み終えて、スゲー…と唸ってしまった。
    ダラダラと続く京都の暑さのごとく、ダラダラと、何故にか草野球大会が展開されていく中、唐突な、一迅の豪速球が物語の沈黙を破る。日常世界から急に非日常なファンタジー世界へと連れ込まれる。
    非日常なファンタジー世界でありながら、夢と希望に溢れた類のものではない。我々が今生きている世界と地続きの、かつて存在し、多くの若者たちが生きたくても生きられなかったあの世界である。
    時代に翻弄され、己の望まぬ人生を歩み、命を落とすこととなった若者たちを想像すると文字を追う目にじわりと涙が浮かんでくる。

    私たちは、確かに、生きているのか。

    心に火を灯す物語であった。

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    2026年09月25日
  • 八月の御所グラウンド

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    何が起きても「京都だから」で済ませる作品群に飽きが来て、しばらく読んでいなかった。しかしこの作品のまとまりかた、京都であることの必然がとてもよかった。

    セカンドハウス!

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    2026年09月25日
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)

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    上巻はいつギャグ路線になるのか待ち受けながら読んだけど、とうとう最後までシリアスだった。

    すごく良かった。

    万城目さんだからこそ書ける忍者ファンタジーだと思った。

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    2026年09月23日
  • 鹿男あをによし

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    最初から…最後まで、ずっと楽しめました!
    ※ドラマは未視聴です。


    「リチャード」
    (リチャードギア似の、副校長のニックネーム。
     本人はそう呼ばれていることを知らない。)


    読んだ後も、リチャードが頭から離れない(笑)。
    物語の終盤、
    リチャード(副校長)を追いかけるシーンで、

    「馬鹿ッ――やめろ、リチャード!」
    「駄目ですッ。やめて下さい、リチャードッ」

    ニックネームで叫んじゃってるじゃん〜、
    2回も(笑)。笑った!

    内容は笑えるポイントが多くてエンターテイメント性が高いのですが、卑弥呼や邪馬台国等の歴史が物語にうまくハマっていて、気づいたら知識が身について、読後感がとても良かったです。


    この作品で、強く記憶に刻まれた言葉。
    ↓↓
    「鹿せんべい、そんなにうまいか。」
     ※誰もいないと思って食べた鹿せんべい、
      意外と美味かった、でも誰かに見られていた…。

    自分も奈良公園に行った際に、
    鹿せんべいを食べちゃおっかなーと思ったけど、
    周りの人の目がなんとなく気になって、
    止めた経験があります(笑)。

    今度、奈良に行ったら堂々と食べてみよう。

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    2026年09月21日
  • ホルモー燦燦

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    ホルモー頑張っても就活で話せなくない?って最初から思ってたからそのネタが出てきてよかった
    キケロの臆病だった〜みたいな話まじでわかる、私も臆病だったなって思う、てか今も。ホルモーって叫びたい
    何が起きるかわからない人生を送っているうちは青春を生きているっていう言葉いいよね、20代後半になってもまだまだ青春は続くぜ

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    2026年09月21日