万城目学のレビュー一覧

  • プリンセス・トヨトミ

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    大阪が全停止した、という説明から物語が始まる。なぜ全停止するのか、種明かしされるまでワクワクしながら読めた。

    会計検査院3人のキャラクター性も際立っていて、彼らの性格や価値観、能力をもって、物語が紡がれているようで面白かった。

    あと大阪にまつわる歴史や地理について、たくさん解説されており、作者の大阪愛を感じることができた。

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    2026年06月27日
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人

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    少女とも言えぬ小1の女の子のはなし。ホンワカした空気が流れていた。途中不覚にも泣いてしまった。面白かった。

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    2026年06月24日
  • プリンセス・トヨトミ

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    妙なリアルさと血の通った登場人物らがテンポ良く繰り広げる物語。私自身紐解こうと格闘しながら引き込まれ、一気読みでした。
    35年前が描かれているようで全く描かれていないことなど、主題となろう材料が多すぎてとっ散らかった感はあります。
    終盤のあまりの味気なさは若干感じました。

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    2026年06月25日
  • ホルモー六景

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    息子へ)
    お父さんは、この本の筆者、万城目学と、中学高校の同級生だった。大学も同じだったようだ。(彼は一浪のようなので学年は違う。)
    この本は、「鴨川ホルモー」という本の番外編で、6つのスピンアウト短編集だ。なので、「鴨川ホルモー」から読むことをお勧めする。
    京都の大学間で行われる「ホルモー」と呼ばれる競技をめぐるホラ話。
    内容は、完全に非現実的なのに、登場人物の心情は、お父さんたちのように、京都で過ごした学生の青春時代の心情そのものだ。
    筆者が同じ境遇だったことを考えると、共感しすぎて、気持ち悪いぐらいだ。
    京都で学生時代を過ごしたなら、是非、読んで欲しい。
    懐かしい気持ちになれる。

    (お

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    2026年06月23日
  • 鴨川ホルモー

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    刊行当時以来の再読。
    ほぼ初読の気分だった。

    当時は独特な勢いのある文章だと思っていたけれど、今読むとその勢い自体が技術なんだとわかる。奇抜な設定を自然に読ませる筆力はやはり抜群。

    再読で印象が変わったのは登場人物たち。
    昔は気にならなかった早良さんの自己中心的な振る舞いや人を振り回す危うさを感じた。
    一方、凡ちゃんの慎ましく思慮深い優しさ、高村のどこまでも見離さない友情、適度な距離感を保つスガ氏の頼もしさが強く印象に残った。

    早良さんと芦屋は好感を抱くタイプの人物ではないけど、ヒールとしていい塩梅に機能しているなぁと感じた。
    彼らがいることで凡ちゃんや高村の良さがより際立ち、人間関係に

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    2026年06月18日
  • あの子とO

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    ネタバレ

    まだまだ続きそうでうれし〜!
    今回は弓子目線の話じゃなくて、新聞部のスサミン、心理カウンセラーの先生、ピッツァオカヤマの吸血鬼の双子ルキアとラキアの目線で日常に当たり前に吸血鬼が生活していることをより身近に描かれた3本立て。みんな自分とは違う存在のことを認識しかけるけど夢のように掴みどころのないまま終わる。吸血鬼の日常がメインだけど、ふんわり幻想の世界のまま不可思議なまま終わるのが余韻。

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    2026年06月15日
  • ヒトコブラクダ層戦争(下)

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    「メ」がすごく気になる…
    「目」といえばやはり鹿男あをによしだろう。
    繋がっていると信じて。
    5年ものの積読本。万城目作品はこれでコンプリート。

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    2026年06月14日
  • 六月のぶりぶりぎっちょう

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    いいなぁ、京都。歴史が重たく存在していて、その歴史が今に一直線で繋がっていることを肌で感じてしまう。そんな2つの物語。
    いいなぁ。すぐに行ける距離に京都はあるのだけれど、だからこそなかなか行かない場所でもある。「何か」をしに行くのではなく、何もなくふらっと京都へ行きたくなった、ワクワクする物語たちでした。

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    2026年06月07日
  • あの子とO

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    楽しい話しだった。でも、それだけじゃなく心揺さぶられる内容でもある。前向きに生きようとも思えてくる不思議な力があった。続きを早く読んでみたいなあ。

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    2026年06月02日
  • 六月のぶりぶりぎっちょう

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    織田信長の無念、皆に憎まれていると思わずにいられない辛さ

    でも、たくさんの人が信長のことを考えて来た
    そうだ、みんな大好きだから考えるんだあ

    6月2日、私も織田信長に思いを馳せてみよう

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    2026年05月15日
  • 六月のぶりぶりぎっちょう

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    直木賞受賞作の続編。
    二作からなる短編集。今回も過去の偉人が顔を出す。
    他の作品のことが少し垣間見えるのも楽しい。
    「三月の局騒ぎ」が好みでした。

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    2026年05月07日
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人

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    小さな物語。小学校1年生の子供にとって、一日いちにちは瞬く間に過ぎるのだろうが、見る物、出会う人、去っていく諸々のすべては、一生を貫く何かとして、柔らかいアタマとココロに折りたたまれていくに違いない。何かを得て、何かを思い出に仕舞って、人は成長していく。

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    2026年04月30日
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)

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    時代をさかのぼり時は戦国。大阪夏の陣。時代ものでも読みやすく主人公風太郎に共感ながら読み進めることができた。
    最初風太郎はいい加減で面倒くさそうな事からは逃げる性格だったが、物語が進むにつれて風太郎の心の成長や忍びとして人としての芯の部分が感じられるようになった。
    物語の後半までは風太郎が負けてばっかりだったので、本当に大丈夫かと不安になったが最後は仲間にも助けられながら決めるところでちゃんと決めていて風太郎よくやった、と心の中でガッツポーズをした。

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    2026年04月29日
  • プリンセス・トヨトミ

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    以前北海道出身の作家さんが書いた北海道が舞台の小説を読んだ時、文面から伝わる冬の厳しさや、その厳しさを前提に生きている人々の描写がすごく印象的だった。

    作者の出身地は小説の雰囲気にどんな影響を与えるのか気になって、まず手始めに大阪出身の万城目学、舞台も大阪のこの小説を選んだ。

    情に熱くパワフルなおばちゃん・おっちゃん達の姿からなにわを感じ、東京から来た検査官達の雰囲気にはよそ者感を感じ。そしてソースの香りを存分に楽しめた。

    巻末のエッセイまで含めて大阪の魅力がたくさん詰まってて良かった。大阪の近代建築巡りしてみたい。

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    2026年04月22日
  • 六月のぶりぶりぎっちょう

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    本能寺の辺があった日に毎年行われる信長の亡霊による根本原因究明のためのシミュレーションに参加させられた学校の先生の物語。謎は謎のままに。

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    2026年04月18日
  • 偉大なる、しゅららぼん

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    映画のCMを見たことがあってギャグ漫画みたいな内容なのかなと思ってたけど、青春ファンタジーって感じで面白かった
    登場人物もそれぞれ味があって愛着湧くし、映画も見てみようかな。
    最後の終わり方は賛否両論ありそうだけど、私はうるっと来ちゃった。
    この人の他の本も読むぞ〜

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    2026年04月05日
  • ザ・エッセイ万博

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    マシューマコノヒーが気になる!でも、調べたら負け…………
    ん?キーファサザーランドが脳裏に浮かんできたぞ…これも、調べたら負けだ

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    2026年03月31日
  • 六月のぶりぶりぎっちょう

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    改めて歴史を学びたいと感じた。
    一話目みたいな風情を感じるのも、二話目みたいな誰かの無念を想像するのも楽しいな。
    戦国時代に詳しくなくて人物名くらいしか思い出せないのが悔しい。
    にょごも、ぶりぶりぎっちょうも、インパクトが強すぎる単語で入り込みやすく、読みやすかった。

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    2026年03月30日
  • あの子とO

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    前巻は人間に混ざって生きていきたいJK吸血鬼のほのぼのコメディだった(気がする)けどオオカミ一族やら謎のオランダ人やら現れて面白くなってきた!
    次巻で何か事件が起こるかな?

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    2026年03月26日
  • プリンセス・トヨトミ

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    ネタバレ

    会計検査院の松平、ゲーンズブール、鳥居は、検査のため大阪を訪れる。検査は順調に進むも、社団法人OJOは担当者不在で検査できず、後日松平のみが訪れる。そこで松平を迎えたのは、大阪城の地下に作られた豪華な巨大空間と、大阪国総理大臣を名乗る人物だったーーー。

    映画を観たことがあったのでなんとなくストーリーは分かっていたが、地名や道など、細かい描写が多く盛り込まれ、読み応えがあった。作者の地元が大阪だということもあるだろうが、なかなかの下調べがあったと思う。出てくるキャラクターもそれぞれ魅力的で、飽きなかった。ありえない設定ながら、もしかしたら、と思わされるほどの作りこみで、とても楽しめた。

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    2026年03月21日