万城目学のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
息子へ)
お父さんは、この本の筆者、万城目学と、中学高校の同級生だった。大学も同じだったようだ。(彼は一浪のようなので学年は違う。)
この本は、「鴨川ホルモー」という本の番外編で、6つのスピンアウト短編集だ。なので、「鴨川ホルモー」から読むことをお勧めする。
京都の大学間で行われる「ホルモー」と呼ばれる競技をめぐるホラ話。
内容は、完全に非現実的なのに、登場人物の心情は、お父さんたちのように、京都で過ごした学生の青春時代の心情そのものだ。
筆者が同じ境遇だったことを考えると、共感しすぎて、気持ち悪いぐらいだ。
京都で学生時代を過ごしたなら、是非、読んで欲しい。
懐かしい気持ちになれる。
(お -
Posted by ブクログ
刊行当時以来の再読。
ほぼ初読の気分だった。
当時は独特な勢いのある文章だと思っていたけれど、今読むとその勢い自体が技術なんだとわかる。奇抜な設定を自然に読ませる筆力はやはり抜群。
再読で印象が変わったのは登場人物たち。
昔は気にならなかった早良さんの自己中心的な振る舞いや人を振り回す危うさを感じた。
一方、凡ちゃんの慎ましく思慮深い優しさ、高村のどこまでも見離さない友情、適度な距離感を保つスガ氏の頼もしさが強く印象に残った。
早良さんと芦屋は好感を抱くタイプの人物ではないけど、ヒールとしていい塩梅に機能しているなぁと感じた。
彼らがいることで凡ちゃんや高村の良さがより際立ち、人間関係に -
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Posted by ブクログ
ネタバレ会計検査院の松平、ゲーンズブール、鳥居は、検査のため大阪を訪れる。検査は順調に進むも、社団法人OJOは担当者不在で検査できず、後日松平のみが訪れる。そこで松平を迎えたのは、大阪城の地下に作られた豪華な巨大空間と、大阪国総理大臣を名乗る人物だったーーー。
映画を観たことがあったのでなんとなくストーリーは分かっていたが、地名や道など、細かい描写が多く盛り込まれ、読み応えがあった。作者の地元が大阪だということもあるだろうが、なかなかの下調べがあったと思う。出てくるキャラクターもそれぞれ魅力的で、飽きなかった。ありえない設定ながら、もしかしたら、と思わされるほどの作りこみで、とても楽しめた。