万城目学のレビュー一覧
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タイトルどおり『かのこちゃん』とその飼い猫である『マドレーヌ』が繰り広げる人と猫と犬の物語。
そう、犬も重要でばっちり出てくるのです。犬派の私、バンザイ笑。
少し悲しい話にはなるけれど。
猫もとても好きだけれど。
児童小説ということになるのかなこの作品。とても情景がわかりやすく文章にされているので納得です。
お話もとても良い。
ページ数もほどよい。
そしてわかりやすいということは下手に感想を書くとうっかりネタバレしてしまいそうなのであまり書きません。(文章力なくて書けないいいわけかも笑)
全体的にほのぼのとした、しかししっかり感情も揺さぶられる『出会いと別れ』の物語でした。 -
Posted by ブクログ
滋賀県民じゃないけど、湖の民について語っているとゆうことで読んでみました。琵琶湖の面積が滋賀県の3分の1って誤解されがちなんですけど。実は雪印の6Pチーズの丸い箱の中心に1Pおけば理解しやすく6分の1だとか、これ解ると滋賀のこと俄然興味湧いてきますよね。滋賀県民は小学校5年生になると「うみのこ」とゆう学習船が近くの港に迎えにきて1泊2日で琵琶湖の事学ぶとか、県民以外知らなそうな古代エジプトに起源を持つとゆう謎のボードゲーム「カロム」とか堪能させてくれました。
鮒寿司やサラダパンとか飛び出し注意のトビ太くんも出して欲しかったですけどw
また滋賀の県境はぐるりと山に囲まれているので、滋賀に棲む山友 -
Posted by ブクログ
ゲリラ豪雨のある日、かのこちゃんの家の老犬、玄三郎の犬小屋に現れたメスのアカトラネコ。マドレーヌ夫人と呼ばれるその猫は、犬の中では玄三郎とだけは話すことができて打ち解けていった。いっぽうでかのこちゃんは小学校に入学し、新しい友達ができていく…。
万城目学による児童文学。猫と子供が意思疎通をする…?というようなプロローグから始まったので、そういう話かと思いきや、子供は子供、猫は猫(と犬の玄三郎)の視点で日常的な話が進んでいく。
中盤から、マドレーヌ夫人の不思議な話がでてくるのだが、これまたせっかくいろんなストーリーにつながっていくのかと思いきや、はっきりと出てくるのは実はほとんどない。
マ -
Posted by ブクログ
ネタバレ万城目学さんの本は初めて読んだ。
古い言い回しがあったりでとっつきにくいかも…と思ったけど読んでいくうちに話に引き込まれた。
かのこちゃんは不思議な感じの子だなぁと思ったけれど、おそらく自分も子供の頃は大人には理解できない言動をしていたんだろうな。
すずちゃんとのやりとりや仲良くなる過程も独特で、子供達ならではの感覚なのではと思う。
猫股の不思議な体験もその後につながるのが面白い。
ファンタジーではあるけれど、こんなことがあったら素敵だなぁと純粋に思える作品。
玄三郎やすずちゃんとの別れには涙が出た。
猫股の体験を使ってかのこちゃんや玄三郎の別れに一役買ったのも良かった。
かの -
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今度は、大阪!
何か映画で観た時は、プリンセスって付いてる割に、誰がプリンセスやねん?って感じで記憶に残るのは、綾瀬はるかさんだけ…まぁ、当然やけど(^◇^;)
小説では、綾瀬はるかさんの役は、男なんやけどね…
で、小説。
作者自身が、大阪城の近所に住んでたんなら、想いもひとしおやな。
これ読むと大阪の判官贔屓がよく分かる。
秀吉で天下を取ったけど、あっという間に落ちていって…
それも大阪城は、冬の陣、夏の陣で、徹底的に、壊され、秀吉の血も絶たれる。
更に、徳川の世になって、ぐちゃぐちゃにされたとこに、でっかい大阪城を再構築!
いくら、徳川の威信を見せるためとはいえ、やり過ぎたんやな。徳川さ