万城目学のレビュー一覧
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門井慶喜さんの「屋根をかける人」で、建築家のヴォーリズについて知ったところから繋がって、卒業研究を書き上げたら絶対に読もうとワクワクしていた一冊。明治以降のレトロ建徳を二人の博識な作家さんがタッグを組んで巡り、互いのおすすめ建築を見学し、知識を披露しながら楽しい道行き。
この内容で面白くないわけがない。レトロ建築が気になりながら、特に建築に詳しくないし……でももう少し詳しく知りたい。なんなら見学だってしてみたい、という向きにはピッタリの一冊。私も辰野金吾やヴォーリズ、コルビジェくらいはふわっと知っているけど、もう一歩深く知ってるとは言えない、門前の小僧になりそびれている小娘であって。それでも -
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「鴨川ホルモー」をもとにした6編の短編集。
どの話もちょと不思議で、めいいっぱい青春していて面白かった。
「ホルモー」 なんて不思議なものが中心にあるのだもの。他のチームにも、先輩にも、元カノにまで、影響があって然るべきだよね~
そして、「ホルモー」って、何か知らんけど、歴史があって、由緒正しいものなのね~。しかも、思いの外、全国にあるみたいね〜と、謎に納得してしまいました。
特に、お気に入りは「鴨川(小)ホルモー」と「長持の恋」。
「鴨川(小)ホルモー」では、二人静はいたって真面目で真剣なのに、二人の姿を想像すればするほど笑ってしまう。
「長持の恋」はちょっと切ない恋愛物語 -
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色んな愛に溢れてる〜〜♡
なんとも愛らしくて優しい世界だった
万城目ワールドはちょっと不思議全開すぎて苦手意識あったけど、これはとても好きだった(*´-`)
小学一年生のかのこちゃんは、お父さん、お母さん、犬の玄三郎、そして玄三郎の妻で猫のマドレーヌ夫人と暮らしている。
天真爛漫で好奇心旺盛なかのこちゃんが、"ふんけーの友"のすずちゃんと過ごす毎日がなんとも可愛くて愛おしい。
そして同時に描かれるマドレーヌ夫人と玄三郎の関係も素敵。
出会いと別れを経て、少しずつ成長していくかのこちゃん。
笑いあり、涙あり。
最後のシーンも思わずホロッと泣きそうになるけど、この終わり方、 -
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小学1年生のかのこちゃんと猫のマドレーヌのお話。マドレーヌは犬の玄三郎と結婚している。
小学1年生になったかのこちゃん。ある日朝早く学校に行くと、すずちゃんが両方の鼻に親指を突っ込み、親指以外の指をひらひらしていて…。
マドレーヌに起こるハプニングにもドキドキしながらも笑ってしまいます。
マドレーヌと犬の玄三郎が種を越えて結婚しているということに、どんな形の結婚も素敵だし、相手を思いやる気持ちが美しいと感じさせられました。
かのこちゃんとすずちゃんの子供らしくて一生懸命なところや、自分とは違うなにかを相手に感じて尊敬に近い友情が生まれるところに癒されます。
赤毛のアンを真似てすずちゃんとお -
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面白かった〜ヾ(〃^∇^)ノ♪
万城目学さんの大学受験失敗から、三十歳で『鴨川ホルモー』で小説家デビューするまでを描いた思春記
タイムリーなことに、今週TV番組『あの本、読みました?』に出演されるので楽しみである(❃´◡`❃)
週刊誌にエッセイを依頼されたが、そこそこ上手くいっている日々を聞かされても楽しくないだろうからと断ったらしい
しかし、人が上手くいっていない話なら楽しいだろうから?何やっても上手くいかなかった頃を思春記として連載したらどうかと提案されて、そうすることにしたらしい
就職氷河期にも関わらず、安定した職を捨て、わざわざ小説家を目指すべく無職を選択するマキメ君
どうみても -
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映画化されたのは全部観たけど、読んだのは、「鴨川ホルモー」だけ。
ちょっと前の万城目さんのエッセイ集!
この人、瓢箪に魅せられてんねんな。
はじめの辺は、瓢箪の話ばっかり!
熱意は充分伝わりました〜
また、台湾で人気なんやな。万城目さん。
サイン会で、100人とか、300人集まるほどの人気。
でも、記事は、万城目さんのお母さんが、東日本大震災の寄付のお礼言っとき!がメインになったのに、ほんまやけど、確かに事実やけど、でも寂しい…って気持ちを露呈してるとこに笑ろた。
マキメマナブの関西考では、地下鉄な話で、以下のトラップが笑ける。
(関西以外の方、ごめんなさいm(_ _)m)
・四つ橋線は