万城目学のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ設定の勝利、というか発想の勝利といいますか、ともあれよくぞこんな話を思いつくものと感心するばかり。エンタメ小説って楽しいですよね、うん。
肩書きも相まってひたすら理屈っぽい会計検査院サイドと、大阪らしいといえばらしい人情味ある中学生サイド。どう交わるのか興味津々でしたが、鳥居さんがぐっちゃぐちゃにかき混ぜてしてくれました(笑)。いやこの人かなり不憫。有能だけどたぶん周りに恵まれてないですよ。気がついて、鳥居さん!まあ本人楽しそうだからいいか。
クライマックスの蜂起シーンは私の好みからするとややアウトローだった気も。集まって、で、そこから何さとややずっこけました。でも最後の落とし所は秀逸でした。そうか、大輔の立ち位置にはそんな意味が。してやられましたね。
ところでこれ、仮に松平さんが生粋の東京人だったら話は破綻したのでしょうか。多分結果は同じだった気がします。大阪人のアイデンティティもさることながら、検査官のプライドを完全に逆なでしたあの横やりが何よりも決定的。総理、あんたが敗因ですよ(笑)。 -
Posted by ブクログ
なんとなくなんだけどタイトルとあらすじにあまり惹かれず、なかなか手に取らなかった本。
最近忙しいこともあり、読書をする気持ちのゆとりが無かったので、惹かれないならチミチミと読み進めるのにちょうど良いかなぁ、くらいの気持ちでいざ手に取ったら。
面白かった。あり得なさが絶妙にマイルドになっていて読み始めからスルスルと受け入れられ、話の展開が気になり、どんどん読み進めてしまった。
何もしない時間を取ろうと思っていたのに、読んでしまった笑。でも読みたいと思う気持ちは気分も上がるので、楽しかったしそれはそれで良かったのかも。
少し分かりにくいところもあったので、次に再読する時にゆっくり読もうと思った。この本は続きがあるみたいなので、続きも文庫が出たら読もうかな。 -
Posted by ブクログ
謎の競技「ホルモー」に挑んでいた彼らの青春の裏には、こんなドラマが潜んでいたのか!
相変わらず、真面目なのかふざけてるのか分からないテンションで話が進むので困惑することも多かったですし、鴨川ホルモーからだいぶ時間が空いてしまったので話の内容も忘れかけていたんですが、読み始めたらこれが面白い!記憶が蘇って夢中で読み進めてました。特に懐中時計と高村の丁髷の秘密にはホロリときました。
正直、鴨川ホルモー単体だとノリについていけなく困惑する場面が多かったんですが、スピンオフである今作を読んで、はじめて鴨川ホルモーという作品が完成した印象です。一気に大好きな作品になりました。前作を読んで少しでも面白かったと思った方にはぜひ手に取ってほしいですね。
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Posted by ブクログ
タイトルどおり『かのこちゃん』とその飼い猫である『マドレーヌ』が繰り広げる人と猫と犬の物語。
そう、犬も重要でばっちり出てくるのです。犬派の私、バンザイ笑。
少し悲しい話にはなるけれど。
猫もとても好きだけれど。
児童小説ということになるのかなこの作品。とても情景がわかりやすく文章にされているので納得です。
お話もとても良い。
ページ数もほどよい。
そしてわかりやすいということは下手に感想を書くとうっかりネタバレしてしまいそうなのであまり書きません。(文章力なくて書けないいいわけかも笑)
全体的にほのぼのとした、しかししっかり感情も揺さぶられる『出会いと別れ』の物語でした。