万城目学のレビュー一覧

  • とっぴんぱらりの風太郎(上)

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    今まで読んだ万城目作品の中で一番ファンタジー色が薄いかな。そして、風太郎の心の動きがとても痛々しい。

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    2017年01月01日
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)

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    本当に久々に夢中で読めた作品だった。
    何ににもなれない忍者の主人公はなぜか周りから好かれていて、どんどん事件の渦中へと。
    上巻は緩めの万城目ワールドだったが下巻からはガラリと変わってシリアスな展開。タイトルに騙されてはいけない。歴史でも学んだ大坂の陣、フィクションではあるけれどこんなにも熱いドラマがあったとは…。読むべき歴史小説だった。

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    2023年01月25日
  • ザ・万字固め

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    万城目さんの魅力は突拍子もない設定の小説だが、エッセーも秀逸。今作も、ひょうたん栽培の話から東電の株主総会の話(しかも2011年の)、城崎温泉からエーゲ海まで、幅広い話題をおもしろおかしく書いている。森見さんとはホント仲良しなんだなーお互い認めてないけど(笑)
    次のエッセー本も楽しみにしてます。

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    2016年10月15日
  • ザ・万字固め

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    「ザ・万歩計」に続く、万城目さんのエッセイ第2弾。
    エッセイなので、話題は多岐にわたるうえ、読みやすく面白く巧みな文章と相まって、これっぽっちも飽きさせられることなく読めました。

    面白いといっても、クスクス、ゲラゲラだけではなく、2011年の東京株主総会のリポート(万城目さん、あの震災事故の時点で同社の株主だったのだ)などは、震災の記憶と今に至るまでの事故後の処理の様相を思い起こしながら読むと、たいへん興味深く考えさせられることの多い内容だったりもするのです。

    森見登美彦さん、綿矢りささんとの三者対談や、ラブクラフトの小説を彷彿とさせるような妄想的!?小説まで掲載されていて、お得もお得、お

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    2016年09月25日
  • ザ・万字固め

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    面白かった! 特に大阪人であるが故の瓢箪愛。先日、行ってきた若冲展で瓢箪の絵を見るたびに、万城目さんだったらこの絵をどう評価するだろうと絵の事よりも万城目さんの抱くであろう感想を思い浮かべた私は悪くない(笑)
    作品も好きだけど、こういう彼の日常生活が、少しばかり面白くておかしいので、エッセイもできるだけ書いてくれるとうれしいんですけど(#^^#)

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    2016年05月05日
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人

    購入済み

    小さな成長物語

    小さな女の子と、人間と犬の言葉を理解する猫との、少し不思議な物語です。
    小さな女の子、かのこちゃんの成長と、それを温かく見守る両親と、一緒に成長する親友のすずちゃんとの心温まる小さな物語。そこに不思議な猫のマドレーヌ夫人がかのこちゃんを優しく手助けをする、読んだ後に心が少し暖かくなる本です。
    また、マドレーヌ夫人の夫である犬の玄三郎さんもとても素敵です。

    これは小学校の図書館に置いておくべきの本ですね。

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    2015年09月20日
  • ぼくらの近代建築デラックス!

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    2015年26冊目。
    京都、大阪、神戸、横浜、東京の近代建築を巡る、ゆる散歩対談集。街中で、「レトロかわいいな」とか「しぶいなあ」と感じた建築物は、これからは意識的にチェックしてみようかな。
    どの建築物にも、時代背景はもちろん、関係者の趣味や思惑も色濃く反映されている。人間味溢れるストーリーがある。
    色とか雰囲気だけじゃなくて、全体のバランスとか部分的なデザインにも、これからは注目してみたい。
    神戸と横浜の貿易関連施設、大阪の綿業会館とか、特に興味深かった。
    最後に台湾が出てきたのも良かった!植民地政策というと、どうしても、圧政のイメージが強くなっちゃうけど、八田與一のダム建設と銅像の件は、な

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    2015年09月06日
  • ぼくらの近代建築デラックス!

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    この手の企画は、東京だけとか、関西だけ、という内容が多いけれど、本書は大阪、京都、神戸、東京とバラエティに富んでいるのが嬉しい。さらに追加での台湾の部分も興味深い内容だった。
    近代建築というとどうしでもコンドル、そして辰野金吾に偏りがちだ。本書も勿論辰野金吾の作品はフィーチャーされているが、偏った感じではなく、また設計者の人生んいも多く触れられていて、読み物として面白かった。続編を期待したい。

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    2015年06月06日
  • 鹿男あをによし

    購入済み

    さわやかな読後感

    テレビドラマを見た人にも、おすすめします。
    逆に、テレビドラマを見た人に、そのイメージを持ってもらった状態で読んだ方が、おもしろいのではないかと思いました。
    最後までさわやかな文体が気に入りました。

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    2015年01月14日
  • 偉大なる、しゅららぼん 4

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    コミック版完結。
    うーん、映画がおもったよりもおもしろくなかったのが残念でした。
    キャラクターの感じは、すごく雰囲気があったのですが、物語の切り取り方がなあ……。
    まあ、長い話を短くしなければならないので、難しいところかなぁ。

    その点、コミック版は、切り取り方も、膨らませ方も、よかったです。

    妹系のエピソードとかは、オリジナルにもあったんじゃないかと思わせるクオリティです。

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    2014年08月18日
  • ザ・万歩計

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    万城目エッセイ本を読むのは2作目。冒頭の「風が吹けばエッセイを書く」の発想飛びのエピソードがいい。高校時代に先生に評価されたことが物書きとしての原点という。同世代なので、歌の思い出などは自分の経験と重なる部分もあって共感する点が多い。

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    2014年06月08日
  • 偉大なる、しゅららぼん 2

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    一巻に続いて二巻も購入。一巻に比べていっぺんにごちゃごちゃと話が動き出した感。相変わらず綺麗で面白かったので満足です。

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    2013年05月16日
  • 偉大なる、しゅららぼん 1

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    台湾の友達に勧められ、原作が学生にとって少々お高かったため、漫画から入ってみました。絵も丁寧できれいだし、何より話がすごく面白かったです。

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    2013年05月16日
  • ホルモー六景

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    「鴨川ホルモー」からこんな見事なサイドストーリー集ができるなんて。この作家、ますますあなどれない存在である。ホルモーの世界は軽やかに時空を超えて、ますますトンデモなクロニクルになってしまった。それでも、ちょっと地味目な登場人物達が涙と笑いを爽やかに演じるオリジナル作の筆致はそのままに。
    こうなった以上は何としてもメインストーリーのその後を読みたい、もっと彼らの青春に寄り添っていたいと願うのは私だけではあるまい。

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    2024年10月08日
  • 六月のぶりぶりぎっちょう

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    織田信長の無念、皆に憎まれていると思わずにいられない辛さ

    でも、たくさんの人が信長のことを考えて来た
    そうだ、みんな大好きだから考えるんだあ

    6月2日、私も織田信長に思いを馳せてみよう

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    2026年05月15日
  • 六月のぶりぶりぎっちょう

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    直木賞受賞作の続編。
    二作からなる短編集。今回も過去の偉人が顔を出す。
    他の作品のことが少し垣間見えるのも楽しい。
    「三月の局騒ぎ」が好みでした。

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    2026年05月07日
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人

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    小さな物語。小学校1年生の子供にとって、一日いちにちは瞬く間に過ぎるのだろうが、見る物、出会う人、去っていく諸々のすべては、一生を貫く何かとして、柔らかいアタマとココロに折りたたまれていくに違いない。何かを得て、何かを思い出に仕舞って、人は成長していく。

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    2026年04月30日
  • 八月の御所グラウンド

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    第170回、直木賞受賞作。
    いいお話でした。

    2つの異なる話で構成されたヒューマンドラマ。すぐに読み終わるボリュームで、心に"ジン"とくる内容でした。さすが直木賞受賞作と感じました。

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    2026年04月30日
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)

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    時代をさかのぼり時は戦国。大阪夏の陣。時代ものでも読みやすく主人公風太郎に共感ながら読み進めることができた。
    最初風太郎はいい加減で面倒くさそうな事からは逃げる性格だったが、物語が進むにつれて風太郎の心の成長や忍びとして人としての芯の部分が感じられるようになった。
    物語の後半までは風太郎が負けてばっかりだったので、本当に大丈夫かと不安になったが最後は仲間にも助けられながら決めるところでちゃんと決めていて風太郎よくやった、と心の中でガッツポーズをした。

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    2026年04月29日
  • プリンセス・トヨトミ

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    以前北海道出身の作家さんが書いた北海道が舞台の小説を読んだ時、文面から伝わる冬の厳しさや、その厳しさを前提に生きている人々の描写がすごく印象的だった。

    作者の出身地は小説の雰囲気にどんな影響を与えるのか気になって、まず手始めに大阪出身の万城目学、舞台も大阪のこの小説を選んだ。

    情に熱くパワフルなおばちゃん・おっちゃん達の姿からなにわを感じ、東京から来た検査官達の雰囲気にはよそ者感を感じ。そしてソースの香りを存分に楽しめた。

    巻末のエッセイまで含めて大阪の魅力がたくさん詰まってて良かった。大阪の近代建築巡りしてみたい。

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    2026年04月22日