万城目学のレビュー一覧

  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人
    種別も年齢もこえて、想い合う存在っているんだな
    玄三郎、老犬ながら男前ぶりに惚れた
    かのこちゃんとすずちゃんの微笑ましいやりとりにもかつて子どもだった頃を重ねた
    作者と同じ歳だからかな…

    懐かしくて静かに心に寄り添ってくれるようなお話でした
    ラストもすっきり
    悲しいこと、どうにもならないことも受け...続きを読む
  • 八月の御所グラウンド
    なんか爽やかスボーツ物語なの?私の知ってる万城目学さんの書いたものと違う…と思いきや、やはり私の知ってる万城目学さん。不思議現象をしっかり入れてきていました。新撰組の方々が何しに出てきたかは分かりませんが、沢村さんたちはこれからも毎年野球をしたくて現れるのかな、そうだといいなと思いました。駅伝のも野...続きを読む
  • プリンセス・トヨトミ
    会計検査院の職員、松平•鳥居•旭の三人は、出張調査先の大阪で不自然な出費記録に遭遇する。一方、大阪市立空堀中学校では、二年生の真田大輔が念願だったセーラー服での登校を決行する。見守ってくれるのは幼馴染の橋場茶子のみ。彼と彼女達の運命が交錯して、大阪を挙げての大騒動が勃発するのだが…。

    「何だか本当...続きを読む
  • ホルモー六景
    前作の『鴨川ホルモー』は京大青竜会の安倍くんやそのメンバーが中心でしたが、今作は「一方その頃」といった感じで、安倍くんたちが見えていないところの話し
    やはり前作は読んでいた方が、楽しめるのは間違いないと思います
    どの登場人物もきっと好きになります
    さすが万城目ワールドでした
  • 時の罠
    神様の罠に続いて読んだ4名の作家さんによる時をテーマにしたアンソロジー。
    神様の罠は個人的いまひとつだったがこちらはどれも面白かった♪
    辻村深月さんは神様の罠も良かったけどこちらも◎
    万城目学さん、米澤穂信さんは"ぶっ飛んだ"お話で面白かった!
    湊かなえさんも読後は暖かい気持ちになる作品。

    ページ...続きを読む
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人
    かのこちゃんは小学一年生。お父さん、お母さん、老犬の玄三郎とその妻(!)で猫のマドレーヌ夫人と一緒に住んでいます。かのこちゃんが『ただものではない』と認めるすずちゃんとは、不思議な出会い方をします。親友になります。マドレーヌ夫人はふとした事で出会った玄三郎の妻になり、夫を助けます…

    かのこちゃんの...続きを読む
  • 八月の御所グラウンド
    久しぶりの万城目さん。
    いつもえっ?って思いますが、今回もファンタジーにあふれていました。楽しい!
    でも、2篇とも、その後どうなったのか気になりました。
  • 時の罠
    万城目学さんと、湊かなえさんのお話がおもしろかったです。
    時間をテーマにしたいろんな作家さんの短編が読めてよかったです。
  • 八月の御所グラウンド
    2篇とも青春に不思議が入り良かったです。特に書籍タイトルにもなった、野球お話しの八月の御所グラウンドにはラストウルっとしました。

    初めは主人公朽木の友達クラブのボーイの多聞が若いママと付き合ってたり、ママも金持ちの社長もキープしてたり出だしは充実具合と軽さにムカつきましたw
    ネタバレ無しで、ある不...続きを読む
  • 八月の御所グラウンド
    1遍目の「十二月の都大路上下ル」は、「王道スポーツ青春小説」だった。国語の文学的文章に採用できるくらいの爽やかさがあったように思う。

    表題作「八月の御所グラウンド」は、「王道スポーツ青春小説」とは相反した、心にずしんとくる物語だった。途中までは野球をする大学生の物語だったが、次第に明かされていく真...続きを読む
  • 八月の御所グラウンド
    短編なので読みやすく、後味もよい。
    展開的にはわかりやすいが、スラスラと読み終えられた。今と昔を繋ぐ場所がある、そういうお話。
  • 八月の御所グラウンド
    8月の早朝、そもそもは不本意ながらも草野球に興じる朽木くん
    人数が揃わず不戦敗になるところを、たまたま居合わせた先輩や、居合わせた人に助っ人を依頼して、、、
    彼らは何者なのか、そんなことがあり得るのか?
    謎は謎として残るが、そうであれば良いなぁと思ってしまう
    併録された十二月の都大路上下るも、読後感...続きを読む
  • 鴨川ホルモー
    主人公の真っ直ぐで正直で内省的で、なんだかんだ周囲の皆を救える「漢」な性格がかなり好みだった。ホルモーってなんなん、と改めて思うが妙にしっくりくる。文体も潔くて、誰も憎めないのに読んでいてスカッとした。
    舞台ではどうやって表現しているのかな…私も彼らを見てみたい、少しだけ。
  • 偉大なる、しゅららぼん
    「偉大なる、しゅららぼん」(万城目 学)を読んだ。

    まったく万城目学さんの頭の中ってどーなってんだ?!
    
奇想天外荒唐無稽前代未聞驚天動地奇奇怪怪斬新奇抜空前絶後疾風怒濤天地無用。
    
あー面白かった。
  • 八月の御所グラウンド
    「十二月の都大路上下る」
     冬の無慈悲な底冷えの寒さの京都を舞台とした女子全国高校駅伝。都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生の愛しいほどの青春物語。

    「八月の御所グラウンド」
     夏の殺人的な蒸し暑さの京都でのお盆前後の御所グラウンドで繰りひろげられる俗っぽさ満載の草野球総...続きを読む
  • 鴨川ホルモー
    京都が舞台はわかるが、ホルモーってなに?
    主人公の安倍が京都大学に入学し、京大青竜会に入る。青竜会はなにをやるサークルなのかも気になる。

    友人の高村や安倍が好意を抱いている早良やリケジョの楠木、芦屋など、青竜会で繰り広げられるちょっと不思議な物語。ホルモーと青竜という名前、そして京都ということで繋...続きを読む
  • 八月の御所グラウンド
    第170回直木三十五賞受賞
    良かったな
    京都の暑
    京都の町
    グランド
    胸がいっぱいになった
    良かった
  • あの子とQ
    嵐野弓子は吸血鬼だ。吸血鬼の両親と一緒に普通の女子高校生の暮らしをしている。太陽の光も十字架も、全く問題がない。何故ならば一家そろって"脱•吸血鬼化"しているからだ。吸血鬼としての超人的な能力を持っているけれど、決して人には見せない。血も飲まない。
    そんな弓子の17歳の誕生日の10日前に突然現れたの...続きを読む
  • ヒトコブラクダ層戦争(下)
    天・地・人は三周くらい回ってやっと落ち着いたが、キリンメッツとギルガメッシュの置き換えは直らなかった
    脳内破壊の予感、気づいたら斜め読み
    きっちり読むにはスペクタル大巨編すぎて、受けて立つ気合がいる
    好きなものをちょこっとずつ
    全部トッピングは素晴らしい
  • 鴨川ホルモー
    舞台の配信に合わせて読む。
    急いで読んだにも関わらず、とても楽しめた。
    そして内容を取りこぼすことがなかった。
    (もしかしたら舞台を繰り返し見たからかもしれないが)
    鴨川六景も読もうと思った。