万城目学のレビュー一覧

  • とっぴんぱらりの風太郎(上)

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    2019.3.30再読。久々の万城目ワールド。この世界観がすごくいい。

    忍びの世界しか知らなかった風太郎が国を出て、京都での暮らしの中で人の情に触れ、変わっていく。再び忍びの世界に戻り、仲間との違いや自分の心の変化に気がつく。

    いくさの世に翻弄され。瓢箪の神様に翻弄され、黒弓のペースに流されながらも結構いい感じで変わっていく姿に惹きつけられた。

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    2018年02月06日
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)

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    ニート忍者風太郎がひょうたんと出会うことにより運命は奇妙な方向へと変わってゆく。騙し騙され、死闘が始まり、最後に守るものは…という物語。長かったー、けれど最後は息もつかさずページを進めた。万城目さんはなんてものを書き上げたんだろう。登場人物も個性的で、何と言ってもひょうたん! 面白おかしく、しかし、最後は熱かったな。素晴らしい。

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    2017年12月04日
  • ザ・万字固め

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    発想が面白い。
    著者は同年代なので、昔を振り返った具体的エッセイも懐かしくうなずけるところが多い。「まんが道」とか「ドラクエ」とか。
    東京電力の原発事故後の株主総会レポートや宇宙や影への考察など、興味深い報告・考察も満載。

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    2017年12月03日
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)

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    とっぴんぱらりなのに!風太郎なのに!とラストで思わずにいられませんでした。序盤はそういうコメディちっくな展開もあったり、瓢箪とぷちファンタジックな雰囲気を出したりという感じでしたが、後半怒涛の展開に思わずうるっときてしまいました。あと忍者がかっこいいのなんの。それぞれに個性があって、そんで豊臣が滅ぶまでを歴史ものプラスファンタジーという世界観で暴れまわるのはとても面白かったです。これがのちのプリンセストヨトミに繋がる!ときいて面白くなりました。ラストがどうであれ、つまりは、とっぴんぱらりのぷう。ってことなのかなあ〜。

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    2017年11月13日
  • 鹿男あをによし

    購入済み

    一気に読み進めました。

    最近再放送でドラマを全編見て小説も読みたくなって購入しました。小説の設定とドラマの設定が少し違っていたものの大変興味深く読み進めることができました。
    改めて録画してあるドラマを見てみようと思いました。

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    2017年11月08日
  • ザ・万字固め

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    万城目氏の頭の中がとてもよくわかるエッセイ。彼が育った大阪、京都の街、学校の様子なども良く知っているだけに、特別な感性と表現力を持つ天才と自分との差を改めて認識した。
    どの章を読んでも面白かったです。

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    2017年08月30日
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)

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    肺が強いくらいしか取り柄がないなんて自分では思ってる風太郎ですが、何だかんだでみんなに愛されてました。

    ファンタジーをまじえつつ、肩が凝らない読みやすさで時代の息吹を感じられる、万城目さんらしい時代小説。

    みんな魅力的だったけれど、常世に一番惹かれました。心情の移り変わりを想像すると、胸がぎゅっとなる。

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    2017年08月28日
  • ホルモー六景

    Poo

    もっちゃん!!

    短編の一つに「もっちゃん」というタイトルのものがあります。「安倍」とその友人「もっちゃん」のお話なのですが、読み終えて「もっちゃん」の正体を知ったとき、無知な私は思わずネット検索してしまいました(笑)。史実との見事な融合に感動しました。

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    2017年08月20日
  • ザ・万字固め

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    エッセイなのに、不思議な雰囲気が漂う。”帯”には「衝撃の結末!」の文字が踊り、森見登美彦、綿矢りさとの鼎談ありと、充実した内容だ。「やけどのあと」で東電役員に向けられる怒りの言葉や、「想い人たち」のW杯ブラジル大会における日本代表の評価には唸らされた。やはり作家の目の付けどころと表現力はすごいのだ。

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    2017年08月19日
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)

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    終わり方は、戦国時代ならば仕方のないことなのか…でも悲しすぎた。
    今まであまり豊臣は好きではなかったけど、ひさご様が素敵なキャラクターすぎて、好きになりつつある。

    最後にやりとげた風太郎に、感動。

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    2017年03月27日
  • ザ・万歩計

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    ただの万城目学ファンとしてすごく面白く読ませてもらいました。

    万城目さん、小説家ということで勝手にインドア派かと思ったら案外アクティブでアウトドアだった…(笑)

    万城目学さん、小説も面白いことながらさすがエッセイも面白い。

    ファンならきっと楽しいはずです!

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    2017年03月02日
  • ザ・万字固め

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    講演会でお話をきいてから、すっかりハマってしまい読んでみました。
    ただ面白いだけではなく言葉の選び方やペースなど、わたしには好しかったです。

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    2017年02月26日
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)

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    今まで読んだ万城目作品の中で一番ファンタジー色が薄いかな。そして、風太郎の心の動きがとても痛々しい。

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    2017年01月01日
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)

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    本当に久々に夢中で読めた作品だった。
    何ににもなれない忍者の主人公はなぜか周りから好かれていて、どんどん事件の渦中へと。
    上巻は緩めの万城目ワールドだったが下巻からはガラリと変わってシリアスな展開。タイトルに騙されてはいけない。歴史でも学んだ大坂の陣、フィクションではあるけれどこんなにも熱いドラマがあったとは…。読むべき歴史小説だった。

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    2023年01月25日
  • ザ・万字固め

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    万城目さんの魅力は突拍子もない設定の小説だが、エッセーも秀逸。今作も、ひょうたん栽培の話から東電の株主総会の話(しかも2011年の)、城崎温泉からエーゲ海まで、幅広い話題をおもしろおかしく書いている。森見さんとはホント仲良しなんだなーお互い認めてないけど(笑)
    次のエッセー本も楽しみにしてます。

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    2016年10月15日
  • ザ・万字固め

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    「ザ・万歩計」に続く、万城目さんのエッセイ第2弾。
    エッセイなので、話題は多岐にわたるうえ、読みやすく面白く巧みな文章と相まって、これっぽっちも飽きさせられることなく読めました。

    面白いといっても、クスクス、ゲラゲラだけではなく、2011年の東京株主総会のリポート(万城目さん、あの震災事故の時点で同社の株主だったのだ)などは、震災の記憶と今に至るまでの事故後の処理の様相を思い起こしながら読むと、たいへん興味深く考えさせられることの多い内容だったりもするのです。

    森見登美彦さん、綿矢りささんとの三者対談や、ラブクラフトの小説を彷彿とさせるような妄想的!?小説まで掲載されていて、お得もお得、お

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    2016年09月25日
  • ザ・万字固め

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    面白かった! 特に大阪人であるが故の瓢箪愛。先日、行ってきた若冲展で瓢箪の絵を見るたびに、万城目さんだったらこの絵をどう評価するだろうと絵の事よりも万城目さんの抱くであろう感想を思い浮かべた私は悪くない(笑)
    作品も好きだけど、こういう彼の日常生活が、少しばかり面白くておかしいので、エッセイもできるだけ書いてくれるとうれしいんですけど(#^^#)

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    2016年05月05日
  • かのこちゃんとマドレーヌ夫人

    購入済み

    小さな成長物語

    小さな女の子と、人間と犬の言葉を理解する猫との、少し不思議な物語です。
    小さな女の子、かのこちゃんの成長と、それを温かく見守る両親と、一緒に成長する親友のすずちゃんとの心温まる小さな物語。そこに不思議な猫のマドレーヌ夫人がかのこちゃんを優しく手助けをする、読んだ後に心が少し暖かくなる本です。
    また、マドレーヌ夫人の夫である犬の玄三郎さんもとても素敵です。

    これは小学校の図書館に置いておくべきの本ですね。

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    2015年09月20日
  • ぼくらの近代建築デラックス!

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    2015年26冊目。
    京都、大阪、神戸、横浜、東京の近代建築を巡る、ゆる散歩対談集。街中で、「レトロかわいいな」とか「しぶいなあ」と感じた建築物は、これからは意識的にチェックしてみようかな。
    どの建築物にも、時代背景はもちろん、関係者の趣味や思惑も色濃く反映されている。人間味溢れるストーリーがある。
    色とか雰囲気だけじゃなくて、全体のバランスとか部分的なデザインにも、これからは注目してみたい。
    神戸と横浜の貿易関連施設、大阪の綿業会館とか、特に興味深かった。
    最後に台湾が出てきたのも良かった!植民地政策というと、どうしても、圧政のイメージが強くなっちゃうけど、八田與一のダム建設と銅像の件は、な

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    2015年09月06日
  • ぼくらの近代建築デラックス!

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    この手の企画は、東京だけとか、関西だけ、という内容が多いけれど、本書は大阪、京都、神戸、東京とバラエティに富んでいるのが嬉しい。さらに追加での台湾の部分も興味深い内容だった。
    近代建築というとどうしでもコンドル、そして辰野金吾に偏りがちだ。本書も勿論辰野金吾の作品はフィーチャーされているが、偏った感じではなく、また設計者の人生んいも多く触れられていて、読み物として面白かった。続編を期待したい。

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    2015年06月06日