万城目学のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
八月の御所グラウンドに続いて読んだ今作品。
またまた京都が舞台で楽しめましたが、六月のぶりぶりより三月の局騒ぎの方が響きました。
にょごと呼ばれる人たちとか、女子学生寮の雰囲気が良きでした。
坊ちゃんの小説に出てくるキヨさんから、キヨと名のつく人に悪い人はいないって思っちゃう感性とか偏愛ぶりにズキッてきてしまう。1000年経っても日本人に忘れられないフレーズを残すなんて、明治の文豪たちもまだまだ足元に及ばないし何故めいたところも良かったです。
20年前の出来事で娘が駅伝のアンカーって前作繋がりもあったりで・・
それにしても京都は歴史上の人もいまだに現世を彷徨っているようで魅力的な街でした。 -
Posted by ブクログ
ぶりぶりぎっちょう、しゅららぼん、とっぴんぱらりのぷう、といった謎めいた呪文のような題名だったり、歴史上の人々が出てきたり、こんな世界線あったら面白いかも、を描いてくれる万城目ワールド。
「三月の局騒ぎ」
京都の女子大生専用寮でのお話。
ホルモーシリーズを読んだときも思ったのだけど、京都で大学生をしたかったなぁ。東京のような大き過ぎない街の中で山も見えて。想像してるぶんには伸び伸び楽しそう。
「六月のぶりぶりぎっちょう」
脳内配役は、
滝川先生→有村架純(彼女わりと汎用性高い…!)
ソフィ先生→クリスタルケイ
トーキチロー先生→矢本悠馬
丹羽→キムラ緑子
トクさん→YouTuber三木大雲 -
Posted by ブクログ
ネタバレ京大青竜組という、式神(オニ)を使役して他大のサークルと合戦をする伝統サークルの話。一人百人のオニを使っていて、オニが全滅させられると、ホルモーと叫ばなくてはならない。主人公の俺こと安倍は新歓で、理想的な鼻を持つ早良京子に一目惚れして入会するが、失恋して青竜組を分割し、京大青竜組ブルースとして、楠木ふみらメンバーの協力を得ながらホルモーを戦っていく。
京都の地理とか歴史とか、そういうものが散りばめられていて楽しいと言えば楽しいんだけど、四神相応の話とか中学か高校で習うような話がミステリーのキーのようにして得々と語られるので、いやいやそれくらいは謎を解き明かす感じでもなく名前聞いた瞬間分かるだろ -
Posted by ブクログ
万城目学が描く、“ありそうで、ありえない”京都
『六月のぶりぶりぎっちょう』は、直木賞を受賞した『八月の御所グラウンド』に続く新作。 読んでいてまず思うのが、「京都ならこういう不思議、ほんとに起こりそう」という感覚です。 万城目さんの描く京都には、どこか現実味があるのに、明らかに普通じゃないことが日常のように紛れこんでいます。
今回も、誰もが知っている「あの人」や「あの人」が登場し、「そう来るか!」と意外な展開に引き込まれます。 タイトルの「ぶりぶりぎっちょう」、初めは万城目さんのユーモアかと思ったのですが、実は歴史ある言葉だそう。 言葉遊びのようで、しっかり裏づけがあるのも、万城目作品の奥深 -
Posted by ブクログ
『鴨川ホルモー』『ホルモー六景』『悟浄出立』『プリンセス・トヨトミ』と万城目学作品を読んできて、作風が摑めてきた。
著者は大阪の出身らしい。関西の歴史や文化を絡めた作品が多く、本作も其の一つである。
『鴨川ホルモー』『ホルモー六景』は京都、『プリンセス・トヨトミ』は大阪であったが、此度手に取った本書の舞台は奈良。京都と双ぶ古都である。
他作品同様、ユーモア全開でありつつも随所に鏤められたウィットが秀逸。『坊っちゃん』のパロディは勿論、"運び番"達が一堂に会した旅館の部屋が"ミサキの間"だったりと、細かいところに奥深い味わいがある。
基本的