あらすじ
自衛隊PKO部隊の一員としてイラクに派遣
された榎土三兄弟。彼らの前に姿を現す、か
つてメソポタミア文明が栄えた砂漠の地の底
に潜む巨大な秘密、そして絶体絶命の大ピン
チ。恐怖の襲撃者から逃れつつ、三兄弟はす
べての謎を解き明かすべく戦い続ける。驚愕
のラストまで一気読みの面白さ。アクション
あり神話ありの超弩級スペクタクル巨編!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今回の万城目ワールドは世界が舞台!過去作の傾向からまた関西が舞台かなと思っていたんですが、宝石泥棒→自衛隊→イラクと予想外の方向に広がる展開に興奮しっぱなし。文庫本の背表紙にあるあらすじがいつになく意味不明だったので「大丈夫か?」と思わずにいられなかったんですが、世界史ものとしても、バトルものとしても、SFやファンタジーとしてみても非常に高水準な作品になっており、不安を吹き飛ばす面白さでした!大満足!これはぜひ映画で見てみたいですねー。(今のイラクの情勢見る限り無理そうですが)
※以下、ネタバレ
榎土三兄弟がイナンナに導かれた理由が明かされる場面が特に良かった!伏線回収も見事でしたし、恐竜の化石を追い求める梵天の思いとの対比は震えました。また神の力を得た理由と三兄弟が出した答えは、自衛隊でイラクに派遣されたからこそ辿り着けたものとして本当に見事でした。特に無関係だったはずの銀亀さんがアシストしたという展開も素晴らしい。この4人組、本当に大好きです。
Posted by ブクログ
安心と安全の万城目さん。面白いのわかってるから没入したくて読むまでに重い腰が上がらなかったけどいざ読み始めるとあっという間。頭がいいから文章が読みやすいし、普通に生きてて接することのない世界かつファンタジーなのに"あるある""それな"と思わせるのが上手い。
登場人物皆んないいキャラしてて、話者が変わっても全て飽きなく楽しめた。
Posted by ブクログ
長い、けど長さを感じさせないくらい面白かった。
振り返ってみれば、とんでも設定のオンパレードなんだけど、考察がしっかりしてるから、そんなことは気にならず、いやむしろ、だからこそ楽しめたまである作品。おすすめ♡
Posted by ブクログ
最後の景色を見たくて読み続けていました。 きっと梵天の夢は叶うんだろうと思っていましたが、ちゃんと叶って良かった。 梵地の望みはどうなるんだろう。 彼を愛せずにはいられない。 最高の長編小説でした。
Posted by ブクログ
何やかやで自衛隊に入ってイラクに派遣された榎戸の三つ子(のうちの二人)は失われたシュメールの都、アガデの神殿に立ちその地を統べる神に邂逅する。祝福を与える神に対して「いけ好かない感触」を覚える兄弟と、その様子を見て既に神の時代が去ったことを知る古い時代の冥界の女神。んー、ドラマだなぁ。
メソポタミアの物語に掴まれちゃって恐竜の話は何か影が薄くなっちゃった感がありますが、太古の昔のロマンが溢れ、大変面白かったです。
Posted by ブクログ
本書を読んで良かった事
・チグリスユーフラテスというボードゲームの存在を知った
・メソポタミアの文明は黄河文明より古いという事がわかった
・イラクは石油だけじゃない
・中東と言うより西アジアと呼びたくなる
・遺跡はやっぱりヨーロッパよりもアジア!
・やっぱり万城目学は面白いと再認識できた!
全巻に引き続き榎土三兄弟の苦難は続く。
自衛隊に入隊からのPKO、そして拉致!?
テンヤワンヤノ上巻から下巻も空前絶後の展開が待ってました!
神とゾンビと超空間!!!
久々の超エンタメ小説に満足できました。
上下巻合わせて1000ページ越えって言うのも個人的には加点要素です!
あー 砂漠を旅したい!!!
Posted by ブクログ
上巻最後で登場した戦士がゾンビだったなんて……と一瞬落胆したものの、砂漠の地下で繰り広げられる攻防と、榎戸三兄弟・銀亀三尉・米軍海兵隊員たちの人間模様に惹かれていった。神殿の頂に立つ女がライオンマダムではなかったことも受け入れられた。それは4千年前の神話の世界! しかし、その神話は異星人によるものというSFに発展。宇宙船のシールドがヒトコブラクダ層だったなんて落としどころが面白い。
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壮大。山場が終わってもまだ1冊分くらいのページが残っていて盛りだくさん。キンメリッジがちゃんと少佐を殴ってくれてニヤリ。面白かった!
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はぁー!面白かったぁ。
万城目学ワールド全開でした。上巻では謎だらけのだったのが、下巻であれもこれも回収されていきますよ。万城目学さんのファンタジー好きだなぁ
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なんだかよくわからないとこもあったけれど、化石発掘、砂漠、失われた都…勢いと展開に押されて読みきった。映画化されたら気楽に観られるアクション映画として面白いかも。
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万城目学さんの小説は、いつもスケールが大きい。この小説は、またまた大きすぎる!一緒に砂漠を駆け巡った気分を存分に味わったので、読み終えた瞬間にお風呂に入って砂を洗い流したくなりました!一気に読んだので目が痛い。
万城目さん書いていて楽しかっただろーなあ
Posted by ブクログ
天・地・人は三周くらい回ってやっと落ち着いたが、キリンメッツとギルガメッシュの置き換えは直らなかった
脳内破壊の予感、気づいたら斜め読み
きっちり読むにはスペクタル大巨編すぎて、受けて立つ気合がいる
好きなものをちょこっとずつ
全部トッピングは素晴らしい
Posted by ブクログ
上巻終盤から面白くなり始め、下巻はファンタジックな冒険活劇として、更に面白く、楽しく読むことができました。久々に、万城目氏の剛腕、「妄想パワー」とでも言うべきものに酔いしれることができる、万城目ワールド全開の、読み終えてとても楽しかったなと思えるいい作品に出会えたなと思いました。
Posted by ブクログ
おもしろかった!ときめくワード盛りだくさん、ラクダに、謎の能力に、三つ子に、ティラノサウルス、砂漠!もうどうなるのかワクワクでずんずん読んでしまった。
ただなんでか銀亀さんだけが苦手だったな。
Posted by ブクログ
シュメール人の繁栄と没落と今となってはわからないことではあるが、真実としてなにが当時起きたのか興味を持たせてくれる本。情景描写が私には、読解力不足なところもあり、楽しめない場面があった。今どんな地形で何をしてるのか、場面理解できるとハラハラ度はより高まると感じた。
Posted by ブクログ
これってファンタジー?SF?
最後まで読むと、SF寄りかな、という感じだけど、そこはまあどちらでも良いとして。
メソポタミアという言葉にロマンを感じる身としては、手にとってしまったら買わずにいられなかった。
設定がなかなかユニークで面白いのと、背景となる幅広い分野の知識というか情報がしっかりしているのと(どこから創作か、たびたびネット検索しながら読んだ)で、どんどん読めた。
敢えて気になったところを挙げるなら、会話の文体が少々カタいというか文語体というか、特に高校時代あたりの梵天の発話が、その年代の男子が弟にそんなハードボイルドな言葉遣いしないだろ的なところ。それと複数での会話の場面で、今誰が話してるのかというのが、ちょっと判りにくいところが何度か。
まあ気になったのはその程度か。
ストーリー的には、キンメリッジは宇宙人に雇われてこれからどうすんの?というのと、銀亀にほれるなと言った隊長の真意が気になる(笑)。
Posted by ブクログ
ティラノサウルスの発掘から、いつの間にかイラクに舞台が変わる。いやいやなかなか強引だ。
神は何でもできるのか?神の民は、現代にもいるのか?
文明と神の関係。
メソポタミア文明の発生と崩壊。
古代から現代につながる新たな神話が展開される。
Posted by ブクログ
潜る、翻訳る、先読む、特殊能力をもった三兄弟の物語
確かに梵人の能力があったら無双しちゃうな〜、と思った。
地下古代遺跡に迷い込んで
ゾンビミイラ?に追い回されて
なんとか遺跡の謎を解いて現世地上に戻れました。