谷瑞恵のレビュー一覧

  • あかずの扉の鍵貸します

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    開かずの扉を貸してくれる洋館、
    そこに隠すように、大切にれるようにしまわれているものを鍵として進行していく中編5章で成り立ったお話

    ファンタジーでありミステリーでありハートフルでもある
    オチは少し弱いけどおもしろかったです

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    2024年12月17日
  • 思い出のとき修理します

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    時計の“計”が外れてしまい、『おもいでの時 修理します』の看板になってしまった。まず設定が素敵だと思います。偶然だけどその偶然が積み重なって、いつか来る未来の在りし日に、思い出を探す人が日常から少し外れたどこか不思議な雰囲気をまとう寂れた商店街に迷い込む。きっとこの看板は過去に何かを忘れてしまった、または欠けてしまった人のちょっとした拠り所なのでしょう。そんな拠り所に関わる人物達も素朴で優しくて温かく、時にミステリアスなのが何とも面白いです。

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    2024年12月02日
  • 猫だまりの日々 猫小説アンソロジー

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    ネタバレ

    ハケン飯友
    自身が落ち込んだ際に美味しいご飯とそのご飯を共に食べ、共有できる飯友が現れるなんて素敵だなと思いました。

    白い花のホテル
     小さい頃の出来事が原因で自分が大切に思える人が離れていってしまうと思っていた主人公がお別れした猫と会えるホテルで出会う?お話。
     話したりすることはできずとも、互いに通ずる仕草が今でも互いが思い合っているような温かさを感じる素敵なお話でした。

    猫町クロニクル
     猫の町に住む2人のお話。
    生まれ変わったら猫になり、生前の家族のそばで過ごし、すれ違いながらも互いが互いを思い続けたから得られた2人は幸せになれたのかな
    と。2人の家族からすると幸せとは言い難いかも

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    2024年11月13日
  • 語らいサンドイッチ

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    それはそれは美味しそうな知らないサンドイッチの数々。それだけで単純に楽しい作品。
    前作も大ファンですが、本作はさらにサンドイッチという手段を通じて人の想いや思い出に向き合い引き出す描写に惹かれました。
    ほっこり、美味しく。。

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    2024年10月22日
  • めぐり逢いサンドイッチ

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    うん、好きですこの話(*´ω`*)

    サンドイッチをキーワードに紡がれる人間ドラマ…コレの前に読んだ『スーツケースの半分は』は割と重めのエピソードも有ったのですが、それに比べて各話とも気楽にサクサク読めました\(^o^)/

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    2024年10月03日
  • 異人館画廊 星灯る夜をきみに捧ぐ

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    ネタバレ

    透磨と千景の進展が気になりすぎて、カラヴァッジョや駒川稔の話は理解半分で読んでしまった。透磨は保護者モードをオフにして千景に素直に接しているし、千景も好きという自覚を持っているけど、お兄さん透磨に合うよう背伸びしたい気持ちがあって、18歳の良さがあるなあと思う。逃げるように渡英した10年前と違って、帰って来れる場所がある今度の渡英は、千景にとっても博論に打ち込める環境になるはず。来年は素敵なクリスマスを過ごしてね(くっつくかと思ったらくっつかなかった…)

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    2024年09月16日
  • 異人館画廊 透明な絵と堕天使の誘惑

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    ネタバレ

    やっと千景の過去が明らかになり、記憶を取り戻す回。透磨もカゲロウもバッチリ関わっていて、それでも千景に伝えていなかったけれど、なかなか過酷な誘拐事件。図像術は世界的に失われつつある過去の技術なのに、千景と真柴と日本に2人も描ける人がいるの?という疑問はあるが。千景とカゲロウの距離感が微笑ましくて、カゲロウもアリなのでは…と思うけれど、やっぱりピンチの時にどこからともなく現れる透磨と幸せになってほしいな

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    2024年09月16日
  • 神さまのいうとおり

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    普通ってなんだろう。
    考え方・見方によって、見えるもの・感じるもの様々ですよね。

    昨今薄くなってしまったと感じる事もある、ひとの繋がりの暖かさにホッとする一冊です!

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    2024年09月03日
  • 思い出のとき修理します2 明日を動かす歯車

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    2013年刊。シリーズ第2作。傾向の違う別の作者の本を読んで、良い読後感の中で、中々入り込めなかったが… ファンタジックで、少しミステリー的な味付け、根っからの悪人が全く出て来ないという点でもファンタジーか?
    現実感は乏しいが、それはそれとして楽しめる人にはお勧め出来るかと。

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    2024年06月19日
  • 異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女

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    もともと昔から絵が好きだったけど、図像学というものはこの本を読んで初めて知った。読んでいるうちに図像の恐ろしさを感じつつ、新たな絵の見方にも気づいたような気がした。
    千景と透磨の関係性がこれからも気になるし、キューブの仲間になって私も美術品に関わってみたいなと思った。

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    2024年05月25日
  • 神さまのいうとおり

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    橋の下で拾った子、これたまに見かける親が子供に言う言葉、今は虐待と言われてしまう?でも本当は子供の無事な成長を祈っての言葉。このほかにも古くから伝わるおまじないや言い伝え、その意味。このような言葉には人々の知恵や願いが込められているんですね。

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    2024年05月18日
  • 異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女

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    ネタバレ

    絵画の実物の絵が無いので想像しなければならないのが少し難しかったが、
    文章は読みやすく、登場人物も個性的な人が多く、楽しく読めた。
    でも展開がゆっくりで、半分過ぎてもゆるゆると話が進んでいく印象。
    シリーズ物の初巻なので、2巻以降はもっとさくさく展開していく感じなのかな?と考えたり。
    たまに台詞だけで進むときに、これは誰の台詞?となるときがあった。
    各キャラクターを忘れない内に、2巻、3巻と読んでいきたい。

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    2024年05月17日
  • 拝啓 彼方からあなたへ

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    ネタバレ

    最初は詩穂の雰囲気に合った進行で、まったりしながらも少し不思議なエピソードだったが、死んだはずのきょうこからイタズラの手紙が来てからの加速がすごかった。きょうこと、奈津代と、詩穂の身近にじわじわ危険が迫ってくる感じがゾワゾワした。城山が書いた將君への手紙も、一字でも悩んでた將君に端的に届くもので、將君が自信を持って過ごしてくれたら良いなと思う。近頃連絡をとってなかった友人たちに手紙を書いてみたくなった。

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    2024年05月06日
  • 神さまのいうとおり

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    キリスト教や神道みたいなきっちりとしたいわゆる宗教ではなく、もっとゆるい意味での神さまっていうのは、かつての日本には確かにいたし、それは今にも繋がっているのかもしれない。そんなゆるく存在する神さまや、ともすれば迷信とも思えるおまじないなんかが、とんがってすり切れた主人公たちをゆっくり癒していく。そんなお話です。

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    2024年04月23日
  • 思い出のとき修理します2 明日を動かす歯車

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    前回の《時計屋さん》から《秀ちゃん》呼びにほっこり。
    シリーズ2巻目は、明里の妹が登場して明里の家族関係が明るみになる。
    そして太一の謎が深まる出来事も。
    今回も人間関係の少しの歪みからくるすれ違いを綺麗に修理。
    結婚という言葉にうろたえてしまう明里が「顔が赤い」と秀司につっこまれてその時食べていた「スイカのせいよ」と答えるシーンは微笑ましい。

    私が結婚して実家を出る少し前に1巻と2巻を購入していて、実家に置いたままにしていたのを久しぶりに読んだ。
    調べてみると3巻4巻が出ているらしいので、また続きを読まなくては!

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    2024年04月22日
  • 異人館画廊 失われた絵と学園の秘密

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    ネタバレ

    女子学生と交流ができたり、男子とゲーセンに行ったり、潜入とはいえ千景が普通の高校生活を体験できてよかった。その中で透磨は男子学生に嫉妬して許嫁と名乗ったり、千景への想いを隠さない感じが良い。千景もどんどん透磨に心を開いていくラストだったので、早くお互いくっつけばよいのにーと思うけど、じっくり進むのがこのシリーズと理解。千景の秘密がもう少しでわかりそう?

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    2024年04月20日
  • 思い出のとき修理します

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    都会を離れた美容師の明里が引っ越した先は幼い頃に少しだけ過ごした商店街。
    『おもいでの時 修理します』というプレートのある時計店を営む青年と知り合い、日常のちょっとした事件に巻き込まれる。

    寂れてしまった商店街だが、周りの人達との関係性が良い。
    今どきの子には苦手であろう昔ながらの付き合いも心がほっこり。
    地元によく似た少し寂れた商店街があり、すごくイメージがわきやすい。

    時計屋さんという癒しだけでなく、パンチのある太一の存在もあって、バランスが取れている。

    思いがけず、思い出のときを修理している2人。
    そして最後には2人の思い出も…。

    時計屋さんの悲しい過去も明里によって前に進めるよ

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    2024年04月13日
  • めぐり逢いサンドイッチ

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    一人一人のお客さんに寄り添ってサンドイッチを作る、あったかーい物語。

    出てくるサンドイッチが全部美味しそうで、久々にサンドイッチを作った。トーストに挟んだだけなのに、美味しい〜〜っっ

    もうすぐお花見の季節。サンドイッチを作ってお花見したいなあ〜(*^^*)あとパン屋さんにもひさびさに行きたくなった!あのパン屋さんのいい匂いをまた嗅ぎたい( ´ ▽ ` )

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    2024年03月24日
  • 額装師の祈り 奥野夏樹のデザインノート(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    この作者は西洋画のイコンの話も書いてるし、こういうジャンルがとくいなのかな。
    頼めばなんでも額装してくれる額装師、奥野夏樹。
    彼女はいかにして額装師になったのか。

    登場人物の関係が複雑に絡み合って、少しずつ解けていく感じがとてもよかった。

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    2024年03月18日
  • 神さまのいうとおり

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    お父さんが仕事を辞めて農業をやりたいと言い出したので、お母さんの実家に引っ越して、そこでひとりで暮らしていたひいおばあちゃんと一緒に住むことになった友梨。
    友梨は幼い頃遊んだ田舎の友人たちとすぐにうちとけ、ひいおばあちゃんから不思議な言い伝えを聞かされる。

    専業主夫となった父に、いまひとつ寄り添えないまま過ごしている友梨たち家族だけれど、ひいおばあちゃんがそっと教えてくれるおまじないや風習を聞くと、しだいに心が和んでいきます。
    窓の外には田畑が広がり、川が流れ、稲荷神社もある、そんなのどかな環境の中で、縁側のある日本家屋で暮らし始めた吉住家の人たちが、新しい場所に少しずつ馴染んで、絡まった糸

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    2024年03月10日